98年。十年ぶりくらいの再見か。Jホラー、そして貞子を一挙にスターダムにのしあげた作品。
今観ると怪異の手数と回数の少なさ(貞子さん、総出演時間が数分です)、サッとあっさりした作り、しかししっかりと根>>続きを読む
2000年。Vシネマ版「呪怨」の続編。
75分なのに1のダイジェストがやたら長いなのはちとひどいと思う。しかしいざコトが始まれば1を越える無慈悲無差別な呪いが蔓延し人がバタバタ死に、ついには度が過ぎた>>続きを読む
57年。核兵器の爆発に巻き込まれ瀕死となった男が、プルトニウムの未知の不思議な作用で超回復、しかし回復しすぎて大変なことになる。
放射能の扱いはさておき何とか理屈をひねり出そうとしているのには好感。6>>続きを読む
68年。つらい……やるせねぇ…… 新組長襲名に端を発する、男と女、仁義と渡世、義理と激情の絡み合う、あまりに見事に構築された人間悲劇inヤクザ世界。
ヤクザ映画的な善悪の対立構図がほぐされた、野望と心>>続きを読む
2013年。アントン・イェルチン追悼、のつもりではなく全くの偶然に借りてきていたのに、こういうことになってしまってとても悲しい。ちょっとした超能力を持つ青年が、街で起きるらしい何らかの大事件を阻止しよ>>続きを読む
「ファンタスティック・プラネット」の特典として鑑賞。一言で言うとかたつむりがせめてくる怪獣アニメ。カクカクした動きの中ヌルヌルと動き回り破壊の限りを尽くすかたつむりたち! こちらもまったくどうかしてい>>続きを読む
めっちゃ気持ち悪い異形と奇想のSFアニメ。やわらかめの色彩で描かれるのはどこかの異星の青い人々と、彼らに飼われ駆除される人間たち。ストーリーは普通と言えば普通だしグリグリ動くってぇわけでもないけど、こ>>続きを読む
キモい! 黒沢清が送る気持ち悪いスリラー。原作未読。西島秀俊と竹内結子が空き家に引っ越してきたら、お隣さん(香川照之)がキモいしなんか企んでる、そういうお話。
適切な距離をとってこない隣人・香川がやな>>続きを読む
グワーッこわかった。殴り合いバトルエンタメを期待していたら思ったより一本筋が通ったホラーでこっちが殴られたような気持ちだ。
やれ始球式だ白塗りだと、ネタとして消費され続ける貞子(リング)と伽椰子&俊雄>>続きを読む
79年。ひどい。
弁当に丸のカニしか渡してくれない料理馬鹿の妻に激怒したオッサン。酒の力で妻をぶっ殺した後、うっかりバラした死体を食べちゃったけど、アッこれ旨いじゃん! 人肉いける! デリシャス! 同>>続きを読む
2013年。邦題がなかなかナイスな古典的低予算SFスリラー。実質70分のサッパリした味わい。
会話シーンの工夫のなさ、セス側の「何か大変なことが起きそう」的雰囲気が盛り上がらないのはよろしくない。でも>>続きを読む
2015年。うーんこれはあかん。
実際に起こった宗教団体集団自殺・ガイアナ人民寺院事件をベースに描くバチアタリフェイクドキュメンタリー。
と、なればスゴいのが出来そうなネタなのに、実話モノとしても映画>>続きを読む
82年。悪すぎる不良が暴れる高校に赴任してきた音楽教師が、度重なるクソ生徒どもの悪行にブチキレる。
荒れる青少年! 見てみぬふりをする大人! という社会派っぽい装いだけど真面目さよりも時事的見世物っぽ>>続きを読む
2007年。「貞子vs伽椰子」の公開が控える白石晃士監督が、メジャー規模作品を撮っていた頃の都市伝説モチーフの暴力ホラー。
POVやフェイクドキュメンタリーの雄としてブイブイいわしてるイメージが強いの>>続きを読む
82年。これは、何なんだろう。日本が世界に誇る脚本家・橋本忍の初監督作品にして、日本が世界に誇る異形、奇怪、常識を越えた、これは、何だろう? これって何なんですかね?
