ホアキン主演で音楽はレディオ・ヘッドのジョニー・グリーンウッド。
昨年見逃した中でもプライオリティの高い作品のうちの一本。
のっけから、全く集中出来ず…
スクリーンならどうだったろう⁈
個人的には音>>続きを読む
ボウイは素材ではない。
存在そのものが完璧だから余計な装飾は邪魔でならない。
ニコラス・ローグのクドさにはウンザリ。
それでも、薄汚れたブルー杢のロンTですら絵になるボウイの七変化は、ただ一箇所凡庸>>続きを読む
オーストラリアの大地に触れ、アボリジニの生活に魅せられたであろうニコラス・ローグ。
ただ、初期衝動期を過ぎた頃から、自らの変えようのないエゴが鎌首をもたげ出したのではないだろうか。
オープニングから>>続きを読む
誰しもがこのジャケから多くを期待する事はないと思う。
映画はまずオープニング。
八割がたここでハマるかハマらないかは決まるし、最初こそ良かったものの続かない作品も多い。
本作は昨今流行っていると言え>>続きを読む
年明けてから新作を見ておらず「サスペリア」まではゼロでいこうと計画。
本日午前中の商談でふと本作か話題に出たため、縁を信じて急遽カリテ最終日レイトへ。
新作映画1本目はこれになりました。
〜〜
前>>続きを読む
分かりやすいアングルが仕掛けられ、凶器攻撃を駆使した血みどろデスマッチ。
良識は捨てリングに上がろう。
凶器の種類も出すタイミングも使い方もレスラー次第。
江戸、大正、昭和と舞台を変えたオムニバス>>続きを読む
「ストライキ」労働者の叫び
「戦艦ポチョムキン」民衆の団結
「十月」蜂起から大団円へ
ソヴィエト連邦の成立に至る革命期の動乱をおそろしくダイナミックに描く。
無論プロパガンダ。
だが映画藝術に対す>>続きを読む
蛆のたかる肉。
日本で捕虜になってる奴だってもうちょいマシなモン食ってるぜ。
国内では革命の火が灯り始めてる。
人はパンのみに生きるにあらず。
スープを拒否した水兵達の反乱。
腐った肉は身体だけでなく>>続きを読む
10年後の香港を描く「十年」は2025年設定だったが、本作はその百年前。
昨今ストライキもサボタージュも身近な言葉では無くなっているが、雇用形態の変化や安い労働力の利用方法が巧妙に張り巡らされている>>続きを読む
99年作品、待望のDVD化。
池脇千鶴は97年に"三井のリハウス"オーデイションで市川準監督に見初められたらしい。
初主演映画ながら、現在と全く変わらないオーラを放ち、カメラ目線を何シーンも収めたく>>続きを読む
是枝プロデュースの日本版「十年」は期待外れだった。
現在進行形を全く捉えてないから、
十年という遠いようで近い未来にこんな風だったらヤじゃない⁈
という呑気さが横溢してたのだ。
香港やマカオの中国返>>続きを読む
先日香港駐在時代に絡みのあった人達と呑んだからか、新作コーナーで無意識に手にしていた。
ふと広東語が聞きたくなった。
香港映画らしい外連味はほぼ無し。
調べてみれば、監督はマレーシアの人らしい。
面>>続きを読む
昨年見逃した作品を回収するこの時期。
予告編で気になっていた本作。
説教じみてて説明がくどい。
踏みつけたものは何かを、観る者にじっくり考えさせねば。
終盤のドラマパートと安い音楽に、何を延々と見せ>>続きを読む
オープニングクレジットに痺れる。
行ごとにすべてフォントが異なる。
ガキ共にもそれぞれ異なる人生があるんだぜ。
先に見た「BPM」に続いて奇しくもHIVを扱っており、BPMの時代に撮られ舞台はNYで>>続きを読む
ディベートのシークエンス含めセミドキュメンタリーかのようなタッチ。
扇情性を抑えて、この時代に直面していた問題を炙り出すには言葉を端折らずに長尺で見せる必要があったろう。
近い将来に命の危険が迫る。>>続きを読む
「1000年刻みの日時計」の巻末に収録。
1987年夏、京都市の外れ大阪ガスタンク跡地で、"アジアの巷こんにちわ"なるイベントが行われたと言う。
そこで、「1000年刻みの日時計」専用の劇場千年シア>>続きを読む
日本のドキュメンタリー映画の洗礼が「ゆきゆきて神軍」であるという方は多いだろう。
かく言う私も、評判が評判を呼んだ公開数年後に大阪のミニシアターで衝撃を食らったくち。
疾走プロダクションの原一男に流>>続きを読む
ブラウン管から、スターリニズムの台頭や新型兵器の恐怖が訴えかけられる。
そんな時代の霊媒師エリーズのエピソード1を絡めたプロット。
監督は、強烈なBBAホラー「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」の>>続きを読む
