ICHIさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

フェイク(1997年製作の映画)

3.0


ちょっと哀しい作品だった。

「お前だから許せる」というレフティの言葉が印象的だった。

懐深く入り込めた人を裏切る事でしか、潜入捜査のゴールがない。その変えられない結末へと向かうストーリーが哀しか
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潜入者(2015年製作の映画)

2.0


ちょっと暗かった。地味にグロいシーンがあった。

ん~、途中ちょっと寝てしまった。笑

結婚式ハッピーエンドは予想外で、白い衣装は100パーセント血がにじむフラグだと思っていたから、悪い意味で肩透か
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.5


出だしのオープニングクレジットから、めちゃくちゃディープインパクトで、あ、これはもはやワイスピかと思った。

人間盤ワイスピ。死人が出てないのか懐疑的になるくらいの死戦、アクション。

ただ五分の四
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

5.0


泣いた。
泣かせて笑わせてくる。

母親の気持ちとか、自分や友達の未来とか、色々と考えさせられた。

トニーコレットの名演。何気ない感情、表情をかなり緻密に捉えている。

撮り方もリアルな流れが活き
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アンダーカバー(2016年製作の映画)

4.5



最後へ向かうにつれて面白くなる、じっくりじわじわ型潜入クライムもの。

『ダブルフェイス』『インファナルアフェア』からグロを一切排除したような、ストーリーの割にはクリーンというか、死なない作品。
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ザ・ソウルメイト(2018年製作の映画)

2.5


思っていた感じと違い、日本現代恋愛アニメみたいなテイストだった。

泣きおとしのシーンや幽体離脱でついてくるだけのキムヨングァンなど、キャストや尺の無駄遣いだなあと感じた。

ドンソクニキとファンか
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0


スマートでノーブルなテイストで、終始哀愁や救われない気持ちを感じたが、最後の最後がなんとかハッピーでよかった。

ドラマ『ホワイトカラー』に続きそうな構成だった。

一切主人公の説明的なセリフが無い
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7級公務員(2009年製作の映画)

3.0


スパイ同士で騙し騙し合って、ドラマでも成立しそうな王道スパイコメディだった。

アクションも見せ方を押さえていてそれなりに楽しめた。

筋書きは違うものの、テイストやキャスティングが『ザ・スパイ・シ
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ミッション:ポッシブル(2020年製作の映画)

3.0


終わり方が残念だったがコミカルかつ意外とアクションで楽しめた。

こんな探偵いたらいいな。毛利小五郎のスーパーバージョンみたい。

2012(2009年製作の映画)

3.8


終わり方が都合いいよなとは思ったが、アトラクション的な映画としては楽しめたし、善悪や倫理の面でも王道ではあるものの考えさせられた。

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.0

ワイルドストームの、本筋がハリケーンから逸れないバージョン。

主要キャラクター構成がパパと兄弟とか、活躍する車の見た目やスペックは『ワイルドストーム』とそっくり。

こちらの方がハリケーンにちゃんと
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ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

3.0


結局、ハリケーンそっちのけで本筋は施設乗っ取りお金強盗劇。

ハリケーンこんなにすごいのに皆普通に強盗劇と強盗阻止劇を繰り広げていて、強靱だよなあありえないよなあと半笑いしながら観ていた。

アメリ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.5


楽しめはしたが、脚本や感情面が浅かった。

人死んでるのに、あ、そんな感じなんだってノリがすぐ始まるし、これ作ってる人はいかにも、フィクションベースなんだなあとわかってしまう感じ。

サメ恐い、ブル
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ブラックフィッシュ(2013年製作の映画)

4.5


社会的に揉み消されそうになっているドキュメンタリーをこうして辛抱強く足を運んで掘り起こしてゆく監督って尊敬する。

女性の監督のようで、尚更興味が沸きました。

こういうドキュメンタリーを元に、また
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熱血男児(2006年製作の映画)

2.6


そんなに面白くはなかったけど何となく観てしまった。

カネ無くて汚くてヨレヨレのジャージを着たやくざ、ソルギョング。

『悪い奴ら』のイケイケ羽振りを効かした格好いい系やくざのハジョンウとは違う魅力
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操作された都市(2017年製作の映画)

4.5


坂口健太郎と生田斗真を掛け合わせたような主人公が、いい感じにやられてやられてやられまくったら、『監視者』の子豚ならぬ小鹿、『二重生活』の門脇麦似の可愛い女の子をはじめ、コナンの少年探偵団並みのよき仲
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ポイントブランク 標的にされた男(2014年製作の映画)

3.9


アクションとか撮り方とか演技は素晴らしかったんだけど、筋書きがその為だけにあるような、なんかありがちだなって感じの作品だった。

最後の悪キャラがさらに悪キャラにやられるのもド定番で、いい意味では本
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

5.0


見せ場、笑わせ方を熟知熟練しているベテランがゆる~くバッチバチに遊んでキメたって感じの、所謂おやじくさ~い感じに笑えるギャグ線マトリもの韓国映画。

はじめは、ああ?って感じで、そのゆるさと浅さと作
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プンサンケ/豊山犬(2011年製作の映画)

