kankoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

kanko

kanko

映画(698)
ドラマ(16)
アニメ(0)

コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

ずっとずっと観たくて観れなくて、実はBlu-rayを注文してしまったらザシネマで配信されたので折角だから配信で先ずは観た。

それでものすごく好きな映画だった。
静かな映画。ずっと流してるだけでもいい
>>続きを読む

リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.8

いやいや、いや、これ何なの?!と何回もツッコミを入れながら観てしまった。ブラックコメディ?ラブコメディ?怨霊コメディ?

とにかく主人公にしか見えないもう亡くなった日本人歌手のトミー谷のキャラが凄い。
>>続きを読む

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.8

面白かった。ラブストーリーとしてもちょっと不思議なSFタッチなおはなしとしても。
ハリソンフォードが出てきた時の大物感が故の存在感と最後の落ち着き方が都合良すぎるだろ!とツッコミを入れたくなりますがそ
>>続きを読む

トイレット(2010年製作の映画)

4.0

前から気になっていたのをやっと観れた。
個人的に凄い好き。カナダで撮られたらしいけれどわりと地味(笑)カナダの街とか風景とかそんなに描かれているわけではないけれどカナダの孫3人と日本人の祖母という設定
>>続きを読む

ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.8

ボニー&クライドの逆側の立場、追う方にスポットをあてた物語。

「俺たちに明日はない」は多分親たちがテレビで見ていたのを一緒に観た記憶が最期の方で撃たれまくってたよね?くらいの知識しかなく。
Netf
>>続きを読む

フェノミナン(1996年製作の映画)

4.0

dtvでたまたま見かけて懐かしい〜となって見てしまった。なんかもう全体にぼんやりした画像にてっきり80年代の映画かと思ったら96年作でしたね。
これ観た時凄くハマって(レンタルビデオで観たと思う)トラ
>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

好きなので多分観るの5回目くらい。毎回トラのリアルさに驚かされる。映像美の美しさ。そして毎回あの最後の部分の解釈に悩む。

けれど今回は少し納得できた様な。真相がどうなのであれこの物語は物語として存在
>>続きを読む

真白の恋(2015年製作の映画)

4.0

良い映画でした。とても難しいテーマだったと思うけれど軽度の知的障害を持つ主人公と周りの人がとてもきちんと描かれていた。周囲の一般の人の持つ意識も。

けれど途中からひとりの少女の初恋に心打たれてしまっ
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

以前から話題になっていて観たくて観たくてたまらなかった作品。レンタルしようかと思ってるうちになんとW座で放映されると知り小躍りしたっけ。

それはまあ置いておいて、この作品を観ていてなんだかまるで昔の
>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

凄く好き。人によっては退屈に思えるかもですがとても味わい深い作品で色んな部分を味わいながら観させてもらいました。

最初に思ったのはやっぱり色の美しさですかね。お部屋も着てる服もとにかく綺麗。ああいう
>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

皆さんの評価が高く観てみないと!と思っていた作品。

これはだいぶん自分自身の中をかきまわされました。結構音楽のライブを観に行ったりしている身としては突然自分が打ち込んできたものを諦めなければならなく
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

wowwow録画分を鑑賞。

前に一度見たと思うけど多分あまりの乱痴気気味な内容にもしかしたら途中で見るの辞めたかも(笑) いや、本当に酷すぎる世界、お金とドラッグとSEXと。こういうの内容がが苦手
>>続きを読む

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

3.8

科学SF物と思って見始めたらラブストーリーだった。
光の感じとかなんか淡い感じの揺らめきとか良かった。彼女の瞳を、彼女を忘れることが出来ない事に切なさを感じてなんかホロっと来てしまいました。
もっと想
>>続きを読む

お家をさがそう(2009年製作の映画)

3.5

サム・メンデス監督作品だったので期待値を上げてしまってた。ジャケットも好きな感じだったし。

悪くないんだけど何となく行き当たりばったりな、まあそういう自分達を見つめて自分達の住む場所を探すストーリー
>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

4.0

長くない命の女優が自らの家族、友人を誘って過ごしたポルトガルの夏。

物語がきっちりと何処かに着地するのでは無いけれど、実際の人生もそうだなと思う。それぞれにそれぞれが持っている事情、感情、水彩画の様
>>続きを読む

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

4.0

スペインのフランコ独裁政権下、難民としてフランスに収容された実在の画家と憲兵との友情の物語。

この間「アコーディオン弾きの息子」と言う小説を読んだのですがスペインの歴史について内戦や、フランコ独裁政
>>続きを読む

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

Amazonオリジナルみたいですね。最初青春海外ドラマっぽいのかなって観ていたのだけど途中から凄い良いなって最後まで若い二人のフレッシュな感じに惹きつけられて見てしまいました。
タイムループものなんだ
>>続きを読む