千姫に美空ひばり、豊臣秀頼に錦之介を置く。
なんとも違和感しか感じぬ配役。
物語は意外にも大坂の陣の終焉から始まり、錦ちゃんは序盤20分で退場。
どのような物語になるかと不安を煽る。
東野英治郎の威>>続きを読む
戦争と平和。
暴力と友愛。
正常と異常。
ケとハレ。
祝祭的空間を見事に描き切った名作。
ホドロフスキーとも、フェリーニとも異なる、かと言ってフランス人ならではのスノビッシュな切り口とも異なる。>>続きを読む
30年のお付き合い(内27年は殆ど聴いてない)コレクターズの昨年公開ドキュメンタリー作品が素晴らしかった川口潤監督。
小説にしろ映画にしろ、ライブシーンなどロックの要素をスパイスにしている作品に触れ>>続きを読む
ルイス・ブニュエル初スクリーン鑑賞。
帰省する際に新幹線の予約が遅い時間しか取れず、地元京都で久々の映画。
中高時に通っていた映画館は全て閉館し、同じ場所にシネコンが一軒鎮座するのみ。
ミニシアターを>>続きを読む
新年一作目は、恥ずかしながら不勉強なフリッツ・ラング作品から始めさせて戴きます。
戦時下で、しかもハイドリヒ暗殺直後の製作。
サスペンスフルな脚本、キャスティングの妙、影の演出、結束を呼びかけるスト>>続きを読む
「万引き家族」の前に見ておくべきだった。
是枝演出による子供達の対話。
母親とはとても言えないYOUの言動が異物のようだ。
羽田空港、羽田に向かうモノレール。
誰も知らない。
どこにも行けない。>>続きを読む
若松孝二がらみはだいたい苦手。
free jazzと軽妙なノワールのアンサンブル。
表現者の自意識が見え過ぎると、のめり込めない。
この街どこ?
サンセット大通り?
あ、そうなんだ。
iPhone撮影の色合いにより、我々がなんとなくイメージするロスと重なり合わない。
無駄に明るいらわけでもなく。
無駄に犯罪の匂いが鼻腔を刺激しま>>続きを読む
製作:永田雅一プロダクション
南無妙法蓮華経。
亡くなったお婆ちゃんが寝言で御題目を唱え出す環境で育った身には充分興味深い。
松竹作品だが、萬屋一門に、東映勢、旧大映勢も加え豪華キャスト。
とに>>続きを読む
2018スクリーン鑑賞は、縁起でもないタイトルで締める事になりました。
山本周五郎原作。
「切腹」の小林正樹監督。
中洲に鎮座する深川安楽亭に巣食うアウトローの人情ノワール。
白黒の陰影が美しく、>>続きを読む
「カメ止め」上田慎一郎監督の初長編なんですと。
会話劇と言えば聞こえが良い。
序盤から興味のない議論を延々聞かされるのはかなりキツイ。
つまらん呑み会に参加する事になった時、
ああ確実に後2時間弱>>続きを読む
フィリピン🇵🇭発。
原題ネオマニラ。
パッケージのようなアクション映画ではなくノワール。
リアリティ重視なのか演出は控え目。
どうにも視点があちこちにブレるのが惜しい。
ラヴ・ディアス先生の薫陶を>>続きを読む
撮ってる方はオモロイかもしれん。
関西なら関西で言葉だけはきちんと統一して欲しい。
あ、京都出てきた。
全然活かせてない。
カープから讀賣にFAしやがった丸佳浩似の男前が出演。
中盤までは、来年のカ>>続きを読む
誕生月割てことで昨日観に行った映画があまりにしょうもなくて、帰りGEOに寄った。
新作に曽根中生の83年度ヒット作が!
DVDがようやく発売されたのか。
のっけからストリート・スライダーズのライブ!>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前フリが長い。
苛々させられてるのだろうが、意図が浅い。
テーマ性なんて、はなから無いのは大いに結構。
だったら、半端なドラマを挟むなって。
じわじわ来ているオカルトブームに新たなエンタメ性の乗っ>>続きを読む
オープニング。
渡瀬恒彦演ずる学徒兵陸軍軍曹が復員し、女の元に帰還。
女はどうやら体をひさいで生活している。
その姿を目の当たりにして煩悶とする。
しかも相手は黒人。
それだけならまだ良かった。
赤ん>>続きを読む
人の命を繫ぎ留めるロープ
それを断つこともできるロープ
あちこち傷んで容易に切れてしまったロープ
強靭で堅牢なロープはどこにある?
二台の車に五人。
一昼夜あっちゃこっちゃへ。
何か起きそうで何も起>>続きを読む
男の思春期てえのは、いかに単純で直線的で取るに足らないものかと嫌になる。
女性の変態の摩訶不思議。
未だに女の事を何もわかっちゃいない。
気付いたら歯をギリリ食いしばって画面を見つめていたさ。
自>>続きを読む