アスガー・ファルハディ監督といえば超自然主義で俳優陣から子役に至るまで驚くほど自然に演出をする達人。
今作も俳優陣の実在感、佇まいの自然さたるや鳥肌もの。
今やイランを代表する世界的名監督の地位を>>続きを読む
前作『プロメテウス』同様にリドリー・スコットの作家性が集約された1本だと思います。
前作の方が好きだが相変わらずリドスコの“悪趣味な意地悪さ”が炸裂していて楽しかったです(笑)
まぁでも賛否両論に>>続きを読む
“燃えよドラゴン”
実弾射撃訓練を30000発も受けたというキアヌのガンアクションは前作にも増して凄まじいハイレベル。“車で人を殴る”カーフーアクションも素晴らしい。
そしてそのキアヌ以上にカッコ>>続きを読む
日本劇場未公開となった
ケリー・ライカート監督作。
ある種、S・クレイグ・ザラーやテイラー・シェリダンの暴力性やアクをとことん薄めたような作風と言える部分があり、つまるところ今をときめくクロエ・ジ>>続きを読む
“ゾンビマックス 怒りのデス・ゾンビ”
マッドマックスのようなつるべ打ちのアクション、スピーディーなゾンビと怒涛の展開。まさにゾンビマックス!
作り手は観客を楽しませる気しかなくて“映画的面白さ”>>続きを読む
“衰退”
伝説のB級カルト映画『デスレース2000年』をそのプロデューサーであるB級映画の帝王、ロジャーコーマンがリブートしたのが本作。
ロジャーコーマン様がリブートしたのに何故未公開?と思ったが>>続きを読む
“ロメロ魂”
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』を堂々とパロった映像の隅々まで映画愛に溢れた見事な大傑作になっていた。
これは本当に笑っちゃうほど面白い。“どうやって脱出するの?”と散々、我々>>続きを読む
“ベン・アフレック最高傑作”
監督はインディペンデント映画の金字塔『クラークス』を撮ったケヴィン・スミス。彼は本当に映画作りのセンス抜群。大作映画では出せない私的で手作り感の強い作風が特徴。
下品>>続きを読む
再見。ホセ・ルイス・ゲリン。
“幻想しか愛せない男”の話という意味でヒッチコック『めまい』的であり、かなり実はトチ狂った映画でもあると思うが、それはそれは幸福な『ベニスに死す』に匹敵する美しきストー>>続きを読む
何一つ“美化”というものがされていないこれぞ純愛映画。
久々に観ましたがエミリー・ワトソンの演技は映画史上ベスト20には入る名演技。
どれもヴァーホーヴェン映画は本当に面白いし素晴らしい。参りました。
下手な監督が撮ったらダサいお色気B級映画になりかねない(実際、氷の微笑2はそうなった)が、ヴァーホーヴェンは気品あふれる素晴らしい>>続きを読む
“インディペンデント魂”
ジャームッシュをよりアングラにした感じ。音楽のジャンルでいうとグランジ。良い意味でも悪い意味でも荒い作り。
終始、ダラダラとしたテンポでダラダラとした会話が繰り広げられて>>続きを読む
例えるなら『冬のソナタ』『水戸黄門』『マッドマックス怒りのデスロード』『アポカリカト』『300』『ベン・ハー』を全て足して何も割らずにひたすら足しまくったような映画(笑)
“怖すぎるっ”
想像以上にサイコパスな映画で驚いた。流石は『ブラックスワン』の元ネタということで構造はそっくり。怖さはそれ以上。
中盤からの現実と幻想が入り交じる異常な展開、映像表現には鳥肌が立っ>>続きを読む
カウリスマキにとっても本作はスピンオフ的な感じなのでしょうきっと。
あまり傑作を撮ってやろうという意気込みは感じない(笑)
浜辺で日光浴するシーン好きでした笑いました。あとは俳優としてのジャームッ>>続きを読む
“ティム・バートン良いよね~”と言う女の子に話を聞くと、だいたい『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』『ビッグ・フィッシュ』辺りくらいしか観ていないパターンが多い。
