けまろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

けまろう

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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.8

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『オクジャ』鑑賞。世界の食糧危機への対策として期待されるスーパーピッグを、世界各地の農家に育てさせコンペティションを行うという、設定としてはかなり面白いストーリー。スーパーピッグのCGのリアリティもさ>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.1

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『22年目の告白 私が殺人犯です』鑑賞。かなり騙された。相変わらず藤原竜也の演技は人を惹きつけるものがある。照英が思ったよりキレイめで、刑事役をやるには向いていなかったか。夏帆の演技が素人臭くて気にな>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

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『メッセージ』鑑賞。昨年のTIFFからずっと観たかった作品。突如地球に十二隻飛来した謎の飛行物体。中にはヘプタポッド(7本足)と名付けられた異星人がおり、主人公である言語学者のルイーズが、言語を解読し>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.3

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『ジェーン・ドウの解剖』鑑賞。友人に勧められて鑑賞したものの、怖すぎて漏らした。不気味で未知のものが人智を超えた存在であると発覚していく過程は、異常なほどスリリングであり、どうしても解を欲してしまう。>>続きを読む

映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

1.8

『みんな!エスパーだよ!』鑑賞。女の子がかわいいだけの映画。良くも悪くも、テレビドラマのような鑑賞体験。

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.4

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『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』鑑賞。人工授精で子供を得ようと画策するマギーの話。マギーの「計画」は、勤務先の同僚ジョン恋に落ちることで屈折し、またその恋が終わることで完遂する。
マギーが望んだ
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.7

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『怪物はささやく』鑑賞。『パンズ・ラビリンス』のスタッフが参画してるということで、ダークファンタジーを堪能したくて鑑賞。現実と夢の世界を行き来する構成は、そのまま『パンズ・ラビリンス』を想起させる。良>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

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『ドライヴ』鑑賞。ライアン・ゴズリング観たさにチョイスしたけど、雰囲気が完全に『ネオン・デーモン』。要所要所のカットにセンスが溢れている。特に空間を水平横断するようなカメラワークに、『ネオン・デーモン>>続きを読む

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.7

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『はなればなれに』鑑賞。相変わらず、ストーリーはなんじゃこりゃという印象だったが、飲食店での3人のタップダンスは言うことなしだった。ダンスシーン、ナラティブ、BGMが奇妙にばらけていて、まさに「はなれ>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.6

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『女は女である』鑑賞。映画を技法的にではなく、ストーリー中心に観てしまう甘ちゃんなので、正直面白いとまでは思えなかった。また、BGMの使い方が独特。オンとオフを駆使した不思議な音響であった。
まるで部
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美しい星(2017年製作の映画)

4.3

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『美しい星』鑑賞。吉田大八監督の最新作。『桐島、部活やめるってよ』も『紙の月』も面白かったので期待を大にして鑑賞。いやぁ、相変わらず面白かった。火星人として目覚める父親と水星人の息子、金星人の娘、そし>>続きを読む

ザ・ダンサー(2016年製作の映画)

3.3

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『ザ・ダンサー』鑑賞。とても期待していたが、想定していた話と違っていて残念。史実を知らなかった私のせいだが、ロイとイサドラの対決を予告編で煽っておいて、蓋を開けてみたら戦わずという結末だったのは、拍子>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

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『キャッチ・ミート・イフ・ユー・キャン』鑑賞。先輩に勧められて鑑賞。ディカプリオの演じる詐欺師アバグネイルがカッコよすぎるのはさておき、怪人二十面相みたいな詐欺をしておいてこれが実話だと言うのだから驚>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

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『マンチェスター・バイ・ザ・シー』鑑賞。本作でオスカーを受賞したケイシー・アフレックの演技目当てで鑑賞。良くも悪くも、余りにも自然体な演技で物語はゆっくりと流れていく。
自らの過失で娘を失ってしまった
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グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独(2009年製作の映画)

-

『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』鑑賞。グールド好きにはたまらない映画。BGMはもちろんグールド。バーンスタインと共演してたんだ〜、とグールド好きの割に知らなかったので勉強にもなったし満足>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

2.9

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『夜は短かし歩けよ乙女』鑑賞。これ原作読んでた人は受け入れられるのかとても気になった。小説はかなり奇天烈な内容で、読者に想像の自由を与えていた分、可視化された時の違和感はほかの実写化作品よりも強かった>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

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『美女と野獣』鑑賞。音楽と美術が素晴らしかった。冒頭のミュージカルシーンから一気に物語に引き込まれるあたり、流石はアラン・メンケン。内容はアニメ映画で知っていたが、それをきちんと再現するクオリティ。特>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.2

