オオイタさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

青春神話(1992年製作の映画)

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青春とはなにを指すのだろうか。1つだけ明確なこと、それはいつかは終わりが来るってこと。始まりはわからないのだけれど、終わりは明確に来る。つまり、この作品でそれを指すのは1人の主人公の手が治ること、ある>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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DVDで多分1番観た映画作品なような気がする、10年前くらいだけど。

だから内容忘れてると思ったんだけど、観始めてみたら細かいカット割まで鮮明に思い出して、はあああああ〜という気持ちになったわけです
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マンハッタン(1979年製作の映画)

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こういった脚本とどう向き合うか(サブカル女性崇拝的な)をどうしても考えてしまう。例えばはそれは『アニー・ホール』や『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』ではそこまでだったのになあみたいな。結構観た時の気>>続きを読む

東京の恋人(2019年製作の映画)

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これ30過ぎとかに見たら過去のことを思い出して、泣いたりするんだろか。めちゃくちゃ痛い映画でボディーブロー喰らわされた、頑張って生きなくっちゃね!!

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

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世界的に躁鬱な世の中ですから、(特に日本とアメリカなんかは)韓国映画に対する眼差し、期待は格段に今後上がっていくはずです。つまり、本作は韓国でしか撮ることのできなかった極上のエンタメ作品。

『パラサ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

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多幸感というのものには、影と光が同時にある刹那が非常に大事であるわけですが、今は外を出歩けないましてや週末にNYで過ごすなんて如何や(笑)という状況(1)、ウディ・アレンの件の事件(僕はあれはかなりグ>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

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この映画に思想的な偏りがあるかないかということはさておき(本当に中立なドキュメンタリーは可能か?という監督の主張にもつながりますが)、僕は森達也監督の作品が好きで、でも本作は寝かせて置いたという感じで>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

もう何回観たんだろうか...
もしこの映画を観ていなければ、きっと映画にハマるのはもっと遅かっただろうし、音楽を自分で作ることもなかっただろう、そういう意味ではかなり狂わされてる、

だから本作のスト
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はちどり(2018年製作の映画)

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うわーーー、なんとなくだけど『ストーリー・オブ・マイフ』より前に観ておきたかった!!

どうしても味付けが薄く思える、でも絶対にそれは悪い薄さではなく圧倒的に上質な薄さだということは頭でわかってるのに
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

映画を観た後の余韻、あるいは音楽を聴いた後の余韻でもいいんだけど、それはたくさんの数に触れること(悪く言えばこなすこと)によって減っていくものであって、それが鑑賞から1日経っても未だ有効だというのは、>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

もう3回くらいは観たんじゃないか、でも毎回どっかしらで寝てしまう。チグハグなストーリーがよりチグハグになってしまう。

この作品のいちばんの魅力は、どっかしらで寝てもどっかしらで僕の心を掴むところだ、
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アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい(2017年製作の映画)

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『ワンハリ』を観たときの─そうシャロン・テート役のマーゴット・ロビーが映画館に行き実際のシャロン・テートがスクリーンに映るのを笑顔で鑑賞するシーン─多幸感を覚えているだろうか?

本作は現在のアンナ・
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

5.0

いやあ、、これは素晴らしい!

フランス版『愛がなんだ』(もちろんロメールが先だけど)と言える本作、ひたすら1時間半愛はどうだこうだ話し合ってるだけの映画、(笑)

避暑地での浮ついた夏の日々をこんな
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

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もう夏になる前に絶対に観て!

このみんなから愛されてる映画が─ストリーミングサービスはもちろんレンタルもされていなくて、たまに名画座で観れる作品、そこがまたよかったんですが─U-NEXTで配信されて
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マグノリア(1999年製作の映画)

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ちょっとテンポ感が悪いけど、当時これを映画館で観た人はさぞ面食らった(人によっては大いな吐き気を)だろうなあ。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

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早稲田松竹で映画を観れただけで感無量!

いやあ〜すごかったなあ、、物語終盤の「カタルシス」爆発の映像と宮本のキャラクターの説得力が半端ない!あーーー、ここ嫌だなあみたいなシーン(ストーリー的にではな
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サイコ(1960年製作の映画)

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クラシックをどんどん観なければということで、本作。

ヒッチコックとチャーリー・パーカーの今でも通用する感には驚かされます、本当に。

ヒッチコックの画の作り方の巧さは─主人公が車で逃走してる最中に、
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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約2カ月ぶりの映画館での鑑賞、ということでこんな(愛すべき)バカ映画をかなり丁寧に観てしまった感覚がある。

とすると、これはそんなにバカなゾンビ映画ではないぞという気になる。Twitterなんかを見
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欲望(1966年製作の映画)

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あまりにもスタイリッシュな名場面の連続。

確かに不条理映画かもしれない、でもその画面をありのままに受け取る姿勢(理解できたフリをするにしろ理解できないしろ)、それさえあれば映画の魅力を十二分に体感で
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

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シリーズが進むことに無理ゲー度が上がってるのにも関わらず、絶対ジョン・ウィックは死なない安心感も芽生えてくるから楽しい。これはアクション映画を超えた自己啓発映画だ!!!!

