kitoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

記録的な大ヒット作だけあって、なるほど確かに面白かった。

前作は1989年のテレビ初放映で初見。当時トム・クルーズを初めて知ったのだけど、きっとこの一作だけで終わるんだろうなあ、なんて思っていて、見
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

評判通り、とても面白かった。

ナ・ホンジン監督長編デビュー作品にして数多くのミステリー、スリラーのおすすめランキングに入っている。そうと知り観たいと思った際にはAmazonでは配信されていなかったの
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

世評通りの力作ホラーでテイストも好みに合った。

韓国ホラー「哭声/コクソン」の監督・脚本家ナ・ホンジンが続編を考えているうちに舞台を海外にした祈祷師の物語として原案・制作に至ったそうだ。そんな経緯の
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.2

主人公のオヤジに、不死身にもほどがあるだろうと突っ込み必至だけどーーなかなか面白かった。

去年トレイラーを観ており、一年後くらいに見放題に来てもきっと忘れずに観たと思う。フィンランド映画史上最大級の
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.0

思っていたのとは違ったけれど非常に面白かった。

てっきりフーダニット(誰が犯罪を犯したのかという謎に焦点を当てた、複雑な筋書きのある推理小説)だと思って観ていたのだけれど、むしろ人間心理を描いた社会
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リーガル・マインド 裏切りの法廷(2013年製作の映画)

3.2

話のひねりはイマイチだけど、良き感じのドラマだった。

法廷ものって、たまに観たくなる。とはいえ、骨太硬派なのは祝日の昼間にはしんどい。ということで選んだのが気軽に観られそうな美人敏腕弁護士が主役とい
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.2

やはり、これはパート1、パート2を続けて観るのが良かったんだな、と。

二年前にAmazonで二作とも見放題だった時期にパート1だけでキャパの少ない "ハート・ウォーミング" がお腹いっぱいになってパ
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

2.0

SFホラーの拾い物期待だったのだけどーーハズしてしまったなぁ。

Amazon見放題終了リストの中で以前トレーラーを観た覚えがあり、「各国ホラー映画祭で絶賛!」的な宣伝文句もありつい釣られてしまった。
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.8

コレコレ、観たかったのはこっち!

エクソシストが実在するんだからこのくらいの怪異は本当に起こってそうだなあ、という塩梅なのが好ましい。「ヴァチカンのエクソシスト」でラッセル・クロウが演じた実在のロー
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

アレレ、期待したのとは違っていて残念。

実在したエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父による悪魔祓いを描いており、世評も高いとあって期待していたのだけど、、、

思いの外エンタメ方向に舵を切ってい
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複製された男(2013年製作の映画)

4.0

とびきり大不思議だけど、非常に面白かった。

邦題に引っ張られてずっとクローン人間のSFだと思って観ていたーー蜘蛛型エイリアンによる地球侵略物語なのか⁈とか。しかし、終盤、瓜二つのふたりが入れ替わって
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.0

何だかちぐはぐな感じが、、、

身バレされてしまったイランで破壊工作中のCIA工作員ジェラルド・バトラーと、どことなくショーン・コネリー似の現地通訳による決死の脱出劇。とにかく、ほぼほぼみな敵というス
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ディスコード -DISCORD-(2012年製作の映画)

3.8

意外な展開で面白かった。

粗筋だけだとよくあるサイコ系B級サスペンスっぽいし、若手育成のサンダンス映画祭参加のインディペンデント作品だったりだしで、なかなか再生ボタンを押す気にならなかった。

とこ
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ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.3

終始イライラさせられるけれど、なかなか面白かった。

サイコパスの犯人がハイウェイで追越車線を塞ぎ獲物を狙う⁈なか、帰省しようという被害者一家がまんまとアオリまくったばかりに大変なことになるというお話
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.2

概して低評価で期待しなかったせいなのか、意外に楽しめた。

「ダイ・ハード」は一作目が文句なく面白かったので、特にファンというわけでもないのだけれどその後のシリーズ2、3、4がTVの映画劇場で初オンエ
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

なんだこれ⁉︎ーーという半ばでの相葉くんのセリフ、これこそが本作の核心。

中田監督だし相葉くん主演だしホラーらしいしで、そりゃあ面白そうだと思うよ。公開当時はTV CMもけっこう流れてたし。相葉くん
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.8

以前、米国版のトレーラーを観て気になっていたのだけど、期待以上に面白かった。

高校生が学校内で起こした無差別銃乱射事件に巻き込まれたひとりの女子高生の戦いが描かれるーーというストーリーに真新しいとこ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

いやー、噂に違わぬ圧巻のカルト作だった。

二年前、制作中の一部映像が公開され話題になった。YouTubeで一応観たのだけれど、何だか漠としてその時はさほど惹かれなかった。今回はAmazonの見放題か
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

