「肉屋の夫婦がうぜぇヴィーガン殺して店で売ったら大繁盛」という発想が出てくる監督(しかも主演)の頭は過激派ヴィーガンよりヤバい気もするけど、まぁ笑っちゃいました。「批判」じゃなくて「バカにしてるだけ」>>続きを読む
とても清涼感のある映画で、主人公をはじめ出てくる学生さんも全員爽やかなんだけど、そのバックにそびえ立つ三浦友和・江口洋介という大巨人たちが、キャリア史上ってくらいダントツで爽やかで惚れた。小泉監督。『>>続きを読む
伊藤健太郎さんに阪本順治監督が当て書きしたということで、「やらかしちゃっても、ろくでなしでも、またやり直せばいい」みたいな映画だと思ってたから、結構衝撃のラスト。
キャストが素晴らしかった。前にやら>>続きを読む
「葉っぱは老いて枯れてしまうけど、赤や黄に美しく色づく」
工事現場アル中真顔男と、スーパー廃棄お持ち帰りクビ真顔女が出会い、恋をする。労働者、酒とタバコ、映画館、お家ディナー、大怪我、ワンコ。そうで>>続きを読む
揺れ動く江戸末期。農村で静かに暮らす腕のいい剣士が、流れ者の剣豪から「キミいいね、京の動乱に参戦しない?」と誘われ…という話なんだけど、この映画はそこから『七人の侍』的に派手な戦へ向かうことはせず。池>>続きを読む
墜落時の機内の描写、リアリティ的に過去イチだと思う。トラウマ級に怖かった。あと、20数人全員がガリッガリに痩せ細ってくのガチでやりすぎ。痩せるのだけは特殊メイクでできないよね?それとも痩せたシーンから>>続きを読む
うだつの上がらぬ貧乏な少年が、獅子舞に魅せられ、うだつ仲間と共に獅子舞大会を目指す。という、中国らしいピュアで王道なストーリー、と思いきや、ラストまじやられた。普通はA〜Cパターンのどれか1つしか選べ>>続きを読む
大晦日。山形に遊びに行って、久々の先輩と「映画でも観てから飲みますか」っつって飛び込んだ、ウワサの作品。おかげさまで、その後のお酒は美味しかったです。
戦争、差別、家族愛。横溝的な一族系の部落系を舞>>続きを読む
エミネムみたいな言葉の量、ミリ単位の立ち位置指示、表情の芝居封じなど、こんな、役者殺しの究極みたいな監督に名役者たちの「出たい!」が殺到してるの毎回おもろい。今作も然り。17分の短編のラインナップじゃ>>続きを読む
ねずみ捕りの男がねずみの殺し方を見せるシーンをパントマイムでやらせる発想に、ウェス作品にだけ漂う滑稽さと品の良さの理由を見た気がする。
4作の中で一番好きだった。木の枝のうなり具合ひとつにも、相当なこだわりを感じ、そのイカれ加減の完璧さにうっとり。教育テレビで番組持ってほしい。
ト書きまで全部早口で読んでいくスタイル、確立させましたね。
場面転換の快感、素晴らしいです。超高速映画紙芝居。
首と両腕にタトゥー。なんだかガラも顔色もわるい窓拭き清掃員の男が、4歳のおとなしい息子を車に乗せていろんな家庭を訪問。金持ちの家、口の悪いオヤジがいる家、肌の色がバラバラの大家族がいる家...いくらま>>続きを読む
監督2作目でこれはエグい。すごい速度で映画撮んの上手くなってるし、かつ自分もまた主演してさらに演技の幅まで拡げてんの、エグい。『アリー/スタ誕』と同様に今作でも“プレイヤー”同士のビッグカップルの栄枯>>続きを読む
ゆ〜っくりと点滅するライトみたいに、寝落ちのギリギリを保ち続けた2時間。でも、この映画の見方はこれでいいんだと思う。僕の感想は「眠かった」しかないけど、ケリー・ライカートの映画が日本で流行ってるっての>>続きを読む
友だちのオススメで知り、鑑賞。顔に変な模様つけたクマとキツネが森を冒険する物語。に終わらないのがミソ。時世にフィットした深い映画でした。
OPが最高。シンプルなアイデアだけど、『エンターザボイド』や>>続きを読む
俺は今生きているわけだけど、生きてきて、見落としてきたものがこの映画を観たことによって全部補給できたような気がする。日本人の美徳も愛嬌も、たまにチラリと顔を覗かせる醜悪さも、全部詰まってる。どの日本人>>続きを読む
イントロなしでいきなり歌い出し、Aメロ〜Bメロ〜1サビ後に2番いかずCメロなしのラスサビみたいな、分かんないけど何かが欠けているような展開で、不思議だった。映像の質感も不思議。CGと手描きのMIXなの>>続きを読む
