しらすごはんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

しらすごはん

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マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.5


ビターテイスト。

川本三郎の回想録、『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』(1988年)を原作としています。

今作も、後味悪い、嫌な気持ちになる映画でした。

松山ケンイチが大嫌い、あるい
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.5

非常に後味悪い映画でした。

人間の嫌な側面をこれでもかと見せていきます。

仲間なのに、嫉妬心でリンチして、死に至らしめるとか。

これも現実に起こったこと。

貴重な歴史解釈ものとして観てます。
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無伴奏(2016年製作の映画)

3.5


今作も、モヤっとした感覚が残る映画でした。

斉藤工、良い味出してるなぁ。

かっこいいけれど、気色悪い影のある役が似合う。

実際の斉藤工も、今作の役と重なる要素を持っている人かもしれない。

T
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5


後味悪い、

胸にもやもや感が溜まる映画ってありますよね。

中村文則のサスペンス小説が原作。


フリーライターの耶雲(岩田剛典)は、天才カメラマン木原坂(斎藤工)の取材を始める。

木原坂は、盲
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5


胸の内がもやもやするミステリー映画です。

救いのない物語でした。

貫井徳郎の同名ミステリー小説の映画化。


田向一家惨殺事件。

エリートの夫、完璧な妻、可愛い一人娘が全員殺される。

絵に描
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.5


貴志祐介の原作のイヤミス小説が抜群に面白かった〜

小説のほうでは、動機や行動原理について、悪の主人公本人から詳しく語られます。

犯罪に結びつく異常心理が理詰めで説明されて、唸らされました。

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告白(2010年製作の映画)

3.6


後味悪い、

胸にもやもや感が溜まる映画ってありますよね。

『告白』は、湊かなえの同名ミステリー小説の映画化。

娘を殺された女教師の復讐劇。

先生は生徒を愛し、生徒は反発していても最後にその気
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

どんなホラーより怖い映画でした。

ズシンときました。

そして、もやもやが残りました。

1990年代に、ヨーロッパでこんなことが起こっていたなんて。


1995年7月、旧ユーゴスラビアのスレブレ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5


後味最悪、

胸にイヤ〜なもやもや感が溜まる映画ってありますよね。

走行中の車の助手席から顔出している犬や子どもを見ると、今作をを必ず思い出してしまいます。

走行中、ボンネットとか屋根の上につか
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.5


後味悪い、

胸の内がもやもやするSF映画でした。


思い出したくないけれど、時々思い出しちゃう映画ってありますよね。

そういう意味で、今作もファンが多くついてる映画ではないでしょうか。

ノー
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0


めちゃくちゃおもしろい映画でした。

よく分からなかったけれど、すごい。

悪の組織から世界を守るエージェントの活躍の体で、時間旅行を扱う物語。

時間の挟み撃ちって、

どういうこと?

科学的哲
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.8


時間旅行を扱った映画です。

運命に翻弄された切ない男のラブストーリーでもあります。

『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の主人公は、時間の因果関係を概ねコントロールできていました。

