オオイタさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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全作映画館で観直して、考察を読んだ上で鑑賞したらど傑作でびびった。中1の時リアルタイムで劇場で観てポカンとしたのが今となっては懐かしい。

ミサトさんは擬似母親なのに見事な毒親っぷりに倒錯さを感じた。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

言葉にすると全てが陳腐になってしまうくらいの美しさと儚さ。ショットの1つごとの説得力の確かさに胸を打たれた。ラストシーン付近のあるショットは一生忘れないだろうというくらいに素晴らしく、しかしそれをここ>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

夢中になって感想書いたら3000字は軽く超えたので、またどこかで。何があっても劇場で観てほしい一作。

さらば!2020年(2020年製作の映画)

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別にこれがフェイクドキュメンタリー用に話を誇張しているわけじゃないのがやばい超えて、おもしろい超えて、しんどすぎる。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

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「ダークナイト」と同じプロットやんけ!イーストウッド若すぎやんけ!!かっこよ!!!みたいな感じで観ていたけど、女性蔑視や黒人差別は時代を感じさせる。

ダークナイトは9.11後の代表作といった切り口の
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

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もうね、ジェシー・アイゼンバーグのナードなキャラとエマ・ストーンのちょい悪めのキャラだけで最高ですよ。そこにビル・マーレイをあんなぞんざいな扱いしてさ、誰がこの映画を嫌いになれるんでしょうか!!

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

僕が映画を観るとき、登場人物が作り手や演者の枠を飛び越えて、自分勝手に動き出す瞬間を待っていて、そのために映画を観ているのだと実感した。

業の肯定を描ききった本作は、冒険物語でない冒険物語というのが
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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抽象的なショットの連続から、程よい温度感の逃避行へと変化する心地よさ。ハル・ハートリー、カサヴェテス、ジャームッシュが好きなら本作がぶっ刺さることはまず間違いない。

冤罪(勘違い)に翻弄される物語は
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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裁判という舞台が主軸になっていて、また実話が元になってるというと、正直中だるみしてしまいそうと反射的に思うものの、本作は(脚本力の高さと俳優の演技力の巧みさにより)一切中だるみすることなく進行する。>>続きを読む

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

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劇中で、マ・レイニーが「ブルースは私たち黒人が生きたことを証明するための手段だ」といった旨の発言通り、ほぼ演奏シーンはなく大半が会話劇で埋められた、新鮮な視点の音楽映画になっている。ただ、音楽が鳴らず>>続きを読む

DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999年製作の映画)

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オープニングは映画史に残るほどスタイリッシュで、(昨今のMV的オープニングとは一味違う)映画的なカッコ良さを感じさせる。ここでかなり興奮したのだけれど、ストーリーは思ったより凡庸。ただ、哀川翔がカッコ>>続きを読む

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

5.0

ぶったまげた、、、、、
理由は3つ

①鬼滅IMAXで観た直後
②クリスマスイブ
③888人な世の中

良い映画に出会うのはタイミングによるところが大きいけれど、本作を観た興奮は一生忘れないと思う。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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涙が一滴も出てないまま迎えた観賞後、前にいたJKが「この作品で泣かない人なんていないよね〜」と会話してて、泣きました。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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原作者であるブレット・イーストン・エリス(現代アメリカ文学ポップコーンという本に入ってます、超オススメ)に関するエッセイを読んで鑑賞。

主人公であるベイトマンが憧れるのが当時の不動産王で現大統領であ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

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みんな大好き80年代アメリカン!
エンタメとして突き抜けすぎてる!
最高!!

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

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作品に呼ばれたように観たくなり、観た。まさかエヴァとチェンソーマンの影響で、「異世界との扉が開く」という共通項だったとは、、、

ビル・マーレイの巧みな会話劇をみながら、「井上陽水と似てるな。どっちも
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

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おい!!!!4DXやばすぎるな!2020年一番興奮した、長くエヴァを観てるけどはじめてシンジくんに強く共感して、エモさもめっちゃ感じた!

