KANIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

KANIO

KANIO

映画(597)
ドラマ(0)
アニメ(0)

LIFE!(2013年製作の映画)

-

ハイセンスなオープニングクレジットと作中の音楽がとても素敵。
都会のビル群とはかけ離れた北欧の田舎町のロケーションも、見ているだけで清々しい気分になれる。

主人公と自分と重ねるというよりも、主人公と
>>続きを読む

ロボコップ(2014年製作の映画)

-

タイトルまでのアバンが超最高だしロボコップ誕生の経緯も現代的にリファインされていて中々いい感じ、しかしメカニックデザインだったりロケーションから来る画作りでどうしても「〇〇で見たことある」といった既視>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

クロエ・モレッツちゃんが可愛いんだからそれでいいじゃない。

それでいいじゃない。

それでいいじゃない。

前作よりもみんな成長して顔つきが変わっちゃったけど、それでいいじゃない。

クロエ・モレッ
>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

5.0

長い年月をかけて少しずつ「ピース」を数々のマーベルヒーロー映画に散りばめて、最初の作品公開から4年にして初めてそれらをこの1つの映画に纏め「形」にするという映画史上前代未聞の試みを果たした作品と言えば>>続きを読む

ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

-

レゴラスの登場により、ようやくガンダルフ以外の「お馴染み」のキャラクターが活躍する本作。
オーランド・ブルームのイケメンスタイリッシュエルフは未だ健在。
会話や演出でLOTRシリーズへ繋がるキーワード
>>続きを読む

ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

5.0

ファンタジーの定義を問われれば人それぞれの意見が出てくるだろうが、大衆文化における「中世風ファンタジー」を広く認知させ一般化させた作品といえば、この作品の原作となるトールキンの「ホビットの冒険」に他な>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

5.0

モータースポーツの最高峰と呼ばれ、世界中の選手・スポンサーが入り交じり、膨大な額の金が飛び交う世界、F1。
しかし、そんな世界で実際にマシンを動かし常に死と隣り合わせの恐怖と戦うレーサー界のスーパース
>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

-

ソーといえば「70点満点で70点な映画」という認識だったが、完全にその枠を超えてきた。

今作は、発表当時から監督が言っていた通り「ロキの贖罪の話」となる。
映画におけるロキといえば、ヴィランなのにや
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

5.0

元気いっぱいディカプリオ!楽しそうで何よりです。

『華麗なるギャツビー』で未だかつてない程ダイナミックな登場シーンを見せて「これを超えるものはないだろう」と思っていた考えを早くも覆された。
キャラク
>>続きを読む

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「お決まり」のネタをしっかり抑えながら本編のその後をしっかり描き通し、現在展開されている様々なコンテンツへと続く「可能性の1つ」とした巧みな構成となっている脚本を見て、流石の手腕を見せる錦織敦史監督に>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

-

ロメロの『ゾンビ』をパロディ元としているので、コメディとはいえしっかりとゾンビ映画の定石を踏まえて作られている。
外国のコメディともなると文化の違いから笑いのツボを合わせるのは難しいのだが、誰が見ても
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』など、所謂「人工的に作られた知能に魂は宿るのか」という古典的SFテーマに対する回答を80分に纏め、押井守のファッショナブルでサイバーパンクな世界観ビジュアル>>続きを読む

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。
生き物や海のCGマテリアルがめちゃくちゃ綺麗で、ドラゴンやバイキング達のモーションも可愛くって面白い。

「種族の違う2人(匹)がいがみ合いながらも友情を築いていく」という、如何
>>続きを読む

ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

5.0

叙事詩のように「老トントから少年に語り継がれる伝説」という話の手法を取ったのは見事で、話の組み立て方がシンプルながらも非常に上手。
そのため、「西部」「鉄道」というキーワードから印象付けられる安直で単
>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

5.0

長回しなカットが多いのに全然退屈に感じない。
むしろ、2時間40分が短くさえ感じて、ずっといつまでも画面に映る登場人物達を観ていたくなる名残惜しさすら感じられる。
キャスト1人1人の演技が素晴らしく、
>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

5.0

計画→結果→過程の順で物語が展開していくのだが、所々の境目がキッチリしているので何も難しく考えずに観賞できる最高の脳筋映画。

本作の監督、タランティーノ二号が期待されていただけあって、銃撃戦やエンド
>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

5.0

「その生き方」しか出来ない男の、汗と泥に塗れた生き様を描くヒューマンドラマ。

自分にはソレしかないと分かっていても拘りその一つの生き方を通すのは、かつて栄光を掴んだ人間の葛藤でもありジレンマとなる問
>>続きを読む

スポーン(1997年製作の映画)

-

内容もスッキリ纏まってるし幕引きのシーンも完璧。
3DCG表現も素晴らしく、マントをはためかせながら暗闇に佇むスポーンは今観てもめちゃくちゃ格好いい。
今なおファンに支持され続けている傑作。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

