すずやさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

割と映画中盤で星野源に気づいたわたし、グッジョブ。
あとなんか妙に聞き覚えがあるなと思った人、神谷さんだったのね…

お酒、古書セール、学園祭。
めくるめく夜の喧騒の中で、「大人の嗜み」を求める乙女と
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

なんだろう、色々とすっきりしないところのある作品…
筋立てとしては面白いと思うし、フォーキーとかボービープとかギャビーとか新キャラも大変いいと思うんだけど、「これを『トイ・ストーリー4』とすべきか」と
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マリオ(2018年製作の映画)

4.8

レインボー・リール東京2019にて鑑賞。

今はただ、辛いという言葉しか思い浮かばない……
マリオとレオンが互いを愛した事実に、幾分も間違いなんてなかったはずなのに。互いを求めちゃいけないなんて、誰か
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.0

なんか全体的に釈然としないな…
メッセージ性があまり見えてこない。

ただただ、ネイサンの目から見る世界は美しい。
「美が真理で、真理が美しいなら、数学は世界で最も美しいものだ」ってセリフが好き。彼が
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.2

ボンド映画初だったんだが、正直そこまで動きがある映画ではなかったな……

エヴァグリーンの夢女子になった。
あとジェフリーライトをハンガーゲーム以来見たので嬉しかった

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

まあ私が語るまでもなくたくさんのレビューがあるとは思うんだけど…

トムホの憧れがジェイク・ギレンホールだと2年前に知り、是非共演が実現して欲しい!!と願っていたら本当に叶ってしまった…
しかも、こん
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アレックス・ストレンジラブ(2018年製作の映画)

3.6

『彼の見つめる先に』に雰囲気が似てるとのことで。
セクシャリティ観はまだまだ粗かった。
まあ頭のネジを緩めてゆるく見る映画ですね

エリオットの俳優さん、すごくヒース・レジャーみたいだった

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.2

面白かった……
ラッセル・クロウとホアキン・フェニックスを殴り合わせてるというだけでこの映画への期待は回収された。なんの文句もない。

私が1番思わずにいられなかったのがやっぱこの古代ローマとコロッセ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

4.2

くんちゃんがやたら可愛かったなあ…
色々友人にネガキャンされてたけど普通に面白かったし幸せになる、少しうるっとくる映画ではあった。

ただ色々申したい点があって。
私が映画を評価するとき「テーマは1本
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マン・オン・ワイヤー(2008年製作の映画)

3.6

フィリップ・プティのことは『ザ・ウォーク』で知って以来ずっとすごいなと思ってきた人だったし、この映画もいつか見たいと思っていたので、見れて何より。
『ザ・ウォーク』が本当にリアリティを極限まで追ってい
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

これいいねしてたのか笑
友人と一緒に見た。

とにかく鮮烈な血飛沫がイメージに残りすぎている…
繋がれていた奴隷が解放され、自由を得て、賞金稼ぎとして自分の妻を取り戻すひと勝負に出る話。
壮大な西部オ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

いやあ面白かったなあ……
『ちいさな独裁者』だったか『The Guilty/ギルティ』だったかを武蔵野館で観た時、隣のスクリーンでこれがやってて観れなかったのが本当に悔しかったんだよね。やっと観られた
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アラジン(2019年製作の映画)

4.2

これ流そうと思ってたんだけど…行って正解でした。ディズニー映画だからガイリチじゃないよ、って聞いてたけど普通にガイリチだったのでめっちゃ笑ったw

今この時に実写化する意義があるのか。
ディズニーの近
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

半端ない……どこまでもとんでもない映画だった。

前作で、「ゴジラが人間に忖度するのか」という批判が飛び交っていたのを思い出す。本作はその批判を跳ね返すような、どこまでも怪獣が主役の映画であった。
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.3

またまた良いドイツ映画に出逢えた…

この映画は実際に起きた事件がベース。ハンガリー暴動を知ったエリート階級の高校生が、犠牲者に2分間の"沈黙"を送ったことから事件は展開する。
"自由に考えること、発
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

「周囲が全て人の手で作られた偽物であったなら、対象の人は一体誰なのか」という問いかけに基づいた哲学的な映画。

「僕は誰?」

その問いに答えなどあるのだろうか。

作られた隣人、作られた恋人、作られ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.3

2ヶ月くらい前から予告はよく見かけたけど全然気にも留めてなくて、Twitterの評判につられて観に行ったのだが、本当これをスルーしようとしてた自分を疑ったくらいにはめちゃくちゃ面白かった。時々何も考え>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.2

やっと観れた…君の名前で僕を呼んでの頃からファントムさんが推してたし、本当にここまで遅くなったのが不覚。

"すべてを超えて愛してる"
(I love you more than everything
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

