kitoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.5

本作は怖いとオススメのホラーランキングの常連。先に観た「レリック -遺物-」が静かに陰な感じでジワーと怖いのに対し、こちらは陽というかどんどん恐怖を繰り出してくる。突然、驚かせるジャンプスケアもあり、>>続きを読む

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.0

「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」をけっこう以前からAmazonのウォッチリストに入れているのだけど、病気が絡みそうなのはどうも苦手で観られないまま放置してきた。デボラ・ローガンがアルツハイマー病>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.7

公開当初、未加入のNetflix独占配信だったので、当分観られないだろうと思っていた。それがAmazonの月替わりセールに。もっとも、もう4年前の作品だけど。

とても面白く、続けて2回観てしまった。
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.3

まったく知らなかった作品で、この時期GYAO!で無料配信していなければ、おそらく一生、観なかったと思う(ちょい大袈裟かな)

ともあれ、なかなか面白く、得した気分。

潤沢な予算による物量がすごく、C
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スーパー!(2010年製作の映画)

2.5

途中ギブこそしなかったが、この手のコメディは苦手だった。それでもなんとか最後まで観続けられたのは、エレン・ペイジ(インセプション)、リヴ・タイラー(アルマゲドン)、ケヴィン・ベーコン(インビジブル、ア>>続きを読む

目撃者(2017年製作の映画)

2.0

予算と手間暇を掛けた”2時間サスペンス”を観終えた感じ。途中で何度も止めようと思ったものの、まるで久しぶりのポテチのように止められなかった。昨秋、何かの拍子で韓流スイッチが入り、おすすめサスペンス・ホ>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.3

まったく知らない作品だったが、非常に素晴らしかった。ここでのスコアが高く、ググるとアカデミー賞外国語映画賞も受賞している。GYAO!で配信されていたのでさっそく鑑賞。

ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイ
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戦慄の狼男(1972年製作の映画)

1.5

米国のTVシリーズ「逃亡者」で一世を風靡したデビッド・ジャンセンが主演というのを偶然知り、さっそく鑑賞。

本作は何だコレ⁈感に溢れていて、72年という制作年代を考慮しても、恐らくは低予算のTV映画な
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ザ・ミスト(2018年製作の映画)

1.5

途中で観るのを二回断念、数日後、最後はもはやBGVで流しながらやっと完走。

”ミスト”とあるけれど謎の地殻変動で発生するのはどう見ても有毒ガス。ともかくパリは死の街と化す。難病で24時間、隔離カプセ
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.3

サービス終了発表以来すっかりGYAO!での”お宝探し巡回”を続けている。

で、配信開始の「ザ・バニシング −消失–」のタイトルを見て、こんなの絶対"B級モノ"やんと思ったが、ググって思い出した。コレ
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モンスター・フィールド(2014年製作の映画)

3.0

アレ、視力は弱いが音には異常に鋭敏でそれを頼りに恐ろしく俊敏な動きで獲物を捕獲する、って「クワイエット・プレイス」の二番煎じ⁈ かと思ったが、こちらは2014年制作だからずっと早い。

大学でデンマー
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

昨秋、2だけが定額見放題だったので1より先に観ていた。何か話に繋がりがあるのかと思っていたが、全くなかった。

で、世評通り、本作1の方が断然、面白い。

一人住まいの盲目の老人宅に昏睡強盗に入る若者
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The Domestics(2018年製作の映画)

3.0

GYAO!をつらつら眺めていてポスターが妙に引っかかり、ちょい見を始めたらなかなか面白く、完走した。

”B級映画”ということに間違いは全然ないと思うけれど、こじんまりとしたデストピアな背景などの絵面
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エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

3.0

本作も「NEXT」同様、「午後のロードショー」や深夜帯で何度も観た。ヒロイン役の女優に後々思い入れができたことから久しぶりに”お顔拝見”のチラ見のつもりだったのだけど、結局また全編観てしまった。根が”>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

韓国映画のホラー・スリラーのランキングでは必ず上位にあがり、すこぶる評価が高いのは知っていた。今日、GYAO!で見つけ、配信期限が今日までという滑り込みで鑑賞。もちろん、有料レンタルでも数百円程度なの>>続きを読む

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.3

毎回じっくり全編というわけではないけれど、すでに”正”の字が二つくらいの回数観ている。過半はテレビ東京の関東ローカルで長らく”B級映画劇場”といわれている「午後のロードショー」で。さらに、GYAO!で>>続きを読む

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

1.5

原作未読、GYAO!でアニメ版を一気見してから鑑賞。正直アニメ版もさほど面白くはなかったのだけど、”乗りかかった船”状態に陥ってしまった。

恐らくアニメ版は原作に近いだろうからそれから判断するとこの
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ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

