叫ぶ豚。
群れるガチョウ。
集るハエ。
吠えるロバ。
食らう鷹。
食われる大蛇。
人間を含む村の動物達のいずれもが落ち着きがなく、国境でも近いのか戦線の真っ只中で、休戦と戦闘の繰り返しに巻き込まれて>>続きを読む
なんともベーシックな味わい。
フォートナム&メイソンのアールグレイをウェッジウッドのカップで頂くかのように。
絶叫上映でなくてアフタヌーンティー上映なんてよろしいかも。
朝ドラのようなお話ですから、イ>>続きを読む
中島貞夫監督
野上龍雄脚本
エネルギッシュ完全保証!
と思いきや、残念ながら…
しかもタイトルに偽りあり!
旭の声は音楽のように耳に心地良いけど、人物造形弱め。
アッパー渡瀬恒彦のアポロキャップや派>>続きを読む
ブハハハハハハッ!
瑛太のゲス笑い以外は凡庸で、無駄に長い。
偽悪の枠にハマってるようでもあるし、その様式美を楽しむ事も出来るかもしれない。
爆音デトロイトテクノと岡本太郎作品のコラボ、瑛太の雄叫>>続きを読む
「リング」、「女優霊」の脚本でおなじみの高橋洋監督作品。
ある女優が主催する映画学校の卒業制作。
そして実際に高橋洋を講師とするスクールの生徒たちとのコラボ作であるという。
カメ止めとは真逆の不穏>>続きを読む
韓国版未見。
世代はズレてるんだけど、俺も女子高生なりたい!
ともさか最高。
篠原涼子はアンフェアでなく元東京パフォーマンスドールとして見れば感慨ひとしお。
池田エライザの無理目感堪らん。
20>>続きを読む
「脱獄広島殺人囚」
「暴動島根刑務所」
そして本作。
松方弘樹"刑務所シリーズ三部作"の最終作は、監督も脚本も変わり、奇天烈アクション度数は控えめ。
「脱獄広島殺人囚」のキャスティングの延長で松方>>続きを読む
公開時以来17年ぶり。
当時は香港駐在で、すっかり映画から離れていたものの、「ブルー・ベルベット」の衝撃よ再び!と意気込んで観た。
映画脳もすっかり退化しており、例のオッサンとナオミ・ワッツのGが今や>>続きを読む
ダリオ・アルジェントが監督デビュー前に脚本を手掛けたマカロニ・ウエスタン。
監督で主演のロベール・オッセン始め製作陣はフランス人中心だったらしい。
西部劇弱者ですが、
公開中の「ウインド・リバー」、>>続きを読む
最近巷で流行りの逃走劇。
暴れる→捕まる→逃げるの無限ループ。
そして獄内殺人。
あれよあれよと伸びる刑期。
それぞれの罪状と刑期のバランスが悪く可笑しい。
行き当たりばったりだが恐ろしくバイタリ>>続きを読む
定期的に体が求める大映作品。
増村作品もそろそろ半分近く網羅しただろうか。
アヴァンタイトルのキレ!
ライティング、エロス、クライム、タイトル位置。
若尾文子様の着崩した首筋とデコルテから漂う色香>>続きを読む
Talking Heads
「once in a life time」
https://m.youtube.com/watch?v=5IsSpAOD6K8
好きなこの曲が使われていた予告編。>>続きを読む
1964年まだ無名だったブルース・リーは
少林拳の達人ウォン・ジャックマンと対戦
欧米人に対しカンフーを教えたリーに
ウォンは罰を下そうとしたと多くの人が信じている
この映画は二人の対決に着想を得た>>続きを読む
香港島と九龍半島を結ぶ海底トンネル。
香港駐在時に何度車で潜ったことか。
もし穴が空いたら?なんて妄想はここを通る度にわき起こる。
監督はアンソニー・ウォンと「人肉饅頭」筆頭に極悪三部作を世に出した>>続きを読む
予告編ではマイケル・ファスベンダー主演のヒップな痛快クライム物と期待が高かったのだが、公開後の評判は振るわずスルーしてしまっていた。
「鹿殺し」で若手キモメン俳優としてブレイクしたバリー・コーガン君>>続きを読む
『カントリーサイドの憂鬱が生むノワール』
入江悠監督が生涯テーマとする題材。
イヤミス原作に頼らず、渾身のオリジナル脚本。
遺産相続、アウトレットモール建設、外国人差別、自警団など、プロットの設定か>>続きを読む
イザベル・ユペールの娘、ロリータ・シャマ主演。
子役デビューの後、舞台や映画の世界で細々と活動は続けているらしい。
昨日観たマリーヌ・ヴァクトの美しさの後では、あまりに地味なルックスながら、ハスキーな>>続きを読む
フランソワと言えば、カープが誇る剛球左腕。
