QIさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

“灯台がシャイニング✴️”

ウィリアム・デフォーとロバート・パティンソンの壮絶な演技合戦!

どこまでがリアルでどこからが幻想なのか、その境目がわからなくなるほど二人の感情表現の振り幅が凄まじい。
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.5

“決して孤独ではなかった”

ナターシャ最高!

久しぶりに巨大なスクリーンで観る彼女のその姿に、長いことお預けをくっていたことなどどこかに吹き飛んでしまいましたw

さらに彼女のキレッキレのアクショ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.3

“総天然色空想科学特撮怪獣映画”

IMAXレーザーGT/3Dにて鑑賞

大いに楽しめました!

怪獣プロレスに振り切ったストレス発散エンタメムービー

そして完全に劇場案件

大画面と大音響が、この
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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

4.3

“whisper voiceの叫び”

1週間限定のIMAXで鑑賞

♪bad guyを聞いて凄いアーティストが出てきたなぁと思っていましたが、その後『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を聞い
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

【午前十時の映画祭 その3】

“自由vs社会”

作品タイトルを目にしただけで♪Born to be Wildのイントロが頭の中で流れ始め、チョッパーバイクの主人公二人の姿が目に浮かびますw

そし
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.0

“何から逃げてるの?”

監督:ホン・サンス
主演:キム・ミニ

…といっても韓国映画を全くと言っていいほど観ないので何の知識もなく一応書いてみたって感じw

あの『パラサイト』でさえ地上波で観ただけ
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.4

“⚫シン・クルエラ⚪”

「ディズニー史上最も悪名高いヴィラン誕生秘話」

このキャッチコピーはミスリードを誘うかも…

子供の頃に観た『101匹…』の内容はほとんど覚えていないのに、クルエラの怖さだ
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.5

“いまこそamazing graceを!”

1972年にロサンゼルスの教会で行われたアレサ・フランクリンのライブの模様を収録した大ヒットアルバム『AMAZING GRACE』の映像作品。

彼女の第
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.3

【午前十時の映画祭 その2】

“愛の途中下車”

人生の目的地がどこなのか?
平凡で単調な結婚生活の中でふとそんなことを考えてしまうメリル・ストリープ演じるフランチェスカ。

途中下車した場所でフラ
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.8

“神様がくれたもう一つの愛”

とうとうフランス映画にもマルチバースがw

いわゆるifもの、パラレルワールドものに分類されるラブコメ作品です。

高校時代に一目惚れして結婚したラファエルとオリヴィア
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.8

“記憶の迷路”

アカデミー賞
作品賞:ノミネート
主演男優賞:受賞
助演女優賞:ノミネート
脚色賞:受賞
編集賞:ノミネート
美術賞:ノミネート

その全てに100%納得!

総合点をつけたら今年の
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.7

“May the 4thを忘れずに”

記念すべきSWの日のレビューは、スピンオフでありながらその世界観がたっぷり詰まったこの作品にしました。

During the battle,Rebel spi
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

【午前十時の映画祭 その1】

“オードリーとティファニーのPV”

祝「午前十時の映画祭」再開🎉

映画館のスクリーンで初鑑賞。

モニター画面で観るのとは全く違う、古き良きハリウッド映画を思う存分
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.5

“きみはワンダーウーマンか?”

『インターステラー』で人類を救ったジェシカ・チャステインがアサシンを演じると聞き興味津々。

ただ評価が結構低く少々躊躇していましたが、ひたすらジェシカに集中しようと
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

“心に実のなる種をまく”

大島渚監督作品が2023年に国立機関に収蔵されるため今回が最後のロードショーとなると聞き、見逃すわけにはいかないと勇んで劇場へ。

38年ぶりにスクリーンで観た本作に当時に
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

“心のサプリメント”

今、日本人監督の中で一番注目している今泉力哉監督作品。

上映延期が続いていましたが、ようやく観ることができました。

何気ない日常で起きる、ありそうで、なさそうで、でも下北沢
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.9

“愛の発掘”

男性優位社会の中で惹かれ合う二人の女性。

何度も観た予告編の雰囲気。

自分の中では完全に『燃ゆる女の肖像』とイメージが被っていましたが、シアーシャ・ローナンのお誘いを無下に断ること
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SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

4.0

“8時間の子守唄”

マックス・リヒターが睡眠状態の人間の為に作曲した“SLEEP”

そのライブ・パフォーマンスは型破りなもの。

深夜から夜明けまで8時間に及ぶ演奏

会場にはベッドが用意され、観
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.7

“鏡のような作品”