この作>>続きを読む
今回観返して思ったのはやっぱりポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の影響が色濃い作品だということ。
何かのインタビューでヴィルヌーヴ監督がゼロ年代ベスト映画に『ゼア・>>続きを読む
昨年の傑作『SING/シング』のガース・ジェニングス監督が撮ったカルト的人気を誇るSF。
ちょっとこれはあまりにもギャグがゆるすぎてついていけなかったです(笑)
ズーイー・デシャネルは『500日の>>続きを読む
ヒトラーが最も愛した映画。
CG一切なしの驚異のストップモーション。これを1つ1つ手作業でやっていたと思うと鳥肌が止まらない。
幾度となくリメイクされてるがやはり本作がぶっちぎりの面白さと完成度。>>続きを読む
サイモン・ペッグ&ニック・フロスト。この二人の映画は基本誰に勧めても間違いない。安定の面白さ。
スピルバーグやらMIBやら映画オタクの夢が詰まった映画。
潔いほどの『未知との遭遇』パクりなラスト(>>続きを読む
ゼロ年代以降のアレン作品でも特にキレキレな1作。
久々に観たが切れ味抜群。この人初期の作品に限らずいくつになってもキレッキレ!
女は皆、女優の資質を持っている。見栄の張り方が本当に痛々しくリアルだ>>続きを読む
“福士蒼汰だから”と観る前は完全にナメていた。
思いの外、働き方だとか仕事をする意味だとか自分を大切にしてくれている人の思いや人生について深く考えさせられるグッとくる作品だった。
確かに主演2人の>>続きを読む
ティム・バートン原案『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を監督したヘンリー・セリックによる驚くべき手腕。
冒頭から美しい映像に度肝を抜かれ、ストップモーションとは思えぬあまりに繊細な画のタッチで製>>続きを読む
終盤ボロボロ泣かされて良かった記憶だけはあるが、また再見したい。
“2017年ベスト10がひっくり返るほどの大傑作!!”
最近の映画は何かと“ハラハラドキドキ飽きさせない展開”に拘りすぎたり、オープニングから全快でどんどん失速していく映画が多い。そういった映画への>>続きを読む
“極めて意識と偏差値の低い映画”
確かにマイケル・ベイやエメリッヒの映画に比べると愛嬌は感じられる。
ただいくら“映画”として観ることを止め、“祭り”として楽しむにしても限界というものがある(笑)>>続きを読む
“拝啓、小津安二郎”
何回も観てるがこんなにも映画が“脱力”していながら観ていて面白いって本当に凄いことだなと思います。
セリフに“晩春”や“東京物語”が出てくることからもわかるようにジャームッシ>>続きを読む
“カーペンター節”
この作品、既視感あるとか低評価多いけどめちゃよく出来てると思います。
確かにこの手のジャンル映画は50年代から量産されてきているけど、この作品はオリジナリティ溢れるフレッシュな>>続きを読む
これは泣いた。笑った。胸熱だった。
映画って確かにテクニック的なことも大事だけれど最終的には制作陣の情熱だとか魂だなって思わされました。
映画としての欠点はあるが、アニメ『鋼鉄ジーグ』や日本への愛>>続きを読む
“エクソシスト”
超怖ぇぇ!B級ホラーとは一線を画すエレガントなオカルトホラー。
絵画のような美しい高級感漂う映像も素晴らしいし、衣装やセットの作り込み具合も半端じゃない。撮影監督による光の使い方>>続きを読む
『神様なんかくそくらえ』という強烈な作品でデビューしたサフディ兄弟監督の最新作。
この監督の作品は社会の底辺に生きる人たちをまざまざとなんなら不快に感じるほどリアルに描く。
特にその不快さMAXだ>>続きを読む
まんまと号泣
ファスベンダー&アリシアという世にも美しい完璧な人造人間夫婦のイチャイチャを観れるだけで1800円の元は取れるとそういうやつ。
あの身の毛もよだつ大傑作『ブルーバレンタイン』に比べる>>続きを読む