しろくま兄サキスさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005年製作の映画)

3.0

【THE 中途半端】
 コメディにしてはジム・キャリーのはっちゃけ具合が足りないし、現実的過ぎて笑えない。社会派シリアスにしては詰めが甘い。概ね中途半端。

 この監督、『ギャラクシークエスト』も撮っ
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ウルトラヴァイオレット(2006年製作の映画)

3.5

【結局鳴かず飛ばずに】
 この映画と『リベリオン』との関係は、ロバート・ロドリゲスにおける『デスペラード』と『エルマリアッチ』の関係と同様といえましょう。今後カート・ウィマーが化けるかどうかは別として
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ザスーラ(2005年製作の映画)

2.5

なるほどなるほど。兄弟仲良くしなくちゃな。1回観ればもういいです。

ゲド戦記(2006年製作の映画)

1.5

【夜勤明けにはツライ、いや、心地よい作品】
 ル・グィンの原作は未読。たとえ魔法やドラゴンの存在がなにかのメタファーであるということを了承していてもなお、どうも儂ゃファンタジー苦手。なので映画が果たし
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.0

【奥さんもジョニデファンです】
 あれ?こういう終わり方なん?全然知らんかった。でもとっても判りやすくて、とってもお金かかっててたいしたよかったんじゃないでしょうか。以上。....ってだけじゃダメです
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.0

【バイク乗りなら誰でも抱く、根源的なひとつの疑問。「オレのバイクは、いったい何km/h出るんだ?」】
 一言で言えば東本昌平作、黄昏流星群って感じ。儂が常々思っていることと矛盾しているが、こりゃある意
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幸せのちから(2006年製作の映画)

2.0

【まず、クリストファーくんを床屋に連れて行こう】
 ウィル・スミス主演なので、もっとコメディ要素強いかと思って、けっこう期待して観たんだが、なかなか事態が好転しなくてしんどかった。エディ・マーフィーの
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UDON(2006年製作の映画)

2.5

【TVで観る分には面白かった。でも1回観たらもういいや。】
 地上波鑑賞。ラーメンを食べる前に観る映画といえば伊丹十三監督「たんぽぽ」だが、この映画はうどん。確かに猛烈に食べたくなる。前半、うどんブー
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

2.5

【SF映画としての矜持がない残念なSF映画】
 幕開け、しっかりした考証と設定の宇宙船内外部の美術に、おお、久々のハードSF映画コレキター!!と期待も高まる。真田広之扮する宇宙船イカロス?の船長はじめ
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リンガー! 替え玉★選手権(2005年製作の映画)

3.0

【「ははーん、お前ケンジョーシャだろう」と差別される】
 えー、まぁなんというか、主人公は諸般の事情で知的障がい者になりすまし、知的障がい者のためのスポーツイベント、スペシャルオリンピックスに出場して
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

2.5

【これぞ、マイケル・ベイクォリティ。】
 もうね、変形が細かすぎてね、敵だか味方だかなにがなんだかわからないね。
 きっとね、スピルバーグがね、「こんなんがこんなんなってこんな風になる映画観たいから、
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

2.0

【なぁ君、ネズミが作った料理、食べたいか?】
 原題の「Ratatouille」とは、ウィキペディアによるとフランス南部プロヴァンス地方、ニースの野菜煮込み料理とのこと。日本で言えば豚汁、北海道でいえ
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トム・ヤム・クン!(2005年製作の映画)

4.1

【トニー!ジャーっ!!(掛け声)】
 えー、タイトルのトム・ヤム・クン!とは、劇中登場するチャイニーズマフィアのアジトとなっているレストランのこと。日本で言えば、ヤクザの事務所が「みそ汁」って名前みた
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

【たとえトビー・マグワイヤがイタくても、キルスティン・ダンストがブサイクでも、赦す!赦すのだ!】
 結論から先に言おう。もう最高。お腹いっぱい。このシリーズ一貫してサム・ライミが監督やってくれてて、嬉
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

【男と女〜ぁ、操りつら〜れ〜♪】
 スパイダーマンホームカミングの続編というより、アベンジャーズエンドゲーム の続編…というよりエンドゲーム のエピローグ?
 わからないんだけど、これ各国でロケしてる
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木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年製作の映画)

3.5

【宮藤官九郎と磯Pなりの、決着のつけ方】
 TVドラマシリーズ観てない者は置いてけぼりだとか、ストーリーが荒唐無稽だとか、んなこたぁこの際どうでもいい。どうせ「それでいい」ってヤツしか観ないだろうし。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.0