5.0


ちょっと色恋部分の真ん中あたりの脚本が、ご本人達の真面目さと裏腹にコミックがかっていたけど、それ以外は素晴らしかった。

最後のクライマックスが、ちょっと舞台作品ぽいというか、観念的な展開で面白かっ
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拍手する時に去れ(2005年製作の映画)

2.4

映画としてこだわっている部分が面白いな、と思う部分と、あ、ダレるな、という部分が混在していて、その点が初々しくもあり、退屈でもあった。

韓国映画に日本人設定のキャラが出てくる時の謎の親近感。謎の劇場
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劇場(2020年製作の映画)

2.0


原作又吉直樹の独特かつ説得力のある脚本と、端正で脳裏に残る綺麗な画づくり以外は面白くなかった。

なぜ関西人を起用しないのか。そのせいで非常によく分からない言語文化設定になっていた。

パタンとなる
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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.0


今まさに入管法など日本でも騒がれていて、同じようなテーマなのでシンクロした。

懐深いところと、逆に振りかざした「正義」の罪深いところがあり、うまく視聴者の懐疑を引き出し揺さぶりをかけてくる作品。
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

2.1



映画としてより、記録用アニメーションという視点では価値のあるものかと。

インタビュー内容をそのままアニメに起こしているから、どちらかというと2DCGにする意味は皆無だと思ったが、プライバシーの問
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コースト・ガード(2001年製作の映画)

4.9


素晴らしかったんだけど、すごく不毛で重い悲しみを感じた。

チャン・ドンゴンとユ・ヘジン、こんな形で共演していたんだ。

若いし、素朴。大根そのまま引っこ抜いてきたみたいな、生々しい反応を余すところ
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黒水仙(2001年製作の映画)

3.0


途中までは2D映画っぽいコンテでかっこいいかなと思って観ていたが、いつの間にか結構長い回想シーンになっていて、それがなかなかのメロドラマになってから停滞。

サスペンスとメロドラマの緩急が、自分には
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.0


西村ひろゆきさんの動画経由で興味を持ち鑑賞。

元々こういう宇宙密室ワンシチュエーションものは退屈に感じて苦手だったが、この作品はなぜかある程度楽しめた。

所々「映画だからね」と都合のよさを温かい
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AI崩壊(2020年製作の映画)

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日本映画の撮り方だなあ、「セリフ」で撮ってるなあ、棒立ちだなあ、俳優の音しか活かさないんだなあ、作り物してるなあと、色々。茶番だった。

音響もちらちらとチープな打ち込みしか入っていないし、AIが
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皇帝のために(2014年製作の映画)

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『Real』冒頭で感じた際の「PV」感。

半分くらいで謎にかなり長尺で序盤と全く同じシーンが出た時はさすがに離脱準備。

この主人公の俳優をかっこよく魅せたいだけの暴力映画で、暴力シーンのMVぶ
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江南ブルース(2015年製作の映画)

3.5


兄弟ものといえば『ブラザーフット』や『マイブラザー』を視聴してきたが、この二作品はどちらかは生き残るものの、この作品ではどちらも亡くなりそう。

主人公の最期は描かれず終いだが、恐らく二人とも報われ
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古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男(2016年製作の映画)

4.0


『マルモイ』の地図盤。

なぜ地図を描くのか。「胸が高鳴るから。」

「たとえ成し得ぬ夢だったとしても、命ある限りわたしはその夢を追い続けたい。」

最後のセリフが刺さった。

「道の上に貴賎はなく
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シークレット(2009年製作の映画)

3.0


玉山鉄二似の主人公、『ハイヒールの男』つながりでファンになり視聴。

壊れかけた夫婦、お互いにシークレットを持っていたが、ある男の死をきっかけに否が応にも二人の暗部がクロスしてゆく。

相手の悪役も
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.0


ぴこぴこした音響が独特でした。
同性愛者だと告白した際の女性の反応がかっこよかった。

だけど、解読した快進撃が映される訳ではなく、解読により戦争終息が二年早められたというあっさりとした説明で終わり
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

5.0


かっこいい。『運び屋』と全く逆のいかついおじいちゃん。でも最後の、誰も傷つけない潔さは共通でイーストウッドのキャラクター。

退役軍人の肝の据わり方。美しい音楽。人間味溢れる多人種の描写。悪口を言い
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運び屋(2018年製作の映画)

5.0


心が温かくなった。
ずっと観たかった映画。

粋な音楽とおじいちゃんとオンボロトラック。

途中で新車に変わるけど..

エンディングにわざわざ曲を書いてる感じもいい。

ハモンドオルガン、トランペ
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.5


虚しさだけが残るので、盛り上がりたい方は避けた方が無難。ですが、性描写が秀逸で、セクシュアリティを感じたい方はお勧め。

当時の上海、香港などを含んだ中国情勢、こんな感じだったのかという歴史背景を知
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

5.0



すばらしい。映画を観た!という感触。『イヴ・サンローラン』を観た時のようなテーマを、もっと掘り下げてストーリーと絡ませて、映画チックに映像化した感じ。

序盤は、「あれ?もしかして、『Real』っ
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