シグのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

シグのすけ

シグのすけ

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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.4

ろくでなしのジェイクラモッタ。

最後まで俺は倒れなかった。

今、俺は歳をとって腹が出て八方塞がり。でも俺はあの時最後まで倒れなかった。

この頃のスコセッシとデニーロは神がかっていた。

SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

4.6

八方塞りで前に進まない日常。

ラストの海岸。

ただ空しい。

何年たっても大人はわかってくれないということか?

明日になってもましになんかならない。

教訓めいた事なんていらない。

ただ。ただ
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.9

録画はしたものの、邦題のショボさ感から長い間放置してたけど面白かった!

なんか堂々の横綱相撲といえばよいのだろか?途中何度も嫌な気分にさせられたけども、力技で押し切られて心地よい。

この手の作品を
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ミルカ(2013年製作の映画)

3.4

良い映画だと思う。

インドとパキスタン問題。実話である事。主役をはじめ俳優さん達は魅力的だし子役も良いし画像は綺麗、走るシーンも躍動的でスローでごまかさない。

でも歓喜のシーンのキレキレのダンスが
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男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

寅さんシリーズで一番好きで観るのが辛いぐらい好きだし、何故好きか説明できなくてもどかしい。録画してるけど結局一回も観てない。

絵を描く事を生業としている岸恵子を思って寅はパンを買って渡す。岸恵子は寅
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恋は緑の風の中(1974年製作の映画)

3.1

当時、錦糸町の映画館で観た。

主題歌をまだブレイク前のアリスが担当してた。「黒い瞳の少女」という曲でベーヤン(堀内孝雄)が作曲した良い曲だったなぁ。笑うのは中学生の男女5.6人が部屋でだべってるシー
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ザ・センチネル/陰謀の星条旗(2006年製作の映画)

3.2

苦手なマイケルダグラスとキーファーサザーランドなので期待してなかったのが功を奏して意外に面白かった!

との記憶がある。

シェイド(1996年製作の映画)

2.4

2.3年前に「瞬間日記」というアプリに、この映画を観たと表記があるので観たんだろうがほとんど印象ない。

クリミナルズ(2011年製作の映画)

3.2

地味な作品だとわかって観たけど、やはり何度も睡魔が襲ってきた。

映画のせいじゃなく役名が覚えられない私が悪いのだ。寝不足なのがいけないのだ。

エマニュエルは男性だし、ランドフォールって誰だっけ?そ
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

観終わってからオリヴァーストーンが監督って気がついた。この人の脚本作品は好きなのだけれど、監督作品とは相性があまり良くなかったのでちょっと意外だったのだ。

面白かった。特に告発する為の香港のホテルで
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.1

これは流行った。当時、映画と音楽とディスコブームが怒涛のように日本に押し寄せてきた。

それこそ猫も杓子も列を並べて太鼓を叩いて踊り狂う٩( ᐛ )وテレビでいい大人がフィーバーという単語を使う。違和
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.9

生まれる前の映画なのだけど、もっと古い映画のように感じた。何故だ?たぶん同時期の「太陽がいっぱい」との比較からだろうと思う。

3時間はさほど長くは感じなかった。特別面白いとは思わなかったが、リマスタ
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

2.2

松田龍平が家でゴロゴロしてる偏屈な哲学の非常勤大学講師。暇はあっても金は無く甥っ子にまで馬鹿にされている。この面白い設定をなんでこんなにつまらなくできるのか?退屈を通り越して頭が痛くなった。本当に家に>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

ホロコーストよりも謎解きに焦点を置いているので、ある意味気を使わず楽しめる。少しづつ事実が提示され集中力が途切れる事なくラストまで引っ張られた。

エンドロールでブルーノガンツが出てるってわかって驚く
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麦秋(1951年製作の映画)

4.0

確か20代の後半に一度は見てるはずなのだけれど、小津作品はその配役やタイトルとかストーリーが判別しにくく、ある一家が東京を離れる際に起こる極めて重要な場面で「このシーン前に観てる」とやっと確信する始末>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.4

ジェニファーロレンスが素晴らしい。

もうジェニファーローレンスならどんな役でも面白くなりそうだ。

どんな役だってへっちゃらだ。

裏社会の凄腕の殺し屋とか、暗い過去を持つ酒乱のパティシエとか、奥二
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.8

長い時間をかけて宇宙を旅する。地球の家族や友人にももう会えない。

序盤から星新一の何かの作品を思い出した。遠い星に何かの使命(思い出せん)に情熱をかけて乗り込む飛行士たち。彼等は宇宙船の中で結婚して
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

アニメはほとんど観ないので多くは語れないけど、成る程確かに色々凄いことになっとる。内容知らなかったので途中から過去がどうやらこうやらで「なぬ〜?ただの恋愛男女入れ替わり合戦じゃないのか!」としこたま驚>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

4.4

子供の時から映画の決定版。男子小学生はこれは観なきゃって感じ。

最高の映画か?

