みきわめとおるさんの映画レビュー・感想・評価

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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.2

Wikipediaより

22歳の時にマンハッタン・ビーチのビデオショップ「マンハッタン・ビーチ・ビデオ・アーカイブ」(Manhattan Beach Video Archives)の店員となり、ロジ
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.8

小学5年生の春休みに、父に『ポセイドンアドベンチャー』を観に連れて行ってもらった。
いや、本当はその日にチャップリンの『モダンタイムス』を観る予定だった。

当時父はゼネコンで道路や橋を作っており、土
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バレンタインデー(2010年製作の映画)

3.9

スーパーオールスターキャストとはこの映画のことですよね!

本作のゲーリーマーシャル監督作品「プリティウーマン」でスターダムを駆け上がったジュリアロバーツが、ブラッドリークーパーと恋なのかしらと思いき
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

雨の日に思い出して必ずまた観たくなる。

製作された1952年からどんどんどんどん
その評価が高まっていき、今やミュージカル映画の歴史的傑作であり、ミュージカルというカテゴリーをはずしても映画史の不滅
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.5

ナワリヌイ氏の訃報を聞き、
あらためてレビューを上げ直しました。

ウクライナが100善で、
ロシアプーチンが100悪ではないかもしれない。

でも、政敵を本気度100で暗殺しようとする国内でのプーチ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

ミア・ゴスすごい、、、。凄すぎる。

絶世の美女というのではないが、その存在感は圧倒的。

『バーレスク』のクリスティーナ・アギレラは
心優しい女店主からサムマネーをもらい、田舎アイオワからロサンゼル
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.3

男と女。

ヴィンセントギャロとクリスティナリッチ。

二人がとことんオフビート。

永遠にすれ違うのかと思いきや、まさかのまさかの○○ロード!

ミニシアターが最も輝いていた1998年の
バッファロ
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出来ごころ(1933年製作の映画)

4.0

模倣は創造の母である。

びっくりした。

小津安二郎監督の喜八は、
山田洋次監督の『馬鹿まるだし』の
松本安五郎やないかい!
または、あの『男はつらいよ』の車寅次郎やないかい!

学はないけど、情に
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.5

ずっと観たかったんだぜ〜
相変わらず可憐だな〜
ホント観たかったんだぜ〜
ついに『トランボ』で観れたけど〜

エルファニング!

『トランボ』はずっと観たかったんだけど、
なんだか見逃していて、やっと
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.8

小学6年生の時、うちの親父とオカンとクラスメイトのH君と4人で大阪なんばの松竹座で観た。

その時に買ったパンフレットがとっても美品で今も我が家にいてる。

終わってから、うちの親父とオカンとクラスメ
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竜二(1983年製作の映画)

4.5

伝説の映画、「竜二」
今まさに製作から40周年で記念リバイバル上映されている。

アングラ演劇の主演俳優だった金子正次が1981年1月、同劇団の解散公演の楽日に大量に吐血し病院に担ぎ込まれる。一命は取
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

フェリーニに「8 1/2 」あり。

ベルイマンに「ファニーとアレクサンドル」あり。

トリュフオーに「大人は判ってくれない」
あり。

そしてスピルバーグに「フェイブルマンズ」
がついに生まれた。
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スプラッシュ(1984年製作の映画)

5.0

このトムハンクスの若いこと!
ダリルハンナも究極可愛いかった。

1984年、大学4年の私は最終面接で東京に向かい、最終社長面接で「君は我が社に入ったら何が出来るかね?」と聞かれ、
「私はこの会社の潤
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みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

3.9

ひたすらリマスターされた映像が美しい。

ひたすらタイトルにもなつているエルビラマディガン(🟰ピアデゲルマルク)が美しい。

彼女は見事、カンヌ映画祭で主演女優賞を受賞した。

彼女に惚れたおして、子
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

4.5

いまだに、バッドマガジンズとバイバイしてないスケベ瘋癲ジジイの私としては、とても沁み入る良き映画でごあした。

私事、1985年福武書店(今のベネッセコーポレーション)に入社したが、希望の出版部門では
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ジョーダンピール監督作って、絶対面白いよね。
というか、絶対「不穏」よね。

「ゲットアウト」も、「アス」も、おもいっきり「不穏」で、「不気味」で、でもおもいっきり魅入ってしまう監督の手練手管が充満し
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.2

ぺドゥナ、大好き宣言。

たぶん、初ぺドゥナは日本映画で「リンダリンダリンダ」わぁ、何この子めっちゃいい。

次は「空気人形」彼女にしか出せない空気感を見事に出し切るやないの。

そっからはやっとお国
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十戒(1956年製作の映画)

3.9

少年時代、なぜかチャールトンヘストンが大好きだった。
1975年の、センサラウンド方式で映画館が揺れてるように感じる「大地震」くらいしか観てないのに。

「黒い絨毯」という、1954年の人喰い蟻(あり
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アネット(2021年製作の映画)

