Shelbyさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.7

正にネット社会の現代だからこそ、生まれたであろう作品。若者のための映画と言っても過言ではなさそうなほど身近な題材。デイヴブランコが好きで借りたけど、レビューを見てハードル下げてから見ていた分、楽しめた>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.5

錚々たる面子が集まったこの映画。デンゼル・ワシントン!クリス・プラット!イーサン・ホーク!イビョンホンまで!!
文句無しで楽しめた。デンゼル・ワシントンが一睨みするだけで、途端に走る緊張感。蛇に睨まれ
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ヘンゼル&グレーテル 呪いの森の魔女(2013年製作の映画)

3.1

現代版ヘンゼルとグレーテルと謳われているものの、設定を後から付け足した感満載だった。麻薬が絡んでくる時点でアメリカ映画っぽいし。ただ、面白かったし普通に楽しむことは出来た。内蔵出てきたり、足を切断した>>続きを読む

15歳、アルマの恋愛妄想(2011年製作の映画)

3.0

田舎特有の生きづらさがとても共感できた。狭い地域だからこそ、すぐに話が回ってしまう。イジメなんてあった日には人生の終わりだなんて大袈裟な表現をしてしまうのもよく分かる。そして、国は違えどやはり都会への>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

2.5

つい最近鑑賞したばかりの「アデル ブルーは熱い色」で中性的でイケメンっぷりを発揮していたレア・セドゥがこんなにも美しいなんて。ガラッと雰囲気が変わっていたため、困惑してしまった。
ストーリー的には普通
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.2

若き才能を感じられた1本。
監督兼主演を演じたグザヴィエ・ドラン。イケメンなのに、どこか色っぽい。濡れた金髪が額に張り付くカット。それだけで何故か色気を感じる。直接的な表現はないものの、序盤から薄々感
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.7

良くも悪くも、テリー・ギリアムらしい世界観。内容なんか、わけ分からんし色使いも独特。説明なんか一切ない。自分で考えろとばかりに観客に丸投げしてくるあたりがこの監督らしさが滲み出ている。しかし見終わって>>続きを読む

アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.6

妹のカレンはとても可愛らしい。喜びをきちんと表現することが出来るし、子供らしさを全面に出していて大人達から可愛がられている。しかし、姉のアリスは妹のカレンが可愛がられているのが面白くない。まぁ、そりゃ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.1

なんてこったという言葉しか出てこない。
教会が根強く息衝いている欧米で実際にあった事件を元にして作られている。
子供たちを守る存在のはずの神父が、性的虐待、性的暴力を奮っていたという事実。それも、1人
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.3

暴力、殺人、セックス、そして愛。
愛し合う2人がただひたすらに理不尽な殺人を犯していく。感想としては、とにかくこの映画、途中途中で挟んでくる映像が面白い。前半はアメリカでよくあるホームドラマ調でマロリ
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.2

ウディ・アレン監督が主演を務めているこの映画。銀行強盗をするための隠れ蓑として妻が焼くクッキーを店頭で販売したところ大繁盛。結局銀行強盗の計画を遂行することなく、フレンチーのクッキーで一気にお金持ちへ>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.5

身に覚えがあることだらけで胸が痛くなった。就活で必死だった頃の記憶が鮮明に思い出される。そうそう、こんなこと思ってた!や、確かにこんなやついたなー、など就活あるあるが散りばめられており本当にリアルな映>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

4.1

老老介護の末の物語。病院を嫌がる妻との約束を守ろうと懸命に介護する夫の愛。
涙が溢れて止まらなかった。誰がジョルジュのとった行動を責めることが出来るだろうか。だって誰も彼のような苦労はしてないのだから
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情婦(1957年製作の映画)

4.8

タイトルとパッケージを見る限りドロドロの不倫劇が繰り広げられるサスペンスものかと勝手に想像。しかし蓋を開けてみればそんな要素は欠片もなく、見事な法廷ミステリー作品であったことにただただ驚きを隠せない。>>続きを読む

欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.3

ゲイリーオールドマン目当てで鑑賞したら、デイン・デハーンまで出演してるもんだからお得感が増した。しかし、デイン・デハーンは相も変わらず色白美少年だが、今作ではか弱くてあっけなく死んじゃうので、彼が大好>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.4

タチの悪いジョークばかりでびっくりした。そして最後の爆弾が落とされる描写。大笑いしたわ。
肝心の内容に関しては、鑑賞後ネットで解説を見てからこういうことだったのかと納得するほどよく分かっていなかったの
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