5.0

スーツをヨレッと着た中二病感満載なキアヌ・リーブスが中二病感満載な武器を手に中二病感満載な世界の悪魔たちと戦う、中学生の妄想ノートをひっくり返したような映画。
こんなモン観せられて、男の子はトキメかな
>>続きを読む

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

-

内容云々以前に、「突然ナルニアにやってきた普通の子供たちが最高に強い武器を振り回して何年も訓練を重ねて鍛え上げてきたであろう兵士をバッタバタ薙ぎ倒していく」という構図が、当時子供ながらに不条理を感じて>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

5.0

まさか2000円足らずで宇宙旅行に行ける日が来るとは・・・。
この作品、内容に関しては言わずもがな、91分の中に宇宙の美しさ、怖さ、全てが詰まっている。
未だに宇宙旅行は一般的ではないものの、本作を観
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

5.0

コメディ映画とはいえ侮るなかれ、脚本がとても練り込まれていて、終盤は定石からハズれた展開の連続+激アツ展開で終始爆笑。
コメディで何がおもしろいのか理屈ぽく話すのは不毛だが、終盤の展開を観ると、スタッ
>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

-

格好いいレトロフューチャーなSFデザインも魅力的なキャラクターも上手く魅せられないまま終わり、活かしきれていないのが残念。
しかし、階段下で親子が向かい合って会話しているカットだったり、主人公が梯子か
>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

5.0

「ボーイミーツガールもんだけど恋愛もんじゃないからそこんとこマジよろしく」って前置きあったけど、そんなん念頭に置いて観られないわこんなモン!
今見ると結構有名になった俳優もチラホラ。

小ネタや音楽、
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

運動部が放つ体育館の熱気、放課後に聴こえてくる吹奏楽部の音色、時間や季節でコロコロ変わる教室の空気感、学生の頃は当たり前のように存在していたものが、大人になるとパッタリ消えて、それが自分でも気付かない>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

ロッカー内部から切り替わる人物、車越しに映される話し合う2人、こういった映像の切り替わりが何となく綺麗で魅入ってしまう。

登場人物のキャラクターや台詞の言い回しがとても印象強く、特に告白の台詞が最高
>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

-

ジブリの長編作品最長上映時間の137分。
とは言っても特にダレる事もなく、繊細に、慎重に、ただ見入ってしまう。
淡く力強い水彩画タッチの画とCGモーションは観ていて気にならないほど自然にマッチしており
>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

1.0

個人的にキャラクターや作品自体に特別な思い入れはないのだが、内容としては前作との矛盾や設定の論理的破綻もなく「納得」できるが、只々ひたすらに不快な気持ちになる映画だった。作品の幕引きとして綺麗に終わら>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

5.0

この世界に『エイリアン2』より面白い映画は無いです。

エイリアン(1979年製作の映画)

5.0

宇宙貨物船という隔離された閉鎖空間の中での未知の生物に襲われる乗組員の恐怖と葛藤を描くSFホラーの古典的傑作。
『プロメテウス』が公開された今だからこそジョッキーや遺棄船に説明付けされているものの、今
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

途中から完全に映画を観ている事すら忘れて、作品の中に入り込んでいた。もはや自分が映像を観ているという感覚が無いまま気付いたら4時間があっという間に過ぎてしまう。4時間分の熱量、4時間分のカタルシス、し>>続きを読む

トランス(2013年製作の映画)

-

リバースムービーというほど何回も観直したくはないが、観客を欺くように現実と催眠世界の境界を曖昧にするシークエンスの回し方が上手い。ラストは少し『インセプション』を意識しすぎて滑った感じがする。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.0

あまりにも粗々しい台詞回しやカットで進む序盤を「これ大丈夫か?ちゃんと考えて作ってるのか…?」って不安ハラハラで観てる内に、長谷川博己のパワフルかつクレイジーな演技から園子温の強いメッセージを感じて、>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

サクっと観られる良作映画。
全てを疑って見させる割にあまり大した事ない実態だったり、微妙に特徴的なテンポで進む演出にダルさを感じていた所からのラスト数分の纏まり方に衝撃を受けた。
キャッチコピーは「映
>>続きを読む

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

5.0

「人間になろうとするアンドロイド」という古典的な内容でありながら、段階を踏まえながら少しづつ人間に近づいていくアンドロイドと周囲の人間の反応を丁寧に描き出している。
少年時代に観て以来、エンディングが
>>続きを読む

K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008年製作の映画)

5.0

舞台は第二次世界大戦が回避された昭和の日本。
日本帝国軍と米・英国軍との平和条約が締結された後の帝都と呼ばれるところで、華族制度により富の9割がごく一部の特権階級に集中している極端な貧富の差が生じてい
>>続きを読む