3.3

良くも悪くも先の読めない展開が続き、なかなか面白かった。監督は外交官出身のコミック作家という異色のキャリアで、監督自身のオリジナル脚本、長編初監督作品だそうだ。

人並外れた聴覚を持つフランス海軍の特
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

なるほど、スコアーが高いのもうなづける。

描写する視点が途中で変わる展開というのは、タイムトラベルもののような面白さがあり、だいたい、へえーとなる。もちろん、脚本がちゃんとしていないとつまらないだけ
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カット/オフ(2018年製作の映画)

3.5

検視官が主役なんだから、そりゃあ解剖シーンも盛りだくさん、、、って、生真面目なドイツ人気質なんだろうなあ、死体がまあリアルなこと。いや、本物を見たことはないので、きっとこんな感じなんじゃないかなという>>続きを読む

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

3.5

タイトルそのまま幽霊と未亡人の良くできたロマンチック・ファンタジーでなかなか良かった。幽霊の船長役をレックス・ハリソンが演じており、後の「マイ・フェア・レディ」で花売り娘の下町訛りを馬鹿にするヒギンズ>>続きを読む

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.7

とても面白く、吹替版、字幕版両方で2回観てしまった。

原作は20世紀初頭の怪奇・幻想小説の先駆者のひとりとしてカルト的人気を得ているラヴクラフト。監督が彼の熱烈な信者だそうで、映像化は至難と言われる
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.0

警察の麻薬捜査課5人が主役。四六時中わちゃわちゃやってるが、家族のように仲が良い。班長はうだつこそ上がらないけれど、メンバーからは慕われていて、チームワークは良い。

特段ストーリーに捻りはなく、まる
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LOOP/ループ -時に囚われた男-(2016年製作の映画)

3.5

昨年末からなぜかハンガリー映画が目に止まり、本作で4本目の鑑賞。

「時に囚われた男」という日本語サブタイトルは手垢のついた陳腐なモノだけど、どういうジャンルかはちゃんと表していて、しっかり釣られてし
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クレイジーズ(2010年製作の映画)

3.7

事前情報なしに見初めたら、なにこれ、面白い!となり、たまらず半ばで止めてググった。へえ、ジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖」(1973)のリメイクなんだ、、、って、以前、深夜>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

4.3

観始めるのにいささか気合いのいる長さだけど、あっという間に引き込まれ、一気に観終えた。ゾディアック事件はアメリカ最大のコールド・ケース(未解決事件、特に殺人など重大事件で迷宮入りとなった事件)と言われ>>続きを読む

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.3

SFエンタメと思いセレクトしたが、背景がSF的なだけで、本筋は考えさせられるドラマだった。

「アイ・アム・レジェンド」やそのオリジナルの古典的名作「地球最後の男」を思い出す。ただ、本作の主人公は小人
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.3

初っ端、警察学校の射撃訓練で吉岡里帆がいっさい瞬きすることなく射撃していて、おお、と思った。「リーサルウェポン 」は好きなシリーズだけど、第一作の同じような射撃訓練場のシーンで射撃の名手なはずのメル・>>続きを読む

モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

3.0

中東情勢には明るくないのだけど、本作の基本ストーリーはIS(イスラム過激派組織)と警察精鋭部隊SWATの死闘というシンプルなもの。戦闘シーンはリアリティを追求していて、戦争映画ではないけれど先日観たマ>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.5

先日知った話題の制作・配給会社A24作品。監督の前作「イット・フォローズ」が面白かったのでセレクト。

なかなかの怪作。R15+指定で性的表現やいささか尾籠なシーンも相まってはっきり好みが分かれるだろ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

2.0

わりとレビューが良いのでひょっとしたらいけるかなと思ったのだが、、、全然ダメだった。

何がダメなのかうまく表現できないのだけど、ひとつも刺さる部分がなかった。アクションカムで撮るようなアングルの連続
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

トレーラーを観た以外、ほぼ予備知識なしに見始めた。鏡に赤いリップでタイトルが書かれた刺激的なポスターとは裏腹に、ポップな音楽に乗ってオシャレなオープニングが始まり、ワクワク感が膨らむ。

その後も舞台
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

ヒロインは慢性疾患があり車椅子生活を余儀なくされている。彼女が苦難の末ラストで自由になるだろうことは、この手のスリラーのお約束として百も承知なのだけど、それでもハラハラドキドキ、手に汗握る展開が続く。>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

評判どおり「Who done it = 誰が犯行を行ったか」ミステリーとしてとても面白かった。TVシリーズものだと「刑事コロンボ」「名探偵モンク」「メンタリスト」などの初期作品の謎解きがとても面白いの>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

FILMAGAを読むまで知らなかったのだが、話題作を次々に世に出しているという米国インディペンデンス系の映画制作・配給会社「A24」作品。これまで「ミッドサマー」「ヘレディタリー/継承」「ルーム」「エ>>続きを読む

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.0

最近なぜだか“ハンガリー・スイッチ”が入って短期間に3本目。本作は数ヶ月前に一度見始めたのだけど、何だこれ⁈感に負けて40分ほどで断念した。再見で後半に突入するとがぜん惹きつけられる展開になったが、序>>続きを読む