シリーズとして見ると起承転結で見事な "転" になっている。ややネガっぽい世評とは異なり第一作並みに存分に楽しめた。

前作のキャストは誰も出てこず、1914年第一次世界大戦当時の史実が絡むストーリー
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.2

うーん、懸念した通り "残念なパート2" パターンだった。まあ、第一作があれだけ面白いとそりゃあ第二作で超えるのは難しいだろうなぁ。

凝った壮大なストーリー、キャスト、舞台装置類、CGもと総花的にな
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

とても面白く、二時間があっという間だった。

英国を舞台にしたスパイものでストーリーもやってることも特に真新しい驚きはなく、それこそ半世紀以上昔の007とまんま同じ。違いと言えば主人公が "そんなに"
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マックィーンの絶対の危機(ピンチ)(1958年製作の映画)

3.2

昔観た懐かしさも相まって楽しめた。

マックイーン初主演作で当時28歳、本作の2年後「荒野の七人」でブレイクする前夜。アラサーなのに田舎町のティーンエイジャー役をあてがわれ、さすがに多少違和感があるの
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パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.5

この監督らしい雰囲気でなかなか楽しめた。

アイザック・エスバン監督は「パラドクス」がたいそう評判になった。私的には次作の「ダークレイン」の方が刺さったのだけど。本作はその「ダークレイン」の次の作品だ
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生きる(1952年製作の映画)

4.3

70年前の作品だが、良くも悪くも、いまだに変わらない普遍的なものが描かれており、傑作というしかない。

黒澤作品はだいたい観ているが、本作と「赤ひげ」の二作品はヒューマンドラマとして特に心に刺さる。そ
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.6

そもそも期待値も低かったのだけど、それをも下回った。ひとえに制作にサム・ライミの名があったので観たのだけれど残念。

6500年前を再現した映像はなかなか綺麗だったけれど、お目当ての恐竜にはもう少し登
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

少しB級っぽいが、それもまたよしで、期待通り面白かった。

登場人物全員そろいもそろって共感できないキャラ設定なので前半はイラッとする。AI人形のミーガンが暴走するだろうことはさすがに事前情報で知って
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大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

2.8

特撮はなかなか見応えがあったのだけど、ドラマパートが残念だった。YouTube 角川シネマコレクション(公式)による期間限定公開。

30分ほど観たところで亀好きな子供とガメラが初対面、以降このお子ち
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.0

うーん、そもそも過大な期待はせずに観始めたのだけど、やはり残念な感じだった。

シリーズの生みの親で奇才と呼ばれる監督、俳優陣もスタッフも超一流で予算も潤沢っぽいーーのだけれど、観終わって心に残るもの
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

上映時間158分という長さにビビりながら見始めたが、結局長さは気にならないくらい夢中になった。

ここ数年こそ坂道3グループやstu48などをヘビロテしているのだけれど、元々は年季の入ったクラシック音
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

世評通りなかなか面白かったのだけど、何だかAppleの壮大な長編宣伝広告のようにも思えた。制作はAndroidの雄、ソニー・ピクチャーズなのに。

前作ほどストーリーは凝ってなく、シンプルなぶんそれは
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ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

2.7

予想通りツッコミどころ満載、豪華な”二時間サスペンス”だった。そもそもストーリーを知っており、韓国がどんな風にリメイクしたのかなあという興味で見始めたのだけど、刺さるところはなかった。

今月Amaz
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リング(1998年製作の映画)

4.0

YouTubeの角川シネマコレクション(公式チャンネル)による期間限定公開。もうほとんど全てのシーンを覚えているくらい、何年も前から何回も観ている。画質が良かったのでまあ久しぶりに冒頭の竹内結子と佐藤>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

なかなか面白かったが、少しモヤモヤが、、、

トレーラーからして面白そうだった。前半はそのトレーラー通りヒッチコック風のサスペンスホラーに思えるのだけれど、後半になると一転、予想の斜め上をいく ”なん
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

こんな表現はないのだけど「可もあり、不可もあり」でプラマイゼロな感じだった。

予告が面白そうでスコアも高いことから期待して見始めた。前半は良い感じに引き込まれたのだけれど、中盤以降は突っ込みどころが
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悦楽交差点(2015年製作の映画)

2.8

たまたまだけど「花と沼」とセットで一気に観たら、それぞれ男女のストーカー物語だった。

通行量調査をしているフリーターが1000人目にカウントした人妻ヒロインをストーキングするというお話。主役ストーカ
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花と沼(2020年製作の映画)

3.3

全編にわたってクスッとなるシーンの連続で面白かった。

まず、「花と沼」というタイトル、いったい何なんだと思いながら見始めた。しばらくして、なんだ、一花(いちか)と沼田という主演男女の名前なんかいと突
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