ゆずさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

作品の終盤、頬にキスをするシーンで、画面が微妙に揺れ動いているが、これは意図して行った演出ではなく、撮影機材の故障により偶然生じたもの

流動的なカメラワークと俳優の画力。
この映画の良さがもっとわか
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.8

ヘリンボーンのコートかっこいい
谷間の百合

人に嫌われるのは人を軽蔑するからでは?
落ち着きなく恋をして、落ち着きなく職を変える。そんな映画。
礼儀正しさより機転の方が大事

家庭(1970年製作の映画)

3.8

面白い日本感

わたしのつくりたい映画の主題は、結局は愛の物語と子供の話。ベッド
行ったり来たり。全体的に花が下品に見えた

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

世界の輪郭はもっと、ぐにゃっとしていて、きらきらしていて、不気味で、粒だって生きいきしているのだということ。社会とは別に、そんな世界のありようがあるのだということ。この感覚を映画にしたいと思いました。>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

腰振り

エルヴィスは愛しい娘の名前をつけた飛行機に乗り、娘と妻は車に戻り別れるシーン

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

サングラス。2部構成。ちょっと長い
黒澤明で一番好きかも

エド・マクベインの小説『キングの身代金』(1959年、「87分署シリーズ」の1つ)に触発され、映画化。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.1

パンを焼くことも、若い男女をいたぶって殺していくことも同じような感覚、人生の一部であり、それをしないと生きていけない人物なので、どっちももう淡々としながらルーティーンとして日々、生活の一部としてやって>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

もし自分の国から逃げて世界の反対側へ行ったとしても、そこで希望を見つけ、新たな人生を築き始めることができる。

『戦場でワルツを』(08)
個人の実体験をもとにした物語をアニメーションで表現できる。
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

「生まれてくれてありがとう」

ベイビー・ボックス出身の子どもたちが一番抱え込んでいるのは、自分の生を肯定できないまま大人になっていく辛さ。海街のすずとも通ずる。

『そして父になる』を撮った当時は『
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

完璧な汗の玉をつくるには、オイルを少し塗って、その上に水を少し吹きかけるというコツがある

没入感すごい

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.7

余韻がすごい
初めてエントリーした大会は呼び出しの声が聞こえなくて参加できなかったところとか、サーフボード高くて買えないところとかは、入賞する2回目の大会のシーン、給料が出てサーフボード買うシーンだけ
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.3

『3-4X10月』のうち、前半の「3-4X」は劇中の草野球の試合で、"3-4x"と表示されたスコアボードに由来する。「10月」は本来10月に公開予定だったために付加されたが、実際の公開が9月になったた>>続きを読む

間宮兄弟(2006年製作の映画)

3.9

女性が登場するシーンより、2人でわちゃわちゃしてるシーンが良い。愛おしい2人
「日曜日どっか連れてってって女と、日曜日ここに行こうって女どっち好き?」
傘と自転車。フルーチェ。コーヒー牛乳
栄屋の餃子
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

子どもの無邪気さを失い大人へと成長していくという、誰もが人生で経験する転換期を描いた物語。

故郷を離れる時、そこには喪失がある。辛いが、そこから美しい何かが生まれることもある。人生とは、そういうもの
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

白黒にすることで、日常風景から切り離されて、物語ということが提示しやすい。

子供を育てるということは、いろいろな意味で自分の力を失ってしまうことを免れない。自分のアイデンティティや自己意識に対して持
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

雪のシーン

今回の舞台はイタリアが中心で、しかも物語も劇的なので、オペラの曲を使うと早くから決めていた。それを各時代のヒット曲と併用する。つまりこれは、ニードル・ドロップ(レコードに針を落とすように
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

 原作は人間の本質である欲望、喪失、残虐性などを露呈している。

 人間は子どもの頃に潰されてしまうものだと思う。そして生きていくためには、うまく物語を作ったり、人の心を読んだりしないといけません。「
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.8

春の風が吹いてた
猫から見た人間たちって感じ

女性が去った後に、女の人のランチセットのパフェが届くオフビートな笑い、初期の北野作品連想

haribo 、あなたに会えてよかった