オールタイムベストムービーの1つ。
映画コンテンツにおける一種の「到達点」。
アバンから描かれる実行不可能(インポッシブル)な作戦(ミッション)。
ヒーローの不在で絶対絶命のピンチに陥る仲間たち。>>続きを読む
真利子哲也監督が影響を受けた作品として言及した通り、正に実写版『ザ・ワールド・イズ・マイン』であり、深作欣二監督の逝去によって立ち消えになった実写化企画を精神的に継承し現代に呼び戻したような怪作。>>続きを読む
駄作と超傑作を波のような周期で打ち出すことでお馴染みのクリス・コロンバス監督のフィルモグラフィの中でも「割と楽しい枠」の作品。
登場作品は「ギャラガ」とか「アルカノイド」とかとにかく数えきれないくら>>続きを読む
タイトルだけ聞くとB級映画の臭いしかしないし、名前から興味を持ってもらえる事が少ないので人に勧めるのが難しい作品だが、実はゾンビ作品人気が高いアメリカにおいて『ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)』を>>続きを読む
ジェームズ・オバーのアメコミを原作としたアクション映画。
ブルース・リーの息子 ブランドン・リーが主演を務めており、撮影中の銃による発砲事故により彼の遺作となってしまった作品。
主人公はロックスター>>続きを読む
本作を観たこと無い人が『SAW』と聞くと「グロい映画」といった印象を抱く人が殆どかもしれないが、実はそこに期待して観てしまうと肩透かしを食らう。
というのも、確かに表現や身体損傷などのグロいシーンはあ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』で一躍脚光を浴びたジョン・カーニー監督作品。
アイルランドと実在の学校Synge Street CBSを舞台に、大不況下にある1985年のダブリンの抑>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
VSシリーズにアプローチを寄せたギャレス・エドワーズ版『GODZILLA』とは異なり、怪獣を天災のように描くことでキャラクターを1954年の『ゴジラ』に寄せた今作。
60年近い時を経て在来線がゴジラに>>続きを読む
前作で「母親」を描いた細田守が、本作では「父親」と「師匠」を通して家族愛を描き出したり出さなかったり…。
そもそもとして「心の闇はバケモノに無い」という設定に伴ってないバケモノたちの描かれ方に納得が>>続きを読む
2015年度最高マイフェイバリット ボンクラ映画・オブ・ザ・イヤー受賞。
何が最高だったかを理屈っぽく説明するのは無粋。
コンセプトアートから作られた脚本と画作りにある通り「楽しい映画ってのは、ここま>>続きを読む
「夢を諦めるな!」なんてのは、文化人であれば10代よりも遥か幼い頃からTVや本を通じて寓話で刷り込ませられるようなメッセージだ。
故に、誰もが理解できているようでその誰もが軽視してしまいがちな訓蒙でも>>続きを読む
退屈を通り越して、どこにワクワクしながら見ればいいのか分からないくらい話の展開も映像も地味。
キャラクターが皮肉の効いた長いスピーチをする場面が多く登場するのだが、毎回映像の中では別案件の事件が進行>>続きを読む
オールタイムベスト入り。
教え子が限界を超えた高みへ至るための”教育”をしていたフレッチャー。
最後の数分間、その"限界"を打ち砕き、打ち砕かれ、そして思い知らされたのは誰か。
決して観客だけでは無い>>続きを読む
オールタイムベスト。
無人島にDVD1枚だけ持っていけるとしたらコイツを選ぶ。
めちゃくちゃ笑えてめちゃくちゃ泣ける、見終えた後は多幸感が残る元気ハツラツ系で最高のバディムービー。
「ジョナ・ヒル>>続きを読む
同監督同脚本家の『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』が本当にダメダメで、全然期待してなかった本作だったが、まさかの超大傑作。
大人になってから映画でしか見なくなったしんちゃんなのに、そこには俺が>>続きを読む
オールタイムベストの1つ。
ジョン・ファヴロー is 最高。
この監督は、自身が手掛けてきたシリーズ映画の最終作『アイアンマン3』を蹴って、親子でめちゃくちゃ美味そうなサンドウィッチを作る映画を撮る>>続きを読む
フィリッパ・フットの”トロッコ問題”という有名な思考実験がある。
この本来の問題提示とはやや曲折しているが、「大勢を救うために1人を殺すのか」という問題は本作に当て嵌まる。そしてこの「1人」はクリスの>>続きを読む
