億千さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

億千

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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

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本業がダンサーというのは存じ上げていたけれど、俳優業ばかり追っていた田中泯さん。泯さんのダンス初見が映画とは贅沢な、と映画館へ。
場踊りって言葉を初めて知った。勿論拝見したのも初めて。環境や場所、観客
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな西島さんご出演の作品だったので以前から観たいなぁと思っていたのですがコロナ蔓延も著しく遠くの映画館まで観に行くことを躊躇して数ヶ月…。

そんなこんなしていたらアカデミー賞にノミネートされ、上
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フリーソロ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

職場の人に、こんな映画あるんですよーって教えてもらって、BSでやってたのが録画されてたから取っておいて、鑑賞。

その時に「命綱なしで登るんですよー」って教えてもらってて、それは本当にそうだったけど、
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

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あらすじを読んだ時に抱くおおよそのストーリー予想をいい意味で裏切られる映画が好きだし、この映画はその好例であると思う。

過去と現在を行き来する構成でアランの人となりを少しずつ解き明かしていって、それ
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私は告白する(1953年製作の映画)

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そういうことかぁ〜!が分かるたびに、じゃあ詰みじゃん?と絶望していくお話。

ヒッチコックの奇妙なちょっとイっちゃってる人の描写が秀逸すぎる。それでいて、そういう人物に対して視聴者が同情の余地を持った
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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原作もアニメも観たことなく、前情報として得ていたのは、

・領域展開を知らなくても大丈夫
・原作の前日譚だから、むしろ導入部分
・緒方さんが主演
・緒方さんが主演
・緒方さんが主演

ということだけで
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

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まだ近親者を大病で亡くしたことがなく、自身もその経験がない私は、感情移入というよりも、私だったら、もし私の身近な人だったら、という見方を終始していた。

セリフがとても哲学的で、暗くなりすぎず、でも静
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

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ヒトラーが絵のセンスなくて芸術家に対して劣等感を抱いていたことや、美術品が相当数略奪され、それを戦後に回収していったことは知っていたけど、戦争中に前線で美術品の捜索をしていた人たちがいたのは知らなかっ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

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藪の中の語源は芥川の小説だったのか。恥ずかしながら知らなかった…。

杣売りの証言による再現VTRの時の2人の戦いがへっぽこ過ぎて、その後に多襄丸の再現VTRを見直すと、自分がものすごい攻勢で戦ったよ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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ミュージカルである意味が全く無かった。
かと言って、ストーリーだけで保たせられるかといわれるとそうでもなかった。

久しぶりに時間返せと思った映画。

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

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オードリーANNで若林さんが折に触れて名前を出されていた作品。録画されていたので鑑賞。

最初、トウモロコシ畑で声が聞こえて来た時には、この映画大丈夫か?!と思ったけど、もうね、中盤には奥さんの家族に
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イースター・パレード(1948年製作の映画)

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思っていた流れとは違ったけど、むしろあの頃のアメリカならこういう映画なのは当たり前か。

華やか&ほっこり。

ジョニーと、あのレストランの給仕に幸あれ。

MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

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黒澤監督と三船さんの軌跡を辿ることは、日本映画史を辿ることになるのだなぁ。

親交のあった方々から語られる三船さん像を聞くたびにますます好きになる…。
晩年、テレビドラマをやるようになった頃には、その
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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何食べって、劇場で見るもんじゃなくて家でニヤニヤモダモダしながら見るもんじゃないのぉ?パブリックな場で見るもんじゃないんじゃあないのぉ?

と、思っていましたが、間違っていた。
映画館で観て良かったぁ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

レアが○代目ボンドガールに選ばれた前作から、レアが出るなら観たいけど、007シリーズいっこも観たことないからなぁ、どうしようかなぁ…と思いながら見送り続けてきた結果、新作が公開され、更にそこにラミ・マ>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

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大画面で侍が見たいと思って鑑賞。

元々新撰組はそんなに贔屓にしてないので、感情移入することもなく淡々と観られました。
ただ、やはり岡田准一氏を筆頭に、殺陣がすごかったので、それだけでもやはり観る価値
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生きる(1952年製作の映画)

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アナログ放送時代の録画が実家にあったので鑑賞。
所々セリフが聞き取れなかったり、このシーン長くね?!と思ってしまったりして集中が途切れたところもありましたが、それは私の鍛錬が足りないだけなので作品は何
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤバいなぁぁぁ〜!!これは三船敏郎の演じた好きな役ランキング1位更新かもしれん…!!
三十郎もめちゃ好きなんだけど、今作の真壁六郎太も負けず劣らず…!!

隠し砦にいる盗賊か何かの話かと思っていたが全
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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トーキング・ヘッズといえばジョジョのスタンドの方が先に思い浮かぶ程のにわかですが、この映画で得たのはまさしく黄金体験…!!

