Hoshiduruさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Hoshiduru

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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.9

みんなにハグを、って孤独に苦しむ人たちを見るといつも思うけど、このみんなには多分ハグですら刺になっちゃうから、ずっともどかしい思いをしながらひたすら眺めてることしかできなかった。不正解はわかるけど、正>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.2

前作めちゃくちゃ好きだったはずなんだけど、うーん…!

前半30分はめちゃくちゃ引き込まれた。魔法動物たちもいっぱい出てきて、凄く楽しかったな〜。ベイビーニフラーも成体ニフラーも可愛すぎた。

ハリポ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.5

モヤモヤが溜まり切ってささくれ立ってた私にすら寄り添おうとするこの映画は本当に優しい。

そういえばあまり笑わなかった。OPですら強がって粋がって日常に戻ろうとしながらも覆い隠せない、運命を恨むデップ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.0

おしゃんな世界におしゃんな恋。ふわふわとその中を漂っているとふと現実に引き戻される。「大人」の世界に入ったひとり子供の主人公が段々とそこに溶け込んでいく。

後ろ髪を引かれる、忘れられない恋。もう戻ら
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

おだやかなまどろみの中で観た。日常に戻るとすっと消えてしまうのに、心のどこかでちりちりと残るこの物語の記憶は、本当に初恋のそれのよう。

今までみた恋愛の中で、一番共感するものだった。「ひと夏の恋」と
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.0

暮らしぶりがかわいい。家族みんなちょっとずつ違う方向におしゃれで、画面がずっと色合いが綺麗で素敵。

人間側の無邪気さがそのまま暴力として小人たちの世界に降りてくるの、普通に怖い。「怖くない人間もいる
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.9

歌が良いよね(当然)。楽曲の出し惜しみが無いし、全体的に質が高い。「ビートルズだからね!」って思うけど、それって相当凄いことじゃないか? 

ラマヌジャン意識してる?彼も実は異世界で得た知識の披露かも
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

誰にでも優しくて、まっすぐで、自己犠牲や奉仕の精神が強い彼が、自分の人生を犠牲にしようとするのは、つらい。
「生きる希望を得られる」ってどっかのサイトに載ってたけれど、希死念慮に苦しむ人には勧めづらい
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.1

主人公親子のお芝居が本当に良い(脇を固める人たち愛着湧かせるうまさ)。泣けるお話だと思うけど、残念ながら私にはハマらなかった。

最後までお父さんが素敵で、記憶の中で永遠に素敵でいてくれることが一番の
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.4

青春の空気。好きな男の子と食べたコロッケとか、自転車の二人乗りとか、遊びと本気の半々の空気とか、自分の好きなものを守るための大人との闘いとか、そういう、ささやかで、まぶしくて、なんとなく「これ、大切に>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

なんかずっと、こういうのが見たかった気がする。
最近映画観ても感情が動きにくくてちょっと不安だったけど、今ポスター見たら、みんな愛おしいし既に懐かしいし、この映画のことを思い出して胸がいっぱいになる。
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.5

この嘘は、誰のためのものだったんだろう。

母の為につく優しい嘘。「母の延命」が「東ドイツの延命」とリンクする設定は上手いし本当に面白い。思っていた話とは全然スケールも切り口も違かった。

これは個人
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

3.8

この特別な旅で通る道は、他の人が普通に生きてて通るものなのだろうなあ。

初体験と特別感に彩られた瑞々しい旅。今の私が同じ体験をした映画を撮られても、ここまで素敵で羨ましいものにはならないだろう。
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

2.8

ようやっと観た。あんなに騒がれてた割に、「面白いらしい」「ヤバイらしい」「バーフバリ‼︎」以外の前情報を全く知らなかったのは、自分でも不思議。

トンデモ感で1時間くらい昨日は楽しんで、今日また最
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.3

お話としての展開は最高で、観た後の満足感は高め。でも、途中のダレとか、ホラー的な部分は、前作がめちゃくちゃペニーさん凝ってて丁寧だっただけに、ストレートすぎてふぅんとなるとことか、そういった期待外れ感>>続きを読む

OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.4

軽くみられて、思ってたよりしっかり面白かった。

舞台原作らしく、ひとつの待合室でひたすらテンポの良い会話劇。でも内装とかの色使いが華やかで、画面的に観てて飽きないなぁという感じでした。
キャラクター
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

あらゆるところへの配慮が行き届いているから、全く違和感や不快感を覚えないのに、その配慮がストーリーやギャグに違和感なく馴染んでいてお見事でした…。

ハチャメチャやるコメディで、何かしら引っかかりを覚
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ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.1

観たのが今で良かった、と思う。以前だともっと辛かった気がするし、もっと年を取ったらもっと不快だった気がする。今の、両者のどちらでもなく、ジェニーでもジェニファーでもない状態で観れたから、微妙に距離を置>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

