RYUYAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.5

イントロなしでいきなり歌い出し、Aメロ〜Bメロ〜1サビ後に2番いかずCメロなしのラスサビみたいな、分かんないけど何かが欠けているような展開で、不思議だった。映像の質感も不思議。CGと手描きのMIXなの>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.5

同棲3年目の恋人からのプロポーズ翌日にバックれた「市子」という偽名の女の行方とその隠された過去を、時系列を横断しながら追っていく物語。「真相」への観客の求心力に全振りした脚本のリードの取り方(特に時系>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

冒頭。お家芸の「エンドロールスタート」から文字の配置・配色センスが抜群。サッとテーマを置くような老夫婦のOPシークエンスも完璧。でなんかMVみたいなのが1曲丸々流れて、ようやく本編が位置につく。んでそ>>続きを読む

アレックスとチュパ(2023年製作の映画)

3.5

友だちがいない男の子。夏休み、変わり者のおじいちゃんの家で過ごすことに。そこで従姉弟と仲良くなる。そこでチュパカブラと出会う...。

なんか...なんか、設定から何から「あの頃のアレだ!」感がめっち
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

ゲームの『グランツーリスモ』めっちゃ強いやつが、実際にレーサーになる話。親から「現実を見ろ」って言われるシーンで、こんな説得力あるやつ初めてみたわ。「冬も半袖のやつ」「戦国武将めっちゃ詳しいやつ」「デ>>続きを読む

ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.5

一級品の技術はあるが商売が死ぬほどヘタクソな、オタク社員だらけの電話製品会社に鬼の営業マンが参入し、世界初のスマホ「ブラックベリー」を生み出し大成功。だがそれも、iPhoneの登場により...という、>>続きを読む

WOLF ウルフ(2021年製作の映画)

3.5

たとえば、自分は人間として生まれたけど、自認する種族が狼だったり、犬や猫、鳥であったりと、自己と種が合致しない状態。それを「種同一性障がい」と言うらしい。今作はそのギャップに苦しむ少年少女が収監される>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

2.5

仲良し4人兄弟の次男が、実は家族になりすました宇宙人で、能力を使ってみんなの悩みを順番に解決していく話。ずっとスベってた。こういうテンションの映画、一生ノれない自分でいいやと思わせてくれて、あざした。>>続きを読む

ザ・マザー: 母という名の暗殺者(2023年製作の映画)

3.0

年々強く美しくなってゆくジェニファー・ロペス様。今作も麗しかった〜。諸事情により生後間もない娘を手放すことになった凄腕暗殺者が、ウン年後、諸事情によりその娘と逃亡する話。なんというか、可も不可も無く。>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

2.5

見てらんないくらいつまんなかったな。
「ダブル不倫中に不倫相手が亡くなった話」って、不謹慎だけどヨダレもんの面白くなりそうなフックだと思うんだけど、とにかくストーリーが全く面白くなかった。映画が盛り上
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.5

冒頭でいきなり、韓国で一番好きな俳優ファン・ジョンミンがスペシャルゲスト的に、そして主人公の状況説明のためだけの使い捨て的に登場して掴まれた。ああいうの大好き。『西遊記』の初回にキムタクさんが出たやつ>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

4.0

近未来。大荒れのスペインから亡命する夫婦だったが、残酷にも引き剥がされ、出産間近の奥さんは、いろいろあってポスターのような状態に。ってとこから始まる映画。沈みゆくコンテナで大海を漂流。頼れるのは残りわ>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.5

ぬいぐるみに話しかける大学サークルの話。ヘタすりゃキモい自分語りや中二病みたいな映画になりそうだけど、そうならないギリギリをめっちゃ繊細なハンドル捌きで走り切り、とても身近なテーマを持った作品に昇華し>>続きを読む

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

2.5

最初に住宅展示場に行った段階で「この中に犯人がいます」感だだ漏れなのに、その後主人公の周辺に起こる異変をめっちゃ「幽霊の仕業」みたいに描くというヤバさ。んで犯人も、勘とか関係なく登場一発でバレバレ。あ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

ポスターが『インセプション』っぽくて、映画は途中まで『パラサイト』とか『アス』っぽくて、あれ、でもこれはシャマラン系なのか?となっていって...という、中々ジャンルを掴ませてくれない面白さが最後まであ>>続きを読む

春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

3.5

数年前のタモリ倶楽部のあいみょん・かまいたちゲストの春画回や、熱海城の展示で見た時から個人的に興味があった「春画」。

今作は専門家が歴史を紐解く堅苦しい系ではなく、愛好家の方々がその魅力や推しポイン
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Single8(2023年製作の映画)

3.0

スターウォーズに衝撃を受け、文化祭用の8ミリ映画を撮ることになったイケてないグループ所属の高校生たちの夏。純真無垢で、キラキラしてて、いい感じに安っぽさもある。でも俺はなぜかずっと苦手。映画撮る映画。>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

・恋愛映画だけど、ある登場人物の恋愛としてじゃない「私、あなた大好き」ってセリフがあまりにもグッときた。言えないから、一度でいいから言われてみたい

・あの完璧な飲み会、毎週YouTubeで生配信して
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80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

