ゆずさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

最後のliveのカタルシス
稲葉とアイナのキャスティング完璧。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.8

好きな小品。原作読了

母との関係も、普通ならもっと憎しみの率を高くして書きそうなところを、陽は画家である母に対してある種の憧れを持っていたりする。

原作の魅力でもあるが、本作に出てくる大人たちは、
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さがす(2022年製作の映画)

4.1

有料コンテンツ。ガツンと来た
パラサイトっぽい、血の美しさとクラシック音楽とスローモーション。
足元の動物の死体

本当に死にたいやつなんて今まで1人もいなかったよ

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.7

砂ぼこり
壁に映る木の影と窓。ひこうきぐも
自然の美しさを前に自分のちっぽけさを知る。
この映画の良さがちゃんとわかるほど、まだ私は苦しみを味わっていない

運転する中年男性と助手席にいる男たちが二人
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

誰にも⾒つからないように、誰にも気づかれないように、離れてしまった⼿と⼿を無理やり引き合わせて、それを運命だとか必然だとか、都合のいい単語で括って知らないふりをしてる。単に時間が経っただけなのに、時間>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

面白かった。
主演の人の問題は後で知った
こういう終わり方なのか
金網ごしの2組

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

おーいお茶

前半の感じ好き。やけど甲子園より県予選の方が合ってると思う
わがままな人が多い笑

人生の目的が見つからず、もしくは見失って、ぼんやりと生きていた主人公が、人との出会い、そしてそこから一
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西鶴一代女(1952年製作の映画)

4.0

あらら
千と千尋。
東寺、二条。しつこいくらいに大勢の女を確認する様子を見せる

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

『ニューヨーカー』の雑誌。
やりたいことは全部やる

この映画は言わば大きな旅行カバン。雑誌が記事を寄せ集めて作られるように、この映画も、雑誌のいくつかの記事を映画化したオムニバスものになっている。編
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残菊物語(1939年製作の映画)

4.0

ワンシーンごとの空間の捉え方
西瓜。花火。風鈴屋

赤ん坊を寝かせつけ蚊帳で覆ってしまい、その後はお徳が赤ん坊を抱くシーンは存在しないし、菊之助にまん丸の水に濡れた西瓜を与えるのだから、赤ん坊を蚊帳で
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.7

ハロルド・ロイドの代表作『要心無用』における有名な時計台のシーンからヒントを得ている。
ググッとアップになるカメラ。彼女関係ないのに引き回されてかわいそう。ドジ
狭いところで抑圧されているジャッキーが
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.8

みんなボールの動きを追ってるのに、1人だけ一点を見てる。
列車、テニスコート、遊園地

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ろう者はドアに背を向けて座らない。
首に手をあてる所よかったなあ

後半にかけてグッときてしまう

海外特派員(1940年製作の映画)

3.6

俯瞰の傘のショットで、犯人が逃げるのを見せる。濡れた雨傘が動物みたいに揺れる
風向きと逆に回る風車

愛と平成の色男(1989年製作の映画)

3.7

鈴木京香がとにかく良い
石田純一の声も良い。割と好き

キッチン(1989年製作の映画)

4.0

死んでしまうよりも精神が死にかける方を選んだ
透明感があって、湿度を感じさせない場所を感じて、函館にした

なんだか夢を見ているようで不思議な映画。
音楽素晴らしい、秋の夜長に見たくなる
花時計

黒い家(1999年製作の映画)

3.7

幸子はボウリングの球なんかには当然勝てると思っているから、球を砕いて自分は生き残るつもり。
オレンジジュース、ボーリング場。
『サイコ』っぽい

僕達急行 A列車で行こう(2011年製作の映画)

3.8

いい緩さ、キャッチボールのシーン
大林宣彦をほうふつさせる自由さ

いい人ってなんなんでしょうね
存在自体が取り柄なんじゃないの?

ゆで卵と焼き鳥
東京から九州へ転勤のときに、「よかったんだよこれで
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それから(1985年製作の映画)

4.0

いい歳になるのに社会に入りきれず、フワフワと浮遊してきたような青年が、現実の大人社会の論理と、ついにぶつかる。
ウィリアムモリスのデザイン
平岡の家はアンバー調(こはく色)。代助の家はブルーグリーン。
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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

3.7

主人公の顔にかかる赤い光
不思議な魅力がある映画。
なぜか泣きそうになる
登場人物の声が素敵

「楽しい時には楽しいことに徹するのが勉強なのよ」
これからは日本人が堂々と日本的なものを自信を持ってアピ
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.5

『ナイトホークス 』エドワードホッパー
斜めに駐車するほし。
動いている映像の時にはメールの内容はあまり重要ではない。
「キッチン」とすこしにてる
テーブルサッカー、村上春樹
音楽も洒落てる、すごくい
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キッド(1921年製作の映画)

4.0

トムとジェリーっぽい

喜劇と悲劇、初の融合。チャップリンの第一子が制作開始の直前に亡くなったことが、本作での子どもへの親密な愛情表現につながっていると考えられる。孤児院の職員がキッドを施設へ無理やり
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奇跡(1954年製作の映画)

4.0

凄みがあった
「棺桶のなかで瞳を見開いた顔を撮りたい」と思ったらしい

もう一度見よう

トキワ荘の青春 デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.0

まんが道読んでから、もう一回見よ
朝の部屋に差し込む光、夜のライトスタンドの光

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

ロメール
長編映画って、関係性が1個変わってもまだ続いていく何かがある気がするが、短編は短いからこそ関係性が1個のピークに達した時にパッと終わることができるので、その分何か鮮烈な印象を残すこともあるん
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.3

だらけた時間をポンっと自然光のきれいな場所に置く。風景と人物の裸も含めた肌。昼は目一杯、光の中で。夜は寝る。もしくは室内で語り合う。

「あの得体の知れない男が、きれいな従姉の姉さんの服をサーッと脱が
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.8

レベッカが夫に殺されたのではなく、癌に冒されていると知った彼女が夫であるマキシムを挑発して自分を殺させた。つまり自殺
部屋に落ちる雨が影をつくる
家政婦が歩くシーンはなるべく見せない演出

回想ではな
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