上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

南極物語(1983年製作の映画)

1.5

日本映画専門チャンネル4Kリマスター(2Kダウンコンバート)で鑑賞。公開当時は観に行って、なんちゅう大味な!南極と犬で持つか?持ちません。再見して思うのは、ヴァンゲリスと南極の風景だけで、諦めるしかな>>続きを読む

女渡世人(1971年製作の映画)

2.5

オープニングが結構アクションだと思いきや途中で端折られる。藤純子見る映画としては、面白い。銃の扱いが今ひとつ感があるなぁ。小沢天皇は、芸人入れるの好きだな。夫婦どつき漫才師の敏江玲児や白木みのるや芦屋>>続きを読む

Phil Tippett: Mad Dreams and Monsters(原題)(2019年製作の映画)

3.0

WOWOWで「マッドゴッド」に続いて鑑賞。フィル・ティペットの歴史と現在のCG発展に繋がっていることがよくわかる。「ジュラシックパーク」の絶滅から「スターシップトゥルーパーズ」で進化して今に至る。面白>>続きを読む

マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.0

フィル・ティペットってアングラなんだぁ。しかしダークサイトな作品である。似た様な「ジャンクヘッド」の方が愛嬌がある。

続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.5

前作よりエンタメ感が上がった作品。前作からの連続しているんだけど全部一回チャラというのが見事。小山明子が美しい。相変わらず部隊内の抗争と暴力支配に抵抗する二人そして完全BL映画。そして終戦間近の満州を>>続きを読む

兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.8

久しぶりに再見。満州での話だが、ほぼ連隊内暴力と陸軍のヒエラルキー、部内抗争そして勝新太郎と田村高廣のBL映画だ。へそ酒って、この映画で知った事を思い出す。増村保造の相変わらずのテンポの良さに唸る映画>>続きを読む

裏切りの街(2016年製作の映画)

2.5

前作「何者」が演劇と映像ミックスで面白かったが、今作は、映像作品。演劇の映像化。やっぱり三浦大輔は、演劇の人だなぁ。内容は、昔だったらロマンポルノな内容。脱げる女優って寺島しのぶなんだなぁ。腹くくって>>続きを読む

カンゾー先生(1998年製作の映画)

3.0

高田文夫のラジオビバリーヒルズに柄本明が出ていて、そう言えば久しく見てないなぁ本作と思い出して再見。劇場公開以来。 おそらく自分の父親を投影している事は、よくわかる。前作「うなぎ」を見て脂が抜けた感じ>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.0

こんなに、スパイダーマンがいるとは知らなかった。3Dアニメでセル画ポイのもあってかなり、尖ったアニメ。日本アニメぽい感じもあり、手塚治虫オマージュかな?エンドクレジット全部見る様になっているので注意。

さくらん(2007年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

前見た時もなんで製作したのかなぁと言う感じ。大体原作で主人公は美貌のってあるんだけど、土屋アンナが美貌かと言うと世間の判断に任したくなる感じですね。菅野美穂主演でも良さそうなんだけど土屋アンナ。そして>>続きを読む

ガチ星(2018年製作の映画)

3.0

「聖域サンクチュアリ」からの本作鑑賞。本作は、サンクチュアリの元ネタである。ダメダメシーンは、結構面白いが無駄に多い。ちょっとハショリスギナ感があり、見たいシーンを見てない感じがする。後半の競輪シーン>>続きを読む

間諜(1964年製作の映画)

3.0

中島貞夫が脚本に参加している。時代劇スパイ映画でアクションは結構もたついてる感がある。しかしB級時代劇ながら斜陽の映画業界ながら阿波踊りのシーンや後半の秘密基地あたりのシーンは、豪勢だ。緒形拳が新国劇>>続きを読む

序の舞(1984年製作の映画)

3.3

追悼:中島貞夫。この辺りが脱げる女優最後の頃かもしれない。名取祐子は、これで一本立ちした印象がある。再見しながら、姉を水沢アキがやってたんだぁ。そして、どちらかというと岡田茉莉子映画なのだ。岡田茉莉子>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

2.8

ほぼ意味不明な映画だ。前衛的と言えば前衛。よく日本アカデミー賞取ったなぁ。あんまり意味無いけど。藤田敏八の俳優としての存在感が際立つ。鈴木清順は、よくわからないという事確認するための映画。

硫黄島(1959年製作の映画)

2.0

宇野重吉監督作品ってあるんだと。話は、硫黄島から帰還した男が死んだものを想いすぎて、PTDS症候になってる様な話だ。芦川いずみが初々しい。ラストに宇野重吉チラ見せ。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.3

スピルバーグも自伝映画撮るんだと言う驚き。両親が亡くなったので製作に入ったと言う話もある。ドキュメント「スピルバーグ!」では、両親や妹たちも出てきていたが母親の件については触れてなかった。「リバティバ>>続きを読む

やじきた道中 てれすこ(2007年製作の映画)

2.0

平山監督は、「しゃべれども、しゃべれども」で落語ネタやってるが成功してない。多分落語好きなんだけど、平山監督は、シリアス向けな人。勘三郎と柄本明は芸達者、小泉今日子は、?って感じ。とにかくテンポと間が>>続きを読む

季節風(1977年製作の映画)

