だるまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0


視聴後は、良い夢見た後にスッキリ起きれた時と同じ気分でした。
そんな幻想的な淡い夢の世界を覗き見しているような時間の映画でした。

映画に描かれている男女の人間模様も、男と女の目線思考が巧みに捉えら
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.4

賢い高齢者。
自分もいつでも頭のキレる人間でいたい。

コメディ調の痛快劇。柔い心持ちと表情で見られる。


ただ、その当時の日本映画らしさがどうも自分にはしっくり来なかったです。。。

若い頃の樹木
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ハハハ(2010年製作の映画)

3.8

まじで 「ははは」笑。

爆笑はしない、小笑いの、
酒のつまみになるストーリーのゆるーいお話。
でも何故かクセになるんよね。

お笑いで言ったら
ずん飯尾さん的映画。

好きでもないけど、嫌いでもない
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フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998年製作の映画)

3.9

映画を観たというより、時間を買ったって感じ。

その当時の上海を覗き見させてもらいました。 
異質な美しい世界。
気持ちが浮つくような落ち着くような。

ステキです。

それから(2017年製作の映画)

4.3

面白い🤣。

これぞまさに粋な笑い。

落語とかの題材にもなりそう。男って、こうも滑稽で、変わらないで、マヌケで、どうしようもなくて、、。でも何か憎めないし、これが人間なんだよ、っていう。

こういう
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.8

エッジの効いた作品笑。

ストーリーや描写一つ一つに全て意図があるのか、それともそういう風なだけでメタファーはないのか。

ホンモノかニセモノかは僕にはまだ分からないが、どちらにせよこういう作品が作れ
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ふるさと(1983年製作の映画)

3.8

育ち過ごした場所で死ぬ。
頭がボケようともその思いは残り続ける。

「じい」の生き様をありありと見れた。


当人は自宅で死にたい、地元で終わらせたいと思う一方で、延命を思い、病棟で余生を過ごさせる家
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.7

写真積み重ねてっていうのは考えようによっては誰でも考えられるのにこんな映画はない。

それは観客側が嫌うからか、それともそういう映画を作るという考えにいかないからか。

どちらにしても中身含めてエッジ
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わらの犬(1971年製作の映画)

4.2

バカ真面目の空振り劇笑。


終盤のみの話だが、レイプ犯を信じない主人公がそいつをかくまうために、何故か闘志を燃やしグルを殺す。自分やパートナーがボロボロになりながらも笑笑。

何を見せられてるんだろ
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

「赤」‥熟したトマトや血液のような色の総称。

赤は太古より血や火の色などと関連させられ、人を高揚させる色として多くの人間に認識されていた。

人間の目は、赤、緑、青の光を感知する錐体によって様々な色
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.5

ゴダールやタルコフスキーが好んだ溝口健二の作品。

これ観ると他の大河が胡散臭く見えてくる。っていうほどとても綺麗な映像とその時代をありありと映し出したような世界観。 そして同時にその世界観は神秘性を
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.6

「痛快」とは正にこの映画のことを言うのかなと。

面白いっちゃ面白いけど、でももう一度みたいか、と言われるとそうでもない。
なんでかと考えると、多分話に大きな起伏がないから。
ドキュメンタルチックなの
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.6

まあガンダムゴジラあたり出ちゃうともう日本人は嬉しいし、シャイニングの世界観入って行っちゃうのは興奮するよね。

まあ戦い自体はゆるいかなーと。

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.6

日本の自殺率が多いのはハグが文化としてないからっていうのは絶対あると思う。

それほどハグは癒しであり、ストレスを逓減させ、そして言葉なしとも伝わる愛情表現だ。

どんなことでもいい。困ってる人にはハ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

人間、一番怖いのは人間模様。

そして身近な人間の見えない知らない一面を見た時の、急に距離が遠のくあの感覚は怖さそのもの。

脚本が光る、そしてヒッチコックの影響は今もどしんと受けているのが伝わる映画
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.0

平和な世の中からの視点では
西部戦線異常ありすぎ。
だけど
戦争の場では
西部戦線異常なし、なのだろう。
それほど「異常」の振れ幅が壊れている。

最後の切ないシーンが印象的。

そして1930年の作
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ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.2

レイジングブルの時みたいな傍若無人な役のデニーロ。亭主関白で傲慢で俺様主義。

離れて良かったね、ディカプリオ。

それぐらいしか残らない映画。

映画としてはパンチのない映画だった。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.3

どこに感情移入したらいいか分からない。

みな辛い。。。

そう言う人たちを見せられたが、逆に言うとそれだけでメッセージは特に無い作品であった。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.7

