Hoshiduruさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

Hoshiduru

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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.6

全体的なタッチは軽めというか、和みや笑い所もあって気張らず観れた。ときどき現実にぐいと引き戻されるけど。

やっぱり、私がこの映画を観て泣く資格などないと思った。「あぁ可哀想に」の一言で済ませて泣けれ
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忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.7

早見あかりの圧倒的ヒロイン力にやられた。2人の演技力もルックスも飛び抜けて良いとは思わないけれど、この絶妙な垢抜けなさ、青臭さがマッチしてる。

点数だけじゃきっと観てくれないなと思ったのでネタバレ部
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.2

チョコレートを無心にほおばりながら観ていた。12粒目のそれは、甘くて、甘すぎて、苦かった。

チュールスカートって、触ったことありますか。ひらひらレースが重なってる、あれ触ると、意外とごわごわしてて、
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.4

12/30の深夜からみた映画納めの筈だったのに、1日うんうん感想悩んでたら年を越してしまいました。

どこまで正直に書くべきか悩んだけれど、「なんか、よくわからなかった。」が本音。

あの温度感、あの
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ食らっちゃってても「ひぃ〜〜ん!」ってなるよ〜〜怖かったー!

被害者家族が「ごく普通の」家族じゃなかったとこから、色々と考えてしまう。考えすぎな気もするけれど。

・エスターが可愛く見えなく
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

オギーが認められたときの、周りのみんなが素直にそれを祝福できる、幸せな笑顔達を見て涙が溢れた。

さまざまな人の視点を体感するから、フラットかつ全ての人にそこそこ肩入れしながら観れた。個人的にはミラン
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

“He wanted me before I was smart.”

わたしはもっと心の底をぐりぐり抉るものを求めていたみたいだけど、とても素敵なお話だった。

後悔と幸福の押し付けと受け渡し。期待
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.5

いらぬ心配をしてしまうけど、とにかくわたしは好きでした!
ほんとは感傷的になりたくて、そういう映画を探してたけど、なんかわからなくなってピチパでいいか〜って観た。なんか、思ったより感傷的になったような
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6

素晴らしく耽美で静謐な世界で、なんかね、すごく分厚いガラス壁を感じた。キャロルに選ばれる者とそうでない者。わたしは多分後者だろう。

この映画にこんな視点を持ち込むのは悪だと知ってるけれど、言いたいこ
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

2.9

うん、私は好きじゃなかった。好きじゃなかったけど、これを良いと思う人の気持ちも、好きだと思う人の気持ちも踏みにじりたい訳ではない、多分よい作品です。

ごめん、前情報がなかった。テレビ演出(テロップと
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.5

救われたくて観た。咀嚼音でかき消されるような世界は久々で、目を瞑って耳を塞ぎながら、現実から守るようにして観た。

この関係をわたしは知っている。ああ、このきらきらした儚い歯がゆいものにわたしは関与し
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.3

正直単調だし中弛みするしご都合主義だし、私にとって「良」ではないけど、それでも刺さってはしまうわけで、逡巡するわけでありまして。

観てて痛々しくて、キツくて、共感しかなかった。自分がそういう人間であ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

代入できないんですよ。この関係に、自分と推しも、自分とかつての恋人も、こんな恋焦がれる美しく刹那的なこんな関係に、代入できるほど、おこがましくも、非凡でも、ないんですよ。

まともじゃない人生を真っ当
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

2.8

恋愛映画観よーっとしたら、母に「今のあなたに観て欲しい」って言われたので、息抜きに。

正直…映画自体は「まあまあ」すぎた…。自己啓発のような、自殺防止セミナーみたいな映画だなと思ってしまった…。
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きみといた2日間(2014年製作の映画)

3.4

ちょっとレポートみたいな映画だなあと思ってしまった。

恋愛にまつわる自分の感情を整理したくて、色々な恋愛をみてるけど、ワンナイトから始まる恋…かあ…。

ワンナイトという割り切った関係と、それで終わ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.5

自分でもこの感情に整理がつけられなくて、ああくそって毎日思って悶えてごろごろしてる。

恋愛、っていうけど、恋の先に愛なんてなくて、恋は恋でしかない。恋は欲を誘発する。愛はまた別のとこ。

主人公は恋
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.6

キュートってこういうことなんだな〜って感じ、本当にカタカナの「キュート」がぴったり合う映画。

皆言ってるけど、ほんと主人公おバカなんだよな…。現実に居たらと思うとイラッとするけど、一周回ってキュート
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.8

モテない女子が「モテ」を間違えてしまった話。最近ボロボロで自暴自棄な生活を送ってる私には色々と刺さってしまった。

原題の「Easy A」って、私の大学では楽単を指す言葉で、まあ意味合い違うだろうなと
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