1.8

「黙示録」で奥山和由が初めて助監督についた映画だそうな。斎藤耕一監督に会いに行き、いきなり助監督になると言うくだりは、正直怪しい。ただ当時の映画状況を正確に語っている。かなり絶望的で内向きな映画界。本>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

会社の取締役が5回も観たと!仙台から出てきて方言かましながらジャズに熱中していくのは面白い。でも、原作にはあるかもしれないけど何に影響されて膨大なジャズ知識はどこで。なんか悩んだり練習しているシーンは>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

長らく坂元裕二は、テレビ脚本家の認識で映画は、最近のイメージだ。怪物については、色々ご意見あるのだろうが、「常識」の事だろう。「常識」世間一般的に都合が良く、時代と共に変わっていく。羅生門スタイルによ>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ドウカシテイル天才女性指揮者の話だと思ってみてたので、あんまりドウカシテナイので、もっとおかしくなってくれないかなぁ。ケイト・ブランシェット最強!ラストは、唐突な感じで終わる。ウーン意味深すぎて訳分か>>続きを読む

暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.8

これは、解説がないとほぼわからない。DOMMUNE 町山智浩、ピーター・バラカン解説で鑑賞。これほどまで宗教映画だったとは!刑務所の話に落とし込んでいるのがすごい。多分解説ないとナンジャコリャ映画の一>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

2D吹き替え版で鑑賞。ロケットの声が加藤浩次なんだぁ。ガッチリじゃないなぁ。長時間映画なんで吹き替えにしてみました。まあベタ演出ベタストーリーもここまでくると安定のエンタメですね。他のシリーズより個人>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

デミアン・チャゼルが考えるハリウッドサイレント期からトーキーへのオマージュ?リスペクト感はないなぁ。確かにエログロで下品。「ララランド」x 「ニューシネマパラダイス」な映画。ラストの「雨に唄えば」の引>>続きを読む

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

2.8

メカゴジラの造形はカッコイイ。特撮も昭和な特撮感とCGがうまくいっている。見ながら、「平成ガメラ」と「エヴァンゲリオン」の影響直撃ゴジラ映画ですね。釈由美子が無口な機竜パイロットを演じているが、あまり>>続きを読む

ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

2.8

バーニングゴジラの造形はかっこいい。デストロイアの造形は最悪で小学生が考えた怪獣だ。人間パートドラマは、全作通しても面白いとは言えないが本作は特にひどい。ジュニアって?なんじゃい!川北特撮のわかりやす>>続きを読む

秋津温泉(1962年製作の映画)

3.5

図書館で岡田茉莉子の自伝を借りて読んだので本作を再見する。自伝の中でもメインとなるエピソードが多い。自伝を読んで見ると彼女の生い立ちを想起させるシーンが多かった事だ。100本目の記念作品にしたかったの>>続きを読む

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

2.8

何回見ても大河内傳次郎が何言っているかわからない。エノケンの動きを見る映画ですね。後の「乱」におけるピーターの原型を見ることができる。能や歌舞伎に詳しい方にはより面白いんでしょうけどねぇ。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.0

黒澤オリジナルがとんこつ味なら、本作は、あっさり塩ラーメンな印象だ。いきなり画面がスタンダードでオリジナルに寄せてきたので驚く。抑制が効いた音楽と落ち着いた撮影でオリジナルとの違いを際立たせている。オ>>続きを読む

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)

2.5

今はなき名宝会館前をバトラが進撃していく。会社帰りに行ったなぁ名宝会館。モスラは、ぬいぐるみにしか見えん!

生きる(1952年製作の映画)

4.2

2023/5/1
「生きるLiving」を観て、改めてオリジナルの数々の実験に黒澤の凄さを感じますね。音の設定や音楽の使い方が抜群です。パンフォーカスとズームやパンそして編集。ある意味、傑作を作りなが
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

中国語と英語が混じりながら進んでいく。マルチバース物ですが同時に多言語作品でもある。アカデミー賞を先に見たので主要キャストの履歴を考えると感慨深し、評価に影響してまうね。予想してたとはいえ、どうかして>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.0

何という力技な映画。そして歌とダンスに超スローモーション。ウーン愛国的な映画で正直それでいいんかい!という気もしますが。あってもいいけど、ガンジーはいらんのかい!という気にもさせる映画ではありますね。

三文役者(2000年製作の映画)

2.5

晩年の新藤兼人映画は、正直辛い。役者に演技を任せているのか芝居が大げさな感じが多く見てられない。本作は、殿山泰司を軸に近代映画協会の社史みたいな映画。竹中直人がだんだん殿山泰司のコピーが完璧になってく>>続きを読む

実録エロ事師たち 巡業花電車(1974年製作の映画)

3.5

やはり、設定が面白いのと殿山泰司主演という事で続編が早速登場した感じだ。どちらも1974年。前作とほぼ同じキャスティングだが脚本は、田中陽造。助監督に山口友三。殿山泰司だけで映画になる。俺たちの榎木兵>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

2.0

なんか思ってたのと違う。グレムリンの由来を初めて知る。映画じゃないんだと。しかし、荒唐無稽だなぁ。クロエちゃんは、結構ガタイがいい。女兵士物やってもいいんじゃないかなぁ。話全体に、なんか無理がある。