斎藤諒士さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

斎藤諒士

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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.3

ことあるごとに深呼吸してないと見ていらんない。

外国語詞の歌ってちゃんと内容理解しないで聞いていることが多かったけど、これからはちゃんと理解して聞こうと思った。古い歌とかは特に。

たまたま(2011年製作の映画)

4.0

蒼井優の表情の演技さすがだ。
喋らなくても、憂いとか喜びとかが豊かに表現できる人はあんまりいない。
人じゃない役をやれたのは蒼井優だからこそだろうと思う。

そして色味が美しすぎやしませんか
音楽、高
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

ピアノの音やら木漏れ日やら自転車やら池やら、美しいものが画面から溢れて溢れて、涙はこぼれないのが良い。
17歳の不安定さがすごくリアルでグザヴィエドランのそれを感じたな。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

こういう映画が見たかったー。
大好きだこれ。
タクシー運転手達の短編集みたいな感じで、雰囲気がカッコいいのとか、面白いのとか、寂しげなのとか。世にも奇妙な物語のお洒落版みたいだった。

どの話にもどこ
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都会のアリス(1973年製作の映画)

4.2

なんだろうこの感じ。不器用なおじさんと子供の組み合わせっていつでも最高だよ。レオンとかクレイマークレイマーとか大好きだもの。SOMEWHEREもちょっと思い出した。

全体の物語は寂しさに溢れてるんだ
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.0

映画館はじじばばで超満員だったのでユーモラスなシーンでの笑い声が臨場感たっぷりだった。

山崎努と樹木希林、沖田修一監督のありがたい映画。もうちょっと他の登場人物を削って2人のシンプルで濃密なかけ合い
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ホテル・ハイビスカス(2002年製作の映画)

4.3

あるひんけつ
もりのなかんちょう
くまさんにんにく
であったんこぶ

みえこちゃんかわいい。
ぼくのなつやすみを映画化したらこんな感じになるんだろうなぁ。
ちょっと寂しい感じとか、幽霊とか、子供の感性
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.9

ブルースウィリスは爆発が似合うなぁ。
ミラジョボビッチがすごくかわいい。
オカマの声がデカイ人は楽しくて好き。
賑やかでよろしい。

インセプション(2010年製作の映画)

4.1

夢の中でおしっこをすると、現実でおねしょをしていることが小さい頃あったけど、それをとんでもなくクールに仕上げた映画。

最初の方は難解で挫折しそうだったけど、それを超えると、とても面白い。
とは言って
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おれが見たいのはこんな映画じゃないのになぁと思いながらも見てしまう映画だった。もっと幸せなご飯を美味しそうに食えよな。

蒼井優がすごい。他にこの役をやれる人が思いつかないくらい。

演出はあんまり好
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

寂しくて、悲しくてなぁ
でもそういう物語は美しいんだよな
良いブルーだ

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.1

命がけで仕事してきた男の話。
自分の仕事と仲間に絶対的な信頼があるからこそ、一生懸命自分も働いて、居ても立ってもいられない難題も仲間に任せることができる。
熱が足りないってシーンかっこよかった。

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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

難解なセリフの洪水がすごくて、何言ってんのかよくわかんない。でも、それが日本の政治っぽさを表してる。
演出がさすが。
ゴジラとの戦闘じゃなくて日本の体制をメインに映している。一般大衆に向けた映画と思わ
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.6

見るのを待ちに待っていた。
全キャラクターに愛着があるもんで、相当でありました。まじでワクワクしたぞ。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

ただただ、殺すな。
ユダヤ人、ポーランド人、ドイツ人とかよりももっとひとりひとりの人間だし。
僕のまわりでも、中国人を変な見方するジジイがいたりするけどホントしょうもねぇなぁと思う。それこそ洗脳だよな
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生きる(1952年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「てめえ 命 惜しくねぇのかよ」と言われた時の課長さんの表情は、なんとも嬉しそうで生に満ち溢れていて、あれがこの映画のクライマックスだと思う。ブランコシーンもいいけど。

あと、あだ名を付けられたとき
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.1

初めて北野武見た。
色味がヒリヒリする。

タクシー運転手になった子の高校生時代好きだな。臆することなくラブレター書いて偉い。

あと久石譲の曲が最高。
使い所もうちょっとここぞという時にした方が好み
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ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