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.8

あまりスコアが高くないみたいなんですが自分は面白く見れました。
この事件に至る社会情勢や、犯人達の組織の行動や、その辺が一切出てこないのでなんか不思議な感じがしてそこが賛否分かれるところかもしれないけ
>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりドラン作品良いなあと、やっぱり好きだ。最後の手紙の解釈は人それぞれかもしれないけれど悲劇だけに終わらないそんな気持ちになった。
ジョン・F・ドノヴァン自身の物語、そして文通をしていた少年ルパー
>>続きを読む

幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.0

なんかもう切なかった。何回もじわっと涙が出てくる。子供時代の虹色の色んな空想と現実が混じった時間。ここはやっぱりアニメならでは。

そして本当に素敵なパパとママとおばあちゃん。

国も世代も違うけれど
>>続きを読む

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.8

西武時代?退役した軍人の主人公が家族を殺され原住民にさらわれていた少女を叔母の元に送り届けるロードムービー。

次々と襲いかかる困難に見応えがありました。旅を続けていくうちに言葉を理解し、打ち解け、お
>>続きを読む

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

4.0

地味だけど良作しみじみじんわり来る良い話だった。仕事に夢中で家族を顧みなかった夫、妻が事故によって昏睡状態になりそこからのは家族を巡る物語。家族ってなんだろう、そしてハワイアンの血を引く主人公、一族の>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

自分にとってだけど良い映画と言うのはこう言う映画だなって思った。

旧東ドイツの巨大なスーパーで働く青年とそこで働く人達の物語。物語と言っても大きな出来事が何か起こるわけでもなくてその日常はじぶんたち
>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

中々面白かった。

それにしてもベン・アフレック演じる会計士強すぎでしょ(笑) 完璧すぎてある意味スカッとする。
追う側の財務捜査官のふたりも良かったですね。彼との関わりが明かされていく所など。

>>続きを読む

影踏み(2019年製作の映画)

3.5

wowwowのW座録画分鑑賞。
この作品11月1日に放送されて録画予約してたんだけどその11月1日に骨折して2ヶ月入院して映画が全く観れなくなるなんて思わなかった😅
なんて自分の話はどうでもいいんだけ
>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これはすごく好きな映画だった。デヴ・パテルのファンて言うのもあるけれど本当に観れてよかった。
数学の才能を認められて植民地時代のインドからイギリスのケンブリッジに招かれた青年ラマヌジャンと教授がともに
>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.8

wowwowの映画工房で紹介されていて鑑賞。
もし紹介されていなかったら観てなかったかも。
音楽を聴くのは好きだけれどラップとレゲエが苦手と言うか全部同じに聴こえてしまって普段は全く聴かないジャンル。
>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

しっとりしみじみ良い作品でした。
遺跡を発掘するアマチュア考古学者ブラウンと土地を所有する未亡人のある種の愛情とも言える心の通い合い。なんと古代の船の遺跡が出てきたんだけどそれを横取りしようとする博物
>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

冒頭、主人公トレーシーが朝起きて「グッド・モーニング・ボルチモア」を歌いながら街を歩いていく、そのシーンを観ただけでいきなり涙腺が緩んでしまった。この時点で好きだなと思ってしまう。

ぽっちゃり系の女
>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

3時間長いよーと思いながら観ましたが最後まで観てずっしりとした満足感がありました。
実際の有名か画家ゲルハルト・リヒターがモデルなのですね。残念ながら全然その方を知らなかったです。

主人公クルトの美
>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

息子の代わりだった子供のロボットのデイビット、本当の息子が病から戻ってきて要らなくなったからと作り先に返せばスクラップにされるからと森に置き去りにする行為。まるで世話する事の出来なくなったペットを捨て>>続きを読む

フォーリング 少女たちのめざめ(2014年製作の映画)

3.8

wowwowの映画工房で紹介されていたので観てみました。

皆さんの評価が結構厳しいけど私は結構好きでした。
この年代の少女特有のあの感じ。それが美しく表現されていてちょっと観ている自分が摩耶化されて
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

あの様な状況下で生きている子供達がいったいどれ程いるだろう。 そしてこの映画を自宅のソファに座って見ている自分との距離をどう捉えれば良いのだろう。

不法滞在で捕まった息子とのふたりのシーンが愛おしく
>>続きを読む

ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

3.6

森とか庭とかお城の中の部屋とか調度品とか服とか凄い素敵なんです。それでミステリアスでザワザワした胸騒ぎを感じながら物語が進んでいく。

これって結局、誰が一番狂ってるんだろうと思いながら観てしまった。
>>続きを読む

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

4.0

素晴らしい映画でした。

貧しい国の少年が風車を作って電力を起こしみんなを助ける感動のサクセスストーリー、いわゆる感動モノかなとちょっと穿って見始めた自分に反省。

アフリカの最貧国マラウイの現状が描
>>続きを読む

つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

4.0

本が好き、物としての本も好き、と言う方は絶対面白いと思う。もうずっとワクワクとしながら観ていた。
普段多分本と言っても中身の方しか話題に登らないと思うんだけどそれだけではきっともったいないと思う。装丁
>>続きを読む