【ショウビジネスの偉人を題材にした映画は多い】
 TVだったかラジオだったか、はたまたどんな状況だったかうろ覚えなんだが、敬愛する小林克也さんの番組で、ダイアナ・ロスとシュープリームスが話題になったこ
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少林少女(2008年製作の映画)

1.5

【オープニング(だけ)が、カッコイイ駄作。カンフー映画好きは観ちゃあかん】
 おおっ!のっけのオープニング、すっゲーCOOL!カッケー!…けど、所詮少林サッカー二匹目のドジョウ。
 
 むぅ。ヒロイン
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

【いちばんPART1の雰囲気受け継いでいるかも知れない】
 ロッキーは終了しました。見事な完結っぷり。フィラデルフィアの寒々しさっぷりといい、ロッキー・バルボアの朴訥でそれでいて口数多いキャラクターと
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県庁の星(2006年製作の映画)

3.0

【柴崎コウにはツンデレ女優の称号を】
 各登場人物はそのポジションによって、ベタベタのステレオタイプなキャラクターとなっているんだが、それはそれで安定感があってまずまず楽しめた。いくらステレオタイプな
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ナチョ・リブレ 覆面の神様(2006年製作の映画)

3.0

【カッコ悪い演技するJ・Bはカッコいい】
 ジャック・ブラック演ずるみなしご修道士が、覆面ルチャドールとなって孤児達のおかずを一品増やすため奮闘するってお話。こんな実話あったな確か。しかしそれにしても
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マーダーボール(2005年製作の映画)

4.0

【ナイキやプーマやアディダス製の車椅子があったっていい、なんならフェラーリやランボルギーニだっていい】
 井上雄彦「リアル」をはじめとして、度々メディアで紹介されるので、車椅子バスケはよく知っている。
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.0

【自閉症スペクトラム児の理解と療育に好適】
 巷で言われる9.11文学の傑作というより、自分には自閉症スペクトラムに関するケーススタディ映画に思えたんだ。自閉症スペクトラムに接したことのない人には、オ
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

【兄vs弟、誠実vs不誠実、非モテvsモテ】
 これはモテない男のモテ男るに対するルサンチマンが、その血の濃さ故にいっそう増幅されてしまった兄弟のお話だな、乱暴に言うと。儂には男兄弟と一緒に育ってきた
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

4.0

【特殊な状況の普遍性あるテーマ】
 欧米の映画ってとかく父と息子の絆を描く映画をありがたがる傾向。どっちかというと母と子のそれの方が一般的な日本とは対照的。この映画も、そんな父子ストーリーの1バリエー
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時をかける少女(2006年製作の映画)

2.5

【パンチラは徹底排除。ヨコシマな妄想膨らんで逆効果ww】
 例えば透明人間になれたとする。光学迷彩でもハリポタの透明マントでもなんでもいいや。とにかく、周囲から自分は見えなくなったとしたら、何をするか
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.0

【モノを作るって行為はすなわち夢を作るってこと】
 近畿地方のブーツってことじゃなくて、キンキーとは日本語で変態、いや”ヘンタイ”ってカタカナ表記の方がいいかな?の意味らしい。
 はい、ものすごいベタ
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ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版(2002年製作の映画)

4.0

【こんなん観てるヒマあったらパチンコかナンプレでもやってたほうが100億倍マシwww】
 これは脚本があって監督がいる、所謂フツーの映画ではありません。そしてまったく人様にはオススメできない!ましてデ
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スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

3.0

【ボクちゃんってエライでしょ?もっと褒めて】
 なんつかもう、最新のVFXを使って作ったこれぞ米国人の観たかったスーパーマン像w。そしてオチはこれまた米国人大好きなアレ。すごく丁寧に作られてるなってい
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

【食育?なにそれ、食えるの?】
 ただ単に現象そのものを追っていくだけじゃなくて、その過程で自国民のアホさを面白おかしく(←ここ大事!)浮き彫りにしていく。文字通りかなり自虐的なドキュメンタリー。さて
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

【小日向文世がREV9だったら、さらに怖さ倍増したかもww】
 敵勢力、リージョンが送り込んだ刺客REV9が、強面マッチョが特徴のサイバーダイン社製T800型と違い、顔つきといい体格といい、気のいいお
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ドラゴン・キングダム(2008年製作の映画)

4.0

【中国武術の選手の皆さーン!大会前はこの映画観てテンション上げていきましょー!】
 ハリウッドのカンフーオタクが、世界のカンフーオタクに向けて贈る、ありそでなかった、ジャッキーVSジェット・リー夢のコ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

【新生ダニクレ007スターティン!】
「ねぇジェームズ、たとえあなたが全てをうしなって、残ったのが笑顔と小指一本だけになってしまっても、私にとっては大切なひとよ」
「僕の小指一本で何ができるか、知って
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