最高の映画だ。

JOY(2015年製作の映画)

3.4

今さらだけどジェニファーローレンスの存在感が圧倒的な作品。もう彼女の目つきが、喋り方が、振る舞いが、どれも素晴らしくて見とれてた。

実話という事で複雑な家庭や相次ぐトラブルで、はっきり言って苛々す
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神の一手(2014年製作の映画)

3.2

囲碁バイオレンスなんてジャンル初めて観た。

のっけから山田孝之のようなヒゲメガネの迫真の演技を見せられ、あぁ彼の復讐劇が始まるのだなとわくわくし、実際その流れになる。

キャラが立った悪人、部下、謎
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.4

パッケージ写真などから外れかもと不安を抱いていたけどなかなかでした。

韓国王道サスペンスの「復讐」「ボンクラ警察」「整形」を抑えつつ、殺人者の存在感や設定が斬新で楽しめました。

ルックスが凄まじい
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

うううう。胸が苦しい。溺れるうう。

水中のシーンとか何故か観ながら息を止めてたので苦しかった。

なかなか難しい映画でした。私にとってはちょっと主人公達の心の動きがよくわからなかった。菅田将暉という
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

羊たちの沈黙の素晴らしさは、もう何も言うことはないのだけれど、意外とこの二作目も気に入ってます。

なんたって当時、一目見て嫌いになったレイリオッタが(思い返せば先にグッドフェローズで見てる筈だが)な
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.7

長い。事件から何年もたって宇崎竜童と烏丸せつこが再会するシーンが好きだな。宇崎は最低な奴んだけど。この映画を思い出すといつもそのシーンを思い出す。そして長い。

良く見たら132分だ。321分ぐらいに
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あなた買います(1956年製作の映画)

3.5

1956年つまり61年前の作品だが、なかなか面白い。音声が聞き取れないのが玉にきずだが、金に振り回される人間模様が喜劇的であり悲劇的である。

四国の田舎町を歩く岸恵子のコート姿がなんて艶やかなのだろ
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.7

悪いけどこの頃のアルパチーノは何をやっても美しい。

無様で、純粋で、でくのぼうで一人傷つく。

誰もつまづかないような小石で転ぶ。擦り傷だと思ったが意外に傷は深い。立ち上がり一人でまた歩き出す。
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エクスプロラーズ(1985年製作の映画)

3.6

リバー・フェニックスが出てるのは、当時も気がついていたが、おとなしい美少年がイーサン・ホークとは知らなんだ。

ガキンチョ3人がガラクタをいじり倒して宇宙船を作っちゃうという微笑ましい作品だが完成した
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菖蒲(2009年製作の映画)

3.7

またしても死は、挨拶なしでぶっきらぼうに、突然現れ口笛を吹いて去っていく。

こんにちは、またやってきたよ。
僕がいつまでも君のそばににいると思った?

映画と現実と老監督とその妻と恋人。


観る前
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

2.9

綾瀬はるかがタイムスリップして本能寺で信長と出会う。面白そうだ。そして実際そこそこ面白かった。

プリンセストヨトミが私には全く面白くなかったので、それに比べたらまだましだけど、綾瀬はるかの天然モード
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幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

3.7

メリルストリープって、大女優の名をほしいままにしてるけど、こんなに体張るのかと感心してしまった。歌が上手いとは聞いてたけど、うらぶれた酒場で歌うロックシンガーを見事に演じてた。20年前ならハッピーエン>>続きを読む

戦争の犬たち(1980年製作の映画)

4.4

ウォーケンが異常にかっこよかった。

ディアハンターで圧倒的な演技を見せ、主演作が増えてきた時期の作品と記憶している。期待していなかった割に面白かったので、当時二回観た記憶がある。

この頃すでに、デ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.0

テレビの予告CMで流れてた岡田君の特殊メイクを見て「これはきついな」と思った。声も年齢によって変えてるってそんな馬鹿な。

戦前戦後の日本の大きなうねりの中を、主義を曲げずに社員を家族と呼び店主と呼ば
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

3.7

20代の頃から観よう観ようと思ってて「ぴあ」で上映館探したりしながらも、結局観てなかった作品をやっと観た。

どういう技術か知らないけど、100年前の映画のような、ざらざら白黒映像。しまった苦手だと思
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リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン(2014年製作の映画)

3.2

あまり評価が高くなかったようなので観るか迷ったけどそんなに悪くなかった。ただ主役の青年の魅力の無さは致命的で、なんで彼なんだろうと観ながら考えてた。脇を固める悪人達はなかなか魅力的なので惜しいなと。>>続きを読む

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.7

殺伐としてリアル感あり。というかろくでなし感満載。でも面白かったのだ、これが。

マッツミケルセンがなんか変てこりんで感心せん。