「金を儲けること」が至上主義の世界で、ストリッパーたちの闘いと絆を描いた映画。
男に搾取されてきた女性たちが連帯して、ウォール街のクズ共から金を巻き上げていく展開が超爽快。小気味良いテンポで進むので>>続きを読む
熟年夫婦の関係に、ある出来事が亀裂を生じさせる。その溝の広がりを止められなくなってしまう、という映画。
長年連れ添ってきた、という夫の慢心と、疑念に囚われたまま、夫を信頼できなくなっていく妻との噛み>>続きを読む
かけがえのない絆だったかと思えば、それが一転、誰かにとっての呪縛となってしまったり、どこにも答えのない家族関係の難しさをテーマにしたボクシング映画。
特に男同士の兄弟って複雑だろうな。
弟に絶対に負>>続きを読む
「バクラウ」のクレベール・メンドンサ・フィリオ監督作(全然覚えられない)。
フォーマットは全然違うけど、本作でも描きたいこと、主張したいことは、「バクラウ」とそんなに変わらない。
全てが金で動く無>>続きを読む
征服しようとした村人は、実は殺戮民族でしたって話…ではなく、資本主義的な侵略に対する、土着性や伝統の勝利を謳った社会派映画。
長い歴史の中で、ブラジルをはじめ中南米の国々が味わってきた苦難、その涙と>>続きを読む
スケールが大きくなったかわりに、B級感満載になってしまった2作目。
なんかどの描写も、他のポストアポカリプス映画の切り貼りというか、既視感が凄かった。(あと4年の歳月でこの世界観はさすがに無理がある>>続きを読む
最初から最後まで自分には合わなかった。
登場人物が誰一人として共感できない、、
ボンボンでインテリジェンス気取ってる感じのティモシー・シャラメが最高にハマってるけど、それがゆえに受け付けなかった。。>>続きを読む
大型スーパーで働く人々の日常描写を通して、孤独な心に寄り添う優しい映画。
大きな転機なんてそうそうあるもんじゃなくて、ほとんどが現状維持のリアル。ただ上映時間の2時間を通して、少しだけ人生が前に進ん>>続きを読む
空から落ちてきたのは、ETじゃなくて、殺人マシーンでした。
もう、お手本みたいな超王道B級映画。
田舎町、溶ける人間、孤独な主人公、役に立たない司法、信用ならない政府……
特殊メイクや特撮はもはや>>続きを読む
結婚・出産にまつわる男女のあれこれを凝縮し、普遍的な感動を届けてくれる傑作。
これはもう相当ジャド・アパトーが実体験盛り込んでんのかなってくらい、ただただ耳が痛いww
実際にお腹に子どもがいる女性>>続きを読む
未来は確実に明るくなっている。
朗らかなメッセージを伝える歌の力が凄い。
最初はかなりデリケートなテーマを、あまりにも軽く扱っている気がして、ちょっと大丈夫かなと思ってしまった。
人によっては「都会>>続きを読む
音楽×青春映画の大傑作であり金字塔。
年上の女性への憧れや初恋の甘酸っぱさ、自分の好きなものを追いかける気持ち、上手くいったり壁にぶつかったり、別れを経験したり、、そうして大人になっていく。
設定>>続きを読む
ハードボイルドな物語と、激渋な音楽が最高にマッチしたお洒落映画。
もはやニューヨークが第二の主役と言っていいくらい。まず劇伴をバックに街並みを写したオープニングが贅沢だし、ジーナ・ローランズが颯爽と>>続きを読む
アクションもエモーションも前作より格段にグレードアップした2作目。
まずは前作の第一次世界大戦下という、地味にイメージが湧きづらい舞台設定から、いまや老若男女誰もが馴染みある80年代に。冷戦や経済バ>>続きを読む
人を愛することっていいなぁと、そんな真っ直ぐなメッセージを伝えてくれるR指定コメディ映画。
ちょっとイけてない男たちの雰囲気が最高で、会うといつも下品な話ばっかりして、でも実は内面はピュアで、一番大>>続きを読む
酒好きが集まって、好きな酒についてああだこうだ言って(たまにうんちくが飛び出したりw)、お洒落な音楽が流れて、時間が流れるのが凄くゆっくりで、、
安酒飲んで騒ぐのも勿論楽しいけど、時には背伸びしてバ>>続きを読む
戦場を舞台にした痛快な茶番劇。
戦争に向かう愛国心も義務感も、そんなものきっとほとんどの人が持っていなくて、ただ上からの命令だったり、金銭面だったり、、大抵そんなもんじゃないの?って映画。
普段は>>続きを読む
プロムの夜に処女喪失を誓う、、!
