やっぱりショーン・ベイカー良いなぁ。。
社会の下層でもがき続ける人々の、
出口のない日常にささやかな魔法をかける。
ドキュメンタリータッチの乾いた演出と、
作劇に滲み出る優しさのギャップが良い。>>続きを読む
王道をなぞりながらも、見事に脱構築。
新たなジャンルを切り開いている。
もはや純粋にホラーとは言えないが、
きっちりとホラーのエッセンスを
継いでいる部分も憎い。
中でもオタクとリア充が結託して>>続きを読む
これは胸が締め付けられる・・。
あまりにやるせない。
ただ日々を生きている人間が知る由もない、
とてつもない絶望を知ってしまっている人。
「救う」とか「立ち直る」なんて言葉は空虚。
その欠落を埋め>>続きを読む
正義と友情、愛の葛藤。
優雅な音楽や美しい構図も相まって
不思議と夢見心地なサスペンス映画。
あらすじ自体は王道で目新しさもないが、
全編にわたる雰囲気がとにかく出色。
復興ままならぬ瓦礫の街を颯爽>>続きを読む
もはやパロディ感あるが、文句なく面白い。
殺人鬼の容貌や凶器がフィーチャーされる
スラッシャー映画のジャンルにおいて、
主人公がここまでキャラ立ちするのが凄い。
ジェシカ・ロースが演じるツリーが>>続きを読む
人種差別と格差社会をパンチ抜群の
ブラックユーモアで描いたコメディ。
一部の富裕層が貧しい労働者を搾取し、
甘い蜜を吸っている現実。
その社会に迎合して「成功者」になるのか、
自分自身の能力で闘う>>続きを読む
愛を知らず、愛することができず、
愛を伝えられない地獄のサイクル。
たとえこの一件がなかったとして、
愛を教えられてこなかったアレクセイが、
将来どのような家庭を築くのだろう。
愛と幸福は共依存関係>>続きを読む
夢と現実が入り乱れ混沌とした世界。
低予算映画独特の気持ち悪さ、
鬱屈とした閉塞感や雰囲気が良い。
「マルホランド・ドライブ」とか、
「ノクターナル・アニマルズ」なんかが
好きならオススメできそうな>>続きを読む
人体は部品が寄せ集まった優秀な機関。
どのパーツも代替可能で、再現性のあるもの。
そんな人間機械論が実現した世界で、
人間と人形を分つ物、それは
その魂の存在ゆえに実存に苦しむということ。
魂なん>>続きを読む
階級差の2人に立ちはだかる壁、
良い感じの悪役、ダンスのカタルシス。
いやぁ、瑞々しい。
王道もたまにはいいね。
パトリック・スウェイジかっこよすぎ。
この避暑地の雰囲気良すぎ。
曲がいちいちおし>>続きを読む
底知れぬ野心と、まるで根拠のない自信。
そして挑戦をし続ける「執念」。
基本的に自分も生み出す側ではなく、
売り出す側なので、レイの活躍は痛快も痛快。
ただ本当に残酷な話だけど、
勝者と敗者の世界>>続きを読む
混沌とした白黒とサブリミナル映像が
現実と虚構の境目を曖昧にし、
狂気の悪夢となって襲ってくる。
まじで吐き気がするほど気味が悪い。
だからこそ最高。
内容はといえば、
憎しみすら溶かしつくすメタ>>続きを読む
善と悪との戦い。
痛ましいテロ事件を悲劇で終わらせない、
犠牲者で終わらせない。
大仰なヒロイズムが前に出過ぎず、
絶望の淵で立ち向かい、
戦う人間の強さを描いた傑作。
あのボストンで戦った、そし>>続きを読む
まじで不謹慎だけど、超気持ち良い映画。
ほんとに中身スッカスカで、
ただ「人を殺して殺しまくりたい」という
動機のみで作られたかのような映画。
そのスカスカ具合がSNSにハマる
ティーンへの風刺に>>続きを読む
記憶は時として事実でなく、
「物語」になってしまう。
凄惨な過去ですら、美化して正当化して、
なんとか前に進めようとする人間の機能。
でも決して忘却の彼方へは行かず、
その人格の根底に深い影響を及ぼ>>続きを読む
サイケで毒々しい「らしさ」全開の映画。
基本的にはアウトローなハーレイ・クインだが
観客が感情移入できるくらいの、
「ライン」を一歩踏み越えない
バランス感覚が相当上手い。
アクションシーンもキレ>>続きを読む
ああもうダメだ、こういう映画製作の映画。
「セシルB」「カメ止め」
「ディザスター・アーティスト」
映画にかける熱すぎる想いが、
ブレーキも知らず、周囲を巻き込んでいく。
この至高の一体感の一員にさ>>続きを読む
地道な謎解きと娯楽性の高いアクション。
普通に面白かった。でも普通の域というか。。
ストーリー的にもキャラクター的にも
ほとんど目新しさがないんだよなー。
色々なアクション映画の二番煎じ感。
原作>>続きを読む
正統派のSFパニック映画。
宇宙船という閉鎖空間を舞台に、
1人また1人と犠牲になっていくクルー。
彼らの死に様や状況展開が、
宇宙空間というシチュエーションを
見事に生かしていて凄く良い。
司令>>続きを読む
人間には決してなれないピノキオの
温かくも残酷な物語。
ロボットに関わらず、
子から親への愛情って計り知れないもので、
それが一方通行にならないようにしないと・・。
「愛される責任」というものもある>>続きを読む
アイデアと着実な演出。
上手い具合に誘導され、
ゾワゾワさせられる展開が気持ち悪くて良い。
観客を心底ビビらせてやろうという
気概をひしひしと感じる映画。
心臓にはめっぽう悪いが…
てかそもそもマ>>続きを読む
いやぁやっぱり変な映画だな。
高校の時映画館に行ったんだけど、
見事にハマらなかった映画。
非常に斬新な近未来アイデアに、
昔ながらのアクション、レトロな演出、
そして舞台の大半はさとうきび畑という>>続きを読む
本気で絶望に突き落とされる。
愛も憎悪も、その人のすべてに
「触れ合う」ことができているのか。
生きてるうちは取り繕った「幸福」で良くても
死の直前(もしくは死の直後)に
その満たされなさが「叫び」>>続きを読む
この映画楽しすぎるわ・・!