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

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モノを捨てることによって、他者と出会い社会にコミットメントする。

おしゃれで淡々とした本作ほど主人公の成長する様と社会へのコミットメントの様子を本作ほど雄弁に語った作品はあまりないと思う。

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

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もしも死が近くなく、バリバリに働いてる頃の2人であったら、互いを嫌悪して遠ざけて仲良くはならなかっただろう。

死を意識することで、本来は相入れない人間と人間が接することで、自分のパーソナリティを飛び
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

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ライアン・マーフィーの「多様性!」の強さに若干食傷気味になりつつ、最後は全員が幸せになるような大円団&素晴らしい楽曲の数々に抗えるわけもなく。

性的マイノリティを笑いの対象から外した後に残るは、貧困
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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本作はアニメ版の再編集に近い形式で、安心して観れるというエヴァ関連では希有な作品。何回観たか分からない、大学で心理学専攻したのはエヴァのせいまじで。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

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ゲラゲラ笑ってたらハッとするシーンもあって、流石大九監督!という感じで楽しかったです。

のんの演技というか、キャラクターも最高。そして何より、架空OL日記ファンには嬉しい、小峰様こと臼田あさ美が本作
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

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子どもの時に何回も何回も観た作品って久しぶりに鑑賞してもカット割(特に最初のカーチェイス)はめちゃくちゃ覚えていて、記憶力の衰えを感じました。

昔特に考えたこともなかったけど、次元が記憶よりもおしゃ
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

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本作(シリーズ)は個人の恋愛観、生き方がそのまま評価につながってしまう、という点で映画の出来不出来とあまり関係がないのはとても面白いな、と色々な感想を観ていて思う。

1作目はオールマイベストに入るく
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

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すごい大きな出来事が起こるわけでもなく、ただ観客の気持ちを揺さぶり、最後は体感したことがないような余韻を与える、と書くとあまりにも月並みな表現だけれど、これほどまで精密で「憧憬」を描けた作品は稀だと思>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

5.0

「Mank マンク」の予習ために鑑賞....と思ってたけど大傑作すぎてビビり散らかした、、

大学の映画論の講義で多数引用されていたけど、ケーンと最初の妻の関係性を食卓のモンタージュで表現したり、演劇
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シンプルメン(1992年製作の映画)

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ハル・ハートリー作品を観たのは2作目だけど、この監督の美学(人物を中心に置いて、とにかく俳優を信じている、という風に僕には感じられる)はとても良いなと思うし、それらは突き詰めると観客を信じていると言っ>>続きを読む

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

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あーなんかーいいなーと思っても、1番感想が出てきにくいタイプの映画(もちろん褒め言葉)。

とりあえず、恒松祐里の『殺さない彼と死なない彼女』とのギャップがとても良かった、、し他のキャストも演技上手い
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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脚本の巧さに唸った、、、これで1時間ちょっとって職人芸にも程があります!

野球に批判的かと思いきや、こんなに素晴らしい野球映画はちょっとないんじゃないかという出来!

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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思ったより深刻じゃない、ほのぼのとした映画でした(タイトル的に村上龍「ピアッシング」なのを想像していましたが、それは流石にやりすぎか笑)

とにかく、主演の間宮祥太朗と桜井日奈子がハマり役すぎてビビっ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

5.0

過度にロマンチックなものと、過度に下らない(下品)なものが好きな自分にとって、これほど両立した作品はあまりなく、もろに喰らっちゃいました。ポスター的にハートフルモノなのか?などと思ってる合間に、劇場公>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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言いたいことたくさんありますが、観賞後に居酒屋で珍しく熱くなり語り倒したことで、なにが言いたかったのか忘れてしまいました。

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

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度重なる不祥事で本作を敬遠したり、あるいは嘲笑されたりすることはおかしい!!!とかなり大声で言いたくなるほどの傑作!

と言ってもそれは映画ファン目線というより、音楽ファン目線での話ですが!

邦画で
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