ipekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

EXIT(2019年製作の映画)

3.5

最近アクション映画を観ていなかったので、久々に同じ人間とは思えぬ身体能力を見られて満足。
韓国映画の独特のノリが苦手なので序盤(親戚が集まってワイワイしている時)はやや厳しかったが、主人公2人の演技は
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

スピード感、社会風刺、バトルロワイヤル、展開の読めなさ、主人公の格好良さ…諸々のバランスが良い作品。
90分と短めなのもあり、殺人の過程をじっくり見るのが相当苦手というタイプでなければ楽しめると思う。
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

連続殺人犯も誰かの隣人、印象的な台詞だけれど、殺人犯の標的は大抵隣人以外なのよね。
寧ろ恐れるべきは過度な好奇心とやたら巻き込んでくる友人のような。
序盤の下ネタを冷めた目で乗り切ればそれなりに面白い
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

リリーが自己中心的すぎる。
自分の中に押さえつけられていた本来の「女性性」が目覚めたら、その恋愛対象ではない性=女性である奥さんのことはどうでもええんか??
私は女性としてこれからの人生エンジョイする
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

待ちに待ったアマプラ参戦ということでワクワクしながら鑑賞したが、ディレクターズカット版を観るべきだったのだろうというのが1点。
鑑賞前はとにかくグロくて胸糞なのかな?と想像していたが、別に普通。
14
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

最高の女女の関係が観られる映画。
R18指定をする必要は確実にあるが、通常それが意味する「観客をアダルトなお気持ちにして差し上げますよ」という内容ではない。変態趣味を描写するためや、逆に愛の到達点の一
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.5

内容は無いも同然なので、見始めて2,30分?はやや退屈だった。
ただ憑かれてからは素晴らしい!
ホラーとしては傑作だと思う。
的確な表現が難しいのだが、怖いというより恐ろしい、そしてそれが唯一無二。
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.8

初めてマリーナを見た時は顔を見て「なんて美人さんなんだろう」と思った。
ストーリーを追うにつれ、私だったら身投げしたくなるような状況でもグッと前を睨んで歩き出す姿に「なんて美しい人なんだろう」と思った
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.7

音声なしで観てもいけるのではと思うくらい、キャストの目の演技がすごい。
それぞれの悲しみと苦しみが伝わってくる。
戦争とは如何に何もかも台無しにするか、取り返しのつかない状態にしてしまうものか。
真夜
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.5

チープなAVのような邦題を見てあらすじさえチェックしていなかった本作、蓋を開けてみれば天使3姉妹を演じる女優さんたちの名演が光る良作だった。
貧困の連鎖を断ち切るのは困難だけれど、その子の元々の気質や
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.4

他の方の感想に共通するのが「実は被害者の方がサイコパス」だけど、個人的にはは男性への嫌悪感が圧倒的。彼女探しの前に職探した方が良いぞ。
度の過ぎた好意ほど不快なものはない。
全体の面白さは、かなり低め
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ライフ(2017年製作の映画)

3.3

導入が雑で、冒頭6分ぐらいすっとばしてしまったのかと思った。
背景や登場人物同士の関係値が分からないせいで、やばい生命体から逃げ惑う人間を眺める映画になっている。いや、それで正解なのか、、?
ラストは
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.7

予告編をチェックした時から観たいと切望していた本作、予想以上に楽しくて苦くて眩しくて最高だった、、
恐らくポイントは2つあって、1つは生真面目に頑張るだけが成功への道程ではないと気付くこと。これは個人
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.5

ストーリーの方向性を最初勘違いしていたのと、スペインの文化(特に頬に激しくキスする挨拶…リップ音が強烈すぎる)に着いていくことができず、ペネロペ・クルスの美貌で何とか誤魔化して観ていた。
後半4分の1
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拷問男(2012年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

皆さんセンスの欠片もない邦題に言及しておられる。確かにグロ系を期待して見ると、一向に該当シーンが始まらず困惑するだろう。かと言って原題だと親子愛を描いた作品が好きな私のような人間がウキウキで観てお気持>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

飽きはしないが、面白くもない。
主人公がひたすら気持ち悪い。個人的に受け付けないタイプの変態である。
記憶違いでなければ序盤で「(主人公にとって)香りに良い悪いの区別はない、ただ全ての香りを自分のもの
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャケ写がダサく、長尺であるため躊躇していたが、(大枠としての)SF作品の中ではかなり自分好みだった。
SFというより、宗教との対立を絡めた科学的作品であると表すのが適切。
核となるメッセージは、信じ
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