ありがとうございました…ただただその気持ち。この壮大な映画シリーズをまとめるにふさわしい1本。ありがとう。アベンジャーズ大好きだ…こんな壮大な映画をリアルタイムで追い続けられて本当に幸せだった

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.3

原題は"Boy erased"。私の解釈が正しければ、"引き裂かれた少年"という訳になる。実際私はこの解釈が邦題よりずっとしっくり来てるし、"引き裂かれた"という言葉こそがミソだと思う。

同性愛者で
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

4.3

視点が主人公の男から動かないから『ギルティ』的なものを想像していたら違った。むしろその視点の固定は本筋に関わってなかった。
互いに混じりあっていくそれぞれの欲望。その伏線回収はなかなか良かった。

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バイス(2018年製作の映画)

3.5

ちょうど先週見た『記者たち』と表裏一体だなという印象。
こっちは政府が根拠を捏造してイラクとの戦争に持ち込もうとする話で、『記者たち』はその根拠の捏造を明らかにしようとする話。
『記者たち』とも共通し
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.1

やっぱこのシリーズ凄いわ。『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』の2本しか観てないけど、ミステリーの奥行きが半端じゃない(その分キャラクター多すぎるけど)しすごく好き。

ひとつ言えるのは、『
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

4.7

もう本当に、最高にクレイジーですね…クレイジーという他ない。とんでもなくイカれてる。最高にイカれたセンスの、最高な映画でした。この映画に1番似合う褒め言葉が"クレイジー"だってことは自信を持って言える>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

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ついにバーフバリ続編の方にも手を出してしまいました…
これ先でもよかったな、というか2本合わせて6時間で1本でいいわこれは。伝説誕生でひかれた伏線を全部綺麗に回収して行ったのですっきり。
神話をゆっく
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.3

イラク戦争の報道にまつわる実話映画。内容自体は知ってた話で、中東情勢や9.11、アメリカの覇権拡大思惑、世界史や地理の授業で聞かされた内容そのままだった。
でも、もしこのナイト・リッダー社の働きが無か
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

公開した時からこの映画をずっと観たかったけど、やっとレーティングを超える年齢になれたので観た。

観る前は、"恋とはなにか"みたいな、『君の名前で僕を呼んで』的なものを期待していた。実際あながちそれは
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

「アメリカ・ファースト」って言葉に引っかかったのは正しかったんだね。監督が1970年代だけでなく、今にだってその差別意識は残っているよと訴えたかったのがものすごく伝わってくる。
"憎しみに居場所はない
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

この映画の中で描かれる女性蔑視の言動・行動がフィクションであればいいのにとどれだけ思ってしまうことか。それほどに胸糞が悪い。この差別は1970年代のアメリカに確かに実在していたし、今の日本にも存在して>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.7

こんな良作を放っておいたのが惜しい。めっちゃ面白かった。

全体的な雰囲気としては『キング・オブ・エジプト』ぽさを感じたんだけど、王権争いや王妃の救出、マレンドラ自身が運命を悟っていくこと、筋立てがす
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7月22日(2018年製作の映画)

3.9

『ウトヤ島、7月22日』を観た後から気になっていたし、ニュージーランドの事件もあったのでネトフリで観た。

"責任はテロリストにある。あなたじゃない"
終盤で首相に対してかけるセリフが強く心に残ってい
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

4.5

これずーっと前から観たかった映画だったんだけど、先日晴れてネトフリデビューを果たしたので一本目に選びました。

途中がモヤモヤするけど、言いたいことはしっかり軸が通っててめちゃくちゃ好き。本当に大好き
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

映画としてはとてもうーん…って感じになってしまう。2時間半、大河ドラマの総集編を観てるみたいだった。
私はこのふたりの史実がとっても好きだし、ある程度史実をわかったつもりで観に行ってたんだけど、どこま
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

自分の信じたもの、自分が身を捧げたものが崩れ去った時、一体なにを思うのだろうか。
愛する人の信じたものが崩れ去った時、果たして真実を告げることができるだろうか。

相手にとって何が正しいのか、何を知ら
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.9

MCUの新たな1本、新たなヒーローとして本当に秀逸な映画でした。ありがとう。

1990年代が舞台なんだったっけか?まだまだ若いフューリーやコールソンが良い。(コールソンが「新人」って呼ばれてるの面白
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.2

真実はひとつにあらず。
エンドクレジットで流れるこの監督の但し書きが全てだと思う。この映画はカヤの視線から無差別テロを見たものにすぎず、そのテロのすべてを描いているわけではない。1人の目から見た凄惨な
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