takatoさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.1

 やっと見れた世界に出しても恥ずかしくない日本製ゾンビ映画。邦画というだけでなく、ここまでゾンビ描写にこだわっている作品はそうないだろう。ゾンビ関係は満点!。さらに平場でもしっかりとしたショットが撮れ>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.3




 デッドプール最高!、だけど…な作品。「ダークナイト」を見た時と同じく、物凄い魅力的なキャラクターがいるんだけど正直周りのキャラの魅力が弱い。本作では特に敵キャラがちょっと…。デッドプールの大暴
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座頭市(1989年製作の映画)

4.1

春日さんの「天才 勝新太郎」を読んで視聴。改めて時代劇、邦画のレベルはドンドン落ち込んでいってきたのだな、と再確認。この時点で勝さんにしては、かつての最高のレベルとは比べ物にならない状態だったようだが>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.1




 やっと見れた期待作。アクションに関しては、素晴らしかった前作以上のクオリティー!。ここまでスピードとキレがあるアクションは間違いなく現在世界最高峰の逸品。

 ただ、事前にも思ってたけどストー
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.1

町山さんの評論を聞いて再視聴。一本の作品としてではなく、
映画史上における影響、オーソン・ウェルズのその後の人生などいくらでも語られる広がりがあるのは凄い。ただ、単独の作品の面白さという点では、これが
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

4.1

悪趣味、怪獣好きなティム・バートンが良く出ている作品。火星星人現る!なんて金かけて真面目に描くものでなく、ちゃちくてもツボを抑えてくれることの方が大切。要するに、みんな死ねばいいのにという根暗少年の気>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.1

 チーム感やトンデモ道具が活躍するのは実に良いのだが、敵の存在感の希薄さと緊迫感のなさがあまり感じられないのが残念。ウォッ!て驚かされるシーンはあるんだけど、単純にショック演出でエモーションの高まりと>>続きを読む

APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

3.7

 ストーリーとかは大してことはないが、10年以上前の作品なのにCGレベルは相当高い。特にデュナンのデザインと、終盤の多脚戦車はなかなかの代物。当時これを見た時は、この調子でいってくれるなら未来はかなり>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.1

 やっぱりエポックメイキングな一作。CGのレベルは初期なのに本当に凄い!。スピルバーグは巨匠らしい作品を撮っても良いけど、「ジョーズ」や「プライベートライアン」みたいに内容やテーマより、時代を画するよ>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.1

 前から見たかった一本。「ボーダライン」と同じく緊迫感と不気味さが全編に漲っている不思議な作品。シンプルなサスペンス物ではなくなかなか捻られている。やはりギレンホールさんは良い役者。イケメンというより>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.7

 だいぶ前に見たきりだったけど、ヒーロー物が多い昨今の状況にあわせて再視聴。

 改めて現在のレベルで見ると人間の描写がまだちょっと未熟かも。主人公とフロゾン以外は少し不気味の谷。特にバイオレットちゃ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

オールタイムベスト 47位

 テーマについて云々されていますが、そんな事以上にアニメーションとしての出来栄えが素晴らし過ぎる!。冒頭の主人公の上京のシーンだけでもう鳥肌が立つ程に上がりまくってしまっ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.1

 前々から見ようと思っていた一本。根性と暴力だけで駆け上がる小男なトニー・モンタナの物語。狂犬みたいな男が大暴れする作品は大好きなのだが、如何せん長すぎるという印象。特殊な場合を除いて、映画は2時間超>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

ん~乗れず。こういうタイムリープものというか時間操作ものって、最初にあの頃に戻りたい感、もしくはあの決断をやり直したい感が強ければ強いほど良いと思うのだが、その掴みが弱い。ハリウッド映画なら最初の掴み>>続きを読む

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

4.1

 子供の頃にレンタルビデオ店で気になっていた一本。後々、実は隠れた名作と聞いて是非とも見ようと思っていてて幾星霜、やっと見る事ができました。

 まず言いたいのは、あの姿を見てフランケンシュタインを連
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電人ザボーガー(2010年製作の映画)

4.1

 漫画でも特撮の原作映画でガッカリさせられることの第一は、なんといっても原作に対する愛のなさである。色々稚拙な面がある以上に、魂が入っていない目が死んでいる製作者は呪われて然るべきだ。そのような駄作の>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.1

