中学時代、よく伊坂幸太郎を読んでいました。文章は覚えていないまでも、あぁこんなセリフあったなぁ、なんて懐かしく感じてしまいます。
原作から脚本へと落とし込まれてもだいたいのセリフまわしは伊坂幸太郎作>>続きを読む
まさかの実話。あまりにドラマチックに出来てるんでフィクションかと思ってました。ラストの全面戦争のところはロバート・キャパのエピソードを基にしたのかと。
人物が登場してはまた死んで、めくるめく殺戮劇で>>続きを読む
フリードキン版と比較すると、ストーリー上に明らかな違いはありません。強いて言えば、登場人物の背景が描かれていなかったことですかね。今作は主に主人公のマリオの動向に密着した描かれ方をしています。
それ>>続きを読む
今作もまた劇場で見れなかったシリーズです。余談ですが、これを「良い夫婦の日」にレンタル開始なんて粋な話ですね。今作のモリの生き方、あれはスマホ世代の私たちが理想とする生き方ですよ。あれだけ丹念にアリと>>続きを読む
恋愛? 友情? スポ根?
なになになになになになに分からん分からん分からん分からん分からん分からん分からん
公開当初から結構評判良くて、私の周りでも面白いという声が聞こえていたので「へぇー」と思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
良い映画です。面白い、というよりは好きな映画に含まれそうです。人情劇としてもそれぞれのエピソードが深いし、時代劇でありながら医者ならではの社会性に富んだメッセージ性もありの作品です。
最近、黒澤明に>>続きを読む
まぁまぁ、よくぞ映画におけるウィザーディングワールドの世界観を崩さずに成功してくれてますよ。ハリポタファンには堪らんでしょうな。「不死鳥の騎士団」から監督を務めるデヴィッド・イェーツの作る映像とJ・K>>続きを読む
東放学園映画専門学校の卒業制作として作られた作品だそうで、今作はぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞と映画ふぁん賞を受賞。
音楽がない静かな映画ながら、その40分に物凄い熱量を感じる。ストーリ>>続きを読む
ベルイマンの作品なので、明らかに「神の存在」について描いているのに、神そのものも登場せず、神に祈りを捧げる描写もない(たしか)。キリスト教においての不純行為に走る妹と、過酷な運命を辿る姉、姉は神の罰を>>続きを読む
映画は金で面白くなる訳じゃないんだなー、と痛感。
そもそも
かめはめ波がかめはめ波じゃない。
悟空が悟空のキャラクターじゃない。
ことが「ドラゴンボール」を実写化するにあたっての一番の失敗。あ>>続きを読む
殺人を日常化している殺人鬼にドキュメンタリー映画の撮影と称して密着した、という設定のモキュメンタリー作品。
最初から最後まで殺人鬼ベンのキャラクターに魅了された90分でした。現実味を含ませる意味であ>>続きを読む
あえて、点数はつけません。
韓国の村に住む、ある老夫婦のお話です。この老夫婦、非常に仲睦まじくて、微笑ましい限りなんですね。こんな付き合いたてのカップルみたいな老夫婦ほんとにいるの? と却ってリアリ>>続きを読む
u-nextにも無いし、どこのTSUTAYAにも無かったので、なけなしの金を叩いて、およそ映画3本分の金額を費やし、買ってしまいましたDVD。それだけあってか、面白かったです。すごいという方が正しい気>>続きを読む
これまたすんごい日本映画を作りましたね、白石監督。というよりは、東映さん。「仁義なき」を作った黄金期をまた作るためにヤクザものを持ってくるとは。
「仁義なき」シリーズと比較する目的でしたが、それはみ>>続きを読む
なかなか異種な恋愛映画。少年とヴァンパイアガールとの微妙な関係性の変化を北欧の銀世界とともに美しく描き出している。そう、あくまで恋愛映画。詳しくは後述。
シネスコの映像に、人物の横顔アップで見せる会>>続きを読む
みなさんのレビューを拝見しましたが、やはり得意、不得意は分かれますよね。ただカニバリズムを突き詰めるだけじゃなくて、それ以外の描写もなかなかキツイところもあって、ラストも結構ハードでしたし。
でもこ>>続きを読む
映像が綺麗で、繋ぎも面白いし、テンポも良いので、全体的にスタイリッシュな仕上がりの見やすい作品ではないでしょうか。しかし、万人ウケするかと言われれば、さぁどうでしょう。
主人公ネイディーンのキャラク>>続きを読む
時間が空いたので、じゃあ流行りに乗って! ということで見る予定のなかった今作を鑑賞です。
公開前の宣伝については、良かったんだか悪かったんだか。プリプロ段階では、r15指定と聞いていたので、納得のc>>続きを読む
ストーリー自体はそれほど。エイビリーンの数奇な結末は言葉がありません。
