ipekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.0

純粋に疑問なんだけど、死刑制度反対論者って自分にとって大切な人がむごいやり方で殺されたとしてもその犯人の命乞いするの?
ゲイル、君の最愛の息子が殺されても君はその海よりも深い主張を貫けるのか。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.9

始めから終わりまで一瞬の隙なく面白い。
どんでん返し系の中でもトップクラスに好き。
殺害シーンも全くグロくないので、さくっと、かつ絶対に楽しめる映画を観たいと思っている人全てに勧めたい。

ウィッチ(2015年製作の映画)

2.3

観ていて飽きることはなかったけど、何がしたいのか全く分からず。
主人公の女の子ラストが一番楽しそうだったから良かったのか…?
信仰はほどほどに。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.4

20年前か〜発想がすごいよね
今でいうテラスハウスみたいな感じ?
私は他人の日常を覗きたい願望が全くないんだけど、実際トゥルーマン・ショーが放映されたら皆観るのだろうか
盛り上がりには欠けるけど結末は
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.4

物語の筋は別にすごく面白い訳では無いが、ディティールに対して(大笑いと言うより)じわじわくる感じ。
ハンドくん有能で好き。
夫婦のラブラブっぷりが見ていて全く不快ではなく、案外私の中で断トツの理想の家
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

少年たちの個性があまり描かれず、大人になった彼らが誰が誰なのか判別するのに苦労した(ジョンとトミー、逆だと思ってた…!)
あと復讐はインチキ裁判ではなくもっと派手にやって欲しかった。ミートローフ食べて
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シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

2.8

何が人の人生を変えてしまうのか(良い方向にも悪い方向にも)分からないという事実を受け止めきれなかったんだろうけど、へこたれるな頑張れよとも思う。

裏窓(1954年製作の映画)

2.4

サイコが面白かったからヒッチコック繋がり+グレース・ケリーって神がかった美しさは有名だけど実際に映画の中では観たことないな…で借りてみたけどシンプルに退屈。
中々事件が起こらないことにやきもき、起こっ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.9

ここでの評価は低めだし、オチも本を読んで元々知っているしで鑑賞を躊躇していたのだが、どうしても気になり、雰囲気を楽しもうということで観た。
そして(比較的)低評価のわけが分かった。
まずポアロだが、ビ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

イマイチ緊迫感が感じられない雰囲気の中バタバタ人が死んでいく。
総体的にずっと眺めているのがややしんどい。
何が表現したいのかよく分からないし、純粋に娯楽映画として面白いわけでもない。
冒頭で平然と嘘
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見えない恐怖(1971年製作の映画)

3.5

犯人の動機もBGMのセレクト&かかるタイミングも登場人物たちの髪型もよく分からないし、
終始不思議な感覚に包まれる映画だったが、88分という短さもあり飽きることは無い。
やはりアイディアの新鮮さって大
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サイコ(1960年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

毎分先の展開を予想しながら観ていたけど、その都度裏切られてそう来るか〜と感心した。
ジャケ写のせいかホラー映画の印象が強かったけど全くホラーではない。サスペンス?
クラシックな雰囲気は感じるのに古さは
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり長い上途中で飽きて流し見していたのでよく分からないまま良い感じの雰囲気で終わっていた(それは私が悪い)。

詐欺師になる動機がくだらないし、その手口もあっと驚くような鮮やかなものというより、自信
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.4

着想と構成は良いけど展開と帰結がイマイチ。
笑える箇所、うーんなるほど、、となる箇所もあるものの、端的にあまり面白くないので2時間長かった。
結末を受け手に委ねるタイプは好きだが、あまりにも"?"な部
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

1作目にかなりがっかりしたので、それと比べると格段に面白かった。
派手なアクションよりはまさに魔法のようなCG、演出の素晴らしさにひたすら感心できたからかも。
もちろんエンタメとして完全に楽しめはした
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(1960年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧に好きな映画。
淡々としたカメラワーク、
囚人たちの友情、
味のある刑務官、
Philippe Leroy(正義感が強く目が綺麗で甘党、格好良くかつ可愛らしくて推せるマニュ…最近観た映画のキャラク
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.0

137分という尺+じめじめと暗く進んでいくのに長さを感じなかったし、鬱映画は大好きなので面白かった。
つらい記憶は早く封印した方がいいし、嘘をつく内容と相手とタイミングはよくよく考えた方がいいし、思い
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ミザリー(1990年製作の映画)

