ガクさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

ただミステリー小説を、豪華キャストとノリの良いテンポで映画にしたという感じ。しかし原作は無く、脚本は監督自身のオリジナルらしい。監督前作のLooperや最後のジェダイも苦手だったので、この監督とは好み>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.2

アキラ

アインシュタインの提唱した相対性理論によれば、すべての物質はエネルギーであるということ。原子核の中のパワーを取り出すことが出来れば、人類は次のステップに進むことが出来ると信じられている。劇中
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(1985年製作の映画)

4.0

阿蘇の広大な風景、大量の馬、圧巻のお城炎上、仲代達矢の演技。さらに監督の体験も反映されたという練られたストーリー。秀虎の代で築き上げて秀虎の代で終わるという、無から無に帰結する物語だけで無く、鶴丸の印>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

チャドウィック・ボーズマンが出るとの事で期待して鑑賞。
ところがまず、カメラが苦手。せっかくチャドウィックがかっこよく走ってるのに、なんともカメラワークと構図が悪い。ストーリーにも対した目新しさは無く
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

車とかボクシングの映画って観る前ちょっと抵抗ある。暑苦しいから気合入れないと男臭過ぎて観れない。けど観たらだんだん熱くなってきてラストには観てよかったなと思える。この映画もそうだった。
これ見よがしの
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

不勉強で作品に対して申し訳ないけど、前作の内容を若干忘れたまま挑んだので、ほとんど単品モノとして鑑賞した。
ターミネーターらしい、逃げれない感とか、金属ぶっ飛ばす為にめちゃめちゃハイパワーのアクション
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.6

町山さんがTwitterでクリストフのソロがソフトロック調だと言っていたので気になって鑑賞。それをエンドロールで最近カバーしがちなWeezerがカバーしてるっていう。たしかに、完全にそうで笑った。やっ>>続きを読む

ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

3.6

ユゴーの小説『パリの聖母寺』を原作とする作品に触れるのは、この作品が初めて。原作も未読。加えて寝不足もあってちょいちょい寝てしまった。なのでストーリーがほとんど追えず。
モリーン・オハラの説得力のある
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.7

撮影経験者とバックパッカー経験者からして、うわ、わかる!っていうシーンめちゃくちゃあった。カメラ、監督、アシスタント、演者の人間関係のバランスとか。言語の通じない町で行きたい場所行くのにまずどのバスに>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

3.9

アパッチ族が襲ってくるところから、ギアが入ったようにアクション映画になっていく。物語の動きが一方向なのでわかりやすいのに、含みもあってストーリーとしても良いし、程よくジョークも混ざってて教科書のような>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

3.7

アニメーションの見本市みたく、水、動物、硬いもの、柔らかいものなど様々な表現がこれでもかと出てくる。見た事ないタイプの映像作品。

ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

3.5

Disney+ストリーミング開始記念に鑑賞。
矢継ぎ早のセリフと歌とダンスで息つく暇が無いほど忙しい。ザックエフロンとバネッサハジェンスを掘り出しただけでなく、高校青春ミュージカルというジャンルに黄金
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

分からなさすぎて解説観た。
狂気に次ぐ狂気。ウィリアムデフォーもロバートパティンソンも色んなものでぐちゃぐちゃに。人の狂気を撮るならやっぱ白黒のアップなのかな、すごく印象に残った。サイコみたいな。会話
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スコセッシは『グラン・トリノ』とか『運び屋』に触発されてこの映画を作ったのだろうか。観終わった後切ない気持ちになった。生きるか死ぬかの攻防をやっていた仲間はみんな死んだ。もういいじゃないかと言われても>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

しんみりと辛気臭い映画かと思いきや、意外にもコメディ要素が多くて楽しめた。監督曰く、離婚した人、離婚危機の人、結婚生活が長い人など様々な人達に取材したとの事で、それだけにリアルな描写が多かった。案の定>>続きを読む

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.7

35mmフィルムで鑑賞。
英語が全く頭に入ってこなかったのでほとんどサイレント映画も同然。あとでWikipediaでストーリーを追う始末。
『素晴らしき哉、人生』と構造はほとんど同じなので安心して見て
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

家族の不幸に遭って喜怒哀楽の感情を失った主人公。何事にもドライな彼氏。彼女は完全に自分の支えを失っていた。新たなコミュニティとしての彼氏の仲間たちは彼女の支えにはならなかったが、スウェーデンのコミュニ>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

インファナル・アフェアもダブルフェイス観た。どっちも疲れるくらいハラハラした。今回もそう。つまり題材はどの国や場面に変換しても面白くなって当然。
だからこの映画はハリウッドの一流を集めて改良を加えた、
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

