シェパード大槻さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

不滅の女(1963年製作の映画)

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西洋と東洋の中庸、手の届かない女、超現実的映像表現、キャラクターの共感性はあまり

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

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現実と同じくらい淡々としている
それで少女の死の場面が映えた 

兵隊という社会の中ではその過酷さ故に病んだり思考停止したり信仰を持ったり憎しみを持ったり様々だけど、結局これはどんな社会でも同じであっ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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凝った映像。花びらだと思っていたのが爪だった。異様に綺麗な面会室のガラスに2人の顔が少しずれて反射して、2人の心が重なる時ついにはその顔が重なる場面の技巧。ガラスの向こう側にいる方の声が二重になる。2>>続きを読む

白痴(1999年製作の映画)

5.0

離脱
彼の大望とはなんだ?
死でもって生活から逃れることもできるし、白痴の女でもそれはできる。生きて戦う銀河と一緒になることはない。みんなの悲しみと必死さによってあの軽薄なテレビ局塔が建っている。だか
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氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)

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本人もあのような雰囲気の人だったんだ。遺品の本や映画もあのような雰囲気のものが多かった。小夜子のあの個性は演出もあった訳で、ずっと表現者だったんですね。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

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耽美とホラーは近いところにあるとやっと最近気づいてきた

陽炎座(1981年製作の映画)

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超現実的なカット。水色の布を着た女が水の中からホオズキを沢山吐く映像に憧れていた。裏表、生死、夢と現実はもちろんどれも再帰的。幼いダンサーの女の子のこと忘れられない。玉脇玉吐。鈴木清順よりも色気のある>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

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笠智衆かっこいい、なんか擦れてなくて。昔の習慣を見れて面白い。絵みたいな質感の映像。今は嫌がられるような会話もレトロ。小津安二郎の良さまだわからないかも。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

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恋をしてる割にダウナーな顔の女は多分こんな恋をしている!生きるのが下手で可哀想な人、と思い、あんまり真摯だから悲しい人、と思う。
トイレで「生きられない」と泣くシーン。なるべくみっともない方がかえって
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ざくろの色(1971年製作の映画)

5.0

言葉分からなくても良かった、受け取り損ねているくらいが良い。耽美はどれだけやってもやりすぎにはならない。生活なのに憧れちゃう。自然が厳しそうな精神世界のvisual。モチーフに溺れて死にたいーー

東京物語(1953年製作の映画)

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やっぱ生活って悪魔なんじゃないか、素敵なものをたくさん食べちゃう
不思議な響きの"ありがとう"少し悲しい気持ちになる

潮騒(1964年製作の映画)

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神保町シアターで隣のおじいさんが映画見ながらでかい紙にメモ取ってた、お前なら何してもいいです笑。
恋した人は強くなるね、、涙たくさん、、

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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黙れうちらのリリィも同じことになった全然そういうことじゃない誰も正気じゃない、一番間違っているのは「万引きしたらエーテル腐るんでしょ、やめなさいね」って言った店員だけど、掲示板のファンもやっぱ嘘うざそ>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

5.0

夢や現実はまさにこれのように場面の連続であって、説明や伏線がのこのこ現れるもんじゃないのはなぜなら、本当、だからだ!
常人はまだましで中砂のような人に憧れたり呆れたりしていればいいけれど、中砂は肉の向
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ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

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ベティの髪が短くなり口紅もはみ出しアイシャドウも黒い時、男が赤いソースを顔につけるシーン。

(2020年製作の映画)

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王道
丁寧な作り
感覚より理論派ぽい
伏線回収と涙誘いに尽力してそう
変な髪や服でも無くならない小松菜奈のオシャレ感

峠を渡る若い風(1961年製作の映画)

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私を置いて行ってしまう人。優秀で明るくて若いから。でも本当は、私が去れない人なのだ。

怪物(2023年製作の映画)

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光の中に出る最後のシーン、あそこが現実でも天国でもどっちでもいいけど、綺麗。泣くほど嬉しい、悲しい春みたいな光景。電車の瓦礫や大人たちの不調和や子供の悲しみなどとのコントラストのためもあり。

純粋な
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

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十字架がモチーフとしてよく出てくるのは科学は神を作るかみたいなテーマがあるから?

タクシードライバー(1976年製作の映画)

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画角に入り込んでくる遠景に対して、タクシーで夜景に自語りする時間。私もあの時間を知ってる気がする。他人はみな組合なのだ!選挙のようなあの雰囲気の時最も孤独になる気持ち。文化祭とかスポーツ観戦とかああい>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

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地球は岩、内面はあるか?
親父に閉じ込められた、その時に"キリスト"が乗り移ってしまった?蝋燭と醤油は?
必死ならば正常に見えて平気なら異常に見える?狂気のようなものは、人を伝っていく、たとえばDNA
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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嬉しみがない、誠実の映画

ひたすら問題解決。大好きな人も美しい自然も泣くほどの感動もない世界で、大人になって誠実になって隣人に優しく生きること。この世界を良くするには、積み木でも魔法でもなくてたくさ
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

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映像の色気。
近所で起きた女房の奪い合いによる殺人を報告した夫は、(映画なのでもちろん)妻と妻の男に殺された。殺した方も凡人なので罪悪に耐え難い。楽しく生きるために殺したのに、事件後は犯行ケア中心の生
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自殺サークル(2002年製作の映画)

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当時はネットによってある意味世界がうんと狭くなるような予想図があったのかなあ。
社会学的な文言を含む半ば演劇のようなシーン(エヴァにもあるよね)
ローリーたちのアジトのシーンは美しかった。白布とオネェ
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RRR(2022年製作の映画)

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帝国の支配に対抗する革命、友情、(広義)家族愛それらが"女神の森の大地の子"に由来しているのが良いね東洋の神秘。動物ぶっ放したり矢当てまくったり身体物理感覚良いのも人間のプリミティブな強さを感じる。火>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

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災害の個人への刺激とちいさな生活について??あんまりよさわかんない。

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

5.0

ひょうきんの天才がいちばんかっこいいんだ

最近銭形のヤバさがわかってきて彼がいちばんのルパン好きなんではないか。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

人類の祖先が道具を使い始めたのはあの板の刺激のような奇跡からなのかもしれない。骨片と衛星は同じといえば同じだし違うといえば違う。道具というメディアであるが僕らを拡張するその度合いはかなり違うね。900>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

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狂ってる?俺に言わせりゃお前たちが狂ってるよ!私に見えないパラダイスを見ている人のこと、私ずっと分からないままなんだろうな。チャップリンみたいな人が1番かっこいい。道化の色気ってあるでしょ。木の上へ車>>続きを読む