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

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人が「喜劇」を作るとき、その人は俯瞰した目線(愛情も少しの皮肉さを伴った)を持っていなければ、名作にはなりえない。

本作は「喜劇」をつくる基準を軽々と超えている、名作だ。トリュフォーの眼差しは映画が
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デヴィッド・ボウイ 最初の5年間(2019年製作の映画)

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ドキュメンタリーの出来としては普通にだけど、ボウイ好きだったら観ちゃうよな..

どんな天才でもキャラクターの確立というか自分の個性を持つまでに相当苦労するのはほんとドキュメンタリーとか自伝とか触れな
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アメリカの影(1959年製作の映画)

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アメリカインディーズの父と呼ばれてるらしいカサヴェテスの作品。

確実にジャームッシュ、ハル・ハートリー好きには刺さるでしょ!

かと言っておしゃれ映画だけには留まらず、今日でも問題になってる人種問題
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

5.0

あまりにも素晴らしい映画。日本映画の近年作なら確実にトップクラス。

かと言って日本映画と言っていいものか、確かに製作者俳優から考えてみれば紛れもない日本映画ですが。方法論的にはフランス映画の雰囲気の
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

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ウディ・アレンらしい映画愛に溢れた佳作。

映画でもアニメでも漫画でも、架空のキャラクターに恋をするというのは結構あるんじゃないでしょうか、、、

そんな夢を映画にしてるんですが、現実はうまくいかない
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インセプション(2010年製作の映画)

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今年公開予定の監督最新作『TENET』かなりやばそうだ。たまたま映画の予告で観たのだけど、本作と同等かそれ以上の作品であることは容易に想像できる。

映画における映像技術の向上で表現の幅を広げている監
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

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映画を観たことがない人、映画というものにハマってみたい人がいるならば、まずは本作を堂々とおすすめできる人間になりたい。

ブルース・ウィリスは確かにちょっと禿げてるし、確かにちょっとダサいし、ボヤく。
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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やっぱタランティーノ好きだな、、、

半分くらい監督作観てきて、徐々に話の流れを掴んできてるけど、本作の脚本力の高さは頭1つ飛び出てる(その分バイオレンスは控えめ)ような気がする。

派手なシーンを入
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

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かっこよすぎる!!!

センスが大爆発してる(タイトルが皮肉にすら思える)ライブ映像ですが、これはトーキング・ヘッズを知らなくても全然楽しめると思います。ポストパンクの熱気、を体感してほしい。

青春の殺人者(1976年製作の映画)

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すごいんだけど、理解の範疇を超えて呆然とした(特に前半)。

1970年代はバブル前夜、高度成長期であったと同時に、核家族の問題点についても徐々に露呈してきて、今からみるとかなり歪な家族が形成されてる
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

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超好き。ヌーヴェルヴァーグをNY仕立てにした世界観、

きっとこういう映画が嫌いで、こういう映画を好きな人が嫌い、な人は多いだろうけど、やっぱり抗えない、好きですね。

(500)日のサマーとプロット
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ターミネーター(1984年製作の映画)

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I'll be backはここからですね。

流石に時代を感じさせるCGですが(笑)アーノルド・シュワルツェネッガーの演技はさすがだなあ、人間の皮をかぶった機械すげぇ演技難しいだろうなあ、

undo(1994年製作の映画)

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メンヘラがファッションと化し、退廃しそうな2020年ではちょっとイタイ。けれども岩井俊二の長編では虚構に隠されていて見れない、彼自身の内面の葛藤が滲み出しているのでファンの人は観るべき。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

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2010年後の映画という印象が非常に強い。

やっていることこそ、地味かもしれないが、徹底的に主人公を消すこと、「恋愛」を分かりやすいものにしないことで、従来の映画的なものに争っているようにみえる。
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文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年製作の映画)

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ほんとにひっでぇ映画(笑)

ひっでぇ原作が大好きだったんだけど、それを映像化するのにはやっぱり無理があった、、見所は筒井康隆本人が喚き散らして文壇の悪口を言うところ!ここだけは観た方がいい、演技じゃ
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四月物語(1998年製作の映画)

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松たか子のかわいさだけでさらさら進む67分!

もし今が普通の日常をすごしてたんなら、こういうの見てほっこりした気分になるんだろうけど、今じゃこれ完全に夢物語だよ、、、本屋、映画館、汚ねぇ学食、どれも
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