トールキンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

トールキン

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十五才 学校IV(2000年製作の映画)

3.9

大人になった今だからこそ改めて見て何となく分かるような気がする。15歳の少年にとって学校という場所だけが全てではない。もちろん最低限の勉強は必要。でも学ぶべきことは他にもたくさんあるし学校以外でも大切>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

SF、ラブロマンス、ヒューマンドラマなど色んな要素が組み合わさって、さらにハラハラドキドキ、スリルも満載で見応え充分。そして近未来感な世界観そのものもとても美しかった。序盤でのイーサン・ホーク演じるヴ>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

3.9

非常に解釈が難しい作品でした。多分この作品本来の製作側の意図やメッセージ性は完全に読み取れないけどそれでもなかなか面白い作品だったと思う。

シリアスとコメディが上手いこと合わさったブラックユーモア加
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

淡々と断片的に話が展開されていき最初こそ少々違和感があったけど、ケイコ自身のこと、ジムのこと、会長やトレーナーさんたちのことなどそれぞれの見どころと言うか着目すべきポイントやそんな世界観に次第にのめり>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

4.1

ヤバい者とヤバい者同士、そして追い詰められた者同士の共演。緊迫感は緊張感はなかなかのものでオリジナルの韓国版に引けを取らない安定の面白さだった。始まってから2時間があっという間で内容分かってるんだけど>>続きを読む

イルマーレ(2006年製作の映画)

3.9

オリジナルの韓国版は昔見たことあったけど断然こっちの方が好きだった。何と言ってもサンドラ・ブロックとキアヌ・リーヴスという美男美女、そして「スピード」以来十数年ぶりの共演。サンドラ・ブロックはスタイル>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.9

同じ日を毎日繰り返すタイムループモノのパイオニア的作品なんじゃないだろうか。(間違ってたらごめんなさい💦)
毎日同じことを無限にただひたすら繰り返すと人はどうなってしまうのか。主人公の取る行動がただた
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

過去に親友が殺された経験を持つ女性の復讐劇。復讐劇と言うだけあってめちゃくちゃハラハラしたしスリルはかなり出ていたと思う。
彼女の復讐に至るまでの用意周到さはお見事。でもスカッとはせずおどろおどろしさ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

新感覚ムービーと言うか今まで見たことないような新ジャンルと言うか、その設定の斬新さに最初から最後まで釘づけで面白かった。
娘の行方を調査する父親、そして徐々に露わになっていく娘の実態。ホラー映画とはま
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

超話題の映画、やっっと見れました。別に見なくてもいいかなって思ってたけど見て大正解でした。本当に良かった!こんな映画今まで見たことない。とにかく色々凄い。何がどう凄いのか、それは見た人にしか分からない>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

階級社会の一部を見せつけられるかのようで少し複雑な思いになる。けれど映画としてはとても良かった。

生まれも育ちもまるで異なる2人の女性の生き方が対比となるように描かれている。苦労しても報われないなら
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

トランスジェンダーに対する理解が社会的に広まりつつあるかも知れないけど根本的な悩みは自分自身の心の中で抱えるしかないのか。一生誰にも理解されず一人で抱えるしかない苦しみや悩み、そのような描写を見せつけ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

4.1

世界的に有名な映画と言うのが何となくだけど分かる気がした。90分という短さの中で面白さがギュッと詰まっていて無駄が無い。冒頭の「羅生門」というタイトルアップからもう惹きつけられ、何が何だか分からないま>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

もの凄いものを見てしまったな、というのが率直な感想。想像以上に胸くそな内容で始まった瞬間から即座に見入ってしまい終わるまで目が離せなく2時間があっという間でした。そして見終わった後の没入感がハンパない>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.2

ビル・ナイ主演のリメイク版を鑑賞後、黒澤明監督作品のオリジナル版をやっと鑑賞。人生初の黒澤映画。そして日本のモノクロ映画をまともに見るのも何気に初めてかもしれない。

リメイク版は100分程度、こちら
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

正直、子ども向けの内容で大人はそこそこ楽しめるかなって思ってたけど小さい頃にマリオのゲームに夢中になって遊んで思い入れが強い人なら間違いなく楽しめる。
感想としては面白かったと言うよりも、見ていて楽し
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

airエアを見た流れで久しぶりにこちらも鑑賞。90年代のアメリカ映画の名作の一つに挙げられているだけあって改めて見ると本当に素晴らしい作品。心が温かくなってとても穏やかな気持ちにさせてくれる。

今作
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.8

先日テレ東のロードショーで放送して話題に上がりましたね。自分は地方暮らしなのでリアルタイムで見てないけど10年くらい前に深夜にたまたま放送したやつを録画してBlu-rayに焼いて保存したやつを引っ張り>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