2.9

うーーん、大好きな原作に対して「この程度か…」という気持ちは否めず。

・75分という短さの割にテンポ悪い。この長さは「学校とか啓発で流しやすいサイズかな」と思ったけど、その割には中身がそこまで説明で
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.4

初恋の罪

恋は残酷。男女の悲恋を描くと説明書きがあったけど、この悲恋は誰のものなのか。

屈託のない恋への気持ちと、結婚への憧れと、疑わなかった運命が、後々じわじわと実体を持って浸食してくる。

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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.4

私は「女同士の友情!」っていうのが凄く嫌いで、なんか、すべてを乗り越えた、戦友です!みたいなノリ、わざとらしくて好きじゃなくて、胸を揉み合ったりするいちゃつきも、気持ち悪くて、だからこの世界の外側なん>>続きを読む

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.3

今自分の感性鈍ってるんだな〜って気づいてちょっと悲しくなった。まとまった感想は思いつかなかったので、箇条書き。

・KUBOの時も思ったけど、意外と主人公、こどもなんだよな、もっと淡々としたタッチだと
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

癒しもかわいさももふもふも救いもあるこの世界はなかなかに素晴らしいよなぁとおもう。
詰みすぎて癒しを求めると同時に、どこかで若干の闇を求めていたようで、あまりに素敵に終わりすぎて、映っていた闇の存在を
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.6

もうちょっとお祭り騒ぎが好きだけど、この尺でわちゃわちゃやりながらも道を逸れずに無駄を省いて着地させたのは本当に上手過ぎた。

「救われた」先を描くことは苦しすぎる。ラルフとヴェネロペは背景も性格も根
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とても綺麗で、でもきれいごとではなくて、それがとても素敵で悔しくて、今生きているこの世界のすべてを、粉々に砕いてしまいたくなる。

ルーのころころ変わるファッションと表情がとてつもなくcuteだった。
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.2

面白かったんだけど、映画としては下手くそで、素直に評価したくない感じ…

出てくる分かり易すぎーる言葉が説明の役割なのかミスリードなのか考えてしまうし、ホラーにしたいのは分かるけどカメラ割も下手すぎて
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

2.8

『ジョーカー』観て、まんまとつられてしまって観賞。

うーん、やっぱりダメだったなあ。あのイタさが、狂気を孕んだものならば、私はもう狂ってるのかも知れない。

純粋な理解力不足で済ませちゃえばいい気も
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

殺してやりたい このぼくのつぎに

崇拝も嫌悪も同情もせず、ただ、思い出していた。社会に順応する過程で忘却する、本来の私を。

〜*めちゃめちゃ個人的な気持ちが溢れてるので、客観的な感想を先に述べてお
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.4

月曜提出の課題、溜まってるんだけど、もう知らないよねって感じで久々の映画!!
課題とのconnectionがあったのでよしとしましょう。

派手でキラキラで頭使わずとも普通に「いいね〜〜!」の一言だけ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.8

ぼくのほしいもの

開始1分、始まった回想に全くそぐわない「エルトン」を見た瞬間から、2時間ひたすらに泣き続けだのだけれど、あれは多分、気づきたくなかったことに気づいてしまったからだと思う。

本当に
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

衝撃は確かにあった筈だけれど、待ち合わせ相手が遅れてやってきたくらいの、「来ないと思ってたよ〜」っていう安心が伴ってた感じ。期待していたものが見れて良かった。

「女は怖い」は女性への悪印象の押し付け
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

可能性の残酷さを知っている。自分で諦めようと思うまで、諦められない事の残酷さ。
凄まじかった。裏切られたな、と思ってしまった。製作陣はこれを見せたくて、あんな素敵な予告を打ち出したんだろう。

彼自身
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

血の繋がりや、無償の愛を信じられる人は、とても、とても優しくて、美しくて、恵まれた人間なのだと思う。
私は恵まれた世界にいる。I don’t believe in free love.って、まわりの皆
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劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998年製作の映画)

3.2

需要(問いに対する答え)と供給(問いかけ)のミスマッチ😭
ミュウツーの悩みや苦しみは、彼特有のものだと思ってたけど、他のポケモンにも思考や感情があるなら彼らにこそ聞きたい。「何の為に生まれ、戦う?」
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.4

マシュー・ブロデリック〜〜!愛してる〜! もうあさどいのかわいいのなんのって。集中出来ないくらいにあざとくて可愛くて、若くて! 踊ってる姿はでもやっぱり流石で。 妙な感動すら覚えた。

内容の感想に移
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.4

王道バディアクションコメディ。

ライアンレイノルズがイケメンとして扱われてるのが何となくわかる感じする。サミュエルも、最初は「ん…?腰がな…」とか思ってたけど、あの飄々とした感じとスマートなアクショ
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