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『お嬢さん』鑑賞。百合好きにはたまらない官能映画。映像も音楽もストーリーも、とにかく良い。カタコトの日本語が少し気になりつつも、それを忘れさせてくれる展開だった。
上月家の巨万の富を狙う詐欺師の藤原伯>>続きを読む
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『ラビング 愛という名前のふたり』鑑賞。ヴァージニア州の白人リチャードと黒人ミルドレッドが夫婦となり、異人種間結婚禁止法の違憲判決が出るまでの物語。「アメリカ史上もっとも純粋なラブストーリー」という触>>続きを読む
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『SING』鑑賞。予告編につられて観に行ってしまったけど、個人的には好きになれなかった。沢山の歌い手が出てくる前半のオーディション部分が一番好きかな。さまざまな音楽のジャンルと動物のマッチングの関係が>>続きを読む
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『哭声』鑑賞。友人に勧められて鑑賞。韓国のサスペンスものは『薄氷の殺人』があまり好きになれなかったため、個人的には身構えて鑑賞したのだが、本作の濃密な世界観にすっかりやられてしまった。
とにかく息をつ>>続きを読む
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『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』鑑賞。ムーミン一家+αの一行が南の島で優雅な生活をするも、(フローレンを除き)セレブたちと馴染めずに故郷に帰ってくる話。終始シュール過ぎてずっと弟妹と笑っていた。ス>>続きを読む
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『ボヤージュ・オブ・タイム』鑑賞。極上の90分間。現在の文化と進化する自然が交互に映され、やがて溶け合って行く。全は一、一は全の宇宙観が見事な映像で表現された作品。「宇宙的なもの」は地球上のあちこちに>>続きを読む
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『ハドソン川の奇跡』鑑賞。航空機事故に遭い、ハドソン川に不時着させたことで乗客全員の命を救ったパイロット チェスリー・サレンバーガー(愛称サリー)の物語。市民に英雄として認識されながらも、国家運輸安全>>続きを読む
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『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』鑑賞。パキスタンでネスレのミルクを売るセールスマンのアヤン。自らの売るミルクが汚い水によって作られ、大勢の幼児が死亡していたという事実に直面し、大企業ネスレに対>>続きを読む
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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』鑑賞。実在するジョーダン・ベルフォードをディカプリオが熱演した痛快な出世物語。現実とは思えないほど話がぶっ飛んでてそこも面白いが、意外と映像にも凝っていて好印象。レ>>続きを読む
こんな設定感動するに決まってる!最後の腕相撲のシーンが途轍もなく良かった。
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『ラ・ラ・ランド』鑑賞。待望にしていたアカデミー賞最有力候補。前評判に違わぬクオリティで大満足。撮り方(長回しのワンカットやマジックアワーの使い方など)も、細かい演出(視線の交錯やキスシーンの構図など>>続きを読む
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『不思議惑星キン・ザ・ザ』鑑賞。シネマカリテでやってたのを見逃し、早稲田松竹にて鑑賞。「クー!」余りにもシュール過ぎるが、その裏に思想的なものも感じられるディストピア作品。『スター・ウォーズ』は確かに>>続きを読む
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『ひなぎく』鑑賞。私の敬愛するヤン・シュヴァンクマイエルにも深い影響を与えたであろうチェコ・ヌーヴェルバーグを代表する作品。冒頭で交互に繰り返される歯車と戦争シーンから一気に引き込まれる。
基本的には>>続きを読む
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『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』鑑賞。ベルリン国際映画祭 金熊賞受賞作。説明のない、一見関係性のなさそうなカットによるモンタージュは非常に難解。映されるカットはランペドゥーザ島に辿り着いた>>続きを読む
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『マイ・ベスト・フレンド』鑑賞。癌で余命宣告をされた親友ミリーと主人公ジェスのヒューマンドラマ。SATC(セックスアンドザシティ)好きにはたまらない内容という触れ込みだったが、案の定ぼくの理解できない>>続きを読む
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『おんなのこきらい』鑑賞。森川葵がただただかわいい映画。すぇのたすの歌う挿入歌の絡ませ方はとても好きだった。こういう女性居るよなーとイライラしました。森川葵は最強のメンヘラ顔で、配役としては最適。しか>>続きを読む
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『ぼくのエリ 200歳の少女』鑑賞。いじめられっ子の美少年オスカーと去勢した元少年の吸血鬼エリの恋愛譚というロリショタ好きにはたまらないヴァンパイア映画。設定が完全に日本のサブカルチャーじみていて、好>>続きを読む
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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』鑑賞。不思議(peculiar)な能力を持った十代の青年ジェイクが、祖父の奇妙な死をきっかけに不思議な世界へと足を踏み入れ、一人の青年として成長する話。十代の頃は>>続きを読む
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『リリーのすべて』鑑賞。世界で初めて性転換手術を受けた風景画家アイナー(転換後はリリー・エルベ)の物語。肖像画家である妻ゲルダのモデルとして女装をしたことをきっかけに、自分の中にあるもう一つの性別に気>>続きを読む
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『エゴン・シーレ 死と乙女』鑑賞。当時のウィーン美術を代表し、グスタフ・クリムトとも並び称されるエゴン・シーレの28年という激動の人生を描いた作品。
妹のゲルティ、ヌードモデルのモア、クリムトに紹介さ>>続きを読む
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『未来を花束にして』鑑賞。女性参政権運動に参加する一般市民女性モードの物語。社会運動全体(或いはその主導者)を描くのではなく、そこに参加する1人の女性としての視点で物語は語られる。家庭がある身で運動に>>続きを読む
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『アラビアの女王 愛と宿命の日々』鑑賞。裕福な家に生まれ、オックスフォード大学を首席で卒業したイギリス人女性ガートルード・ベル。彼女は格調高い家の拘束に嫌気がさし、叔父を頼ってイラクのイギリス大使館へ>>続きを読む
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『エリザのために』鑑賞。カンヌの監督賞受賞作。暴漢に襲われた娘を守るために、奔走する父ロメオの物語。原題は"GRADUATION"であり、エリザを意識したタイトルでは決してない。実際、鑑賞してみての感>>続きを読む
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『籠の中の乙女』鑑賞。完全に閉鎖された空間で育った子供はどうなるか、という実験的映画。非常識を常識として刷り込んでいく歪んだ教育は、狼に育てられた子供の話を思い出させる。両親の歪んだ愛情は子供たちの外>>続きを読む
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『ネオン・デーモン』鑑賞。アメリカンドリームを目指してファッション業界に挑戦した田舎出身のオーロラ姫(エル・ファニング演じるジェシー)が、のし上がっていく中で先輩モデルたちの陰湿なイジメ(暴力、セクハ>>続きを読む
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『コララインとボタンの魔女』鑑賞。現実の生活に不満がある少女コララインが、家に備えつけの謎の小さな扉からボタンの魔女の世界に迷い込んでしまう。異世界では意思のある花たちや喋れる猫の助けを借り、双子の老>>続きを読む
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『聖杯たちの騎士』鑑賞。テレンス・マリック監督は『ツリー・オブ・ライフ』以来。前作がとても好きだったので今回も期待して鑑賞。とても良かった。圧倒的にカットの数が多いのにも関わらず、流れるようなモンター>>続きを読む