そりっどあいぼりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

忍者狩り(1964年製作の映画)

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これは凄いな。これは凄い。時代劇を見始めると次々に超傑作レベルの作品に出合うので、だんだん焦ってきた。だが、これはその中でも特に凄い。凡百の時代劇映画が束になっても、相手にならないくらいに、これが本当>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

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中盤まではただのラブロマンスものかと思ってたけど(それでも演出が旨いので楽しめる)、途中から一転して実存主義的な絶望がテーマになり、そもそも人生に意味なんて存在しないということをはっきり提示する。ただ>>続きを読む

必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

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今年DVDを含めてみた映画の中でもトップクラス級に面白い。千葉真一と蟹江敬三の戦闘シーンだけでも100回ぐらい観たい。

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

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まずいくつかおかしいシーンを挙げておくと、後半での緊張的な盛り上がるべきアクションシーンの途中で全く関係ないシーンに急に飛んでしまう箇所があり、展開がぶつ切りになってしまうのがひどい。あのシーンを、盛>>続きを読む

ピクニック(1936年製作の映画)

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バーッと出てきて、ザッと終わる。未完だからこういう作品になったのだろうが、ラストのジャンプカットが凄すぎる。あと嵐のシーンもいい。

やさしい女(1969年製作の映画)

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画面中央で展開する手の運動。フィックスで鋭い画角から撮られる映像。ブレッソンは写真家のようなカメラワークで、運動を中央に収める。

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

5.0

したコメで鑑賞。DVDや普通の劇場で観るよりも、映画秘宝まつりの祝祭感のなかで観れたことに感謝。我々にはまだ、人の肉を食べるシーンで一緒に笑える仲間がいる。

ZOO(1985年製作の映画)

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それぞれのシークエンスは刺激的で面白かったのだが、シーン同士のつながりが断片的で、中盤は没入感に欠けた。少し構成が理性的すぎるのか。それでも、身近な人間が死んだことで腐敗という現象に関心を持つというの>>続きを読む

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

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ポール・ヴァ―ホーヴェンの初期作品にして、最高傑作。

中世とはきれいで幻想的な背景の裏で戦う叙事詩ではなく、汚さや狡猾さ、無節操さが本来の姿であったのではないだろうか。欲望と汚物と殺戮と疫病に満ちた
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キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

キングスマンのルールは簡単、腹が立つ奴らは皆殺し。監督がムカつくなーと思っている奴らを映画の中でポップに大殺戮。キックアスよりもかなり皮肉が効いた展開に終盤笑いがとまらない。それでいてラストまでちゃん>>続きを読む

エクソシスト(1973年製作の映画)

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一切隙のないキレキレのカメラワークと、綿密な演出。悪魔が出てくる前から既に圧倒的に面白い。某評論家が言う「悪魔という超自然的な不条理から命をかけて少女を救おうとするひたむきな神父の姿勢のみに我々は唯一>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

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最初観たときは、そこそこだなと思ってたのだが2回、3回と観るたびに面白くなっていく。特に細田監督のプロフェッショナルを観た後でこれをみると、正当な評価が出来ないというのもあるが。

野火(2014年製作の映画)

5.0

今まで話していた人間の頭蓋がパックリと割れて脳を撒き散らす。内臓が出る。腹が減ると肉が足らない。人肉が欲しくて仕方がない。自分の肩の肉が削げて目の前に落ちたときに、バレないようにパッと急いで食べるとこ>>続きを読む

ホステル2(2007年製作の映画)

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この映画に登場する殺人犯は全員「経験」を求めるあまり殺しを求め始めた人々であり、「人生は経験が大事!」という姿勢が最終的に行き着くところはこのようになるのかという皮肉でもある。前回のホステルのような裏>>続きを読む

食人族(1981年製作の映画)

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良くも悪くも、これだけ凄いエネルギーを持った映画は稀だ。いや、とても面白かったというか、本当に苛烈でおそらく今後忘れられないような映画であった。

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

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最近の007やアメコミなどでは、暗く現実的で硬派なタイプの映画が流行りだが、やはりM:Iの魅力はありえない荒唐無稽なスパイガジェットと、どう考えても達成不可能な難題を攻略するところが楽しい。そして、そ>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

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予告編のCGに酷くて、正直ほとんど期待していなかった。がしかし、予想外に、びっくりするほど面白い!

まず登場する巨人の顔面が良い。笑ってしまう怖さがあった時点で、この映画もしかしたらいけるかも!と思
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人斬り与太 狂犬三兄弟(1972年製作の映画)

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深作欣二の映画のなかでも暴力性ではかなりぶっとんでいるのではないか。終始暴虐な菅原文太がとにかくヤバい。すぐキレる、すぐ殺す、すぐ犯す。だがそんな暴力でしか生きられなかった男の生きざまの中に、光るもの>>続きを読む

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

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アルコール・ハラスメント系映画で最悪最凶の傑作。たまたま立ち寄った田舎町でアルコールを強要され、賭けに魅了され、ついにはカンガルーを殺戮しまくっていくという狂気に満ちた作品。何よりも恐ろしいのは、この>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

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"I love you."
" I know."

まあそりゃあ面白いです。新しい円盤も買い直したし、新編公開まであと数回みないと。

海街diary(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

当然この映画はすずが主人公であり、すずは三姉妹と苦楽を共にしながら生活していくのだが、それを見守っている大人にも大きなテーマがある。大人たちは活発なすずのことを可愛く思いながらも、どこかその若さに羨ま>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

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そうこう言っているならば、観ずにはいられない。久々の鑑賞だが、本当に面白い。今こうして改めて観てみると、新たなる希望ではダースベーダーのテーマである帝国のマーチがまだかからないこととか、立ち位置は結構>>続きを読む

ピープルvsジョージ・ルーカス(2010年製作の映画)

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散々叩くが結局大好きというベタな展開ですが、笑って泣きました。好きなものがあるとはいいことだ。