カテリーナさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

カテリーナ

カテリーナ

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クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

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8月12日の日航機墜落事故

今から31年前の1985年のその日520名の命を一瞬にして奪ったのは史上最大にして最悪の日航機墜落事故だった
群馬県の地元で起きた未曾有の事件に遭遇した新聞社の記者達の一
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.4

怖い!
オープニングから登場する
世界から取り残されたような
無彩色の寂れた家
そこで起こった惨劇を想像させる
しんしんと降り積もる雪は
更に不安を掻き立てる
全体の色のトーンだけで身震いするが、
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

鑑賞後は……
前評判が凄まじかった為自分の中で
妄想が膨れあがっていた
テーマは重く軽々しく口にしてはいけない 抑圧まで感じる
これだけリアリティのある
映画を完成させた事
ゾンダーコマンドという
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

新しい扉
最近ホラー映画を選んで鑑賞する事が増えた (食わず嫌いは駄目だね)
ジャンルが増えればそれだけ感性の幅も広がる
そのジャンルでしか味わえない醍醐味もある
とは言え、全てのジャンルを制覇し
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.4

映像のクオリティの高さは言わずもがな
吹き替えの声優陣も違和感はなく
ドリーの室井滋はしっかりと定着していて
可愛いんだけど貫禄さえある
マーリンの木梨憲武も本職ではないが
安定感はある
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ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

4.1

ヤドカリからのプレゼント

母親が運んでくる餌をおねだりする
時のひな鳥の愛らしさは言葉にできないほど
微かに聞こえる効果音も可愛すぎて 悶絶する
ひな鳥の可愛さに加えて
寄せては返す透明な波の
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.7

期待以上に面白かった
後になって納得した
私にとって安心圏内のジョン・ファブロー監督

バトルシーンはほぼクライマックスと
中盤だけに絞り
どちらかと言えばバトルシーンより
アイアンマン誕生の苦悩を丁
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.7

相変わらず愛らしいドラゴンのトゥースレス
ヒックが誰かと話してる時は少し離れた
所で仲間のドラゴンと遊ぶ姿が微笑ましい
ヒックの住む島はドラゴンと人間が共存
し助け合い暮らしている
時々暴れ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0


MX4Dにて

座席が上下、左右に動く 座席が震度する
ストロボや匂い霧が顔にかかるなど、
鑑賞するのに集中できず邪魔なだけであった
特に何度も顔に水がかかりいちいち眼鏡を拭かなければならず辟
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.8

エイミー・ワインハウス
彼女の歌声は天まで届けよとばかりに突き抜けるようなハスキーボイス
一度耳にしたら忘れない

でももう その歌声は響かない
たった27年の生涯だったエイミー
生前の彼女
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火車 HELPLESS(2012年製作の映画)

2.5

宮部みゆき原作に惹かれて
しかも韓国映画
宮部さんの濃厚で緻密な人間ドラマにどこまで迫っているか興味津々であった

が、失敗した
名前が覚えられない
韓国名に慣れてないため
物語に追いつけ
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

2.8

見始めてから時間が経つにつれ
感情の仕組みを具現化し非常にわかりやすかく映像で説明されるが
わたしの「なるほど」が映画の「面白い」
に繋がらないのだ

忘却の奈落の底でヨロコビが
小さい頃の
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野火(2014年製作の映画)

5.0

日本の反戦映画の傑作

目を背けずに最後まで見れるか自信が無かったが
杞憂であった
片時も映像から目が離せない
聞き取りにくい台詞にも耳を傾け
どんなに悲惨な場面も溢さずに目を見開いて鑑賞した
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

2.8

5回目のついてない男

今回もマンガのようにあり得ないアクションの数々 わかった上で観てるのでそれなりに楽しめる
ホテルの窓ガラスに向かってダイビング 色んな物を破壊して落下して行く
マクレーン親子
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目には目、歯には歯(2008年製作の映画)

2.1

韓流映画で初めて滑った
だいたいタイトルもおかしい
なんか盛り上がりに欠けた
大風呂敷広げ過ぎて収まりがこじんまり
登場人物の描き方も雑で、犯人グループの
一人に唯一娘と母親がいたが車の中で
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

最近娘が禁酒法時代のギャング映画が見たいと言ってきた
自分の知ってるタイトルを全部上げてくれと、テーマ別に時々問いかけられるので焦る
脳みそをフル回転して
真っ先に思いついたのが
『アンタッチャブル
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.1

物凄く馬鹿馬鹿しい絵作りが最高に可笑しい本作は笑って終わればそれでいい
今回もやってくれました
タイムスリップの映像のわざとチープにみせるあのシーンが大好きです
あと阿部寛の裸体の逞しさと若々し
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獄中の顔役(1968年製作の映画)

3.2


若かりし頃の健さん
Like 0
昭和の任侠映画は義理と人情が大切。
主人公の高倉健演じる速水は自分がどうなろうと組の為に
何度でも罪を重ね、何度も刑務所の門を潜ります。そんな速水の周りの人たち
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早春(1956年製作の映画)

