カテリーナ

22年目の告白 私が殺人犯ですのカテリーナのレビュー・感想・評価

3.8
身体全体でお芝居する早乙女太一君に見惚れる

初の入江悠監督作品
ほんの少しの期待と大幅にハードルを下げての鑑賞
導入部分で平田満の説明台詞炸裂に失望
するも後から敢えての演出だったかと
思えるほどお釣りのくる中盤からクライマックスは期待以上の展開に驚くやら嬉しいやら 心の中で入江監督ごめんなさい
と詫びる

藤原竜也の起用でもう、成功したようなもの 更に伊藤英明が抑えた演技で冴え渡り
豪華な脇役たちも要所要所でいい仕事
岩松了や岩城滉一そして『ちはやふる』で
フレッシュな魅力を振りまいた野村周平
が非常に重要な役柄をきっちり演じて
お母さんのように褒めてあげたくなる
あんな息子欲しい
そして私のハートを鷲掴みしたのは早乙女太一 彼の若さ故の突っ走る姿に胸を痛め
号泣必至 それもこれも入江監督の無駄の無い
必然性の高い計算された脚本が秀逸だから
お話しの展開の
面白さにも驚かされる

周到な仕掛けが全ての作品につきネタバレ厳禁なので触れないように綴る難しさよ
カテリーナ

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