みきわめとおる

バレンタインデーのみきわめとおるのレビュー・感想・評価

バレンタインデー(2010年製作の映画)
3.9
スーパーオールスターキャストとはこの映画のことですよね!

本作のゲーリーマーシャル監督作品「プリティウーマン」でスターダムを駆け上がったジュリアロバーツが、ブラッドリークーパーと恋なのかしらと思いきやの、意外な展開。

この映画の4年前、「プラダを着た悪魔」で大ブレイクしたアンハサウェイがまさかのビッチかのキュートで魅せる。

タイトルロールで大物スターを尻目にいきなり登場したわりには、見せ場もなくほのかに登場する一番旬な時期のジェシカアルバ。

この映画の中で最もレスペクトされるべき大女優、シャーリーマクレーンのまさかの告白。

とことん恐ろしい男を追い詰める女、「ミザリー」でアカデミー主演女優賞を獲ったキャシーベイツの信じられないまでの脇役。

スーパーモテ男、ジャスティン・ティンバーレイクの現在に至るまでの奥様、ジェシカビールが男にモテない同盟の幹事を演じるパラドックス。

ベンアフレック夫人で夫唱婦随ハッピー人生かと思いきや、結局別れたジェニファーガーナー。

そ、そして極めつきは、テイラースウィフト二十歳の無駄遣い!
ハイスクールミュージカルの明るいヤンキーガール炸裂の可愛いたるや!

ちゃんと歌もこの映画の為に作ってエンドロールで流れています。

あ、今やっとわかりました。この映画はオールスターキャスト映画ではなく、
オールウーマンスターキャストのグランドホテル映画なのでした。

全ての男どもは、全ての女性の前に跪くのだ、という教育映画でした。

まる。