ひたすら受難を強いられる胸糞映画。
「信じたものから不幸になる」という、この世の不条理をすべて押し付けられたかのようなトム・ホランドが心底可愛そう。
我慢し続けたって、見返りがあるわけじゃないし、最>>続きを読む
これは最高に贅沢な映像体験。
説明なんて一切排除して、映像の画力と役者の演技で、依存症兄妹の繊細な心情を描き切った傑作。
とにかくマイケル・ファスベンダー中心に、エゲツない長回しに耐えうる役者陣の>>続きを読む
女性脚本家の別れと恋を、SNSやら現代要素を交えながら描いた映画。
「ブックスマート」で超絶魅力的だったジェシカ・ウィリアムズ×ノエル・ウェルズ×Netflixということで、正直もっと毒っけのある展>>続きを読む
何ともまあ、不思議な手触りの映画。
主人公2人の築いていくユニークな友情と、ゆったりとした雰囲気が凄く好みだった。「イントゥ・ザ・ワイルド」とはうってかわって、ヤることしか考えていないエミール・ハー>>続きを読む
これだけ「名作」と言われながらも、何度見ても期待値を上回ってくる映画は他にないと思う。
2人の愛に感動するのはもちろんのこと、なによりもエンターテインメントとしてめちゃくちゃ面白い。
いつも観る前>>続きを読む
安心して観られること間違いなしの、超王道ファミリームービー。
消えた両親の謎を追い、子どもたちが冒険を繰り広げるジャンルとして、「スパイキッズ」、「ミスター・インクレディブル」あたりが好きな人なら、>>続きを読む
使い古されたサメという題材を、うまくシチュエーション、ドラマと絡みづけることによって、見事なエンターテインメントへと昇華した良作ジャンルムービー。
ファンが望むものを網羅的に抑え、手堅くまとめあげる>>続きを読む
緩急の塩梅が絶妙なスラッシャーホラー。
決して期待以上ではないものの、こちら求めるほとんどの点をしっかりと満たしてくれる良作。(エンディングの安っぽいロックまで最高w)
音楽の盛り上げやアクション>>続きを読む
役者のパワーと演出により、重厚さを感じられるエロティック・サスペンス。
これをヴァーホーヴェンが撮ったらどうなるんだろう?と妄想した。(多分もっとカオスになる)
正直言って開始40分くらいで展開はわ>>続きを読む
現代の日本男児(日本のエンタメコンテンツともいえる)が失ってしまった、「男らしさ」、義理人情の熱さが凝縮された映画。
まず画面が急速に色付き、主題歌「東京流れ者」とともに流れるタイトルバックのカッコ>>続きを読む
脚本家や監督が自分の意思を代弁させるかのように、演者が延々と様々なテーマについて独白し、議論しているような映画は苦手。定義次第かもしれないけど、それは哲学的とは言わないと思う。
かろうじて全体の構図>>続きを読む
まさに10代前半の少年ならではの、不安定で影響されやすい感情を活写した青春映画。
少し悪い先輩に憧れたり、仲間として認められた時に嬉しかったり、真似して悪ぶってみたり、自分が強くなった気がしたり、、>>続きを読む
アメリカ映画の大好きなジャンル、「卒業前夜」モノ。
この手の映画に求められている、高校生だからこその無敵感と、永遠とも思える一夜の華やかさ、そしてそれが終わってしまう儚さと切なさが、しっかりと凝縮さ>>続きを読む
中規模ジャンル映画を撮ったらピカイチの職人監督、ジャウム・コレット=セラ。
ただこの映画は予算に見合わず、企画の規模が大きすぎたのかな?
