カテリーナさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

カテリーナ

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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.0

韓国の『殺人の告白』を日本でリメイク
その話題を聞いた時に紛れもなく韓流に敵うわけないと、決めつけていた
その判断は余りにも浅はかだった
そもそも韓流の作品を知らなすぎたからだ
日本と比べると
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.8

身体全体でお芝居する早乙女太一君に見惚れる

初の入江悠監督作品
ほんの少しの期待と大幅にハードルを下げての鑑賞
導入部分で平田満の説明台詞炸裂に失望
するも後から敢えての演出だったかと
思え
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後妻業の女(2016年製作の映画)

3.2

清々しいほどのクズ

この映画には原作があったのだ
黒川博行『後妻業の女』知らなかった
老い先短い資産家の老人と結婚し公正証書を作成し死後に財産を奪ってしまう
松本清張の『疑惑』を思い出す
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

不公平な運命を呪う 何故自分だけ……

キャスティングがモノを言う作品
ダイハードですっかり不死身の男が
定着したブルース・ウィリス
どんなに荒唐無稽な役柄も自分のモノにしてきたサミュエル・L・
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

見たかったのに後回しにしていた
前評判が良くて見たい気持ちは大きかったのに今まで放置していた理由はただひとつ 顔が嫌いな
主役のジョゼフ・ゴードン・レヴィット
とややこしや〜のSFだったからに決ま
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.3

X MENと言えば
ヒュー・ジャックマンやファムケ・ヤンセン イアン・マッケランなどがお馴染みだが ジェームズ・マカヴォイやマイケル・ファスベンダー ジェニファー・ローレンスなどフレッシュな面々がスク
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.4

バナナ〜♪

黄色い小さい奴らがとってもキュートで 面白かった
声の出演のサンドラ・ブロックのヒールっぷりが豪快で楽しい
時間もコンパクトで丁度いい塩梅の アニメーション
何と言ってもあの声!あの
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セールスマン(2016年製作の映画)

4.5

彼女の消えた浜辺の美しいタラネ・アリドゥスティ

教師のエマッド(シャハブ・ホセイニ)と妻ラナ(タラネ・アリドゥスティ)が暮らす
アパート 幼な子のけたたましい泣声で
幕を開ける 理由は不明だが建
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

私事だが今精神的に不安定になってて
疑心暗鬼に陥り自分の存在価値がどん底まで落ちてる
理由は色々と考えられるけど
親密な友人との関係がギクシャクしてるのもひとつの要因
その卑屈で偏った思考を直
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セトウツミ(2016年製作の映画)

4.0

面白い!
菅田将暉の顔芸は癖になる
鏡を見ながら練習したのか
劇画チックなあのつり上がった眉毛
とクールな池松壮亮の端正な顔を眺めるだけでも面白いのに更に二人の淀みない関西弁 絶妙な間や下らな
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メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

ドゥニ・ヴィルヌーブのSF映画と思いきや
考える映画だった
予習せずに鑑賞したら私も訳わからなかったかも ドゥニ・ヴィルヌーブの過去作品
を見ていて免疫があったのも助かった

目の前に映し出される映像
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

一度目の鑑賞時はレビューがとうとう描けなかった 言葉にならなかったからだ
この胸に渦巻く想いをどこからどうやって
描けばいいかわからなかった
レビューが描けない作品は他にもあるが
衝撃の大きさ
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夏時間の庭(2008年製作の映画)

5.0

風光明媚

パリ郊外の一軒家
庭が広く川に続く小径がある
映画の序盤子供たちがその狭くてゆるい下り坂を歓声をあげながら駆けて行く
その景色の緑の眩しさに魅せられます
美しいのは庭だけではなく家も家具
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.5

麗しいケイト・ブランシェット
なんともケイトブランシェットの美しさに魅了されました
凛とした立ち姿、そよ風になびく金色の髪 笑顔はまるで女神

「ロードオブザリング」のスピンオフ作品
「ロードオブザリ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.4

あまりにも有名な雨の降る街を踊るあのシーンは感動しました
「これかぁ‥‥」
ジーン・ケリーは本当に楽しそうで無邪気に映った
小さかった頃は
こんな風に水たまりにわざと入って喜んで遊んだなと昔を懐か
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.0

夫婦の深い愛

夫婦であり続ける事の難しさに苦悩した事がある人には
胸にじんとしみる映画です
ミハイル・ハネケの作品中 唯一後味の良い暖かいエンディングでした
謎も残されましたが

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.4

ミッシェル・ファイファー
彼女が最初に登場した場面で目が釘付けになった
白い襟とカフスのワンピースがスレンダーな身体をより際立たせていて物凄く似合っている
肩にそっと流れるようなブロンドの髪に紅い口紅
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

2.7

若かりし頃のジョン・キューザックですが
今とあまり変わりません
ジャック・ブラックも出てました
レコード店の店員でミュージシャン志望の役、ヘビーなギターのカセットテープに合わせて卑猥な踊りが笑えま
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クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