時空を越えた女の怨念と因果、永遠>>続きを読む
88年。十ウン年ぶりの再見。満州に実在した日本の陸軍部隊の、本当にやったかどうかはわからない非道な人体実験の数々を描く。
真偽や政治・歴史的意味合いは一旦脇に置いておいて、ゲテモノな映画としてすごいレ>>続きを読む
ヒーロー同士がケンカしまくってパサつくアメコミ映画界に、赤いあいつがやって来た! アベンジャーズとかX-menとかそんなん知らん! と悪い奴をしばき倒して恋人取り戻してハッピーエンド、王道でクールでよ>>続きを読む
こ、こわかった。結婚45周年のお祝いを控えた老夫婦、その夫の元に「過去からの手紙」が届いたことで2人の、いや妻の心に起きる静かだけれど確かな不安、不信、苛立ちの6日間。
過去のこととは言え夫は何だかそ>>続きを読む
ぬう、もうひとつだった。なんかどうもパッとしない日常を送るパッとしない青年が、職場の先輩と同級生が原因で幸運が転がり込んだと思ったらえらいことに巻き込まれていく。
ダメそうだけどかわいらしくはある濱田>>続きを読む
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編は、イギリスのザル警備のせいでロンドンと各国首脳がものすごく大変なことに! しかし我らが米国大統領とお付きのマイクは生き残っていたのでテロリストをボッコボコにしば>>続きを読む
74年。危険な子供たち5名を乗せたバスが雪山で事故に。彼らは大人たちが休暇を過ごしている山荘にたどり着き、一人ずつ殺していく。ただただそれだけの映画。
前半が長いし、大人組の内輪揉めもやたらと続き、お>>続きを読む
93年。泣けた。「グレムリン」のジョー・ダンテが送る、映画と自身の少年期への愛をめいっぱいに詰め込んだ素晴らしいエンタメムービー。題名は「昼間の興行」の意。
1962年のあるおっかない出来事を背景に、>>続きを読む
80年。ルチオ・フルチのざっくりテイスト残虐ゾンビ映画。
降霊会の最中、美女が死ぬ(よくわかんないけど後で生き返る)。時を同じくして小さな町ダンウィッチ(クトゥルーから名前だけ拝借)では鏡や壁が割れた>>続きを読む
2010年。前作から3年後(劇中ではさらに多く経過)に作られた直接の続編で、「ナシメント 怒りのリオ」とも呼ぶべき一本。前作の語り手ナシメントらが再び登場、巨大なシステムをBOPE根性でぶん殴る。
麻>>続きを読む
96年。何度観ても痺れる伝説の名作、Jホラー映画の始祖(けど本当はこれより前に「邪願霊」というのがあるし、TVドラマもあったりする)。
散々使い回されたオバケのイメージやこのテイストを変奏発展変化させ>>続きを読む
2014年。なかなかよかった。サイバー犯罪が頻発するドイツ、ハッカー青年が警察に自首してきて告白をしはじめる、とだけ書いておきましょう。
あんまりにもあんまりな邦題(主人公たちのチーム名なんだけどさ…>>続きを読む
2015年。うわぁ~イヤな映画だなぁ~。休暇でフレンチアルプスに来た幸せな家族を、突然の雪崩が! 襲わない! いや~よかったね!(完)
……とはいかない。それが契機となり夫婦家族がギクシャクしはじめ、>>続きを読む
イイハナシダナー。コメディタッチの予告とはうって変わった忍耐と人情とがんばりの時代劇。
お金、お上との対峙、親子愛、世代に渡る思いなど重たくなりそうな様々の材料がサッサと手際よく料理されており、ちと>>続きを読む
66年。うわぁッ大変だ。傑作だ。
ヨロキン演じる渡世人の、渡世人故の苦しみと悲しみを詰めこんで、時に乱暴なすっ飛ばしも挟みつつしかも無理がなく、そして映像はどこを切り取っても壮絶に美しい奇跡のような一>>続きを読む
2015年。ひどさ爆発! インモラルフルコース! 「口と尻をつなげてみたよ」なアイデア一発勝負の映画がついに完結。
博士のキャラで走りきる1、とにかく暗鬱な2、そして3は刑務所を舞台にしたグロコメディ>>続きを読む
09年。フィリピンから台湾に出稼ぎに来ている女好きと妻子持ちの親友2人。ケチがついてばかりのパッとしない日々の最中、寮に置くにはうってつけなソファー(でかい)が街角に放置されているのを見つけて何とか持>>続きを読む
93年。つらい。身重の妻を乱暴で横暴なタクシー運転手のせいで亡くした真面目で優しい男が、香港の街にはびこるタチの悪いタクシー運転手を殺害していく。
同監督同主演作品の「八仙飯店~」「エボラ~」の極悪さ>>続きを読む
2015年。細かいことはさておき面白かった。息子を亡くして田舎の郊外に引っ越してきた初老の夫婦、その家には恐ろしい歴史と怪しい影が……。
雪景色で真っ白な冒頭から引き締まった映像が続き、音で引き込んで>>続きを読む
2014年。インドネシアの大虐殺の“加害者”が殺しの様子を嬉々として語り再現する「アクト・オブ・キリング」の続編にして裏バージョン。兄を殺された眼鏡屋の男性・アディが虐殺者たちの映像を観、話を聞きに行>>続きを読む
49年。ウワーーー面白かった。
ピクニックに出掛けた三人の妻の元に共通の友人から一通の手紙が。「あなた方のうちの誰かの夫と駆け落ちします」……。彼女たちはそれぞれにつまずきのあった夫婦生活を思い出す。>>続きを読む
86年。ダリオ・アルジェント印のゾンビ映画2発目。今度はマンションのTVからゾンビが出てきた! 停電で閉ざされたマンション内は地獄絵図と化す!
TVからゾンビが出てくる理由の説明は特にない。潔い。女>>続きを読む