言葉わからんから評価半減してるんじゃないかと思うこの頃。
動きよりもセリフで笑わせるタイプのコメディなので、日本語字幕あったらもっと笑えるはず、、考えたらデッドプールも、セリフが面白かったな。

@A
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

タイカ・ワティティ監督がノリノリ!
ジョジョ役のローマン君可愛すぎ!
エルザ役の女の子も可愛い!
他にもGOTの人とかスカヨハとかサムロックウェルとかレーベルウィルソンとか。みんなキャラ立ちしてて豪華
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

面白い!息をもつかせぬ展開!
先日『天国と地獄』を観たので、どうしてもそれが思い出された。途中笑うところも多く、つい声を出して笑ってしまうくらい!
また、アメリカで観たので余計に韓国のアメリカ信仰が強
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

セリフと画面、両方からの情報が半端なく溢れ出している。素晴らしい、美しい、カッコいい。子供達のヒーローは西部劇の保安官。戦後事業は軌道に乗ってきた頃、貧富の差が拡大し、蔓延するヘロイン。時代や設定の説>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

おっこが両親を亡くすのは小学6年生。人が死ぬ、という事を理解して受け止められる年齢では無い。だろうに、衣食住を一変して健気に旅館で働くおっこを見ると、どうしても泣けてくる。そして一流のクリエーターが、>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

今回も英語があまり分からずに涙しながらの鑑賞…😢。ホアキンの肉体や特殊メイクがお見事。ジョーカーになっての階段のシーンは、ミュージカル的な演出で神々しく、一段一段降りて行く様は、徐々にジョーカーへ堕ち>>続きを読む

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.8

映画全体のアップテンポなラップのリズム、ちょうど良いジョーク、Wesley Snipesの顔芸、エディ・マーフィの人懐こい笑顔など、あんま英語わからんかったけど充分楽しめた。劇場の観客たちも手を叩いて>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.7

序盤からグロい。殺し方がグロい!
殺すときの音声がグロい!
観客の思考を止めて、次から次へと展開する物語。予算が凄い分、それが良いテンポを生み出していて見やすい!
国境のガバガバさは、トランプが見たら
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.4

前作の、これは何だ?感があった部分を引き延ばした挙句、延々とキャラクター達のシーンを替えて映すという内容で、ほとんど苦行でした。英語音声の韓国語字幕で観たのでぶっちゃけ会話は全部拾えてませんが、まあ観>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.6

これはミュージカル。
それは良い。エルトン・ジョンの幼少期から始まっていて、親子の確執があって、愛する者に裏切られて、うんうん。でも作詞はバーニー。その歌詞を中心に進むミュージカル。タロン・エジャート
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アス(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

別荘で過ごす夜、
もう恐怖のピーク持ってくるの??
となってから、場面が二転三転して、
ひたすら恐怖の連続ですよ。怖い。

ジェイソンのみ、純にドッペルを理解しようとしたから、最後シンクロできたのか?
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

あまりにもわからないところが多すぎて、呆気にとられて終わった。タランティーノとはあまり相性が合わないようで、タランティーノ作品鑑賞後は毎回、俺は何を観てるんだろうか?と思ってしまう。監督の人柄とかは全>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9

現状を諦めた両親の元に生まれた子供たちの地獄。気合い入れて観ないと中々きつい!
ドキュメンタリー的気質でありながら、フィクションならではの表現で分かりやすくしてくれてる。レバノンの窮状を伝える方法とし
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.1

困難な時に生まれる芸術は、その状況に対比して美しく見える。
何よりも楽しい、3時間あるのに長く感じない、というのが良かった。あと、大佐の歌う場面は毎回感動して仕方なかった。
特に“The Sound
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

ブルク7のDolby初鑑賞✨
監督、声優、音楽等々、一流ばっかり揃えてるのに何故か良くなかった。思うに、アニメ版のそのままCG化しただけだからでは?映画全体に広がる思想に親近感が湧かない。映像は進化し
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.6

生きてる意味を模索するという事がテーマなのか。有る事が解るのは失ってからなのか。それでも音楽や踊りなど、人がリアルタイムに生み出す芸術は只々美しく、その瞬間にのみ生きようとしたのか。この映画が難しいと>>続きを読む

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.6

娯楽大作感が否めないが、そのジャンルにしては洗練されているのでは。
南フランスいいなあ。ランチ用のテラス席最高。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.7

1950年代や1960年代を代表する格好良さって今も変わらない共通の、古典的格好良さだと思う。喜怒哀楽を押し殺した飄々とした姿。ラストシーンの颯爽さ!