さて、差別ものの常連さん、オクタヴィア・スペンサー。主人公というよりは、その主人公を支える役のイメージが強いですよね。彼女の役>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「三度目の殺人」の脚本執筆のために、是枝監督が実際の弁護士の方からお話を伺ったところ、「法廷は真実の究明ではなく、利害調整をする場所」だと言われたと言っています。ところ変わって今作のレバノンの法廷でも>>続きを読む
タルコフスキーからの影響と、ベルトルッチ、イニャリトゥとのエピソードが興味深い。坂本龍一という人物と彼の仕事を知るには最適な映像。
映画における、または生活上の"音"の美しさを感じることが出来る。た>>続きを読む
映画の話の前に、少し私自身の話を。
世界的ロックバンド、クイーン。もちろん私は所謂クイーン世代ではありませんし、フレディ・マーキュリーの亡くなった当時に生まれてすらいません。そんな私が初めてクイーン>>続きを読む
クルーゾー版、1977版は未見でしたが、せっかくなんで見ちゃいました。見たのが爆音っていうのもあるとは思いますが、これはすごい、の一言に尽きます。
一番の要因は、CGに頼らない実物に拘泥した映像であ>>続きを読む
宗教団体の導師的存在に傾倒していく男のお話なんですが、この作品、描いているのは洗脳の恐怖なんかじゃありません。むしろ、ストーリーだけを追っていたら何もわからない。以前見たキューブリックの「アイズ・ワイ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まぁここまでくると相変わらずと言いますか、今で言えばいかにもハネケらしい一作です。
「隠された記憶」。この「された」という表現が重要なんです。そしてそれを呼び起こした映像。映像がどうこうではなくて、>>続きを読む
全編PC画面による作品。この宣伝文句だけで興味そそられます。そしてついにネットの情報だけでこんなに見応えのあるストーリーが成立してしまうのかと、情報化社会の発展を改めて感じました。
冒頭で繰り広げら>>続きを読む
かなり人を選ぶ作品。そもそも原作本を読んでいない私に理解できるだろうかと、一抹の不安を抱きましたが、予想以上にためになる内容でした。
志の高い人は見て損はないでしょう。
なんてラストカットなんだ......。ユーモアとシリアスのバランスが丁度よかっただけにラストが残念でした。もっと言えば、後半の蛇足感は否めないでしょう。
よかったのは、キャラクター設定ですかね。復讐>>続きを読む
いやぁ重厚。そして大好物のノンフィクションもの。相変わらずエンドクレジットでじーんと感じ入ります。
監督のデヴィッド・フィンチャーに関しては言うことなしですかね。3時間近い作品をしっかり緊張感と見所>>続きを読む
戦闘シーンの一切ない戦争映画。
描こうとしているのは、軍部内の徹底した検閲による情報統制とベトナム人との関わり。こういう映画でよくいるのが、差別主義者と差別対象者(今作でいうベトナム人)を庇うロレン>>続きを読む
キューブリックの遺作。今作のテーマはそのままキューブリック本人の遺言であると、妻が語っていたそうです。
当時実際の夫婦だったトム・クルーズとニコール・キッドマンを起用しただけあって、夫婦のお話です。>>続きを読む
タイ映画なんてなかなか見る機会無いので、今回は新鮮な気持ちで楽しめました。が、まぁ鑑賞後は疲れますよ、この作品。そして予想以上のクオリティの高さです。
というのも、どちらにも該当するのが編集の力です>>続きを読む
昨年のpffで日活賞とぴあ映画生活賞をダブル受賞した今作。制作は早稲田大学映画研究会。
ストーリーは平坦で、良い意味で展開の予想はつかなかったです。学生が作っただけあって、高校生の日常の普遍性はリア>>続きを読む
まぁなんというか、しっかりセオリー通りに作ったという感じですかね。作文のようにはじめ、なか、おわり、のように三幕構成を意識したスタンダードなつくりです。
オチも読めてしまうあたりが少し弱い気もしてし>>続きを読む
いやぁ、面白い。上田監督の作品は純粋に何も考えずに楽しめるからいいですね。
設定、内容は予告を見ればわかるんですが、あくまで設定と一部の内容を知るに過ぎません。見ればわかります。
本編の面白さが予>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
僕が君のいない世界でできることは、君の代わりを探すこと。
同性の恋人ギヨームを失ったトムは、ギヨームの葬儀に参加するためにギヨームの実家を訪れる。そこで出会う母親とギヨームの兄フランシスを通して、や>>続きを読む