バディ×ロードムービー×デ・ニーロ。
大好物がぎっしり詰まった宝物みたいな映画。
2人の掛け合いはもちろんのこと、
彼らに振り回される警察にギャング、
小憎たらしい軽快>>続きを読む
孤独な夭逝のスターと孤独な少年の触れ合い。
あらすじから想像した通りの展開で物語が
盛り立てられていく・・。
正直雨の中観に来たことを後悔するくらいに、
中盤まではとにかく退屈だった。。
ただね、>>続きを読む
少年の心のまま、大人になったかのような…。
イタくてかっこ良い、永遠に続く青春。
洋画なのになんだか昭和くさい、
そこはかとないロマンを感じさせる。
曲のセンスとかギャングたちのファッションも
控え>>続きを読む
お化け屋敷ホラーとしては及第点以上。
低評価が多いので覚悟していたが、
予想以上に普通に楽しめた。
途中からヴァラクが
パルパティーンに見えてきたけどww
もうハラハラドキドキの連続で、
アドレナ>>続きを読む
ウイルス災害シミュレーション映画。
手から手へ、人から人へ、
いかに感染拡大が速いのか。
新型コロナの社会情勢も相まって、
「触れる」ことがとても恐ろしくなる。
また9年前の映画といえど、
こうい>>続きを読む
ラ・ヨローナさん、ただの迷惑ww
ジェームズ・ワン印のお化け屋敷映画。
ほとんどがびっくり描写だけど、
そのこけおどし感が今の気分にちょうど良い。
期待値が元々低かったので、概ね満足。
ホラー映画>>続きを読む
誰でも心に抱えるエゴイスト。
この道が正しいと信じたら疑わず、
周囲をも巻き込み、
取り返しのつかない結果へと突き進む。
ホラー映画でありながら、
誰もが陥るかもしれない落とし穴への
教訓を与えてく>>続きを読む
大規模な宗教組織が直面する大きな問題。
教義や伝統を守っていくためには、
変わりゆく世界の中で人々を救うには・・。
正直宗教の話はピンとこないけど、
二人の教皇の個人的な「赦し」に
焦点があてられて>>続きを読む
よくできた王道ホラー映画。
「IT」とか「ストレンジャーシングス」とか、
近頃のホラートレンドをしっかり抑えている。
が、、よくできているが故に、
少し物足りなさも・・。
なんか色々なホラーの最>>続きを読む
虫も猿も惚れる美少女ジェニファー。
プロットはツッコミ所満載だが、
そんなものはもうどうでもいいw
気持ち悪すぎる特殊メイクの数々に
気の利いた小道具と演出、
そして滅茶苦茶イカすゴブリンの音楽が>>続きを読む
現実とフィクションが入り混じり、
夢見心地なサイコパスの狂宴。
この監督の作家性ともいうべきか、
非常にオフビートでありながら哲学的で、
人の表層と裏側との掛け合いを描きながら、
誰も予想だにしない>>続きを読む
完璧を求める芸術家にとっての「愛」。
彼の完璧に仕立て上げられた人生や生活は、
まさに愛によってぶち壊されていく。
ただ、それをある種呪いとして
引き受けることこそが「愛」であるし、
その「愛」あっ>>続きを読む
これ劇場版の前にアニメあったのか!
上映時間短いからとなんとなく見始めたので、
まるで知らなかった・・。
だよね、いきなり喋る鳥が出てきて、
置き去りにされたもんww。
話の筋と結末はめちゃくちゃ>>続きを読む