3.5

アメフト選手の推し活で繋がる高齢レディ4人組が、チャーリーがチョコ開けたら入ってたチケットみたいな感じで当選した感じで、養老院を家庭を旦那を置いて突発的にスーパーボウルへ大冒険!って話。激辛バトル参戦>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

イランの聖地・マシュハドで、立ちんぼが相次いで殺される事件が発生。事件を追う記者の正義と、「これは浄化だ」と売春婦殺しを繰り返しながら一般家庭に息を潜める男の正義を双方的に描いた作品。連続殺人犯ではあ>>続きを読む

ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.5

さんざん殺し屋やってきた女ふたりが、それぞれ妊娠したとかイイ男つかまえてヤリまくりたいとかもあり、普通に生活したいなってなるもなかなか辞めれずまた依頼を引き受け...という『ベイビーわるきゅーれ』の大>>続きを読む

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.0

母が乳がん、親が変な宗教の狂信者、姉ちゃんがスケバン、父がDVでヤクザで永瀬正敏と、さまざまな事情を持つ高崎の仲良し小学生四人組の1988の敗北と青春。他にも、映画監督を目指す裕福なぼっちゃん、スナイ>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

4.0

アメリカの、どっかの田舎の、どっかの教会の一室。
管理人のお姉さんと愛想のない学生バイトがテーブルや椅子を動かしながら、「この配置でいいかな...?」みたいなことを不安そうに話している。
2:2で置か
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世界は僕らに気づかない(2022年製作の映画)

4.0

まずタイトルで勝ってる。本質的。シビれる。

火の車の暮らし、フィリピン人の母に怒り、同性愛の偏見にもがきながら生きる、ある青年の物語...。もっと話題になってもいいのに、ってくらい良い映画でした。監
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

韓流とパニックムービーの相性抜群。感情的にパニクる人々が、わざとらしくなく映るのがズルい。言い方悪いけど、血と脂汗が似合う国民性というか...。

ハイジャック&バイオテロという、らしさ全開の鬼畜シチ
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Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

4.0

普通に黒澤明、宮崎駿の作品に並んで世界で観られるであろう映画だと思う。なんせ大谷さんですから。絶対海外向けに作ってる。というのも、ナレーションの松井秀喜が死ぬほど棒読みだからである。棒読みのそれが、ハ>>続きを読む

かぞく(2023年製作の映画)

2.5

あんまり事前にレビューとか見ないで映画観るから、今作、観て、フィルマークス開いたら、声出して笑ってしまった。ドキュメンタルだったら一発退場のレベル。こんな点数低いの見た事ないわ。アグリーです。

土田
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

『怪物』に神経注ぎすぎて余った脳みそで書いた出涸らし、搾りカス、鍋のアクみたいな映画だったな。見事な失敗、逆にあっぱれよ。豪華客船モノと題しておきながら、「何千人も乗ってる船」感を最後まで微塵も感じさ>>続きを読む

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.0

「戦国時代にタイムスリップした高校生がそれぞれの部活を生かして戦場でバトル!」というクソおもろそうなログラインをことごとくつまらなくしている、切腹もののエンタメ作。絶対おバカ映画みたいにした方が面白か>>続きを読む

VOID(2023年製作の映画)

3.5

女子高生に忍び寄る不穏。冒頭の犬のカットからまず面白くて、とにかく撮影がセンスまみれだった。アリ・アスター、ランティモスとかからかな、デジタルズームみんなマネしてるよね。多用してましたね、今作も。監督>>続きを読む

Rat Tat Tat(2023年製作の映画)

2.5

謎のパーティに行った夫婦の謎の物語。としか言えない。わがんね。監督の根拠はあるのかもしれないけど、多分説明されても「?」なんだろな。内容のなさを雰囲気でうやむやにしようとしている、国会答弁みたいな映画>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

婚前の気弱なOLが、道端で会った「ワン」と吠える女に出会い、狂う話。「仕事できないけど上司にハマってるから会社でむっちゃ嫌われてる人」という、絶対に主人公にならないタイプの人間が主人公なのが面白かった>>続きを読む

洗浄(2023年製作の映画)

3.0

一時停止・早送り禁止、深夜0:00〜4:00のみ鑑賞可能な、ネット上の「映画自販機」にてレンタル。説明が下手で申し訳ないっすけど、日本でも最近、そういう新しい動きを試みてるレーベルが出てきてるんすよね>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

あのアウトレイジの最終章ですら100分ちょいにまとめてしまうほどソリッドな編集が持ち味のたけしさんが、131分の映画を世に出してきたことがまず驚き。編集段階で一度中断したことがモチベーションに影響した>>続きを読む

almost people(2023年製作の映画)

3.0

「この映画は、感情の⽋けた 4⼈の兄弟姉妹の物語です」という大前提が明示されないまま、それぞれ独立した物語が4つ羅列されるのをただ見た、という感じ...。2話目の石井岳龍監督の悪目立ちっぷりに、オムニ>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

今これを書いている右手。カーディガンの裾がずぶ濡れで重い。普通におしっこくらい涙出た。役所さんの声、ずるい。トモエ学園の画期性も、トットちゃんの型破りで自由なスタンスも、まさに今の時代にガツンとくる。>>続きを読む