けまろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

けまろう

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早春(1970年製作の映画)

3.8

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『早春』鑑賞。青春を取り扱った映画は個人的に大好きなのだが、本作もまた異常にスーザンに執着するマイクの姿が愛しい映画だった。とにかく、色が良い。職場の緑と血のような赤はコントラストをなし、精液を彷彿と>>続きを読む

68キル(2017年製作の映画)

3.9

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『68キル』鑑賞。未体験ゾーンの映画たち初デビュー!いきなりとんでもない作品に出会った。気弱でM気質の主人公チップがさまざまな女性に性をチラつかせられ、翻弄されながらも、自分の意志を持ち始めるというス>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

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『キングスマン:ゴールデン・サークル』鑑賞。前作が面白かったので、今回も楽しみにしていた。相変わらず圧巻の演技だったな。スローモーションを組み合わせたカーチェイスや戦闘シーンは問答無用で心躍る。それに>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

4.5

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『草原の実験』鑑賞。まさかこの作品をラインナップしてくれるとはNetflix様に感謝です。ただただ、ショットへの尋常じゃない拘りに目を奪われる。精緻に計算され尽くした映像は美しいの一言に尽きる。丁寧な>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.4

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『花筐 HANAGATAMI』鑑賞。恥ずかしながら大林監督の作品初鑑賞。戦争が起こる直前の唐津で繰り広げられる青春活劇。チェコヌーヴェルバーグを思わせる奇妙に心地いいテンポ感と切り貼りされたショット、>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

3.4

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『わたしたちの家』鑑賞。PFF2017でグランプリを獲っていたので気になっていた。映画というより、ビデオアートに近いように感じた。特に四人の女性が音楽に合わせて家を巡る冒頭のシーンは、過去に見たビデオ>>続きを読む

龍の歯医者 特別版(2017年製作の映画)

4.4

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『龍の歯医者』鑑賞。Amazon primeでテレビ版を視聴し、余りにも感動したので劇場でも鑑賞。良い音響で聴くとより素晴らしい。
舞台は欧米風の国セルペナーダと日本風の龍の国との戦時中で、龍の国が契
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

4.1

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『夜明けの祈り』鑑賞。友人から勧められたが未鑑賞だったのでリバイバル上映で漸く鑑賞。とても美しい映画だった。
舞台は第二次世界大戦後のポーランド。戦争で傷ついた人々の治療に当たる赤十字所属のマチルドが
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.6

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『君に読む物語』鑑賞。会社の先輩のベストムービーと言われたので鑑賞。感動のさせ方が少し古典的な感じがした。
ライアン・ゴズリングの寂しげな表情大好き。出自を超えた愛情というものは、ロミオとジュリエット
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

4.1

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『ダンシング・ベートーヴェン』鑑賞。クロード・ルルーシュの『愛と哀しみのボレロ』がとても感動したので、それに類するものかなと期待して鑑賞。大分ドキュメンタリー寄りで、もう少しバレエのシーンを観たかった>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

1.0

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『DESTINY 鎌倉ものがたり』鑑賞。2018年映画館初め。多分ターゲットはぼくみたいな人間じゃないんだろうけど、とにかく苦痛の2時間だった。
主演二人の通り一辺倒な演技、やたらと過剰なBGM、チー
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

4.0

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『光のノスタルジア』鑑賞。一昨年観れなくて歯がゆい思いをしていたが、今回漸くNetflixで鑑賞。まさか昨年自分が訪れたサンペドロ・デ・アタカマの話だとは思わず、あまりの偶然に感動してしまった。
星を
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.1

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『好きにならずにいられない』鑑賞。2018年の映画初め。ミリタリー模型オタクのフーシによる一途な恋愛物語。大柄な童貞のフーシが、近所の幼女ヘラに励まされながら徐々に意中のシェヴンとの関係性を発展させて>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.0

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『希望のかなた』鑑賞。クリスマスに観るもんじゃないと思いつつも職場から近かったので鑑賞。
北欧に流れ着いたシリア難民のカーリドと彼の周囲を巻き込んだヒューマンドラマ。北欧でも中東系移民へのあたりは厳し
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全員死刑(2017年製作の映画)

4.1

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『全員死刑』鑑賞。間宮祥太朗初主演作。圧巻のヤンキー演技はもう流石としか!オラついた三河弁?とかも板についてて笑ってしまう。園子温監督の『冷たい熱帯魚』と同じスタッフということだが、確かに同作と似た節>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

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『勝手にふるえてろ』鑑賞。松岡茉優さんかわいすぎませんか……こういうワンレンが似合う女性好きなんだなぁと実感した。
映画自体はチープなところもあったけど、全体的にシナリオも演者も素晴らしく非常に楽しか
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.9

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『ゴッホ 最期の手紙』鑑賞。油絵が動くというアニメーションってだけで、嘗てない資格体験。(昔ポンキッキーズで動く粘土は観たことあったけど)それだけで価値があるのに、ドラマとしてもかなり面白い。毎瞬間が>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.7

