AbeCinemaTVさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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昼顔(1967年製作の映画)

4.3

展開はえぐいが、描写は比較的穏やか。そこはカトリーヌドヌーヴ。超絶下品な素材をお上品に仕上げていらっしゃる。うわ、こいつは確かになんか嫌だわってやつがやっぱり嫌なやつなんだなこれが。実際ああいうふうに>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.5

苦虫を噛み潰したような表情で映画を見てしまった。日本の先頭を走る監督が、人気若手俳優を彼らのイメージのままに登場させ、堅すぎる配役で脇を固め、使い古されたベタ展開を詰め込み、みんな大好き難病恋愛ものを>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

Filmarks試写会にて。
主演の子がとにかく可愛い。素直すぎて色々理解できていない、けど純粋で究極の善意がそこにはある。半自伝的なところもあるからか、ものすごく盛り上がるかと言われるとまた違うとい
>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.2

ありとあらゆるいけない関係性が出てくる。ちょっと俺には難しかったが、今考えると、パラサイトとか、聖なる鹿殺しとか、そういった類の映画なのか。若い青年が家族をぶっ壊しにかかる。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

4.3

万人受けはしない!それは間違いない!が、異常な緊張感がズーっっと続く異常な映画。まずは、あの音!がいつなるかわからない、という状況作り出したの強い。そしてそれと掛け合わせて固定ショット、ロングテイクが>>続きを読む

セルピコ(1973年製作の映画)

4.3

この時のアルパチーノみたいに自信満々で突き進んでいって、決してうまく行くわけではないけど、ああいう女性の誘い方いいなって思ってしまったな。ディパーテッド的状態になってましたね。(なんか他にもそういう作>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

みんな大好き「シェフ」!みてなかったんです実は。てかこれはMCUのマルチバースか何かですか??ジョンファブロー、ボビー・カナヴェイル、スカヨハ、さらにはあの人(あの人はあのままですw)まで。ダスティン>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.3

やっぱりトムフォードの映画いいわ〜。序盤から度肝抜かれる。あとあるトイレのシーンでああ、それ映すかあって思う。(ここ苦手な人はいるだろう)ジェイクジレンホールが基本的にはまともな人だったが、あの襲われ>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

4.5

あまり知られていないし、俺もたまたま見たけど、やはり大河臭の強い中国映画。本作も中国の長い歴史の一幕を垣間見ることとなった。奇跡的なサバイブ映画の一面もあるが、やはり辛い展開も多い。悲しい。悲しすぎる>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.2

冒頭こそもう少し早く話が進んでほしいきらいはあるが、名優たちの小粋な演技と小刻みに進んでいく展開に心地よく鑑賞できるタイプの作品。それにしてもあんな警備だったのかなほんとに。NHKをぶっ壊す!みたいな>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.9

いかにも大作な立て付けの本作。昔ながらのハリウッド大作というか、やはりどうしてもいろいろツッコミどころがあり、よくできてる〜とは言い難い。。まず冒頭のあの顔が、年月経ったとはいえ、ああなるかね??あん>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

4.4

大傑作!!!しかも思いのほかエロいじゃないか!大人などうしようもない生々しいというかむしろいやらしくないエロスが満点!やはり今泉力哉力なのだろうか??今泉力哉さんって身近な濱口竜介さんっていう感じの作>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.3

なんかこう事件の捜査がどんどん本題から逸れていくっていう映画他にもあったよなあ、って思いながら今日に至っている。トゥルーライズかな、と思いつつ他にもあった気もするんだよな。なんだっけな。。ダメダメなチ>>続きを読む

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

4.3

恐ろしいのは、チャップリンの独裁者の時もそうなのだが、今みれば、明らかにやばい、恐ろしいことが起こっていても、当時はいわゆる連合国側の視点というか欧米社会からの視点というか民主主義社会からの視点から見>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.6

これとんでもないぞまじで。前半の緊張感、悲哀と慎ましさが絶妙なバランスから後半怒涛にベタながら、確実な正攻法としてのベタ展開を重ねに重ねることで涙腺をとんでもなく刺激してくる。映像の美しさもピカイチ。>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

4.3

久しぶりに二時間でNO予習できっちり冒険できるファミリー映画!トムホが生身でスパイディしてくれる!バンデラスがめっちゃカッコいい!
女性キャラ良かった!