SFの古典。内容については、町山さんの「映画の見方がわかる本」で語りつくされているのであえて触れませんが、未だに色褪せぬビジュアルと音楽の使い方が見事!。60年近く前の作品とはとても思えぬくらい凄い。>>続きを読む

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年製作の映画)

1.0

過去の名作レイプ!。1万回言われてるけど樋口さんは特撮に専念すべし。

マッドマックス(1979年製作の映画)

4.1

 全ての始まりな一本。低予算の殆ど自主制作に近いけど凄い作品といえば、同時期に日本でも「狂い咲きサンダーロード」があるが、同じような作品が出現する要因が何かあったのかもしれぬ。デビュー作に作家の全ての>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.1

もはや語るまでもない皆が大好き作品であるが、当時は全く箸にも棒にも掛からなかったというのは、カリオストロの城と同じ。本当に良い物は、時間をかけてでもその力を及ぼす物である。

 作画、美術のレベルは
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.9

近藤喜文さんの才能爆発!な一本。ここまで凄い心に迫る描写に至っているアニメは他にあるまい。内容は他のジブリ作品と同じく今更触れるまでもないだろう。とにかく悲しさと、愛おしさをここまで描かれては心を突き>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.2

押井さんの思弁的な作風は、殆どの作品でエンタメに着地していないという問題点がある。それを込みでも結構私は好きなのだが、本作では明るいラブコメである原作との取り合わせの妙もあって、稀有な傑作となっている>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.2

宮崎監督の映画初監督作品。ここまで驚異的なデビュー作は、「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメットくらいだろう。

 内容は、今更語るまでもあるまい。宮崎アクション、ロマンという絶妙な組合せ!。やはり
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

ラピュタ、ナウシカなどから続く宮崎活劇アニメの最終到達点。こっから先は、老人の惰性を大衆が無批判に受け入れ続けるという狂った時代が始まる。

 美術、作画のレベルの高さは、まさに日本アニメの最高峰!
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.4

全8巻からなる漫画版のたった2巻分ほどでしかないが、記念すべきジブリ1作目。始まりにして殆ど究極の一本。

 作画、ストーリー、声優など全てが素晴らしいレベルで見事な調和をえている。そこで描かれる物
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千年女優(2001年製作の映画)

4.7

夢や妄想を描き続けた今監督であるが、本作では過去、現在、フィクションが交錯するという実に斬新な構成で一人の女優の生涯を描くという興味深い挑戦を行っている。偶然なのか、「ホーリーモーターズ」というフラン>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

トラウマ映画といえば、私の尊敬する映画評論家である町山智浩さんの造語であるが、本作は多くの人にとってこの名に相応しいだろう。ここまで社会現象になる程の大ヒット作品も、ここまで大きな影響を及ぼした作品も>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.6

エヴァといえばエンタメ性より、観客をどん底に落とすアンチクライマックスが持ち味であった。しかし、本作では正にサービス、サービス!なエンタメ重視な内容である。

 作画のレベルといい、テレビ版から離れ
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.8

テレビ版の時点でかなり好きだったが、劇場版はそれを遥かに超えるお気に入りな一本となった。

 劇場版の魅力の第一は、その美術であろう。テレビ版では限定的に使用されていたイヌカレー空間が、作中全てを塗
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.1

もったいない一本。ロボ、格闘、挫折した主人公、親子愛、ショタ、これだけ面白くなりそうな要素が揃ってるんだけど、あまりに世界観が幼稚な感じと、ロボのダサ過ぎるセンスが損ねてしまっている。息子役の子の表情>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

 やっぱりアカデミー監督賞はおかしいよ!とか、色々言いたい事はあるけど凄い一本。imaxで見たので、本作の絵力の凄さを堪能することができた。確かに物凄い映像である。CGなんかより遥かにインパクトも、美>>続きを読む

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

1.0

マグロ食っているようなやつより駄目。ジラの出来栄えを見るだけでもう駄目やなこれとわかる。あんなに駄目だと思ったエメリッヒのジラのCGの方が、これより全然しっかりしている。とにかく安い。CGが特に酷いが>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

4.1

ちょっと変だけど、やはり良い感じな一本。植物、人間、ゴジラの合体物って…とか、ビオランテ大活躍はラスト10分くらいしかないとか問題はある。しかし、ゴジラvs自衛隊の描写がしっかりしているし、ミニチュア>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

4.4

 電波少年的なバラエティ番組的なメインと、様々な角度からマクドナルに象徴される現在の商業状況に対する分析が合わさってた見易い親切設計。