交わる視線。二人を照らす夕陽。風に舞う木の葉。エマの真っ青な髪と瞳。美しかった。キスをすると思いきや、ほっぺだもんなあ。あれは女でも惚れるわ。ずるい。
なんてことない女性同士の恋愛がこんなにも切ないだ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.6

何これ。退屈ですごい面白い。
仕事でくたくたになったとき、衝動的に借りた今作だったが、ものすごい当たりだった。

一話完結型のショートストーリー。しかし、全てに共通しているのは、デスクと、コーヒーもし
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裏窓(1954年製作の映画)

3.8

他人の生活を覗き見ることはとても面白いことだと思う。反道徳的で、プライバシーの侵害にもあたる行為。しかし、ダメだと分かっているからこそ、唆られる。
大なり小なり誰しも経験があるのではないだろうか。見て
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.7

ディズニー映画の中でも美女と野獣は、本当に大好きな作品で、ビデオが擦り切れるまで見ていたし、台詞だって空で言えるほど。今回の実写化で果たして自分の中でアニメを超えることが出来るのかと疑問だったが、更に>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.4

夜遊びしてきたからといって、学校を休ませ家から一歩も出さないという母親の度が過ぎる教育。自由に男性と交流することさえ、ままならない。

プレイボーイのトリップがラックスに愛を囁くものの、パーティーの後
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.1

73歳のストレイトおじいちゃんが仲違いしていた兄が倒れたと聞き、兄に会うため芝刈り機に乗って遠く離れたウィスコンシン州まで旅をする物語。

とにかくこの映画、ストレイトおじいちゃんがいい味出してる。芝
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

4.7

以前知り合いがこの映画から生き方を学んだ、最高の映画だと豪語していた。理由あって彼ともう会うことは無い。
そんな彼の人生の1本だと言わしめたこの映画を見ようと、1度はDVDを借りて鑑賞していた。しかし
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

7年前、突然監禁された後納屋の中でひたすら息子と生活をしていく親子の話。
前半の監禁されているところは意外とアッサリしていた。けれど、助かった後からが本当の地獄だった。
難しいテーマだと思う。事件が解
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.4

パッケージ背景の鮮烈な赤色と、可愛らしい金髪少女に惹かれて鑑賞。
しかし、見始めてすぐに気付く。
あれ?この子女の子じゃなくね?と。
やられた。完全に男の子だった。女装をしている理由は見進めていくうち
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

遅ればせながら話題になっていたシングストリートをやっと鑑賞。 超最高だった。
劇中歌が素晴らしすぎて全てダウンロードしてしまったほど。多分音楽をやっていた経験があるからかもしれないけれど、共感できる部
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.7

ラ・ラ・ランドがドハマリだった私からしたら、もう堪らない映画。
画面いっぱいのカラフルな色合い。洋服一つとってもアベックで色を揃えていたり、計算し尽くされた配色なのが伝わってきた。姉妹がお揃いで着る色
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.7

豪華なドレスにパールネックレス。色とりどりの花束。パステルカラーのパンプス。マカロン。宝石。女ならば誰でもときめき、胸踊る小道具が画面のそこら中に散らばっている。さすがソフィア・コッポラの作品。見てい>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.6

せ、切ない。どう受け止めれば良いのだろう、この映画。そしてこの映画、殆どセリフがなく、状況把握が難しかった。
寧ろ娘の姿をアリスに投影してたなんて見終わった後に知ったほど。約2時間で全てを明らかにする
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マッチポイント(2005年製作の映画)

4.0

上質なクライムサスペンス。ノラとの出会いにより、ズブズブと音を立てながら浮気という名の沼に沈んでいく様が思い浮かべられた。もう、とにかくノラは魅力的。
ノラと出会った時にクリスは口説き文句として官能的
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サスペリア(1977年製作の映画)

1.9

耳から恐怖感を植え付けられたのは初めてだった。更に色使いが独特で全面ピンクの壁やまるで信号機のような赤や緑の明かり、部屋全体が真っ赤に染まる照明など毒々しい色が際立っていた。

しかし、まだ今ほどCG
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.7

さすがディズニー映画。安定の面白さ。
そして圧倒的な映像美。砂浜や海、貝殻一つでさえも、感激するほど美しい。
あまりの美しさに泣く要素がどこにもないところで涙が出てしまった。

ディズニー映画をこれま
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