RYUYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.5

登場人物全員が真っ直ぐなバカで、全員絶対友達になれないな...というハイテンションっぷりのままバカやって終わってくイサギの良いコメディ。でもダイビングに関してはすげぇ真面目に扱ってるのが良かった。部活>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.5

ここ数年の日本エンタメの「とりあえず池井戸潤やっときゃ間違いないっしょ感」にはもはや気持ち良さをおぼえてきたし、本作も普通に良作だったが、言わせていただきます。『アキラとあきら』にアキラ100%出しち>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

3.5

原爆で死んだ息子が夜な夜な母の前に現れては対話していくという、また違った角度からの戦争への問いかけがストレートに胸に刺さる。未見だが、設定違いの『父と暮らせば』の井上ひさしさんの舞台が原案。代々で受け>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.5

テロを描くと大体スベるのは何でなんだろうと、ちゃんと落ち込ませてくれた、そういう意味では意義のある作品。テロあるある。街頭ビジョンで総理の会見流されても、アレ意外とみんな見ないぞ。

あと、クリスマス
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N号棟(2021年製作の映画)

2.5

友達の彼氏とヤッてる嫌な女が主人公だったので「お、いいぞ」と、なんかホラーというテイをとりながら色々と斬り込んでくれるパターンかと思いきや、ホラーですらなく、カルト映画だった。しかもカルト映画じゃなく>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.5

松坂桃李、菅田将暉、山崎賢人。今思うととんでもないキャストっすね...。さすがドラマのTBSというだけあって、映画化作品も良質。本作は人間ドラマの名手・土井監督だが、のちの「祈りの幕〜」はスペクタクル>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

ダイアンが好きなので主人公の名前が素敵でした。スー。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

この映画を観た後に「元気なニノ」を補給したくなって動画検索してたら「煮るなり焼くなり二宮和也」ってギャグかましてる動画に絶妙なタイミングでぶち当たってなんかまた落ち込んでしまった。現実世界に尾を引くっ>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

2.5

要はママがマザコンすぎてほっとかれた娘の話。なんか狂ってる感満載の、そこに愛はあるんか?感満載の意味深なポスターからは想像できないほどの狂ってなさだった。最後までちゃんと品があった。これが一昔前の韓国>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.0

ドラマ大ファンです。「なんで今?」と思ったし、我らがコトー先生は真っ白毛なってっし。やってくれたなフジテレビ。完全に2時間スペシャルだったわ。映画のカメラで撮っただけ。あの島、のべ何回土砂崩れ起きんだ>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

2.5

殺人、そして恋の醜さを描いた作品だったが、
北川景子が美しく、
中村倫也が美しく、
芳根京子が美しく、
窪塚洋介が美しかった。
やめちまえ。

ノイズ(2022年製作の映画)

2.5

ノイズ2時間聴いてる方がマシ。やめちまえ。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.0

ポスターおしゃれで中身無い系の映画、一番厄介。「こんな村出て行こうぜ」って言ったやつがその直後に「お前この村にいらねぇんだよ」って言うの絶対おかしい。「実はこんなことがありました」が全然びっくりしない>>続きを読む

とんび(2022年製作の映画)

3.5

クワバタオハラがおったらそこは大阪や。
出てる映画に安田顕おったらそれは安田顕の映画や。
これもうドラマで見たって。同じもん何回も作んな。シェイクスピアか。

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

4.0

観たあと事件をWikiること間違いなし。日本に来た外国人女性の失踪事件を追った刑事たちの記録と、辿り着く最悪の真相。ネトフリオリジナルの必見ドキュメンタリー。なんだろう、刑事ドラマとかで見る操作の手順>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.0

楽園、悪人、怒り。端的に言うことで逆に含みも広がりも勝手に広げてくれるような吉田修一作品のタイトル。なぜか日本では浮きがちだけど洋画の原題とかって案外こういうシンプルな方が主な気も。つって。で今作。サ>>続きを読む

ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.0

すみません、VIVANT放映中に見たからFと野崎にしか見えませんでした。見方によっちゃあこれはもはやVIVANTエピソード0。あー、VIVANTマジで今年の全てで一番面白かったなー。

ゴースト・オブ・ミシシッピー(1996年製作の映画)

3.0

なぜか4:3。アレック・ボールドウィン、寝室でも髪型キマりすぎて面白かった。裁判よりも、あのカチカチの髪型がどう考えてもおかしい。

Q&A(1990年製作の映画)

3.5

新人検事が麻薬売人の射殺事件の調査で街のベテラン刑事に近づくが、だんだん「あれ、こいつヤバくね?てかこの署ごとヤバくね?」となり...という話。ニックノルティがやたらクズ役でヒットかましまくってるのが>>続きを読む