そんな娘たちの計画を知り、親たちがあの手この手で防ごうとするドタバタコメディ。
まず設定を読んだ時点で期待値が超絶高まるのと、それにしっかりと応えてくれるバカ展開の>>続きを読む
愛に振り回された、母子の物語。
愛があるから人を慈しむ心が生まれるし、愛する人を失うと地獄のように苦しいし、その愛を誰かに奪われた時、どこまでも残酷になることができてしまう。
一見すると胸糞だけど>>続きを読む
観る前からわかってたけど、やっぱ苦手。
リンクレイター監督だし、U-NEXTの視聴期限が切れてしまうので、、
サイケデリックなアニメーションの中で、主に「人間とは何か」、「人間とはどうあるべきか」と>>続きを読む
老人と老猫のロードムービー。
70代のおじいちゃんが主人公なので、ロードムービーといえば王道の、「旅を通して成長〜」みたいな展開はまったくないw
必然的に大きな事件も特に起きないが、その代わり歳を>>続きを読む
微笑ましくて優しくて、愛くるしい。
少年2人・少女1人の3人組という、良くある組み合わせを下敷きに、観客の予想を良い意味で裏切る展開をしつつ、それでいて普遍的な初恋を描いてみせた映画。
登場人物が>>続きを読む
不器用な男女の純愛(?)ストーリー。
普通の奴らがそこにいて、普通のバカみたいな会話をして、普通の結末を迎え、そして普通に人生が続いていく。
そんなありふれた人々・物語を、ここまでユーモラスに、温か>>続きを読む
何があっても諦めない女性の姿を通して、「母親の強さ」を描き切った良質ミステリー。
子どもの行方不明から、警察の腐敗、精神科の恐怖、そしてあまりにも衝撃的な事件の発覚と…静かな幕開けから、後半にかけて>>続きを読む
コテコテのB級ジャンルの型に、新要素を上手く肉付けしている良作。
まず主役3人がそれぞれ違うタイプの美人でクソ可愛いのと、前半被害者側のバカさ加減の描き方、その反面主人公ポジの聡明さ、うーんわかって>>続きを読む
大学時代の無敵チームが再結集して〜、という「ハングオーバー」以降流行りの王道のコメディ。
ディーナという弾けキャラが繰り出す、容赦ない下ネタの嵐は見もの。
本当にオブラートにすら包まない、直接的な表>>続きを読む
妖艶で醜悪で狂っていて、それでいて純愛映画。
これは新宿で観たかった。
あの町を徘徊している時に感じる、雑多さ、いかがわしさ、奥深さ…そして町を構成する一員となれている(?)ことの心地よさが上手く表>>続きを読む
ものすごく「綺麗な」映画。
綺麗すぎるよ、、
正直この時代、この雰囲気、「紳士と淑女」みたいな映画は苦手なんだけど、各所で絶賛されているのと、Netflixの視聴期限が迫っていたので見てみた。
結>>続きを読む
こちらの予想を何度も何度も裏切ってくる映画。まさか、、このタイトルとジャンルからは想像してなかったw
なんか可愛らしい、ちょっとファンタジーが入ったコメディ映画かなぁと思いきや、中盤でトーンが一転。>>続きを読む
ドキュメンタリーの手法をうまく活用したラブストーリー。
事前情報なかったので、最初はガチのドキュメンタリーだと思ってみてた。ただあまりにエピソードが面白すぎるのと、上手く撮られすぎているので、途中か>>続きを読む
面白さに波はあれど、総じて満足度は高めなホラーアンソロジー。
まあもちろんすべて短編なので、恐怖の深掘りなどできるはずもなく、それぞれ表面的なジャンルムービーにとどまってしまっている印象。(特に最初>>続きを読む
ブンダンヤバへようこそ。
真面目に働いてきた平凡な男が、享楽に溺れ、破滅への道を辿っていく映画。
ただ立ち寄っただけの荒野の街で、ギャンブルで全財産を失い、酒を飲まされまくり暴れ、エロい女に誘惑され>>続きを読む
「社会」や「共同体」に属せなくなってしまった人間の哀しい物語。
いつも疑問に思ってた、「ホームレスの人はどうしてそんな生活を続けているのだろう」と。
ここ日本においては、社会保障はある程度整備され>>続きを読む
エンタテインメントのお手本みたいな映画。
転覆した船、下から迫り来る水、目的地は正しいのか、誰が生き残るのか。
テンポが異常に良くて、一つ何かを乗り越えるたび、また次の障壁がやってきて、それをみんな>>続きを読む
がんを宣告されたかつての西部劇スターが、人生を省みるというヒューマンドラマ。
まああらすじを見ればわかる通り、あまりにも王道な展開が連続するので少々退屈。
ただ主演をはったサム・エリオットがまさに>>続きを読む
前作が「悪魔のいけにえ」オマージュのスプラッターだとしたら、今作はまさかのアメリカンニューシネマ。
(ロブゾンビ相当70年代好きなんや、、)
血の海を築きながらロードトリップを続ける親子3人だが、徐>>続きを読む