リーマンショックである企業城下町が消えた。

その街で暮らしていた主人公のファーンは夫も家も失い、車上生活をする道を選ぶ。

そんな彼女が、リーマンショックの原因となったサブプラ
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

“夫婦(めおと)シリーズ再始動”

大ヒットゲーム「モンスターハンター」の実写化作品

久しぶりに、どエンタメ作品をIMAX/3Dで鑑賞

モンハンの世界観はと言うと…

モンハンをプレーしたことがな
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.2

“過去・現在・未来”

オープニングのA24とPLAN Bの文字に期待が高まる⤴️

そしてその期待にしっかりと応えてくれた良き作品でした。

韓国移民として農場経営を夢見る夫のジェイコブ、そんな夫の
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カポネ(2020年製作の映画)

3.6

“シン・エヴァ横目にトム・ハーディ”

アル・カポネの晩年を描いた作品。

病と認知症で肉体的にも精神的にも壊れていく彼をトムハが演じると聞き、これは絶対に観なければと思っていました。

過去『スカー
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.2

“バッキーの目にも涙”

セバスタ初主演の実話に基づいた作品。

脇を固めるのは、
クリストファー・プラマー
ピーター・フォンダ
エド・ハリス
サミュエル・L・ジャクソン
ウィリアム・ハート
ジョン・
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レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

3.4

“事実は小説より奇なり”

オランダの美術ドキュメンタリー作品

久しく美術館に行っていませんでしたが、お気に入りのレンブラントをテーマにした作品が公開されるということで鑑賞。

次々と登場するレンブ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

“「すばらしき世界」は今こことつながっている”

多様性が広く叫ばれるようになった昨今。

理屈ではわかっていても実際にその壁をどう乗り越えなければいけないのか、常に私達は悩み続けています。

昨年公
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愛と闇の物語(2015年製作の映画)

3.6

“立派な映画人になったなぁ”

13歳でのデビュー作『レオン』のマチルダに衝撃を受け、

『SW』シリーズのパドメにダークサイドに堕ちそうになり、

主演女優賞を総ナメにした『ブラック・スワン』のニナ
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私は確信する(2018年製作の映画)

3.6

“推定無罪”

法廷ものは結構好物。

検察側vs弁護側の息詰まる攻防を経ての最後の判決に観客はカタルシスを感じるのがよくある法廷もののパターンですが、この作品の見所はそこではありませんでした。

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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.0

“想像力と創造力”

その歌声で男性を魅了し命を奪ってしまう人魚のルラ

多くの恋に破れ恋を捨ててしまったパフォーマーのガスパール

そんな二人がパリで叶うことのない恋に落ちます。

話の展開はラブコ
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

“右脳から左脳へ”

予告編を見て「好きな映画に違いない!」と思い鑑賞に望みましたが…

とても好きな映画でした✌️

監督、脚本、主演はエリア・スレイマン。

スレイマン監督は本人役としてキリスト生
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.9

“デンマークの『晩春』”

体が不自由になった叔父さんの営む酪農を手伝うクリス

クリスに感謝しながらもちょっぴり彼女の人生に負い目を感じている叔父さん

冒頭はそんな二人の一日をほとんどのセリフ無し
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

“神の眼差し”

昨年公開された『異端の鳥』と同じく、人間の本質を浮き彫りにする作品。

少々鑑賞を躊躇していましたが、グイグイその世界に引き込まれてしまいました。

『異端…』の描かれ方はクラシカル
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.8

“鼻と脳の協力”

かつては一流の調香師として名を馳せたアンヌ
彼女のお抱え運転手として雇われたギョーム

人生の壁にぶつかり、出口を探そうとする二人によるコメディタッチのバディムービーです。

アン
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

“願いを叶える為には何かを手放さなければならない”

公開当時、映画館で観なかったことを最も後悔していた作品。

いつかは映画館でと思い続けていましたが、とうとうその願いが叶いました。

それも公開当
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.3

元旦恒例の夫婦で映画館初詣。

自分一人ではおそらく観ることのない本作を嫁さんのリクエストで鑑賞しました。

ちなみに自分にとって初のアニメレビューですw

原作も未読で何の予備知識も入れずに観ました
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

5.0

【殿堂入り作品シリーズ その14】

2020年最後、そして100レビュー目はこの作品にしました!

今は無き“スターウォーズの聖地”有楽町日劇で公開時に観たこの作品は、映画を観る楽しさをあらためて気
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.6

“2つの塩素”

ホロコーストによって大切な人たちを失い“この世界に残され”た16歳の少女クララと42歳の医師アルゴ。

心を閉ざし、その喪失感から目を背けていたアルゴはクララの存在がその隙間を埋めて
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