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.0

名匠中の名匠、アランパーカーが描くKKKのおぞましさ。凄まじい映画っす。ふらっと入った食堂で刑事が黒人に話かけた瞬間、空気が止まって客が全員真顔で見つめるあのクソ最悪な感じとか、キツいわ〜。叩き上げの>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

MeToo運動の着火点を実直に描いた精悍な作品。ここ最近のキャリーマリガン、映画で戦いまくってて素敵すぎます。直で映画業界の話を、ドキュメンタリーじゃなく劇映画でやるということに意味があって、それがす>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

確かにこれだけの名匠となると“自伝的作品”で尺が伸びるのは分かるし、内容もめちゃくそ素晴らしかったが、だからこそ“自伝的作品”を100分に収めた『ベルファスト』の凄さも考えちゃう。スピルバーグもケネス>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

トウモロコシ畑の農夫が「野球場を作れ」という不思議な声を聞き、実際に作ったら...という話。こんなイカれた話も、ケヴィンコスナーがやるから実体を成してるのだろうなぁ。さすがです。「街の人の反発を聞き入>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

結局そうなのよ、こういう企業逆境モノって、好きなのよ。アメリカの『陸王』っすねこれは。アメリカ池井戸潤。土下座させずに同僚たちとハイタッチ。

社会的にも、自分に置き換えても死ぬほど嫌だけど、なんで映
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.5

戦い器用子ども不器用な男が訳アリ少年を護衛しながら戦場を駆け抜ける「戦闘版マルモのおきて(俺が勝手に呼んでいる)」ことタイラーレイクシリーズ、待望の第二作。今回も映画丸々アクション盛り盛りでした。そし>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

4.0

手がひとりでに歩くなんて、アニメでしかできない表現だ!と言わせない決定版のやつがあるからそこはなんとも言えませんが、暗色のセンスとか、細い鉛筆みたいな輪郭の質感と、CGっぽさが同居してる不思議な作画に>>続きを読む

ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

あまりにも動かないアニメ。なのにクソ成立してて、しかも面白い。アニメを作ったことがある身として、気づきを得まくれた作品。人物の陰影は無いわ、コマ数は足りないくらいだわで、声優もやたら淡白。顔ぐらいデカ>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.5

オープニングでバッチリ掴んだあと、しっとりと哲学してくる感じが「これぞA24」だった。俺は大切にしていたモノが壊れたらすぐ新しいのを買うけど、前のやつも捨てずに取っておくタイプ。そういうことを考えて、>>続きを読む

渇いた鉢(2022年製作の映画)

3.5

娘がいて奥さんがいて。そんな人に起こりうる、降りかかりうる全ての悲劇がこの映画の主人公に...。暗く、キツい映画ですが、実直で、見応えがすごかった。心を閉ざし切ってしまった主人公が、堰を切ったように人>>続きを読む

罠THE TRAP 4K デジタルリマスター版(1996年製作の映画)

3.5

上映時間の都合で急にこの3作目だけを観てしまったんだけど、観てよかった。日本映画界で今だに誰とも被らない作家性を持つ林海象という監督が、自分の大学の先生でよかったと思った。こんなもん、一発で分からせら>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

劇中劇(=街・カラー・シネスコ)がメインみたいな顔して現実(=劇場・モノクロ・スタンダード)がたまに差し込まれる構成が、逆転の発想で面白いけど、おかげでめっちゃ難解に。「映画は最初の10分くらいで登場>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

スピード歳の差婚をした掃除婦のおばちゃんと移民労働者のマッチョマンに注がれる周囲の軽蔑。74年制作。すごい。「名前長い監督の映画、なんかアート系で小難しそう」というバカみたいな偏見片手に面倒くさがって>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.0

あのバービーと一緒におもちゃのシボレーに乗って、クソな男性社会をポップに大暴れ!的な感じかと思っていたら、男性の俺たちにも、というかもう人類、全ての人に配慮がなされた大接待映画だった。それは絶対にいい>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

「なんでそんな超能力使えるの?」という疑問を、演出の力でさらっとねじ伏せている点がスーパーかっこいい。あと、マコーレマコーレカルキンカルキンみたいな“可愛い子役”を使ってないのもウルトラ素晴らしい。映>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.0

実子を海に置き去りにした容疑で殺人罪に問われる女と、その裁判を傍聴する妊娠中の女性作家を通して「母親」という存在を描く、静かな法廷劇。

難しかった…。静止画みたいなカットがたま〜に切り替わるだけ、み
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

もしも『桐島』の神木さんが、イケてる東出グループに入るために前野さんを置き去りにしたら?...そういう映画でした。キツかった。切なすぎた。青年期の友達間における、あの形容しがたい感情は、おそらく世界共>>続きを読む