ニコニコわくわくして自然に身体がちょっと動いてしまう!気兼ねなく大手を振っ
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赤ひげ(1965年製作の映画)

5.0

うちでBlu-rayに落としてたけどずっと観てなかった作品。午前十時の映画祭でしてくれるのなら観に行かない手はない。

結論、最高でした。

養生所を縦軸に、患者さん個々のエピソードを繋いで織りなすス
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

佐久間さんがラジオでお薦めされてたので。

スカッとする逆襲劇とは全然思えず、ただただ悲しい…。
分からなかったのは、アメリカは女性が朝帰り風に一人で歩いていたり、車で道を塞いでいたりしたら、あんな性
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座頭市物語(1962年製作の映画)

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熱かった…!

もっと大人数相手の大立ち回りがあるのかと思っていたけど、滅茶苦茶正統派な一騎討ちだった。
市さんの存在そのものが怒りの体現のようで、そんな人が見せる優しさはすごく魅力的。筋の通し方が格
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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舞台挨拶中継上映回鑑賞。是非呉への凱旋お待ちしています!

【ストーリー】
前作よりも分かりやすい。ストーリーというか、人間関係図がシンプルになった分、個々の俳優の演技や雰囲気にのめり込みやすくなって
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

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当初は完全に田中泯さん目当てでしたが、全てのキャストが素晴らしかった。
北斎は、この間北斎漫画展を見に行ったので、庶民の姿を描くシーンでは思わずニヤニヤしてしまいました。

予告を観ただけだと、単に北
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

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連日雨が続くので。

雨の陰鬱さなど関係なしのハッピーミュージカル映画。時計じかけのオレンジの印象が先に植え付けられていたのを、ちゃんと本家を鑑賞したことで払拭しました。

楽しかったんだけど、最後だ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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雰囲気はすてきだったけど、前半、感情の部分は置き去りに見えた。
後半に怒涛のように気持ちが溢れてきてて、雰囲気でいくなら最後までそれで通して欲しかったかな…。主役2人は雰囲気重視なのに、弄ばれる女の子
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老人と海(1958年製作の映画)

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純文学というものは、映像化を野暮だなと思わせると同時に、野暮だと思われる映像化を通してでも、その気高い空気感や崇高さが伝わってくるものなのだなぁ。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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勝手に海外の映画だと思っていたので、エンドロール見てびっくり、更にキャストとスタッフがほとんど同じ名前で埋め尽くされていて二重にびっくり。

最初はやっぱり、これだけの細かい動きを1コマごと撮影して、
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ボヘミアン・ラプソディ ライブ・エイド完全版(2018年製作の映画)

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この間の金曜ロードショーも録画してあったけど、その後にHuluに上がっていた「ライブ・エイド完全版」。完全版と言われればそれはこちらを観るでしょう。

クイーンの曲がめっちゃ格好いいのは勿論知っていた
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ファーザー(2020年製作の映画)

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こ、れ…はっ…しんどい…。
こんな体験型の映画だとは思っていなかった…。

ホプキンス氏よ…もう何も言えません…素晴らしかったけどあなたの演技力がしんどさに拍車をかけていました…。

認知症のケアにあ
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

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本がぎっしり詰められてる棚を見るだけでワクワクするなぁ〜。

変態的なまでに本を愛する人たち。
ネットの普及、電子書籍の誕生に憤ってはいたけれど、本は死なないと確信しているんだなぁ。

本が人と人を繋
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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原作を読み直してから鑑賞。
近所がロケ地だったりして、違う角度で楽しんでしまった。
原作からの改変が中々に多かったので、続編の映画はどうするんだ?と思っていたら、それはオリジナルストーリーなんですね。
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マトリックス(1999年製作の映画)

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やはりメジャーにはメジャーたる所以があるのだから、食わず嫌いせずに見ておくのが吉なのだなぁ。

「よけてみな」は格好良すぎるだろ。

ノマドランド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ファーンは一体どこへ辿り着くのだろう?と思って観ていたけれど、終盤の、ノマドには別れがない、「さよなら」じゃなくて「いつかまた」と言って挨拶をする、そして実際にまた会える、という台詞ですごく納得ができ>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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横スクロールで動いていく映像が、風景画の絵巻のようでとても綺麗でした。

美しい風景と、家族の現状の乖離が何とも言えず…。綺麗な景色だけでいいよ…人間いらないよ…と思いさえしたけれど、エンドロールでそ
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Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼(2007年製作の映画)

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自分では選ばなかったであろう映画。同僚がDVDを貸してくれた。
サイコキラーの話なのにリズムがゆったりで、何度か寝こける。

殺しが2年ぶりというのは単にサムプリントキラーとしての犯行が2年ぶりだとい
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