はたさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.2

動物版テッド。
動物虐待と言うわりかしシリアスなテーマを扱いつつも、セックス、糞尿、ドラッグなどアメリカ産コメディのお約束はしっかり踏まえている。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

複雑なプロットをまとめるウェス・アンダーソンのセンスに震えながらも、こんなに複雑な構成にする必要があるかと思わずにはいられなかった。

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.5

ラキース・スタンフィールドやオーウェン・ウィルソンなどのビッグネームを呼んでる割にぬるい出来になっていると感じた。
幽霊との絡みが少なかったり、簡単に屋敷から出るところにそうしたぬるさを感じさせる要素
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

序盤がピークだった。シャイア・ラブーフがやらかさなかったら、もっといいものがつくられたのではと思わずにはいられない。

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.4

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の先駆け的一作。
この映画はディズニーでは珍しく男の子にフォーカスした作品で、男性たちが旅を通じて一人前に成長することがテーマになっている。モーフがかわいい。

ヘラクレス(1997年製作の映画)

3.0

主人公は細いままの方がよかった。登場人物全員が自分の欲望に忠実なのがディズニーらしくなく、シニカルな印象すら感じさせる。繰り返される「ギリシャ神話を信じるな」というセリフやミューズたちのソウルに驚かさ>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.0

面白いことには変わらないが、3で終わらせておくべきだった。
スターウォーズでいえばエピソード8のような立ち位置だと思う。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

ゴジラが昭和の日本を破壊するというこれまでにない設定と、戦争のトラウマを乗り越えようとする主人公の王道ドラマが見事にマッチして、新鮮味あふれる物語が堪能できる。今作はGMKやエメリッヒ版ゴジラ、ダンケ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

ストーリーはいつものスコセッシらしく、小悪党の悲劇だった。が、これまでの映画とは違って女性キャラクターたちが不条理に立ち向かう勇敢なキャラクターとして描かれていて、そこはこれまでのスコセッシ作品とは一>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.3

タイカ・ワイティティ初の実話モノで、マイノリティや他者に寛容であろうとする彼の視点が活かされていた。

だが、ギャグがあまりに多すぎて、元となった出来事の奇妙さを表現しきれていないのがペナルティ。サー
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.4

「シアター・キャンプ」は舞台となるキャンプ場同様、破綻を含んでいる。

この映画はモキュメンタリー形式のはずなのに第三者の介入=カメラの存在をにおわせる描写が全くない。モキュメンタリーというか、ドキュ
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.6

ティーン版「ラストタンゴ・イン・パリ」というべき作品。あちらの作品同様、外界の影響を受けない部屋の中で男女が戯れるという内容。
サントラの使い方やシネマテークを通した当時の時代の反映が見事で、どんどん
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シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.5

欲望と暴力、そして若者。「シャロウ・グレイブ」にはダニーボイルを構成する要素のすべてが内包されている。

アレックス、デヴィッド、ジュリエットはエディンバラでルームシェアをしている三人組。ある日、ルー
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レス・ザン・ゼロ(1987年製作の映画)

2.5

原作者のエリスンはこの映画を観て「オチが原作と違う!」と立腹した模様。おそらく、この映画はニューヨークを舞台にしたあるもう一つの青春映画を参考にしている。それは、「ミーン・ストリート」だ。

「ミーン
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

3.8

「デッドプールのおとぎばなし」は、フレッドサベージが子供部屋で目を覚ますところから始まる。隣にはデッドプールがいて、なぜか「デッドプール2」の読み聞かせをするという。観たことのない人には訳が分からない>>続きを読む

チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室(2008年製作の映画)

3.3

「今夜はトークハード」「天才マックスの世界」など、あらゆる学園コメディ映画のいいとこどりをしたような一本。かつて「レス・ザン・ゼロ」でドラッグ中毒を演じたダウニーJRが、大人げない校長先生を演じている>>続きを読む

クライム・ヒート(2014年製作の映画)

3.3

マフィアの日常への溶け込み具合がおぞましい一作。「シャッターアイランド」や「ミスティックリバー」のデニスルヘインが原作らしく、裏切りやたくらみ、不条理の連続で気が滅入らずにはいられない。そんな状況に相>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.4

群像劇ものの映画は、複数の主人公たちを共通するイベントに出会わせることでドラマチック性を演出する。「アベンジャーズ」は世界の危機、「マグノリア」はカエル、そしてこの映画はラリった熊だ。

この映画は熊
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

先日思い出横丁に赴いたら、たくさんの外国人が通りやお店で食事をして、写真を撮っていた。あそこが外国人にウケていたのは、この映画でオーランドブルームが食事していたからだろうか。

映画は、実話ベースとい
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

ジョン・ウィック最後の戦いは、あからさまな「アラビアのロレンス」オマージュから始まる。
1作目の頃からそうだったが、このシリーズはキアヌ・リーヴスのド派手なアクションに比例して、やたらハイコンテクスト
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