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『エンドレス・ポエトリー』鑑賞。奇しくもサンティアゴ出張一ヶ月後の鑑賞となった。意外とスペイン語聞き取れるという……ホドロフスキー作品は初めてだったが、もうとんでもなく素晴らしかった。南米と言えば文学>>続きを読む

婚前特急(2011年製作の映画)

1.0

『婚前特急』鑑賞。どうしても吉高由里子が観たくて鑑賞。作品の内容に関しては特にコメントないが後悔はしていない。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.8

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『KUBO』鑑賞。スタジオライカの前作『コララインとボタンの魔女』が面白すぎたので、期待を大にしての鑑賞。個人的にはコララインの方が好みだけど、クボも非常に面白かった!日本の偏ったイメージには疑問が多>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

『GODZILLA 怪獣惑星』鑑賞。初めてのTOHOシネマズ上野!ゴジラの置物も置いてあっていい感じ。連作のようなので点数はつけないが、個人的には『シン・ゴジラ』より好きかも、とか言うと映画もB専かよ>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

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『キングコング 髑髏島の巨神』鑑賞。平成ゴジラシリーズが大好きなので、怪獣映画はかなり評価辛めかもしれない。
ベトナム戦争の時代、人工衛星ランドサットが捉えた未開の島、髑髏島に調査に赴くというシナリオ
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

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『インサイド・ヘッド』鑑賞。見よう見ようと思って見ることができなかったので飛行機で鑑賞。ライリーの中にある五つの感情、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリが登場して展開されるヒューマン(?)ド>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

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『サバイバルファミリー』鑑賞。全く期待していなかったのだが、いざ見てみると面白い。原因不明の大規模停電という事件を通して、バラバラだったひとつの家族が緩やかにつながり始めるヒューマンドラマ。奥さん役の>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

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『A Ghost Story』鑑賞。ケイシー・アフレックが白い布のチープな幽霊になる話。非常に文学的な作品で、一度で理解するには非常に困難だった。日本では未練がなくなった幽霊は成仏するが、そうした設定>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.6

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『パーティーで女の子に話しかけるには』鑑賞。ビジュアルが素敵すぎるエルファニング目当てで鑑賞。異世界モノのボーイミーツガールという設定も個人的には好きなので期待!と思いきや、思っていたのと全く違うテイ>>続きを読む

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.8

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『こんなはずじゃなかった!』鑑賞。金城武の中国すごいなと思いながら鑑賞。事業の合理化を進めようとする雇主と若い女性シェフとのラブコメディー。特に深く考えることなく楽しく鑑賞できた。チョウ・ドンユィの演>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

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カーニー作品3作目。ハンドカメラがドキュメンタリーのようなタッチを生み出す。"Falling Slowly"の歌詞にある"I dont know you, but I want you"という台詞が個>>続きを読む

映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(2015年製作の映画)

-

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時間つぶしで観たけど、各外国人の描写が完全にステレオタイプで違和感しかなかった。

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

4.0

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『Heart Strings』鑑賞。個人的にド好みの青春ロードムービー。少年と少女の甘酸っぱい恋愛がもうたまらない!チェリストを夢見るマリーは、徐々に視力を失う病に罹っていた。何とかオーディションを受>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.4

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『人生はシネマティック!』鑑賞。戦時中にダンケルクが舞台のプロパガンダ映画を撮るというシナリオ。目的は戦意高揚のため。劇中劇的な面白みがあるものの、個人的には退屈を感じてしまった。爆撃が続き暗澹とした>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.2

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『縞模様のパジャマの少年』鑑賞。シナリオ自体は良いとは思うんだけど、何故英語でやるのかという疑問が……

リーナ・ラブ(2017年製作の映画)

3.6

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『リーナ・ラブ』鑑賞。SNSのなりすましによって虐められる少女の話。思春期の少女の葛藤という個人的には好きなテーマだったが、肝心のリーナがあまり好みではないというのが第一の感想(最低)。最近ありがちな>>続きを読む

シリアにて(2017年製作の映画)

4.0

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『シリアにて』鑑賞。ノーラン監督の『ダンケルク』では度肝を抜かれたが、本作もそれに近似する新しい形の《体感型》戦争映画だ。視点はシリアで密かに暮らす家族の中に固定され、外から聞こえてくる爆撃音や銃撃音>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『彼女がその名を知らない鳥たち』鑑賞。とても切ない話だった。竹野内豊はあんなゲス役もできるのね。全くかっこよくなかった。松坂桃李はエロ過ぎる。阿部サダヲの演技がとても良かった。
すごい面白かったんだけ
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『スキン あなたに触らせて』鑑賞。とんでもない変態作品。紫とピンクの色調が鮮やかな独特の世界観。かつ、奇形(アンフォルメル)な登場人物たちによる、コミカル&アイロニカルなドラマは観ていて飽きない。1時>>続きを読む