どろどろ、ぐちゃぐちゃ。

琴線が外れた人間。

狂気の沙汰。

時計仕掛けのオレンジにも移る作品。


カタチは何であれ生きるもの、人間の生きるありよう、人間の生活というのは人間が作り出した「社会」
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オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

3.3

大木をみると、圧倒される。思わず「すげえなぁ」。と声をだしてしまう。

というのも大木は僕を含めずっと見てきているから。


だからこそ、この映画のもっとほしかったロードムービーのところやちょっと不自
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.6

狂犬病。
かかるとほとんどが死ぬ。
理性を失い狂ってしまう。

まさに主人公であろう。死ぬまでにひたすら殺し、逃げる。その様子は至極濃厚。
日本では絶対できないスケールさと、バイオレンスさ。


だか
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.7


最後のおばあちゃんの
「わたしね、長く生きすぎたの。。」は観ている側がとても息の詰まる箇所。

この物語は常におばあちゃんの自伝であり、思い出しながら描いたものであるので実際とはかけ離れているもの、
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

-

大変。
また理解できない映画に出会ってしまった。

また再視聴する作品のストックが増えました。

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.3

ふざけたコメディなんだろうな、と思ったら大分良作だった!



人生沢山の人に出会い、色々な関わりを持つけれどその中でも何人かは本当に自分の人生を変えてくれる存在になる。でもそれは誰だかは分からないの
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.6

日常にありふれている大事なもの。
ほんとうに当たり前にあるものだから、
脳はそれを気にも留めない。そしてそれは永遠にあるものと勝手づけ、人間は新たなものを求める。

だがある時、無くなるときに気づく。
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8



「パパはなりたいものになれた??

————-
パパはなりたいものにまだなれてない。なれたのかどうかが問題じゃない。大切なのはそういう気持ちをもって生きているかどうか。ということ。」



尊敬し
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.0

やっぱりホラーは得意でない。。。

物語の話が読めるのにビビってしまう。

でも何ともないものを上手い具合に撮って音つけてホラーな感じにするのはすごいことだ。

僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.3

どんな人であれ、長けているものは必ずあるし、そして素晴らしいものはある。


人間は人間を通じて成長する。


可能な限り色々な人と出会い、関わりあいたい。

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

難解知恵の輪映画。。。

UFOキャッチャーで時間とお金沢山費やしたのに残ったのはモヤモヤ。これと同じ感情を抱く映画。。。

逆再生前提の映画なのだから、逆再生できない映画館で観るのには不適切な映画。
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.6

相変わらず韓国映画ならではのキツさ。
気持ち乗らない時に絶対見ちゃダメなやつ。

でもやっぱり脚本はしっかりされているから徐々に暴かれていくと同時に物語にスピードが出てくるのは面白い。

しかし今回は
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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

4.3

クラブ好きなら好きだろう。
128のテンポは知らなかったが、こうEDMやクラブのシーンが出てくるとワクワクしてしまうのは僕だけだろうか。。

友人の死は結局微妙な感じに終わったし友情間もぐだったからあ
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ドリフト 神がサーフする場所(2012年製作の映画)

4.2

サーフィンしてるからこそわかるこの波の大きさとそして繰り出す技。

すげえ、カッコええっていうのがまず素直な印象。

後は兄弟の絆にシフトされてるが、サーファーはサーファー同士すごい仲いいし、いい奴多
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

4.2

こういう映画は大事。

今の時代は小さい頃からスマホやコンピューターに触れる機会、またそれに携わっていない上の世代でも突如使用をするようになる。彼らにはデジタルに関するクリティカルシンキング、批判の能
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

4.2

「大人は子どもを買っているのに、子どもは大人を買っちゃだめなの??」。


人間は他人をみて学ぶ。子どもは特にそうであり、そして子どもは大人から多分に学ぶ。その学びをさせてくれるのが親であるが、少女に
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卒業(1967年製作の映画)

4.8

やっと観れた「卒業」。
色々思い出させてくれる笑笑。

不慣れな所作が上手く描写されていて面白い。
僕も初が歳上の方だったので尚更共感もできる笑笑。
自分も男兄弟の中高男子校に育ったために異性と接する
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

3.8

優しい映画。


平和すぎて平和ボケしすぎている僕含む日本人は明日生きられるかも分からない大変な所を一度でも経験した方がいいと思う。

同じ地球という星で同じ人類として生きているのにこうも場所が違えば
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