3.9

パリの街並がくすんで見えた

長編映画初監督作品
エストニアはまったく知識の無い異国
アンヌは人生半ばを過ぎた女性って事は私と同じくらいの年齢、病気の母親が亡くなった時の目の動き、取り乱さないのは年齢
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

因果応報
ライアン・ゴズリングが『ブルーバレンタイン』の監督デレク・シアンフランスと再びタッグを組んだ作品 共演は『世界にひとつのプレイブック』のブラッドリー・クーパー 私の好みでは無い二人の主演だっ
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

橋の上で稔とちえの間に何があったのか?
稔が故意に彼女を突き落としたのか?
あくまでも転落事故なのか?
橋から遠く離れた場所で猛の目に何が映っていたのか?

その答えを探しながら炙りだされるの
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劇場版 ATARU(2013年製作の映画)

2.4

旦那様が観たいと言っていたので二人で鑑賞 テレビドラマの放送は一度も観ていないので経緯が良く解らないまま話しがどんどん進んで行く 元同僚の栗山千明や北村一輝がお笑い担当でギャグを連発 シリアスとギャグ>>続きを読む

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.0

キャスティングでその映画の評価が左右される 綾瀬はるか以外は皆成功である
田辺誠一、田畑智子、寺島しのぶの3人が
突出している 私はこの3人が観たい為に繰り返し鑑賞している
何が良いか?そのキャラク
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.6

映像のクオリティの高さに圧倒される
まさに宇宙体験映画と言っても過言ではない
冒頭の地球の周りを遠くからステーションが段々近づいてくるシーンから心を掴まれた
台風のあの渦巻きや、白い雲のつらなりや青い
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.4

死に取り憑かれた大学の教授が
ふとしたきっかけで生の歓びに目覚める
このたった二行で済んでしまうお話しを
ウディ・アレンがシニカルにコミカルに
料理する
そして出演者たちはよく喋る
兎に角喋る いつ
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

観る度に新しい発見のある作品。
グスタフと友人との会話は哲学的で美しさについて考えが思いもよらない所へ導かれる。
映像の美しさや、衣装、美術、建造物。
どれも一級の素晴らしさ。
黄昏の浜辺で無
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

アニメに忠実に作られていたので同じシーンを実写で見れた感動が大きかった
音響がドルビーアトモスという
新しいシネマ音響のシステム で
スピーカーを映画館の天井にまで設置しているので
より自然で半端
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愛犬とごちそう(2014年製作の映画)

5.0

エンドロールで久々の泣き笑い
可愛いと幸せのお裾分け
の涙をたっぷり流す
身体の中にあった毒素が洗い流されたみたい
毒素と同じ分量の空洞がぽっかり空いたよう

カメラワークが犬の目線で見せる
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

4.3

後半は号泣

どうすることもできない時って誰にでもありますが
この作品を観てこんなに切実に感じたことはありませんでした。
政治的、北と南、
国を渡ってしまったことでこんな悲劇が起こってしまうので
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

字幕ではなく
吹き替えが◎
最後までムーンがウッチャンと分からず本職の声優さんだと確信していたほど
エンドロールのクレジットで軽く
ショックを受ける 200歳の声を出せる田中真弓氏や脇をがっちり
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.6

いい奴だった森山未来が嫌な奴に!

あまりに嫌な奴過ぎて辟易としてしまった
道端で嘔吐その後にまさかの鼻水飛ばし
居酒屋での女性に対して罵詈雑言
その後にまさかの彼女を紹介して下さいと頭を下げる有様
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

イップマンは実在する人物だったんですね
今回鑑賞するまで名前を耳にするくらいで
全く知識がなく あの、ブルース・リーの
師匠だったなんて、驚きです
何より物腰や顔付きも話し方もとても紳士
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許されざる者(2013年製作の映画)

3.7

厳しい寒さが一層貧しさを際立たせる

日本の北国の貧しさが痛々しい映画でした
始めから終わりまで明るいシーンは無く
ただひたすら白い雪景色の中に辛い生活しかありませんでした
なんの為にこの映画を撮
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

何と素晴らしい作品 感激で胸がいっぱいで呼吸すると鼻から感動が溢れてくる
エマ・ストーンとライアン・ゴズリングのふたりの渾身の演技と踊り更に歌い上げるように大袈裟にならない殆ど口ずさむくらいの歌声が
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トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)

4.6

壮絶な親子喧嘩をオフビートに魅せる

アン・バンクロフトとハーベイ・フィアスティンの親子喧嘩のシーンが見応えある お互いを深く愛するが故に 深くお互いを傷つけてしまう その言葉がナイフのように胸に突き
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

エンドロールの静謐で贅沢な時間

17世紀 江戸初期頃の日本で棄教して行方不明になっていると噂されるフェレイラを
探し求め弟子ロドリゴとガルペが
日本人キチジロー(窪塚洋介)の手引きで長崎に潜入す
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