4.0

レオンカラックスといえば、1991年の『ポンヌフの恋人』
『ポンヌフの恋人』といえば、今は亡き大阪三越劇場で観た思い出。

大阪三越劇場といえば、東京有楽町にあったシネシャンテと同系列のミニシアター系
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

事前情報が全くなく、
ないのに、観た人々が様々に戸惑いや感動を語り、
さあどうしたものかと思ってたジジイ。

生徒が観たと。
とても良かったと。
ならば観るぞと。

生徒はワンアドバイスだけくれた。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.5

「ベルファスト」はケネスブラナー監督の魂。
「ジョンレノンの魂」が、ジョン魂と呼ばれて永遠になったように、ベルファストは、ケネスブラ魂だ。
みんないい。お父さんも、お母さんも、主人公のバディも、お兄ち
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

恋に落ちたシェイクスピア、
パルプフィクション、
キルビル
グッドウィルハンティング、!

全て映画館で観た人生のベストレベルのこれらの作品は誰がプロデュースしたのか。

ミラマックスのハーヴェイワイ
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いとみち(2020年製作の映画)

4.5

久しぶりのレビュー。

夏休みに20本映画を観ました。

脳内ですが、フランスノルマンジー(特攻大作戦)行ったり、
韓国(別れる決心)行ったり、
ポーランド(札束と寝る女神たち)行ったり、
アメリカ(
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

4.0

夏休み特別編〜淀川長治さんに愛を込めて〜

はい、みなさんこんにちは。またお会いしましたねえ。
今日は、とても楽しい楽しい、そして笑えて笑えて、あたたかい気持ちになる映画をご紹介しましょうね。
チケッ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

すっごく面白かった。
すっごくわたしは最悪やないよ、わたしは素敵よ、と思った。

けど、
500日のサマーは今や大御所になった当時新進気鋭のマークウェブ監督(男性)が、これまた若かりし日のジョセフ・ゴ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

こんなに痛い映画は初めてだ。

こんなにバイオレンスなのに、女性監督が紡ぎ出した映画を観たのも初めてだ。

カンヌ映画祭って、アカデミー賞のアカデミー会員たくさんたくさんで賞を決めるのと違って、その年
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

5.0

おかげさまで、この冒険活劇・活動大写真・
クリフハンガーを、かつて『インディジョーンズ最後の聖戦』先先行オールナイトで観た想い出の地、新宿歌舞伎町の大画面で観ることができました。

感無量。

007
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

2013年、「それでも夜は明ける」でプロデューサーとしてアカデミー作品賞を受賞した、みんな大好きブラットピット!

「バーンアフターリーディング」と双璧のアホバカ映画にも全力楽しそうに出るから素敵やね
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.5

ウエディングハイは、『勝手にふるえてろ』や『私をくいとめて』綿谷りさ2作品のメガホンを取った大九明子監督と、バカリズム脚本という夢のコラボレーションがそもそも凄すぎる。
か、つ、篠原涼子を主演に、中村
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.6

深く深く感動し、涙が溢れました。

泣き虫じいさんの私は、映画を観てすぐ泣きますが、この映画の涙の成分は、家族愛だったり、人間の存在意義だったり、巨大企業の欺瞞への怒りだったり、。

『はじまりのうた
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.9

ハンスリュカスて、誰やねん!?

ゴダールの別名やと。ふーん、、。

『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』『ウイークエンド』などでヌーヴェルバーグのトップランナーを突っ走って、政治の季節に突入すると商業
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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

2.1

いつも基本的に、淀川長治チルドレンとして

”私はまだかって嫌いな人に逢ったことがない” マインドをもってして、

褒めるスタンスで映画を観てきたわたし。

でもこの映画はあかん。ビートルズの勇姿はお
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

PTA祭り、とりあえずいったんのラストを飾るのは、『リコリスピザ』なり。

マグノリアや、ゼアウィルビーブラッドのハイテンションとは隔世の感のある本作をどう読みとろう。

もう、それはPTAと、フィリ
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.2

PTA(ポールトーマスアンダーソン)祭り、
第二弾は、ジェームスディーン『ジャイアンツ』の『石油!』の牧歌的堀削シーンを遥かに凌駕する石油デタド〜ど迫力で圧倒される。

ダニエル・デイ🟰ルイスってごっ
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.1

これより、PTA(ポールトーマスアンダーソン)祭りを開催いたします。

マグノリア→ゼアウィルビーブラッド→リコリスピザ祭りでございます。

187分の大長編なのに、たった一日のドラマって普通ないよね
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X エックス(2022年製作の映画)

3.9

ズバリ、我が映画仲間のS子さまのレビューを観て、基本唯一の映画NGジャンルのホラーを恐る恐る観たわ、た、し。

いや、オモロー!

ミア・ゴスがよき!
シャイアラブーフの嫁かいな!(お別れになっており
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