しかし、今
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0


時間旅行を扱う映画では、最も有名ではないでしょうか。

当時、ニュージャンルを切り拓いた感覚がありました。

To be continuedで〆るラストも衝撃的。

ワクワク感が半端なかったです。
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.7


期待以上におもしろかった〜

プロットがしっかりしているから、動画配信でもこの映画の良さは損なわれないでしょう。

ジェイク・ギレンホール主演。

ある種のタイムループもの。

主人公が8分間のルー
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5


タイムループもの。

主人公が死んだら、またスタート時点に戻るという設定です。

トム・クルーズ主演作品。

原作のライトノベルは未読でした。


近未来、エイリアンにより、地球は侵略を受けている。
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5


タイムループもの。

『パームスプリングス』では、1日が経過すると、リセットされてしまう。

同じ日を繰り返すことになった男女のラブコメディでもあります。

ループの間の記憶は残っているという設定。
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5


タイムループもの。

『リバー、流れないでよ』は、2分間に閉じ込められるお話です。


初冬、京都の貴船が舞台。

主人公のミコトは、老舗料理旅館「ふじや」で仲居として働いている。

ランチタイムも
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.0


ヒューマンドラマの名作です。

人生の苦難や美しさを、川の流れに託して描いた物語。

フライフィッシング、ブラッド・ピットを今作で初めて知りました。

数々の箴言、

父と息子の関係性、

兄弟の絆
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0


主人公(エドワード・ノートン)は、平凡な勤め人。

自動車のリコール調査員として、出張につぐ出張。

全米中を飛行機で飛びまわる生活。

給料はまあまあ。

趣味?は、おしゃれな家具とブランド服を揃
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0


そうなんですよね。

天才ハンニバル・レクターを、そもそも捕まえた人物がいたんですよ。

捕らえたといっても、紙一重で倒せたというギリギリの勝利でしたが。

『レッドドラゴン』は、
『羊たちの沈黙』
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.8


公開時、まさにニュージャンルを切り拓いた映画と感じました。

シリアルキラースリラーもの。

それまでのホラーとは異なっていて、現実の事件と地続きという感覚でした。

それもそのはず、原作小説は、ア
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8


マーティン・スコセッシ監督作品。

高校生ぐらいの時、リバイバル上映で観ました。

あのシーンどういう意味だったんだろうね〜

あのラストってめでたしめでたしのハッピーエンドになるの?

などなど、
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8


マーティン・スコセッシ監督作品。

スコセッシ作品のなかでは、
『グッドフェローズ』と『沈黙』が最も好きかも。

江戸時代初期のキリシタンの迫害を描いた重厚な物語です。

スコセッシの作家性に、遠藤
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8


ギャングに憧れていた主人公が、成り上がって挫折する話。

マーティン・スコセッシ監督作品です。

スコセッシの犯罪組織ものの中では1番好きかも。

レイ・リオッタと、ジョー・ペシは、この映画で初めて
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.6


マジか〜

やられた〜

殺され方が不自然だと思った〜

必ずつぶやくことでしょう。

主に、謎解き役のジョン・キューザックの視点で物語が進んでいきます。

今作も、レイ・リオッタが良い味出してるな
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アンフォゲタブル(1996年製作の映画)

3.6


90年代のサスペンスの佳品。

記憶をめぐるSFチックな設定です。

死人の記憶を追体験できる医療テクノロジーが開発された世界線の物語。

薬を服用して、妻を殺した殺人犯を追い詰めていく検死官が主人
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第9地区(2009年製作の映画)

4.0


SFサスペンス映画。

エイリアンの造形とか、ガジェットとか世界観が楽しい作品です。

見どころたくさん。

また、南アフリカだけでなく、現代の難民問題の相似形になっていて、考えさせられました。
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.6


冒頭、国防省が保管している極秘資料というテロップが出る。

その極秘資料のビデオには、「クローバーフィールド」という名前がついていた。

ハンディカムで撮影した人物が見た映像の体で物語が進む。

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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


SFホラーの傑作です。

今作も、音楽担当はエンニオ・モリコーネ。

映画のテーマに沿った不協和音系のミュージックがいい塩梅で流れます。

モリコーネ、良い仕事してますね〜


監督は、ホラー映画の
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0


色々な角度から語れる作品ですね。

素晴らしい、楽しい映画でした。

箴言、

恋愛、

人生の師弟関係、

時代の移り変わり、

シチリアの街並みや人々。

そして、モリコーネの美しい音楽。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

3.6


エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画で、今作もチラッと出てきました。

モリコーネの音楽に惹かれて。

Netflixで観てます。

音楽だけでなく、物語や映像も素晴らしかった。

映画のルッ
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.5


エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画で、今作のテーマ曲も流れました。

一際、かっこいい曲。

The Ecstasy of Gold

メタリカのライブでも、この曲がゴージャスに使われてまし
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.6


クリント・イーストウッド監督・主演作。

西部劇ってリアルでおもしろいなぁ、

個人的に再認識させられた作品です。

紋切り型、嘘くさい、古くさいという雰囲気もあって、80年代にはあまり西部劇が作ら
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.8

クリント・イーストウッド主演作。

ヒューマンドラマの佳品です。

渋い。

ベースボール好きにはたまらない。

人間の感性よりも、マネーボール流のデータが重んじられる時代にあって、数値を超えて人を見
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0


名匠ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドのコンビ作。

実話に基づく脱走映画です。

当時、脱獄不可能といわれたアルカトラズ刑務所から脱獄した男達がいた…

冷酷な刑務所長と、頭脳明晰で寡黙な囚
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

5.0


ポール・ニューマンから勇気をもらう映画です。

振り返ってみれば、
人生の指針となった映画のうちの1本です。

観た時のタイミングによって、宝物になるような作品て、ありますよね。

VHSレンタルで
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