謎は意外とあっさりで「騙された―!」みたいな爽快感はないけれど、それとは別で面白かった~。推理小説とかでも、そういえばオチ目当てだけで読んでるんじゃなかったな、ということを改めて思った。

"中世”風
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.2

わっかんないな〜というのが素直な感想だった。(そこが好きなポイントではあるんだけれど)まっすぐな物語じゃないから、これが間違い、これが正解、みたいな事はなく、主人公がすっと切り替わる瞬間がどこなのか、>>続きを読む

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

2.8

だらっと観れる映画。展開が読めるのであーハイハイ、という感じで舐めてたら一箇所だけ驚かされた。

大好きなマシュー・ブロデリックが見れたので満足かな…。相変わらず意志の弱い腑抜けた感じの役が似合うね…
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

内容について言えるのは冒頭に記者が言っていた通りの言葉、「これが事実だったら酷い話だ」しか無い。この映画を信じるということはこの映画を疑うということ。

こういうの、受け止め方に正解はないのに間違いは
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.3

自分の二つの感情がめちゃくちゃ拮抗してる…!笑笑

なんでか分からないけど入学時のカットとかが、なんか「やっすいな〜」と思ってしまった。そこで魔法が解けちゃったのかなあ、色々考えながら見る余地が生まれ
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.6

すごく良かったのに、何かハマらなくて、多分理由はあって、それをずっと探してる…

・自閉症(ASD含め)=ギフテッド、みたいな扱い、あんま好きじゃなくて、だからこの映画観てホッとしたというか、痒いとこ
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.4

実話なの⁉︎とびっくりしたらフィクションで、本編に続きまんまと騙された〜面白かった。

アナケン、あんま好きじゃなかったけど今回の役めちゃくちゃ良かったし、なにかが腑に落ちたみたいで、ちょっと好感度上
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.4

大泉洋の出演作で珍しく彼自身がノイズにならずに観れた。好きなんだけどねぇ。

登場人物には誰も好きじゃないし、ストーリーに白々しさすらも感じつつ、それでもどこか、前へ向いて一歩進もうとする力強さを感じ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.9

各人の愛の交錯が尊くて切なくてつらかったなあ。

他者の幸せを祈ることはできても、定義することはできなくて。他者の幸せを叶えようとする行為はもしかしなくても、やっぱりエゴなのかなあとか、でもきっと、エ
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ザスーラ(2005年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ面白かった〜!

ジュマンジ以来相変わらず容赦ない殺意のすごろくにはびくびくするし、子供たちはギャーギャーヒステリックに叫んで(特にダニー)リアルに神経を逆撫してくるけど、それでも画面にか
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.4

出てくる大人達全員倫理観がしっかりしてて良い!それが謎に笑えた。

17歳に戻るってタイムスリップとかじゃ無いのね、逆BTTFって感じだなとか思った。

主人公が成長する系かと思ったら、正直そのポイン
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

2.8

大学生のモラトリアム、好きな役者たち、ってなんだかんだ好きだろうな〜と思いながら観たけど、好きじゃなかったわ〜。

翔くんが最初馴染まなくて、加瀬亮もこの頃は浮いてて、段々馴染んだな、と思ったら逆に蒼
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.6

やっぱり「月曜会ったら、どうする?」が素晴らしすぎて、ラストは着地点そこなのかぁってちょっと残念になった。あの有名すぎる作文が出てきた時のわくわく感は凄い。

大学で、特に最近はオンラインで、自分の仲
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.6

数か月振りの映画館とか、「少女」だった自分の想起とか、色々な要素が重なってひたすらに泣きながら鑑賞したし、楽しんだけど、感想になると、首を傾げて数日経った。

好きだったところ。誰も聖人じゃないところ
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

2.8

気持ちの息抜きになるかなーと思ったけど。

幼い頃原作を読んだときはあまり思わなかったけど、結構自分がツレ寄りの人間だから、ハルさんみたいに健やかにだらける才能って結構羨ましいものだなあ。だらけるとな
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんとなくしこりがずっと残ってる。

触れるべきはきっと最後の言葉で、「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか」(Which would be worse - to live as a monst
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.5

ドラマの劇場版をTVで観ると、映画としての評価が出来てるかはよう分からんけど、面白かったし満足した👏

劇場版になるとグレードアップするのはお約束なんだろうけど、私は結構日常の延長線上を「ファンのみん
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

私が泣いちゃいけない、って思う映画は最近多くなってきて、これもそのひとつだった。

受験時の世界史で、光州事件がどういう事件か、歴史上の意味、は知っていたけど、それがどういう事件か、本当は知らなかった
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