冒頭の引っ張りが潔くないのが気になるが、イン
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.3

花束より残酷だったよ。より普通だからより救いようがないと言う。しかもジャームッシュ風味。いい映画です。

#花束みたいな恋をした の次に流行る恋愛映画はこれだ!
#ちょっと思い出しただけ
今までの恋
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ソウ(2004年製作の映画)

4.2

ダニーグローヴァーってちょいちょいこういう出方しているイメージがある。恥ずかしながらSAWこれまで未見でした。怖いの苦手なんだもん。前半特に痛そうでやっぱりちょっと目を覆いたくなる場面はありましたが、>>続きを読む

ディーバ(1981年製作の映画)

4.3

若干前半ストーリーにエンジンかかるまでに時間がかかった印象があるが、動き出してからはいくところまでいってくれる。と思ったんだけど、よくよく考えると前半はちゃんと変態な人たちが出てきて、変態なことしてく>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

話が乗ってくるまでにちょっと時間かかったかなー。惜しい。そもそもゴーストバスターズなのでゆるさを期待してたけど、前半は悪い意味で真面目だったかな。。。後半はあれよあれよで楽しさ満点。ただ田舎なのも個人>>続きを読む

こころの通訳者たち~what a wonderful world~(2021年製作の映画)

4.3

これ、とんでもない映画だよ。まず、舞台で俳優たちの演技を舞台上で手話でも演技する手話俳優たちのドキュメンタリーが流れて、さらにそこからそのドキュメンタリーに目が不自由な方々のために、音声ガイドをつける>>続きを読む

麻希のいる世界(2022年製作の映画)

4.3

変態な映画です。ストーリーも演技もキャラクターも。
演技が全く映画的ではなく「お芝居」。最初、ドン引きしますが、こういうもんだと思いながら見ると慣れてきます。むしろ心地よくなってくる。最初本当に、うわ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

ドラマティックな展開のミルフィーユ。これは良くできている。Filmarksの高得点も納得。漁の話と歌の話の2軸がとにかく強力。しかも笑いもあり、ラストはマジで結構主人公が追い詰められ、決断を迫られる。>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.3

#さがす 見た〜!いびつ、歪な映画だ。完成度という言葉で語るには向いてないかもしれないが、変化球としてものすごい威力がある。重いが、軽さもある。いい意味でダメージが、威力が高い。しかし、主演の伊東蒼さ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.4

やはり親と子の確執がテーマになっている。このコロナの状況において、非常にテーマが深みを増している。陰謀論や、流行症に関する過剰な反応など。今見るの特におすすめ。字幕が多すぎて、読むの大変かも。一匹狼み>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.3

やっぱり仲の悪い兄弟と親の話。ジーンハックマンがやっぱ好きだなあ俺は。ベン・スティラーってなんで赤いジャージずっと着てるんだろう。劇中で語られてたっけ?グウィネスパルトローも他の作品での大人っぽい雰囲>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

面白い面白くないというより、むずかった。
意味を考えるのに時間がかかります..
雰囲気としては、今までのウェス作品の方が好きでした。
今回は本当に映画オタクな感じが前面にでてたかな。いままでゆうてわか
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ軽率に行動する主人公だが、そこまでお咎めがない時代のお話。80年代だなあ。戦い方プロレスラーっぽいなと思っていたら、やはりプロレスラーだった模様。とんでもなく長ーい戦いがあり、めちゃくちゃ>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.3

あの人とあの人の贅沢な使い方よ。最初のあの人が走ってるところだけで最高なんだよな。ジェイソンシュワルツマンとあの方とのロマンスがたまらない。オーエンウィルソンはちょっと病気なのではと思うが、彼も彼で辛>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.3

とにかくやりまくりだけど、ほんとにやりまくりなんだなって思わせるちゃんとしてる映画だと思うよ。震災という背景もあって、遊びで作ったわけではなく、真摯な作り手の思いは十分伝わってくる。

Amazonで
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

この作品があることでよりノーウェイホームの展開っていうのは正直予想しやすい部分がある。ノーウェイホームに関して過去作をきちんと追えてない人にとってはどうなんだろうかということ思っていたが、この作品に関>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.3

うっかり見逃すところだった。めちゃくちゃすごいぞおおおおおこれ!!!!!!あれよあれよと進んでいって、アクション、サスペンスがもう超高密度で詰まっている。めちゃくちゃシリアスかと思いきや、どべたなコメ>>続きを読む

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

4.1

ジョンカーペンターのB級ホラー。ジョンカーペンターはB級ホラー。知った顔が何人か出てきたね。ジェイミーリーカーティス若いっす。ラジオの私物化もいいとこよ。色々あった人たちは特に理由があったわけではない>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.3

悪の法則イズムが見れただけで私は満足です。倫理観とかわかりやすさとか求めていくなよ。皆当たり前だけど衣装もすごい。アダムドライバー惚れちゃうなあ。心底いい人なんだけどねえ。女性に焦点を当てるリドリース>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.5

さ、さ、最高だあああ。俺にとってはスパイダーマンよりも断然イーストウッドw 本物のヒーローっす。
7,80年代のイーストウッドだあー。センチメンタルアドベンチャー、グラントリノの流れを組んでいるといえ
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.1

俺の記憶の中で思ってたより悪くなかった。スパイダーマン辛いなあ。
ラスト、ヴェノムアホだったなあ。でもやっぱり1から考えると色々無理あるような。やっぱ3になるまであの件言ってないのおかしいよ〜警察。