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『カフェ・ソサエティ』鑑賞。ウディ・アレン監督の最新作。『ミッドナイト・イン・パリ』と『マジック・イン・ムーンライト』が大好きすぎて楽しみにしてた作品。ゴリゴリのウディ・アレン節が効いていて、ユーモア>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

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『LION ライオン 25年目のただいま』鑑賞。シネスイッチ銀座でギリギリ滑り込みの鑑賞。予告編がとても面白そうだったので期待していたが、主人公サルーが行方不明になるまでが長く、期待していたテンポでは>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.7

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『ムーンライト』鑑賞。『ラ・ラ・ランド』を抑えてのアカデミー賞作品賞受賞。黒人のゲイのピュアなラブストーリー、と言うと大きな語弊があるけど、内気な少年シャロンが子供の頃から好きだった相手ケヴィンと和解>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『パンズ・ラビリンス』鑑賞。『クリムゾンピーク』でギレルモの色彩の虜になり、かつそのギレルモが私の好きな少女異世界譚を撮った作品ということで念願の鑑賞。
地下にある国の姫の転生である(という設定の)オ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.8

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『わたしは、ダニエル・ブレイク』鑑賞。パルムドール受賞作品。ケン・ローチ監督は『天使の分け前』以来だったが、まさかこんなに泣けるとは!
ダニエルは役所に労働を禁止されるも、療養のための手当てが出ず、求
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.6

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『パッセンジャー』鑑賞。見逃していたので国際線の機内で鑑賞。男女どちらか一方だけが再び冬眠する悲恋の話だろうと勝手に予想していたのだが、まさかの二人で生きるという結末に意外性を感じた。
いずれにせよ、
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『ヒューゴと不思議な発明』鑑賞。こういう無垢なおとぎ話は大好き。ニューシネマパラダイスにファンタジーの要素を加えたような作品。メリエスの『月世界旅行』は大学の授業で観ていたので、懐かしみながら鑑賞でき>>続きを読む

百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.5

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『百日紅』鑑賞。アカデミー賞に出品したというので気になっていた作品。話の軸が浮世絵や妖というのがいかにも外国人ウケを狙っているような感じ。話自体はまあまあ面白かった。
杏が声優しているのに違和感を感じ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』鑑賞。すごいファンというわけではないが、一応全作鑑賞しているライト層。素直に楽しめたし、思わずそのままエピソード4の冒頭を観てしまった。
デス・スターの図
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

4.4

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『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』鑑賞。素晴らしい映画だった。ナタリー・ポートマンの演技がまず素晴らしいのはもちろん、心象風景を代弁する音楽やシンメトリーの整然とした映像など、ひとつの作品と>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『マネーボール』鑑賞。野球を一度も好きだと感じたことのない私だが、それでも楽しく鑑賞できた。落ち目の野球チーム オークランド・アスレチックスを、打率や出塁率などの数字だけを考慮し、統計学的に捉えるセイ>>続きを読む

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.5

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『午後八時の訪問者』鑑賞。本作は公式に裁かれない罪にどう対処するのか、という普遍的な問題を鑑賞者に投げかける。診療時間外だからと、午後八時の訪問者の応対をしなかった女医のジェニー。その訪問者(黒人の女>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』鑑賞。ライアン・ゴズリング観たさと最近観た『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が面白かったので華金のお供にチョイス。最近読んだ「マチネの終わりに」でも丁度同じリーマ>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『ヴァージン・スーサイズ』鑑賞。設定は自分の好みだと思いながら観たものの、実際の内容は割とツッコミどころ満載。トリップのモテエピソードにあんなに尺使う必要はあったのか?割と雰囲気が軽く、少女たちの死に>>続きを読む

エル・クラン(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『エル・クラン』鑑賞。アルモドバルがプロデューサーを務める、実話をベースにした話。
誘拐業を生業とするプッチオ家は、一見するとどこにでも居る平凡な家族。父アルキメデスが誘拐を主導し、息子のアレハンドロ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『牯嶺街少年殺人事件』鑑賞。4時間ぶっ通し。「この世界は僕が照らしてみせる。」というビジュアルのコピーの通り(?)、明暗(照らすこと)への拘りが非常に強く、部分的に照らし出す照明の美術効果が非常に高い>>続きを読む

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『私が、生きる肌』鑑賞。ペドロ・アルモドバル監督の作品は、大学の授業で観た『ボルベール』以来。あの時はペネロペ・クルスのエロさしかわからなかったが、本作は倒錯した人間のエゴが非常にミステリアスに描写さ>>続きを読む