しっかり緩急付いてメリハリのあるストーリー構成なのに、その波がウネウネいつまでも続く不思議な作品。
『横道世之介』に近い物を感じる。
予告から感じられる主人公(松田龍平)の印象が地味な事もあり、もっ>>続きを読む
「ヒーローはみんなを救ってくれるけど、じゃあヒーローがピンチになった時は誰に救ってもらえばいいんだ?」という問題に対するアンサーが激アツ。
サンタクロースにイースターバニー、ジャックフロスト、トゥー>>続きを読む
まさかのミュージカル。
歌詞は最悪(褒め言葉)だが、相変わらず声優陣の歌唱力がハンパない。
本編ほどブッ飛んだ話ではなかったのが残念。
サウスパークを映画で(Fワード)無修正公開する事に関しての言>>続きを読む
動物を主人公としたアニメを過去に何度か打ち出しているからこそ、そのディズニーにだけはこういうアニメーションを作って欲しくなかった。
ライティングに気を使ったトゥーンレンダリングのCGは綺麗だし、犬の>>続きを読む
本作はマーベルの同タイトルコミックが原案となっているが、まず前提として「アメコミ?知らないけど…?」って人が楽しめる土台があって(当たり前だけど)、「アメコミ知ってるよ!マーベル!」って人が楽しめるイ>>続きを読む
おそらく今年1番の衝撃作。
この作品を観ていて終始感じる、「振り回されている感覚」。
実はこの作品を見ている瞬間ではなく、観るずっと前から振り回されていたのかもしれない。
「何が起きているのか」は理>>続きを読む
とんでもない映画を観てしまった…。
ブルース・リーの大ファンでもある「宇宙最強の男」ことドニー・イェンが、本作ではブルース・リーの師匠イップ・マンを演じている。
主人公最強系作品は多々あるが、しっかり>>続きを読む
アカデミー賞最有力も頷けるほどにブラッド・ピットとシャイア・ラブーフの鬼気迫る演技が凄まじい。ローガン・ラーマンはどの作品でもローガン・ラーマン。
特にブラッド・ピットは終始百戦練磨の猛者のような険し>>続きを読む
ジャン=ピエール・ジュネ作品のひとつの到達点。
この監督の手がける作品は、詩的な言い回しの台詞に毎度感服させられる。
3Dの使い方が思っていた以上に効果的で、絵本のように美しい映像と奥行きのある表現>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督屈指の大傑作。
人を選ぶ作品ではなく、自分が感じたソレこそが全て。
宇宙のロマンを凝縮したような、まさに「サイエンス」で「フィクション」な作品。
様々な作品のオマージュ>>続きを読む
「最高に格好いい映像を撮りたい奴」が「よく分からない話」を極限まで煮詰めて作るとこうなる。
物語終盤で主人公が大勢に演説をするシーンがあるが、如何せん話が意味不明なので観ている側は「?」なのである。>>続きを読む
2014年度下半期ダークホース枠。
予告や広告で紹介されている映像の9割は開始数分で消火される。中盤からは怒涛の展開の連続。
登場するパーティメンバー全員のキャラクターが一人ひとり本当に魅力的。特にテ>>続きを読む
ジャパニーズホラーPOV版インディ・ジョーンズ。
街や建物の一角でチマチマやっていたこれまでのシリーズとは違い、アドベンチャー感満載な今作。
一旦今まで出てきた伏線は本作で回収されるのだが、新たな伏>>続きを読む
スティーブン・セガールやトム・クルーズのように、長年のキャリアの中で徐々にキャラクター化されつつあるデンゼル・ワシントンの130分に渡るプロモーションムービーみたいなモン。
デンゼル・ワシントンがどん>>続きを読む
監督がスピルバーグで製作がピーター・ジャクソンで脚本にエドガー・ライトがいて音楽がジョン・ウィリアムズって、そんな映画界における「センスオブワンダー界のアベンジャーズ」みたいな布陣が揃って作った本作が>>続きを読む
元となるアニメは未見。
話の大筋は高校生を主人公としたストレートな青春恋愛映画だが、幾重にも張られたメタファーの使い方が恐ろしく効果的にキマっている大傑作。
卒業を控えた高校生である主人公(たまこ)>>続きを読む
1960年代中期、ビートルズ以前世界規模で最も人気のあったポップスバンドグループ「フォー・シーズンズ」。
様々な名曲と共にフォー・シーズンズの栄光と挫折を描き、メンバーのエピソードをなぞりながら曲の誕>>続きを読む
1つの物語を2つに分けているので当然本作は初っ端から物語は佳境に入っているワケなのだが、とにかく序盤はダルイ会話劇と消化試合が続く。
いらないカットや、同じセリフを意味もなく繰り返して尺を稼いでる印象>>続きを読む