4.0


淡々とそして濃厚に

淡島千景と岸恵子が美しい モノクロの映像に妖しい魅力を放つ 一組の夫婦を軸に
嫉妬や憎しみ 羨望など人間の持つ負の感情を明確に
剥き出しに映しながらけん怠期を迎えた夫婦の再
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.7

今までにテレビで何度も放送してその度に楽しんで見てたのにレビューを一度もあげてなかったなんて……

謎解きとしても面白いし警察の目を潜って
なかなか捕まらない逃亡者
その鮮やかな手腕も見ていて爽
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空気人形(2009年製作の映画)

3.7

男の性欲を満たす為だけのラブドール
そのラブドールがある日突然心を持ってしまった
人形に命が宿る 奇想天外な設定は
原作が漫画だった
是枝監督が自分の原案以外のテーマを持ってきたのは珍しい
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死霊館(2013年製作の映画)

3.7

夜に見ると絶対に後悔するので
真昼間隣で夫が寝てるのをいい事に鑑賞
ひとりだと心細いからなのに
途中で起きて散歩に出掛ける夫
その後
物音ひとつにビクつく私

まさか、ホラーをみながら号泣するとは思わ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

お姑さんと嫁さんの微妙な力関係や
家族内のヒエラルキーなど
小さいけれども とてももデリケートな世界
を丁寧に粘り強く描いた
一見、退屈なお話のようですが
子供を不慮の事故で亡くした母親の
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.7

タイトルのエレファントソング
初見では頭に無かったが本編が始まって
暫くして
デヴィッド・リンチ監督の『エレファントマン』を思い出した それは
本編のマイケル演じるグザヴィエ・ドランが「象だけが涙を流
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

これが実話であるという事が
信じ難い しかし、
認めない訳にはいかない
1960年代後半のリオデジャネイロ郊外
で実際にあった出来事がベースになっているのだ
まるで野球で遊ぶからバットやグロ
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ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

唇が分厚く不機嫌な時は尚更ぷっくりと
めくれて印象的になる
思い通りにならない事があると
不機嫌になるだけでなく物に当たる
暴力を振るう自分を傷つける
泣きわめく

魅力的ではあるが
非常に鬱陶しい女
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レッド・ライト(2012年製作の映画)

3.9

せつなさが胸に残る
結末は、思いもよらぬ事実が用意されていた
フラッシュバックを観ながら、その事実に沿って考えた時に腑に落ちなかったシーンがあった事を思い出した
冒頭のシガニー・ウィバーがまがったスプ
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隠された記憶(2005年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

二度目の鑑賞
初めて観た時印象に残っていたのが
男が突然喉を剃刀で掻き切って自殺するシーンと
下校する生徒たちが次々と出てくる校門での長廻し
物凄い衝撃が走るシーンと
日常の何気無い下校する子供
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テイク・シェルター(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・シャノン演じるカーティスが悪夢に悩まされ日毎に
憔悴していく様子に息を飲む
静かな凶器を漂わせたあの顔の口元がかえって怖いです
ジェシカ・ジャスティンはここでもしっかりと
存在感を示して
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ワイルド・ギース(1978年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

男の映画
なのに女の私が見てしまった
男の世界を垣間見る事ができました
常々憧れている男同志の熱い友情を描いています
ハリー・ポッターのランブルドア校長先生はこんなハードボイルドな男クサイ作品に出
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

恋愛・親子愛・友情・青春更にサスペンス
ミュージカルに赤ちゃんの出産までてんこ盛りのボリウッド作品 こんなに沢山のテーマを盛り込んで3時間のインターバルまである映画なんて見た事無い!
長さを感じさせな
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.3

料理人にとって星を獲得する為に
自らの調理は勿論の事お皿の指紋や
サービスする側の料理の出し方
クロスのしわや
意地悪くわざと落としたテーブルの下のフォークを目ざとく拾うなど
細心の注意を払
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

地球侵略がテーマ
赤ちゃんや親からはぐれた子供達を救済するその老いた命の代償は子孫繁栄
自己犠牲
が映画の根底にある
クライマックスではある映画が頭をよぎるアッと驚く場面がある

前作のプロットをな
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ルーム(2015年製作の映画)

5.0

ジョイが部屋から救い出された
後に待っていたのは喜びだけではなかった
7年間の監禁生活で深い心の傷を負っている彼女に対して世間の心ない言葉が彼女の傷を抉る
「ジャックの自由の為に子供を手放す事は考えな
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.4

竹内結子の絶叫に涙

賛否あるが
私は断然賛!傑作である!
後半から余りの香川照之の気持ち悪さやなんでも人のせいにする女の腐ったような奴っぷりっに吐き気すら覚えた
かつてこんなに気持ち悪い犯人像
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジョンをスカイネットに
とりこまれてしまう
描写がアッサリしてて不満
そこはもっと引っ張って欲しいところ
人類の救世主であるジョン・コナーを失うという徹底的な損失をその母であるサラ・コナーがい
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