映像の質感や、CG、劇伴に至るまで、全てが安っぽい、、(もう>>続きを読む
映像的な見どころ満載の和製ファンタジー。
ただでさえ奇想天外な世界観から、物語が展開していくたびに、さらに濃密になっていく空想世界の描写に痺れた、、
とにかく実写とCGアニメーションを融合させた、>>続きを読む
ピリピリ緊張感の漂う、良質なサスペンス映画。
チェストに死体を隠してあるマンションの一室で、パーティーをしながらバレないかヒヤヒヤする、という設定。舞台ぽいなぁと思ってたら、まさに元ネタが舞台と知っ>>続きを読む
警察バディ映画の傑作パロディ。
これはアクション・コメディのジャンルに分類されると思うけど、どちらに対しても過剰に力が入っているのが素晴らしい。
マイケル・ベイ顔負けのカースタントに大爆発、そして>>続きを読む
「可もなく不可もなく」な王道西部劇。
良くも悪くも原典に忠実というか、全盛期の西部劇を80年代という「現代」に蘇らせようとする気概を感じられる一本。
ただ男たちの戦う理由を丹念に描こうとしている脚>>続きを読む
夢と希望、そして愛に溢れた大冒険譚。
小ネタをうまく挟みつつ、上手く後半に伏線を回収していく手腕が流石。そして伝えたいテーマが、世界観・ストーリー・キャラクター・キャスティングと綺麗に結びついていて>>続きを読む
クリスマスのロンドンの街並みやキャスト、全体を流れる雰囲気は良かった。
所々でポール・フェイグらしいブラックで下品なユーモアがあったのも良い。
(だいぶ薄味ではあるけど)
特にキャストに関しては、エ>>続きを読む
是枝監督のデビュー作ということで。
物語の起伏がなく、少し苦手なタイプの映画だった、、。日曜の夜に見るには辛かったか。
ある女性の喪失と再生を淡々としたタッチで描き出す。あまりにも生活に根差してい>>続きを読む
ある夫婦の営むパンカフェを舞台にした、ファンタジードラマ。
想像以上にファンタジー色が強くて、可愛らしい小物とか、インテリアとか、箱庭的な世界観はウェス・アンダーソン監督の作品のテイストに近い。>>続きを読む
初めて観たのは小学生の時。たまたまロードショーでやっていて、前提知識もなく前半をのめり込むように観ていたから、後半の急展開はあまりにも衝撃だった。
今回は10年ぶりくらいの鑑賞だったんだけど、やっぱ>>続きを読む
これは、ちょっと意外だったw
このキャストやスタッフ陣からは想像できないくらいの「変な映画」。
「宇宙人×パンク」という飛び案から、思いつく限りのアイデアを詰め込んだような印象。
シュールな画や所々>>続きを読む
未曾有の森林火災に立ち向かった勇気ある消防士たちの実話。
市井のヒーローへの多大なるリスペクトがそこかしこに感じられ、好感が持てる。
これだけのスターたちを起用しておいて、それを前面に押し出すことは>>続きを読む
まだまだ社会人になって1年しか経ってないけど、「あいつ今なにしてるのかなー」なんて思う奴が既にいて、、
そう思えば思うほど、その人と過ごした時間がどれだけ愛おしく、かけがえのない時間だったかというこ>>続きを読む
悪趣味全開のスプラッタ・エンタテインメント。それにしても赤、赤、赤、赤。
低予算ながらも、数多のツッコミを吹っ飛ばす、異常なテンションが特徴。
意外にもストーリーはダメ男のヒーロー譚と、王道のど真ん>>続きを読む
麻薬捜査課に配属された新米警官の、あまりにも濃すぎる1日を描いた映画。
正義感溢れる真っ直ぐなイーサン・ホークに対して、裏の世界で心の底までどす黒く染まった悪徳デンゼル・ワシントンが薫陶を与えていく>>続きを読む
中年に差し掛かった夫婦が、3人兄妹を里子に迎えるドタバタコメディ。
まあまあお下品なユーモアでクスクス笑わせつつ、ハートウォーミングな展開でしっかりと感動させてくれる良作。
凄く好きな作風だなぁと思>>続きを読む
超能力とドラッグを上手く絡めたエンターテインメント。
(たしかに中毒者にとって、ドラッグはスーパーパワーみたいなものなのかも)
ストーリーの土台や設定は凄くユニークなんだけど、キャラクターに感情移入>>続きを読む
適度に笑えて、教訓も得られる青春映画。
良くも悪くも周りに影響されやすいティーンの特徴を上手く描写できていたと思う。
この時期は、色々紆余曲折あって、自分の本当の居場所に気がつくもの。
レイチェル>>続きを読む
紛うことなき究極の純愛映画。
脳性麻痺の女と前科持ちの男が恋に落ちる。家族からは煙たがられ、世間からは「社会不適合者」のレッテルを貼られ、孤独をかかえる2人は、どこかシンパシーのようなものを感じたの>>続きを読む
やはり理由の説明されない不条理の中、
観客の価値観を揺さぶってくる問題作。
子どもを外の世界へ出さず、ずっと家の中に閉じ込めて、独自の教育を施す。子どもたちも生まれながらにしてその環境下なので、その>>続きを読む
世代的にどうしても、自分にとってのバットマンはノーラン版になってしまうんだけど、こちらも十分面白かった。
どこかチープなセットや特撮に、まんま「コミック」な演出は、さすがティム・バートン。同じ題材で>>続きを読む
誰でも作れそうなアイデアをベースに、撮り方や筋運びによって、良い感じに引き込んでくるフェイク・ドキュメンタリー。
映画を作れるネタって日常に転がってるんだなぁと再認識。だってこれ全部監督の近所だし、>>続きを読む
これはあらすじを見ればわかる通り、
設定だけで120点満点の映画。
密室劇に作り込まれたクリーチャー、それぞれ属性が付与された登場人物、カルト教団。80年代ホラーへのオマージュ(特に「遊星からの物体>>続きを読む