映画なのである程度は脚色されているだろうけど、「エアジョーダン」という商品が世に生み出されるまでにこんなドラマがあったとはただただ驚き。とても濃密で熱い人間ドラマ仕様となっていた。物語の核心に迫る終盤>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

3.9

「winny」を見た流れで東出昌大さんの他の作品であるこちらを鑑賞。なかなか咀嚼や解釈が難しい作品に思えたし、大きな展開も無く淡々と話が進んでいくけど逆にそういった描写や雰囲気が見ていて心地良かった。>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

この手の作品の続編は大体失敗しそうだけどそんなことはなく、前作がしっかりと伏線となっていた。前作の良さも相まって今作でも100分という短い時間にも関わらず脚本がしっかりしていて設定や舞台は全く同じなん>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.7

ラブコメ作品としてはシンプル、ありきたり、ベタな内容でさらに脚本や演出もあまり捻りのないいわゆる普通のラブコメ作品。しかしそうだとしてもメグ・ライアンとヒュー・ジャックマンの圧倒的存在感は凄い。ずっと>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

個人的にお酒は大好きなのでなかなか共感出来た。確かにほろ酔い状態だと気分が高揚してリラックス出来て普段とは違う自分になれるし何より楽しくなれる。とは言え一杯飲酒してから仕事に臨むなんて日本ではまずあり>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

1950年代のイギリスが舞台ということで年代を感じさせてくれるレトロ調な撮影技法や凝った演出がめちゃくちゃ好みで冒頭から良い雰囲気が出ていた。
感想はと言うと思ったこと、思わされたことなど多々あるので
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Winny(2023年製作の映画)

4.2

こんなに時間を忘れて集中して見入ってしまった映画は久しぶりなくらい2時間があっという間だった。正に日本社会に訴えかけるような作品で胸が熱くなる。エンドロールで金子勇さん本人の映像が流れてさらにグワッと>>続きを読む

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.1

実話を基にしたスポーツ映画ということで必然的に胸が熱くなって涙が出ます。主人公マイケルの不遇な環境においての全ての不幸を背負ったかのような表情から家族として迎え入れられてアメフトで頭角を表した後の最終>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.7

マーゴット・ロビーの存在感が際立っていてカッコいい。期待値上げ過ぎたのか悪くはなかったけどもっとアクション要素強めにしてほしかったと個人的には思う。

個人的に当てはまるんだけど、集合体恐怖症の方はち
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前作「ファーザー」では認知症の父、そして今作ではうつ病の息子と父親というテーマで展開される。思ってた以上に心えぐられる内容で最初から最後までずっと悲痛な思いで見てた。何とも言えないめちゃくちゃ胸くそ悪>>続きを読む

愛が微笑む時(1993年製作の映画)

3.8

この世に未練を残したまま事故で亡くなってしまった4人の者たちが幽霊の身となって一人の男性の身体を借りて未練を果たす話。思ってた以上にハートウォーミングな内容でほっこり。同時にコメディ色も強くてめちゃく>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

冒頭からすでにジワジワと感じられる作品独自の不穏な雰囲気にスッと引き込まれていき、そして全体的に気が滅入るような重くてどんよりした作風に妙に惹きつけられ食い入るように見入ってしまう。
評判通りすごく凝
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.3

ずっと涙腺ゆるゆるで気持ちいいくらい泣いた。リメイクでストーリー全く同じなのに新鮮さがあってトムハンクスが演じているのはめちゃくちゃ大きいしイメージもピッタリ。流石と言わざるを得ない。トムハンクスの声>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

まず、好きな方、ごめんなさい。面白くなかったわけではないけどめちゃくちゃ期待し過ぎたせいなのかそこまでハマらなかった。評価高い作品にこんな風に感じてしまう自分が何故か悔しいしちょっとモヤっとなってしま>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.2

バビロン鑑賞後にこちらも鑑賞。バビロンを見て良かったと思う方はこちらもセットで見るべきだと個人的には思う。バビロンでもこのシーンあったな、こんなシーンもあったなっていうような発見が出来て面白い。

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ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット(2004年製作の映画)

3.8

大好きなゾンビ映画。DVD持ってるので久しぶりにサクッと鑑賞。世間的にはめちゃくちゃ面白いってわけじゃないけど個人的にはオールタイムベスト作品の一つだし、ゾンビ映画好きな人には強くオススメしたい一本。>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.9

見て正解の作品でした。個人的にはめちゃくちゃ良かったです。皆さんのおっしゃる通り本当にスターウォーズだった。量子の世界観、目に映る景色や建物、キャラクター、衣装、VFX効果、などSF好きにはたまらなく>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

完全にノーマークだったけど予告を一度見ただけで見ることに決めた。一言で言えばめちゃくちゃ好みの系統の作品だった。ゆったりと流れるように展開していき、それがとても心地良くて穏やかな気持ちにさせてくれる。>>続きを読む