ドミニカカープアカデミー出身で来日四年目にしてようやく今シーズン開幕後に育成枠から6年契約で選手登録され、左腕から繰り出される150キロ超えのストレートで、>>続きを読む
ジョン・クラシンスキー監督は主演のエミリー・ブラントと結婚、作中でも夫婦を演ずる。
子役には『ワンダー』でのイケメンぶりが話題になった ノア・ジュプ君と『ワンダーストラック』で科白が無い中で渋い演技を>>続きを読む
飛行機のちっちゃい画面で見るなんて俺アホ〜。
大スクリーンで観なかった事を激しく悔やみました。
ロックとゴリラのバディ物。
荒唐無稽と笑ってられない熱量にやられましたよ。
ちびっ子が漏れなく映画館>>続きを読む
フォロワーさん平均値4.1。
あれ?乗れない。
なんでだ⁈
キャスティングにワクワクしない。
桃李パートは良い。
あ、死んだ。
桃李覚醒。
あ、終わった。
オンタイムでスクリーンで観てない時点で>>続きを読む
不穏な室内空間に黒沢節炸裂。
溢れる70年代ホラー映画オマージュ。
音楽の安っぽさは故意なのか真剣なのか。
元力士の殺人鬼、富士丸を演ずるは今をときめく松重豊。
画面が暗くなかなか姿をはっきり映し出>>続きを読む
『ミルマスカラスのビバ!ルチャシネマ✖︎2』という謎の二枚組にされてる本作。
1,000レビュー目の前作の続きのようで、まさかのテーマ曲使い回し。
オープニングも少しメンツを変えて空き地を疾走してます>>続きを読む
1,000レビュー目は塾考に塾考を重ね、この一本にさせて戴きました。
"千の顔を持つ男"ミル・マスカラスも出演するルチャドールムービー。
私が幼き頃に百円玉数枚を握りしめ、近所のレコード屋"クレ>>続きを読む
1000レビュー目はキリ番にちなんで、何にしようかと思案に思案を重ねました。
大映映画、若尾文子に京マチ子、増村保造監督作、これなら間違い無かろうと事前にDVD購入していましたが、1000で千羽鶴では>>続きを読む
幻想的なオープニングと人魚達の唄から一転、聞き覚えのあるベースラインが。
まさかとは思ったがこの曲!
https://m.youtube.com/watch?v=5mYzzDou1Hk
ジミー・サ>>続きを読む
妹の葬式のため、遠い故郷に息子や孫と向かうことになった老婆。
出自を忌み嫌う彼女。
しきりに耳元に掛かる髪を気にする。
地元民族の言葉も忘れた振り。
頑固な婆さんというより思春期の少女のよう。
そして>>続きを読む
小林勇貴監督、『孤高の遠吠』前作にあたる中編。
ヤツラの世界の"やったりやられたり"に居ても立っても居られないような深刻さが無いのは、なにも役者が素人揃いだからではないと思う。
我々の仕事でも、問題>>続きを読む
『全員死刑』の既視感には落胆させられたけど、小林勇貴監督に期待してたものを、安っぽいiPhone動画とBGMで洪水のように浴びせかけられる。
いちいち調べないけど、『孤高の遠吠』のマジモン素人さんが>>続きを読む
二日前に早稲田松竹の『青いパパイヤの香り』を観ようと向かったら台風で休館!
今日までの上映で何とか再トライしたかったのだけど、盆前で客の丸投げ攻撃もあり、間に合いそうもなく断念。
レイトはこれしか時間>>続きを読む
お仕事ムービーにして、ファミリーアフェアの機微に感情も揺れる。
仕事は辞めるな。
そこそこの仕事を安売りさせるな。
人のふり見て我がふり直せ。
一見さんが多そうな日比谷のレイトでピュアに笑えて良か>>続きを読む
香港物、もいっちょ。
ヒマラヤから北京原人、という意味不明は置いといて、一切のタメもなく、開始早々に巨大原人が土人の村を襲撃!
それを香港人の好事家が一攫千金狙いで捕まえたろう、というお話。
香港>>続きを読む
香港物続けます。
太極拳にまつわるお話を一つ。
朝も早よから爺様婆様が公園に集まって太極拳に勤しむのは何故か。
健康のため?
大陸時代からの伝統?
否。
住宅事情の悪い香港では、大家族がプライベート>>続きを読む
香港駐在時にSARS禍に巻き込まれた。
道行く人は全員マスク装着、中にはガスマスクを装着する者も。
本社からは100均で買ったようなマスクと除菌ティッシュが送られてくるのみで憤慨。
別ルートで3Mのマ>>続きを読む
半年ぶりの香港出張を前に。
邦題で勝手にシリーズ物かのように括られた作品群の中ではツマラナイ方に入るのだが、マイケル・ホイが見れれば満足。
フィリピン航空のシークエンスから一気にスパークするので、>>続きを読む