3.3

今見終わったんだけど、奇跡的にストーリーを何ひとつ覚えてないな。

真面目な顔して本人も真剣になってるけど、側から見るとくだらないのは好き🌞

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

街のネオンがタクシーの窓越しに雨で滲んでいるのがとても印象的。そこにくすんだ音のジャズがかかっていて、ロバートデニーロが優しそうな顔をしつつも、また渋いんだ。とても格好いい。
最後の方のシーン、血まみ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

是枝監督の昔の感じ出てるなー。
誰も知らないみたいなエグい現実感というか。

この映画は誰が犯人だとか、真実がどうとかいう話ではない。そこを語らないということは、表現したい部分ではないんだと思った。た
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

4.6

夫婦二人の信頼関係が分厚すぎる。二人の愛はでかすぎて、そこには必ずユーモアが添えられてて、すごく健やかな愛であって。スティーブが悲しげな時はダンスするってやつ、グッとくるなぁ。

結婚したり、子供が出
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.7

そっちと繋がるのね〜〜。

ヒーロー着地が一番笑った。
膝に悪い。

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

マイティ・ソーはよく分からない単語が出てくるからいつも置いてけぼりになる……
神話みたいな単語が分からん……
でも雷様かっこいい⚡️

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

みんなキャラクターが立ってるからチーム感出るんだなぁ。それぞれの能力というよりも性格が特徴的なのがとても良い。感情移入しやすくなってくる。例えるならワンピースみたいなチーム感がある。

視覚効果の色味
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.9

映像がすっげえ。
映画ってもう何でも出来るんだな。

ドクターストレンジ舐めてたけど、めちゃめちゃ能力強いじゃん…… これアベンジャーズの人は誰も敵わないでしょ。せめて現実で戦えよ……

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.3

映画館がオタクで溢れかえっていた。隣の隣の席でオタクの女性がグヘグヘ独り言呟いていたし、チェックシャツ眼鏡、ジュラシックパークのTシャツ着たお兄さん、これはあんたらのための映画!

スピルバーグもオタ
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.9

なんだこれ……
頭おかしすぎてめちゃくちゃ面白い笑

途中で挟まってくるストーリーと全然関係ない話がホントに狂ってる。後から話が繋がるやつか!と思いながら見てたら何も引っかからずにエンドロール突入する
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

高畑監督は社会問題を上手に取り上げて人々の心に響かせる。
多摩ニュータウンの開発で森林が伐採されていき、動物の暮らす場所がなくなっていく。化けたぬきが奮闘して山を人間から守る話。

小学生の頃、人間を
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

圧巻だ……
世の中が名作名作とか言うから今までずっと敬遠してた黒澤作品だけど、めちゃくちゃ面白かった!てっきりお堅いじじいが腕組んで見る映画かと思ってた……

ユーモアがふんだんに盛り込まれてるし、ド
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

人間の心の形や色を映像化するのが天才的に上手いんだよな。
尖った部分やへこんだ部分、ざらざらしたところやぬめぬめしたところ、くすんだ色とか滲んだ色とか。

人間と人間の関わりというのはパズルのピースと
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

どうしても死にたくなった時、自分の葬式に来てくれそうな人を思い浮かべてノートに名前を書き出しまくったんだけど、それを思い出した。
大切な大切な人たちが自分の周りに大勢いることに気付いて、そのことに涙が
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.4

年季の入った声が耳から自然にすぅっと入ってきて、その言葉がしみる。

コツコツ、ゆっくり


2018.4.16
ほぼ日刊イトイ新聞の今日のダーリンが、ちょうどこの映画にぴったりなテーマだったので引用
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.6

すごくいい話だけど、ズルい。
締めが自己啓発本みたいなこと言っててうるさかったなぁ。キラキラしすぎて。
そして、未来……??

でも、メアリーはめちゃくちゃかわいかったので最高だった。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.9

岩井俊二は青い映像を撮るの上手だ。クラゲを見つめるシーンがとても綺麗だった。

ストーリーは暗喩のような裏設定のような、岩井俊二ならではのもので好き嫌いが分かれそうだと思った。
でも最初からファンタジ
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.5

分かっていたけど、すごく泣いた。
納棺の丁寧な手さばきが故人に対する尊敬に溢れていて、言葉無しでそういう気持ちが伝わってくるのがとても良い。
納棺の仕事を見下したり嫌がっていた人達が、その丁寧さを見て
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