5.0

ハイテンポなBGM、山道を走る車、中央に現れるタイトル……
これは…いけるぞ…!と思ったら…
完璧。
キャシーベイツの演技力にひたすら圧倒された。時間も丁度よく、結末までの緊迫感が飽きさせない。ラスト
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

私はちょっと良さが分からなかった…
時間もせめて90分くらいで良さそう。
序盤も序盤(タイムワープ アゲイン!のところまで)はまだ楽しめたんだけど
本作の主要テーマである「性」の描き方が思っていたのと
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

告白小説、その結末を先に見てしまったためか、寧ろこちらの方が既視感というか二番煎じ感が出てしまった個人的に不本意な結果に。
フィンチャー作品はやっぱりこの狂った世界観が好き
なんだけど、悪い意味で壮大
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

4.2

大好きなエヴァグリーン、本作ではいつもの妖艶な美しさに可愛らしさが加えられ(髪型やメイクのせい?)素敵すぎて序盤は内容が入ってこなかった。
落ち着いた低めの声も最高に好きです結婚して〜〜!!!
と、そ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.4

今から15年前に作られたこと、後のタイムリープ系映画に(おそらく)影響を与えたことなどを鑑みると脚本はいいのかもしれないが、過激な描写が多くハラハラするし、如何せん登場人物が好きになれない。(好感持て>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.5

『パンズラビリンス』にかなり似ていて、かつ『永遠のこどもたち』の下位互換といったところ。
母親も父親も責任感なさすぎ。
比較的静かに進行するので109分より長く感じた。
一番好きだった3つの物語の描写
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.3

面白かったーーー!!!!
尺は割と長めだけど飽きない(ダレない)し、どんでん返しにどんでん返しを重ね、結局そういうオチ?!と驚かされ、若干引き、そして観客の好奇心をさらっとノックしていく結末にも満足!
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

そこにいるだけで人を死に追いやる極度の寒さと、先住民、特に若い女性が苦しめられている残酷な犯罪および現状があまり伝わってこなかった。
微細な寒さの演技というのは難しいかもしれないが後者においてはもっと
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

2.0

観ているこちらも「不健康」になりそうなオープニングや胸糞の極みのような小説の内容を乗り越えた先に深いメッセージやテーマがあるからこの高評価なのだろうと、縋るように観ていたがそういったものは全く見受けら>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

学歴社会において試験は戦場よりダイレクトに個人の運命を決める、恐ろしくかつ厄介な代物である。
遡れば科挙が行われていた頃から人々は下着に答えを書くなどあらゆる手段を使いカンニングを行ってきた。
そこに
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.7

酷評の理由
・メタ的な展開、伏線回収が人気の理由なのだろうがそこまで目新しい発想ではない
・最初の40分を耐えれば面白くなるという声を聞くが、個人的には後半はまだマシになった程度だしそもそも40分間も
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

批判を承知で言うと、私はデザイナーベイビー賛成派だ。
人が一定数存在する中ではどう転んだって差別が生まれるわけで、それをあらかじめ出来るだけ防げるとしたらそうすべきではないかと思う。
そもそも皆が互い
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.4

終盤あたりで真犯人の予想はついたので本作の醍醐味であるところのどんでん返しをあまり感じることが出来なかった。
時系列がごちゃごちゃで展開に付いていけず、退屈

第七の封印(1956年製作の映画)

3.5

娯楽映画ではないので、正直別に面白くはない。
が、神を疑う発言をしながらも神に祈らざるを得ない主人公(清廉な雰囲気で素敵だった)や全てを悟り切った皮肉屋な従者、ほのぼの旅芸人家族など様々な性格の人物、
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エスター(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

そもそも既に子どもが2人いて(しかもそのうち1人は聴覚障害)養子を引き取る心理、死産した子を異常なまでに引き摺る心情、脳-下半身直結型の愚鈍な夫と満更でもないアル中の妻、、設定からして色々と理解できな>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.5

エクスマキナで魅力的な俳優さんだなと注目していたドーナル・グリーソンは期待以上。打って変わってハイカロリーな役どころだけどお茶目に、全力で、かつスタイリッシュにこなす姿は推さざるを得ない。
そして本作
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

「怒りは怒りを来す」
頭空っぽな彼女の言葉が作品全体を表している。
犯人逮捕に至るまでのサスペンス映画だと思っていたがそうではない。黒人、メキシコ、同性愛者、小男など様々なものに対する差別という(アメ
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