同棲3年目の恋人からのプロポーズ翌日にバックれた「市子」という偽名の女の行方とその隠された過去を、時系列を横断しながら追っていく物語。「真相」への観客の求心力に全振りした脚本のリードの取り方(特に時系>>続きを読む
冒頭。お家芸の「エンドロールスタート」から文字の配置・配色センスが抜群。サッとテーマを置くような老夫婦のOPシークエンスも完璧。でなんかMVみたいなのが1曲丸々流れて、ようやく本編が位置につく。んでそ>>続きを読む
友だちがいない男の子。夏休み、変わり者のおじいちゃんの家で過ごすことに。そこで従姉弟と仲良くなる。そこでチュパカブラと出会う...。
なんか...なんか、設定から何から「あの頃のアレだ!」感がめっち>>続きを読む
ゲームの『グランツーリスモ』めっちゃ強いやつが、実際にレーサーになる話。親から「現実を見ろ」って言われるシーンで、こんな説得力あるやつ初めてみたわ。「冬も半袖のやつ」「戦国武将めっちゃ詳しいやつ」「デ>>続きを読む
一級品の技術はあるが商売が死ぬほどヘタクソな、オタク社員だらけの電話製品会社に鬼の営業マンが参入し、世界初のスマホ「ブラックベリー」を生み出し大成功。だがそれも、iPhoneの登場により...という、>>続きを読む
たとえば、自分は人間として生まれたけど、自認する種族が狼だったり、犬や猫、鳥であったりと、自己と種が合致しない状態。それを「種同一性障がい」と言うらしい。今作はそのギャップに苦しむ少年少女が収監される>>続きを読む
仲良し4人兄弟の次男が、実は家族になりすました宇宙人で、能力を使ってみんなの悩みを順番に解決していく話。ずっとスベってた。こういうテンションの映画、一生ノれない自分でいいやと思わせてくれて、あざした。>>続きを読む
年々強く美しくなってゆくジェニファー・ロペス様。今作も麗しかった〜。諸事情により生後間もない娘を手放すことになった凄腕暗殺者が、ウン年後、諸事情によりその娘と逃亡する話。なんというか、可も不可も無く。>>続きを読む
見てらんないくらいつまんなかったな。
「ダブル不倫中に不倫相手が亡くなった話」って、不謹慎だけどヨダレもんの面白くなりそうなフックだと思うんだけど、とにかくストーリーが全く面白くなかった。映画が盛り上>>続きを読む
冒頭でいきなり、韓国で一番好きな俳優ファン・ジョンミンがスペシャルゲスト的に、そして主人公の状況説明のためだけの使い捨て的に登場して掴まれた。ああいうの大好き。『西遊記』の初回にキムタクさんが出たやつ>>続きを読む
近未来。大荒れのスペインから亡命する夫婦だったが、残酷にも引き剥がされ、出産間近の奥さんは、いろいろあってポスターのような状態に。ってとこから始まる映画。沈みゆくコンテナで大海を漂流。頼れるのは残りわ>>続きを読む
ぬいぐるみに話しかける大学サークルの話。ヘタすりゃキモい自分語りや中二病みたいな映画になりそうだけど、そうならないギリギリをめっちゃ繊細なハンドル捌きで走り切り、とても身近なテーマを持った作品に昇華し>>続きを読む
最初に住宅展示場に行った段階で「この中に犯人がいます」感だだ漏れなのに、その後主人公の周辺に起こる異変をめっちゃ「幽霊の仕業」みたいに描くというヤバさ。んで犯人も、勘とか関係なく登場一発でバレバレ。あ>>続きを読む
ポスターが『インセプション』っぽくて、映画は途中まで『パラサイト』とか『アス』っぽくて、あれ、でもこれはシャマラン系なのか?となっていって...という、中々ジャンルを掴ませてくれない面白さが最後まであ>>続きを読む
数年前のタモリ倶楽部のあいみょん・かまいたちゲストの春画回や、熱海城の展示で見た時から個人的に興味があった「春画」。
今作は専門家が歴史を紐解く堅苦しい系ではなく、愛好家の方々がその魅力や推しポイン>>続きを読む
スターウォーズに衝撃を受け、文化祭用の8ミリ映画を撮ることになったイケてないグループ所属の高校生たちの夏。純真無垢で、キラキラしてて、いい感じに安っぽさもある。でも俺はなぜかずっと苦手。映画撮る映画。>>続きを読む
・恋愛映画だけど、ある登場人物の恋愛としてじゃない「私、あなた大好き」ってセリフがあまりにもグッときた。言えないから、一度でいいから言われてみたい
・あの完璧な飲み会、毎週YouTubeで生配信して>>続きを読む