人は必ず死ぬし、タイムリープ系の作品では「歴史を変えるな」としつこく言われることからも、死ぬはずだったのなら死なねばならないんだろうということは理解出来る。
ただ実際、意志を持った何か(死神?)に絶対
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.7

作りとしては非常に淡々としており、また主人公の見た目が華やかでないというハンデを負っているものの、不思議と飽きることなく観ることができた。
北欧映画作品に共通するじめっとした雰囲気に本作特有の不穏さが
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アサインメント(1997年製作の映画)

3.7

任務にアサインされる理由、理不尽すぎないか?と思ったけれど物語は(そして現実も)往々にしてそういうものだよね。
主人公の俳優さんの演じ分けが素晴らしい。
そんな無茶な、、と思う箇所は複数あったけれど、
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

長尺にもかかわらず明確に解決!というオチではない+個人的に大抵面白くないことの多い実話ベースという要素を持ちつつも、親愛なるフィンチャー監督の技量+豪華俳優陣の演技で飽きずに楽しめた。
さすがデヴィッ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

前半のハートマン軍曹とほほえみデブがあまりに良くて、個人的に中だるみしかけたものの後半の狂気も良かった。
キューブリックも俳優陣の演技もカメラワークも字幕も全て極まっている。
恐ろしいけれど、何かを迷
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激流(1994年製作の映画)

3.5

ケヴィン・ベーコンの悪役は、5周回って格好良く見えてくる。
メリル・ストリープの表情の変化をアップでずっと見ていたい。
私はシンプルに川下りしたくなった。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

デザインと色遣いが最高。
前半はワクワクしながら食い入るように観ていたのに、テール(主人公の人間)が脱走してから途端に面白くなくなった。
理由としては、後半の「知性を持った存在(=ドラーグ族)VS知性
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

①些末な人間関係描写が多い
→ウイルス感染の怖さが本質的な部分では?寧ろそこはあまり伝わらなかった。事態が深刻になったのは、他の部分に原因がある。とすれば本作が主題をどこに置いているのか分からなかった
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

恋愛映画を死んでも観ない私が「安楽死」というテーマに惹かれ鑑賞した本作。思い切って観て良かった。
主な評価ポイントは2つ。
①ルイーザの明るさ
26歳とは思えない、元気な5歳児という印象で可愛かった。
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.4

垢抜けない私服に、世の中を斜に見た考え方、こうと思うと突っ走ってしまうところ。一見大人びているようで、高校生特有の痛さを表現していた果耶ちゃん。

笑い方やばいし独自の世界観を形成しすぎていて、人間自
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

3.5

SNS時代に生きる複数のクズたちが破滅していく様を観られて楽しかった。
愛に飢えていたから、ネットのリスクを知らなかったから、悪意でやった事ではなかったから。
それぞれの言い分があるだろうけど、自分の
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テルマ(2017年製作の映画)

3.8

当て馬ならぬ「当て超能力」を使った良質な百合。
テルマのロリ時代も天使だし疲れた心に沁みる。
うるさい父親も鬱陶しい母親も、気に入らない人間は全員消していこうね

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

こんな家庭に生まれていたらと想像するのが一番のホラー。あと登場人物の顔!
逆に作品自体はそれほど怖くない。
怖いというより、引いていた(監督に)。
後から振り返って「あの発言はそういうことだったのか〜
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眠れぬ夜のカルテ(2014年製作の映画)

3.5

最後まで観て振り返ると、前半部分はもっと短くまとめられたかなと思う。
ただどんでん返しされると嬉しくなって全部許してしまうタイプ(??)なので、ラストでおお〜と感心して気持ちよく観終えることが出来た。
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127時間(2010年製作の映画)

3.3

ジェームズ・フランコほんっっっとうに演技上手だなと思いながら観ていた。
内容は実話だし、そもそも127時間「1人きりで」「動けない」ので、ストーリー展開が面白いとかではない(それを求める映画ではない)
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

4.5

面白すぎて息止めて観た。
センスの光る独特な構図も、可愛らしい画を縁取る緊張感も120点。
その人に対する好意や嫌悪を除いて判断するのは難しいよね。
疑う根拠を常に言語化できるように心掛けねば、、
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.8

裏切りに次ぐ裏切り。
ジュード・ロウは素敵だしルーニー・マーラは綺麗。
ただ頭が悪いせいで後半から追いきれていなかったため、感想は2回目を鑑賞した後で。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.3

ドナルド・オコナー、、
私が男性だったら恋に落ちていた。
楽しくてキラキラしていて、一緒に雨の中で踊りたくなる作品。